コンテンツにスキップ

トレンディエンジェル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
たかしから転送)
トレンディエンジェル
メンバー 斎藤司
たかし
別名 トレンディ、トレエン
結成年 2005年4月
事務所 吉本興業
活動時期 2005年 -
出身 NSC東京校10期
出会い NSC
芸種 漫才コント
ネタ作成者 両者
同期 フルーツポンチ
インポッシブル
うるとらブギーズ
ミルクボーイ
三四郎など
公式サイト 公式プロフィール
受賞歴
2013年 オンバト+ 第3回チャンピオン大会 チャンピオン
2015年 M-1グランプリ2015 優勝
2016年 GQ Men of the Year 受賞[1]
テンプレートを表示
トレンディエンジェル
YouTube
チャンネル
活動期間 2020年 -
ジャンル エンターテイメント
登録者数 6.01万人
総再生回数 約2163万回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2024年1月8日時点。
テンプレートを表示

トレンディエンジェルは、吉本興業所属のお笑いコンビ。2005年4月結成。NSC東京校10期生。

略称は「トレンディ」、「トレエン」。『オンバト+』第3代チャンピオン、『THE MANZAI 2014』準優勝、『M-1グランプリ2015』王者。

メンバー

[編集]
斎藤 司(さいとう つかさ、1979年2月15日 - (45歳))
ボケ担当(たまにツッコミ)。
神奈川県横浜市出身(生まれは東京都町田市)。
たかし(1986年1月30日 - (38歳))
ツッコミ担当(たまにボケ)。
本名および旧芸名は須藤 敬志(すどう たかし)。東京都小平市出身。
身長168 cm。黒縁の眼鏡を着用している。舞台衣装はワイシャツに蝶ネクタイとサスペンダーつきの半ズボン。稀にAKB48あっとぐみのロゴ入りシャツを着る。ややハスキーな甲高い声が特徴的。
小学3年生の頃から現在の髪型になったとのこと[2]
前田敦子(元AKB48)のファン。AKB48がデビューした当時から前田目当てにAKB48劇場へと通っていた[3]
メイド喫茶が好きで、舞台出番の中休みにも赴くほど。
芸人の間では酒豪として知られており、テキーラをショットで10杯以上連続で飲んでも酔いつぶれないほど[4]
千葉ロッテマリーンズのファン。1998年、記録的な連敗が続いていた試合中に同点ホームランを浴びてしまい、崩れ落ちた黒木知宏の姿を見たのが契機になったと語っている[5]。2023年7月に東京ドームにて行われたロッテ主催試合(対埼玉西武ライオンズ戦)で始球式を務めた[6]
マセキ芸能社ピン芸人だったわたなべるんるん(現在は引退)とかつて交際し、同棲もしていた[7]
麻雀が好きで、一月に8回役満を上がったことがある。
バク転ができる。

芸風

[編集]
つかみポーズ
漫才
時事ネタや巷で話題となってるトレンドを題材に主にハゲを用いた言葉遊びを主軸とした、テンポの速い漫才が特徴。ツカミは斎藤がたかしに「お兄さん、トレンディだね」と肩を叩きながら呼びかけ、2人で「うん、トレンディエンジェル!」と合唱して互いの体を交差させながら、それぞれ片手を水平に胸の前にかざす決めポーズ[注 1]。その後にたかしがネタの入り前に同い年の有名人を挙げる[2]自己紹介をして、斎藤がそれに絡んだ自己紹介をする。
たかしのフリを受け、斎藤が「誰だと思ってんだオマエ、斎藤さんだぞ?」とスーツの上着の前を開く仕草をしながらセクシーボイスで自らを誇示する[注 2]
斎藤の「ペッ」は、突然表情を崩して素っ頓狂に発声する。
デビュー当初は漫才と並行して普通のコントも行っていたが[8]、先輩の大谷ノブ彦(ダイノジ)から「お前なんでハゲてんのに、ハゲを活かしたネタをやらないんだ」と言われて「ハゲで笑いを取るような時代じゃないと思ってます」と返したところ、「まずそれを処理しないと、お客さんが困惑するだろ」と助言されたためそれからハゲネタをやり始めるようになった[9]
ネタ作りは両者でボケを出し合いながら行う[10]
ハゲラップ
ハゲをネタにすることが多い[注 2]ラップ形式でリズムを刻みながら、お互い髪が薄いことをネタにするハゲラッチョという持ち芸もある[11][12]。このネタは『エンタの神様』で「ハゲラップ」という名称がついた[13]。格言、明言をハゲネタにパロディ化することもある[2]

エピソード

[編集]

交友関係

[編集]
  • コンビ仲が良い事を公言している。
  • アントニー(マテンロウ)やバイク川崎バイクは、たかしの紹介でメイド喫茶に行ったことがある[14][15]
  • ウーマンラッシュアワーと仲が良く、共にNSCの説明会に訪れている[16]
  • 結成当初は山口尚志を含めたトリオだったが短期間で脱退、現在は作家として引き続きトレンディエンジェルに関わっている。なお、山口は若ハゲではなかった。
    • 脱退の原因は、ある時に山口が遅刻をし、それを斉藤から激しく叱責されたため。

