インディカー・シリーズ

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インディカー・シリーズ
カテゴリ オープンホイール
国・地域 国際
開始年 1996年
ドライバー 29
チーム 15
コンストラクター ダラーラ
エンジン
サプライヤー
ホンダ
タイヤ
サプライヤー
ファイアストン
ドライバーズ
チャンピオン
イギリスの旗 ダリオ・フランキッティ
チーム
チャンピオン
アメリカ合衆国の旗 チップ・ガナッシ・レーシング
公式サイト IndyCar.com
Motorsport current event.svg 現在のシーズン

インディカー・シリーズIndyCar Series)は、インディ・レーシング・リーグIndy Racing League, IRL)が主催するモータースポーツのカテゴリー。フォーミュラカー(オープンホイール)を使用した四輪レースであり、その意味ではF1に似たカテゴリーである。

アメリカ合衆国を中心に転戦し、2003年から2011年までは日本でも開催されていた。

目次

[編集] 概要

2006年のダラーラ、ヴィットール・メイラ車

1994年インディ500を開催するインディアナポリス・モーター・スピードウェイ (IMS) の社長であったトニー・ジョージが、インディ500だけでなく自らが主催するシリーズを立ち上げたいために、1996年よりインディ・レーシング・リーグ (IRL)を発足させることを表明。1996年にはチャンプカー・ワールド・シリーズ(CART)から分離独立し、CARTやF1と同様、オープンホイールマシンでチャンピオンシップを争うレースとして発足した。

インディ500を頂点に据え、オーバルを中心にロード/ストリートコースを組み合わせたスケジュールとなっている(2004年まではオーバルコースレースのみ)。発足初年はCARTのマシンを使用していたが、1997年以降は独自のレギュレーションにより運営。当初はCARTに比べマイナーなカテゴリーであったが、2003年よりホンダトヨタが揃ってCARTよりIRLへ移籍表明を行ってからはそれまでの有力CART参戦ドライバー、チームも挙って移籍に追随し、一気に北米フォーミュラーレースのメジャーへと取って変わった。これも伝統のインディ500を持つ強みからである。ちなみに日本でもそれまで1998年より毎年栃木県茂木町ツインリンクもてぎで開催されてきたCARTのレースを2003年よりIRLに変更し、インディジャパン300として開催。これによりIRLの初のアメリカ以外での開催進出となった。

現在、IRLとはFIAと同様に運営団体としての名称となっており、現在行われているトップカテゴリーは2002年よりインディカー・シリーズという名称となっている。

また、下位カテゴリーとしてインディ・ライツ(2002年 - 2005年までは「インフィニティ・プロシリーズ」、2005年以降は「インディ・プロシリーズ」)が形成され、インディカーへのステップアップカテゴリーとしてIRLの下に運営されている。

2008年シーズンからCARTとシリーズを統合した。実際には旧チャンプカーのチームに無償でエンジン・シャシー等を供給する形となったため、事実上IRL側がチャンプカー側を吸収する形となった。

2010年からはアパレル・ブランドのアイゾッドIZOD)がシリーズ冠スポンサーになり、これにより名称が「IZOD インディカー・シリーズ」となった。

[編集] 車体

1997年仕様のGフォース、2008年

シャーシ、エンジンはチームがメーカー製造のものを購入して組み合わせて使用する。シャーシはレギュレーションにより3社まで供給可能だが、現在は事実上ダラーラの1社供給(ワンメイク)である。過去にはパノスが参戦していた時期もあったが、ダラーラと比較して空力などで劣ることから徐々に需要が減り、2008年のインディ500にスポット参戦したチームが使ったのを最後に姿を消した。また以前はライリー&スコットが参戦していたこともあり、ファルコンも参戦を表明したが使われることはなかった。

基本的に左方向の周回のみとなるオーバルトラックでの車体セッティングとしては、「スタッガー」と呼ばれる特有の調整を行なうことが多い。これは、

などにより、ステアリングを切らなくても自然に左側へ曲がっていく調整を目的としている。そのため直線区間では、ドライバーは右にステアリングを切らなくてはならない。

[編集] タイヤ

タイヤはファイアストン (ブリヂストングループ) のワンメイク(チャンプカー同様1999年まではグッドイヤーも供給)。これらはレース参戦コストを上げない為にレギュレーションで価格上限が30万9,000ドルと決められている。2003年よりシャーシ部門のコンストラクター、エンジン部門のマニファクチャーの両タイトルが制定されが、双方ワンメイクの現在は有名無実化している。

