デイトナ24時間レース

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2007年デイトナ24時間レース

デイトナ24時間レース(デイトナにじゅうよじかんレース、24 Hours of Daytona)とは自動車耐久レースの1つ。フロリダ州デイトナにあるデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開始以来毎年1月の最終週と2月の初頭に開催されている。ル・マン24時間レーススパ・フランコルシャン24時間レースの2レースとあわせて「世界三大耐久レース」とも呼ばれる。

目次

概要 [編集]

デイトナプロトタイプのポルシェ-ライレー、2007年

フランスで行われるル・マン24時間レースの形式を踏襲しており、3人(2008年から4人のエントリーも可能)のドライバーがチームとして1台の車を走らせ、24時間という決められた時間内に最も長い距離を走行したチームが優勝となる[1]。ル・マンと異なるのは、公道を一切使わず専用のサーキットのみを用いる点である。高速オーバルコースというコース上の特性に加え、途中に組み込まれたテクニカルセクションが存在する事から、ストレートの長いル・マン・サルト・サーキットよりもマシンやドライバーにかかる負担も大きいレースである。バンクではマシンに上下方向でのGがかかることからサスペンションのセッティングにも苦心するレースでもある。

1962年に3時間のレースとして始まった。1964年には2,000kmレースに拡張されたが、1966年に現在の24時間レースになった[2]。当初は国際スポーツカー選手権に組み込まれていたが、1973年から1998年まではIMSAの一戦として組み込まれた。その後はグランダムの一戦として組み込まれている。

しかしその後コストの上昇に歯止めをかけるため、2002年シーズン終盤(2004年より本格導入)にグランダムがIMSA-WSCクラスに変わってデイトナプロトタイプという独自規格を導入したため、アメリカン・ルマン・シリーズ(ALMS)のLMPのスポーツカーと全く互換性が無くなってしまった。そのためLMPが出場できるALMSのセブリング12時間の知名度が上昇するのと相対的にこのレースの世界的地位が下がったとも言われる。

名称は数年ごとに変わっており、1991年以降はロレックスが冠スポンサーとして大会名に付いている。また、レースで勝利したチームに同社の高級腕時計が送られる。それ以前はペプシ1978年1983年)やサンバンク1984年1990年)が冠スポンサーだった。

1979年1986年の7年連続はマツダ・サバンナRX-7がGTUクラスで、2008年2010年は3ローターNAを搭載したマツダ・RX-8がGTクラスで優勝している。

1992年にはNISMOR91CPで初出場。初の日本車の総合優勝と日本人ドライバーとして(長谷見昌弘星野一義鈴木利男)の優勝、レースラップ数更新(ただしレイアウト改修前の1982年の最長距離記録4443.334 kmの更新はならず)を果たした。

2006年2007年レクサスライレーが2連勝している。なお、SUPER GTに参戦している紫電は、レクサス-ライレーMK XIのモノコックをベースに製作した車両で、エンジンもデイトナプロト用の1UZ-FE戸田レーシングが改良したものである。

歴代タイトルの一覧 [編集]

