エンデューロ世界選手権
エンデューロ世界選手権(エンデューロせかいせんしゅけん、Enduro World Championship )は、モーターサイクルによるモータースポーツ。国際モーターサイクリズム連盟(FIM)が主催する、ヨーロッパを中心に世界を転戦するエンデューロ世界選手権大会。
歴史
1968年から行われていたFIMヨーロッパエンデューロ選手権にとって代わって1990年に世界エンデューロ選手権として開始する。ヨーロッパ選手権は1993年にヨーロッパモーターサイクルユニオンが遅れて再始動した。世界選手権は1990年から1993年にかけて6クラスが行われたが、後に80ccと500ccの2ストローク選手権が中止となった。シリーズは400ccにとって代わって新しいクラスである250cc4ストロークと350ccを見てから、1998シーズンまでに125cc、250cc、350cc、500ccの4クラスで続けられた。1998年には全てのラウンドにおいてオーバーオール選手権に向けて数えられ、2004年までに続けられた。
コンペディションクラスは2004シーズンから改定された。クラスの数は3つに削減され、2ストロークと4ストロークは同じクラスとなった。新しいクラスはEnduro 1(E1)、Enduro 2(E2)、Enduro 3(E3)に改称した。2005シーズンからEnduro Junior Class(EJ)が追加された。ジュニアクラスは元々は21歳までとなっていたが、後に23歳までに変更された。女性ライダーのクラスとして2010年にEnduro Womenが開催された。
ポイントシステムにおいて各クラスから15人の最優秀ライダーが獲得したポイントにより、20人の中から優勝者、17人の中から準優勝者、15人の中から3位入賞者が決定する。2004シーズンからは20人の最速ライダーが獲得したポイントで各クラスにおいて15人の中から優勝者、22人の中から準優勝者、20人の中から3位入賞者が決定する。
2007年の選手権はアメリカ、カナダ、ヨーロッパのシックスイベントを含んでいた。2008シーズンにおいて全8ラウンドはヨーロッパで開催された。現在、選手権の主な放送局はユーロスポーツ2である。南アメリカとオセアニアはESPNとFOXスポーツでそれぞれ放送される。
現在のクラス
- Enduro 1(E1) - 100ccから125ccまでの2ストローク、175ccから250ccまでの4ストローク
- Enduro 2(E2) - 175ccから250ccまでの2ストローク、290ccから450ccまでの4ストローク
- Enduro 3(E3) - 290ccから500ccまでの2ストローク、475ccから650ccまでの4ストローク
歴代チャンピオン
優勝者
オーバーオール選手権
シーズン | ライダー | バイク |
---|---|---|
1998年 | Giovanni Sala | 250cc KTM |
1999年 | Petteri Silván | 250cc Gas Gas |
2000年 | Juha Salminen | 125cc KTM |
2001年 | Juha Salminen | 250cc KTM |
2002年 | Juha Salminen | 400 cc KTM |
2003年 | Juha Salminen | 500cc KTM |
2004年 | Juha Salminen | E2 KTM |
ジュニア選手権
シーズン | ライダー | チーム |
---|---|---|
2005年 | Cristóbal Guerrero | Gas Gas |
2006年 | Joakim Ljunggren | Husaberg |
2007年 | Joakim Ljunggren | Husaberg |
2008年 | Thomas Oldrati | KTM |
2009年 | Oriol Mena | Husaberg |
2010年 | Lorenzo Santolino | KTM |
2011年 | Jérémy Joly | Honda |