[編集] エンジン

エンジンはシリーズ発足当初はCART同様の2.65L V8 ターボエンジンを使用していたが、1997年より3.5L V8 NAエンジンに変更。2002年まではシボレー2001年まではオールズモビル・オーロラの名で供給)とインフィニティ(日産)の2社がエンジンを供給していた。インフィニティは2002年限りで撤退するが、2003年よりトヨタ・ホンダが新規参入して3社体制となったほか、同年のシーズン途中からはシボレーエンジンの開発をコスワースが担当するようになった。その後高速化に歯止めをかける目的から、2004年の第4戦(インディ500)からはエンジン排気量の上限を3Lに改めている。

2008年仕様のホンダV8エンジン

しかし、2005年限りでシボレーが撤退したほか、トヨタも2006年限りでの撤退を発表したため、ペンスキーチップ・ガナッシなどの有力チームが軒並みホンダ陣営への鞍替えを発表。このためトヨタも予定を1年前倒しして2005年限りで撤退し、2006年以降はホンダのワンメイクとなっている。

[編集] 燃料

2007年シーズンよりエタノール(生物由来)98%・ガソリン2%の混合燃料が使用されている。2005年まではシリーズ発足から一貫してCARTと同じアルコール燃料であるメタノールが使用されていたが、環境への配慮から切り替えられた。この準備段階として、2006年シーズンはメタノール90%・エタノール10%の混合燃料が使用された。メタノールからエタノール系への変更によりエンジン出力が約1割程低下するため、合わせてエンジン排気量が3.5Lへ変更された。

[編集] 2012年からのレギュレーション変更

将来的に下記のような条項の変更が予定されている。

2010年7月に、2012年からのマシン概要を発表した。これは、インディカー・シリーズが取り組むバジェットキャップの一環でもあり、インディカー・シリーズにとっても大きな改革となる。

シャシーはこれまで通りダラーラ製のものが採用されるが、フロントウイング、リアウイング、サイドウイング、エンジンカバーを独自に開発したエアロキットをシャシーメーカー等が独自に投入できるシステムになる[1]。ただし、2012年については全チームダラーラ製のエアロキットを搭載することになっている。

エンジンは従来の3.5L V8 NAから、新たに2.2L以下 6気筒以下 ツインターボ 直噴エンジンにレギュレーションが変更される。燃料は従来どおりエタノール燃料を採用する。この新エンジンについてはホンダが米国子会社のホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント(HPD)を通じて引き続き供給を行う方針を明らかにしているほか[2]、シボレーが7年ぶりに復帰する方針を表明し(実際の開発はイルモアが行う)[3]、さらにグループ・ロータスが新たにエンジン及び新型車両用空力部品の供給を発表する[4]など、久々に複数メーカーによる開発競争が復活する。