開催年 日付 ドライバー 車種
1966年 2/5・2/6 イギリスの旗 Ken Miles
アメリカ合衆国の旗 Lloyd Ruby
フォード・GT40マークII
1967年 2/4・2/5 イタリアの旗 ロレンツォ・バンディーニ
ニュージーランドの旗 クリス・エイモン
フェラーリ・330P4
1968年 2/3・2/4 イギリスの旗 Vic Elford
ドイツの旗 Jochen Neerpasch
ドイツの旗 ロルフ・シュトメレン
スイスの旗 ジョー・シフェール
ドイツの旗 Hans Herrmann
ポルシェ・907
1969年 2/1・2/2 アメリカ合衆国の旗 マーク・ダナヒュー
アメリカ合衆国の旗 Chuck Parsons
ローラ・T70-シボレー
1970年 1/31・2/1 メキシコの旗 ペドロ・ロドリゲス
フィンランドの旗 Leo Kinnunen
ポルシェ・917
1971年 1/30・1/31 メキシコの旗 ペドロ・ロドリゲス
イギリスの旗 Jackie Oliver
ポルシェ・917K
1972年 2/5・2/6 アメリカ合衆国の旗 マリオ・アンドレッティ
ベルギーの旗 ジャッキー・イクス
フェラーリ・312PB
1973年 2/3・2/4 アメリカ合衆国の旗 Peter H. Gregg
アメリカ合衆国の旗 Hurley Haywood
ポルシェ・911カレラ
1974年 オイルショックのため中止
1975年 2/1・2/2 アメリカ合衆国の旗 Peter Gregg
アメリカ合衆国の旗 Hurley Haywood
ポルシェ・911カレラRSR
1976年 1/31・2/1 アメリカ合衆国の旗 Peter Gregg
イギリスの旗 ブライアン・レッドマン
イギリスの旗 John Fitzpatrick
BMW 3.0CSL
1977年 2/5・2/6 アメリカ合衆国の旗 Hurley Haywood
アメリカ合衆国の旗 John Graves
アメリカ合衆国の旗 Dave Helmick
ポルシェ・911カレラRSR
1978年 2/4・2/5 アメリカ合衆国の旗 Peter Gregg
ドイツの旗 ロルフ・シュトメレン
オランダの旗 Toine Hezemans
ポルシェ・935ターボ
1979年 2/3・2/4 アメリカ合衆国の旗 Hurley Haywood
アメリカ合衆国の旗 Ted Field
アメリカ合衆国の旗 Danny Ongais
ポルシェ・935ターボ
1980年 2/2・2/3 ドイツの旗 ロルフ・シュトメレン
ドイツの旗 Volkert Merl
ドイツの旗 Reinhold Joest
ポルシェ・935ターボ
1981年 1/31・2/1 アメリカ合衆国の旗 ボビー・レイホール
イギリスの旗 ブライアン・レッドマン
アメリカ合衆国の旗 Bob Garretson
ポルシェ・935ターボ
1982年 1/30・1/31 アメリカ合衆国の旗 John Paul Sr.
アメリカ合衆国の旗 John Paul Jr.
ドイツの旗 ロルフ・シュトメレン
ポルシェ・935ターボ
1983年 2/5・2/6 アメリカ合衆国の旗 A.J.フォイト
アメリカ合衆国の旗 Preston Henn
フランスの旗 ボブ・ウォレク
フランスの旗 Claude Ballot-Lena
ポルシェ・935ターボ
1984年 2/4・2/5 南アフリカ共和国の旗 Sarel van der Merwe
南アフリカ共和国の旗 Tony Martin
南アフリカ共和国の旗 Graham Duxbury
マーチ 84C-ポルシェ
1985年 2/2・2/3 アメリカ合衆国の旗 A.J.フォイト
フランスの旗 ボブ・ウォレク
アメリカ合衆国の旗 アル・アンサーSr.
ベルギーの旗 ティエリー・ブーツェン
ポルシェ・962C
1986年 2/1・2/2 アメリカ合衆国の旗 アル・ホルバート
イギリスの旗 デレック・ベル
アメリカ合衆国の旗 アル・アンサーJr.
ポルシェ・962C
1987年 1/31・2/1 アメリカ合衆国の旗 アル・ホルバート
イギリスの旗 デレック・ベル
アメリカ合衆国の旗 Chip Robinson
アメリカ合衆国の旗 アル・アンサーJr.
ポルシェ・962C
1988年 1/30・1/31 ブラジルの旗 ラウル・ボーセル
イギリスの旗 マーティン・ブランドル
デンマークの旗 John Nielsen
ジャガー・XJR-9
1989年 2/4・2/5 アメリカ合衆国の旗 John Andretti
イギリスの旗 デレック・ベル
フランスの旗 ボブ・ウォレク
ポルシェ・962C
1990年 2/3・2/4 アメリカ合衆国の旗 Davy Jones
オランダの旗 ヤン・ラマース
イギリスの旗 アンディ・ウォレス
ジャガー・XJR-12
1991年 2/2・2/3 アメリカ合衆国の旗 Hurley Haywood
ドイツの旗 ジョン・ウィンター
ドイツの旗 Frank Jelinski
フランスの旗 アンリ・ペスカロロ
フランスの旗 ボブ・ウォレク
ポルシェ・962C
1992年 2/1・2/2 日本の旗 長谷見昌弘
日本の旗 星野一義
日本の旗 鈴木利男
スウェーデンの旗 アンデルス・オロフソン
日産・R91CP
1993年 1/30・1/31 アメリカ合衆国の旗 P. J. Jones
アメリカ合衆国の旗 Mark Dismore
アメリカ合衆国の旗 Rocky Moran
イーグル・MkIII/トヨタ
1994年 2/5・2/6 アメリカ合衆国の旗 Paul Gentilozzi
アメリカ合衆国の旗 Scott Pruett
アメリカ合衆国の旗 Butch Leitzinger
アメリカ合衆国の旗 Steve Millen
日産・300ZX-T
1995年 2/4・2/5 ドイツの旗 Jurgen Lassig
フランスの旗 Christophe Bouchut
イタリアの旗 ジョバンニ・ラバッジ
ドイツの旗 Marco Werner
クレマー K8スパイダー-ポルシェ
1996年 2/3・2/4 南アフリカ共和国の旗 Wayne Taylor
アメリカ合衆国の旗 Scott Sharp
アメリカ合衆国の旗 Jim Pace
ライレー & スコット マークIII-オールズモビル
1997年 2/1・2/2 アメリカ合衆国の旗 Rob Dyson
イギリスの旗 James Weaver
アメリカ合衆国の旗 Butch Leitzinger
イギリスの旗 アンディ・ウォレス
アメリカ合衆国の旗 John Paul Jr.
アメリカ合衆国の旗 Elliott Forbes-Robinson
アメリカ合衆国の旗 John Schneider
ライレー & スコット マークIII-フォード
1998年 1/31・2/1 イタリアの旗 マウロ・バルディ
オランダの旗 アリー・ルイエンダイク
イタリアの旗 Gianpiero Moretti
フェラーリ・333SP
1999年 1/30・1/31 アメリカ合衆国の旗 Elliott Forbes-Robinson
アメリカ合衆国の旗 Butch Leitzinger
イギリスの旗 アンディ・ウォレス
ライレー & スコット マークIII-フォード
2000年 2/5・2/6 モナコの旗 Olivier Beretta
フランスの旗 Dominique Dupuy
オーストリアの旗 カール・ヴェンドリンガー
ダッジ・バイパー GTS-R
2001年 2/3・2/4 カナダの旗 Ron Fellows
アメリカ合衆国の旗 Chris Kneifel
フランスの旗 Franck Freon
アメリカ合衆国の旗 Johnny O'Connell
シボレー・コルベット C5-R
2002年 2/2・2/3 ベルギーの旗 Didier Theys
スイスの旗 Fredy Lienhard
イタリアの旗 マックス・パピス
イタリアの旗 マウロ・バルディ
ダラーラ SP1-ジャッド
2003年 2/1・2/2 アメリカ合衆国の旗 Kevin A. Buckler
アメリカ合衆国の旗 Michael Schrom
ドイツの旗 Timo Bernhard
ドイツの旗 Jorg Bergmeister
ポルシェ・911GT3-RS
2004年 1/31・2/1 ブラジルの旗 クリスチャン・フィッティパルディ
アメリカ合衆国の旗 Terry Borcheller
アメリカ合衆国の旗 Forest Barber
イギリスの旗 Andy Pilgrim
ドラン JE4-ポンティアック
2005年 2/5・2/6 イタリアの旗 Max Angelelli
南アフリカ共和国の旗 Wayne Taylor
フランスの旗 Emmanuel Collard
ライレー マークXI-ポンティアック
2006年 1/28・1/29 ニュージーランドの旗 スコット・ディクソン
イギリスの旗 ダン・ウェルドン
アメリカ合衆国の旗 Casey Mears
ライレー マークXI-レクサス
2007年 1/27・1/28 コロンビアの旗 ファン・パブロ・モントーヤ
メキシコの旗 Salvador Duran
アメリカ合衆国の旗 Scott Pruett
ライレー マークXI-レクサス
2008年 1/26・1/27 コロンビアの旗 ファン・パブロ・モントーヤ
イギリスの旗 ダリオ・フランキッティ
アメリカ合衆国の旗 Scott Pruett
メキシコの旗 Memo Rojas
ライレー マークXI-レクサス
2009年 1/24・1/25 アメリカ合衆国の旗 David Donohue
スペインの旗 Antonio García
アメリカ合衆国の旗 Darren Law
アメリカ合衆国の旗 Buddy Rice
ライレー マークXI-ポルシェ[3]

脚注 [編集]

  1. ^ 通常のレースと異なり、決められた距離を最も速く走り抜いたドライバーが優勝となるわけではない。
  2. ^ 1972年のみ6時間レースで、1974年オイルショックにより中止。
  3. ^ レース後に車両重量が不足していることが発見されたが、優勝は取り消されなかった。

関連項目 [編集]

外部リンク [編集]