[編集] 歴代チャンピオン

チャンピオン ルーキーオブザイヤー モースト・ポピュラー・ドライバー
ドライバー チーム シャシー エンジン
1996 アメリカ合衆国の旗 スコット・シャープ
アメリカ合衆国の旗 バズ・カルキンス*
A.J.フォイト・エンタープライズ
ブラッドレイ・モータースポーツ
ローラ
レイナード
フォードコスワース
フォードコスワース
not awarded not awarded
1996-97 アメリカ合衆国の旗 トニー・スチュワート チーム・メナード Gフォース オールズモビル アメリカ合衆国の旗 ジム・ガスリー オランダの旗 アリー・ルイエンダイク
1998 スウェーデンの旗 ケニー・ブラック A.J.フォイト・エンタープライズ ダラーラ オールズモビル アメリカ合衆国の旗 ロビー・アンサー オランダの旗 アリー・ルイエンダイク
1999 アメリカ合衆国の旗 グレッグ・レイ チーム・メナード ダラーラ オールズモビル アメリカ合衆国の旗 スコット・ハリントン カナダの旗 スコット・グッドイヤー
2000 アメリカ合衆国の旗 バディ・ラジアー ヘメルガーン・レーシング ダラーラ オールズモビル ブラジルの旗 アイルトン・ダーレ アメリカ合衆国の旗 アル・アンサーJr.
2001 アメリカ合衆国の旗 サム・ホーニッシュJr. パンサー・レーシング ダラーラ オールズモビル ブラジルの旗 フェリペ・ジアフォーネ アメリカ合衆国の旗 サラ・フィッシャー
2002 アメリカ合衆国の旗 サム・ホーニッシュJr. パンサー・レーシング ダラーラ シボレー フランスの旗 ローラン・レドン アメリカ合衆国の旗 サラ・フィッシャー
2003 ニュージーランドの旗 スコット・ディクソン チップ・ガナッシ・レーシング Gフォース トヨタ イギリスの旗 ダン・ウェルドン アメリカ合衆国の旗 サラ・フィッシャー
2004 ブラジルの旗 トニー・カナーン アンドレッティ・グリーン・レーシング ダラーラ ホンダ 日本の旗 松浦孝亮 アメリカ合衆国の旗 サム・ホーニッシュJr.
2005 イギリスの旗 ダン・ウェルドン アンドレッティ・グリーン・レーシング ダラーラ ホンダ アメリカ合衆国の旗 ダニカ・パトリック アメリカ合衆国の旗 ダニカ・パトリック
2006 アメリカ合衆国の旗 サム・ホーニッシュJr.* ペンスキー・レーシング ダラーラ ホンダ アメリカ合衆国の旗 マルコ・アンドレッティ アメリカ合衆国の旗 ダニカ・パトリック
2007 イギリスの旗 ダリオ・フランキッティ アンドレッティ・グリーン・レーシング ダラーラ ホンダ アメリカ合衆国の旗 ライアン・ハンター=レーイ アメリカ合衆国の旗 ダニカ・パトリック
2008 ニュージーランドの旗 スコット・ディクソン チップ・ガナッシ・レーシング ダラーラ ホンダ 日本の旗 武藤英紀 not awarded
2009 イギリスの旗 ダリオ・フランキッティ チップ・ガナッシ・レーシング ダラーラ ホンダ ブラジルの旗 ラファエル・マトス アメリカ合衆国の旗 ダニカ・パトリック
2010 イギリスの旗 ダリオ・フランキッティ チップ・ガナッシ・レーシング ダラーラ ホンダ イギリスの旗 アレックス・ロイド
2011 イギリスの旗 ダリオ・フランキッティ チップ・ガナッシ・レーシング ダラーラ ホンダ アメリカ合衆国の旗 ジェームズ・ヒンチクリフ

インディ500の勝者はインディ500#歴代優勝者を参照

[編集] 日本人ドライバーの参戦

(IRLとその下部リーグのみ、旧CART除く)

2011年インディカー・シリーズ参戦

過去参戦していたドライバー

[編集] 開催日程と優勝者

1996年発足当初は3戦のみという少なさだったが翌1997年から拡大、さらに2005年はロードコースへ進出した。また2003年から北アメリカ大陸以外での初開催として日本がカレンダーに組み込まれている。また2010年にはブラジルにもカレンダーに組み込まれている。現在ではオーバルレースとロードレース(市街地、特設含む)が概ね半々の比率となっている。

[編集] テレビ中継

  • アメリカ国内では2008年までESPNABCで中継を行っていた。しかし2009年からはESPNに代わり、Versusが中継することになった。なお、ABCは引き続き一部レースで中継契約を更新した。
  • 日本では日本テレビGAORAが中継を行っている。GAORAではレースにより録画放送と生放送が折半状態となっている。生放送の場合は時差のため日曜日の深夜~月曜日の昼頃に放送が行われる。実況、司会は村田晴郎
  • 日本テレビでは2002年までCARTの中継を行っていたが、ホンダ・トヨタが共にIRLに移ったこと、またツインリンクもてぎでの開催がIRLに移った事から、2003年からIRLの中継を行っている。
  • 1999年以前はシリーズ戦中継は行われていないがインディ500のみTBSテレビ朝日にて放送されていた。

[編集] 脚注

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[編集] 外部リンク

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