プライベート

[編集]
ichi Kis-My-Ft PE!(イチキスマイフット ペッ!)
ウォーターメロンボーイズ
  • 2014年9月1日、東京ディズニーランドにて総勢21人のおじさんがスイカの色合いをした服装で園内を練り歩き、お客さんを盛り上げた[19]

漫才賞レース

[編集]
  • 日清食品 THE MANZAI 2014』の決勝大会で見せたネタは、一度も観客の前で試したことのない全くの新ネタだった[20]
    • 新ネタを決勝でいきなり披露したことについて斉藤慎二ジャングルポケット)は「普通の人はそんなことできない」と語っている(2014年12月18日よしログにて)[21]
    • 過去4回のTHE MANZAI決勝・最終決戦に上がったコンビの中で最も芸歴が短い。また、たかし(28歳)はその中でも最年少の芸人。
    • トレンディエンジェルの優勝予想ランキングは33位/50組、サーキットランキング決勝進出者11位/11組。
    • トレンディエンジェルが勝ち上がった決勝Bブロックはサーキットランキング1位の学天即、2位の囲碁将棋、3位の馬鹿よ貴方はが集まったため「死のグループ」と呼ばれていた[注 3]
  • M-1グランプリ2015』ではサンドウィッチマン以来となる敗者復活枠からの優勝、および第2回以降で初となるノーシードからの優勝を果たした。

賞レース成績・受賞歴など

[編集]

M-1グランプリ

[編集]
結果 エントリーNo. 備考
2005年 2回戦敗退 2526
2006年 2回戦敗退 1532
2007年 3回戦敗退 3606
2008年 3回戦敗退 760
2009年 準決勝敗退 913
2010年 準々決勝敗退 4814 予選44位
2015年 優勝[22] 2311[23] 予選11位、敗者復活組、ファーストラウンド2位通過

日清食品 THE MANZAI

[編集]
結果 備考
2011年 ワイルドカード決定戦敗退 本戦サーキット23位
2012年 決勝大会 グループ戦敗退 本戦サーキット10位通過
2013年 本戦サーキット敗退 本戦サーキット28位
2014年 決勝大会2位 本戦サーキット11位通過

その他

[編集]

出演番組

[編集]

テレビ

[編集]

現在の出演番組

[編集]

レギュラー番組

特別番組

不定期出演

過去の出演番組

[編集]

バラエティ

[編集]
  • 中部日本コメダ検定(2016年9月16日、CBCテレビ)- 司会

テレビドラマ

[編集]
斎藤:レギュラードラマ
たかし:スピンオフドラマ

ラジオ

[編集]

ウェブテレビ

[編集]

CM

[編集]

ライブ・舞台

[編集]
  • LIVE STAND
  • 神保町花月公演
    • スターの光! (2007年8月11日 - 8月17日)
    • 難民先生! (2008年4月30日 - 5月6日)
    • TRNDY ANGEL WORLD TOUR "JAPeeeeeN!!"(2016年4月29日 - 8月14日)
  • スーパー銭湯LIVE「ユーラン・ルージュ~笑いの源泉かけ流し!~」(2022年6月3日・4日、よみうりホール)[36]
  • ミュージカル『ファンタスティックス The Fantasticks』(2022年10月23日〜11月14日、日比谷シアタークリエ)- ハックルビー 役:斎藤

テレビアニメ

[編集]

劇場アニメ

[編集]

書籍

[編集]
  • 日めくりカレンダー「まいにち、ハゲラッチョ! 〜コンプレックスがキミの武器になる〜」(2016年4月8日、ヨシモトブックス)[38]

CD

[編集]
  • 耳で感じる斎藤さんだぞ 〜女は耳で恋に落ちる〜(2016年6月17日、よしもとアール・アンド・シー)[39]

YouTube

[編集]

2020年5月31日、公式YouTubeチャンネル『トレンディエンジェルチャンネル(仮)』を開設。初動画「トレンディエンジェル斎藤のモーニングルーティン【Saito's Morning Routine】」を公開[40]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ このポーズは、チェキッ娘内のユニット『リトルマーメイド』(矢作美樹町田恵)の「リトルマーメイドで〜す!」と言う時の振りに須藤がヒントを得て始めたものである。2008年10月20日付サンケイスポーツ芸能面『次は任せなさい お笑いニューヒーロー』。
  2. ^ a b たかしに「斎藤さん? 江頭さん(杉田玄白の場合もあり)じゃないの?」と返され、真似をすることもある。トレンディエンジェル単独ライブ『ルミネthe(*σ´ω`*)σぺ!』 よしもとニュースセンター 2014年12月25日
  3. ^ なお、前年である2013年のサーキットランキング上位3組は1位のウーマンラッシュアワーがBブロック、2位の千鳥がAブロック、3位の東京ダイナマイトがCブロックと分かれていた。
  4. ^ 明日をつくろう」の合唱企画に参加のためVTR出演。

出典

[編集]
  1. ^ ““今年もっとも活躍した男”トレエンがこの1年を回想「ペッという間でした」”. お笑いナタリー. (2016年11月21日). https://natalie.mu/owarai/news/210241 2016年11月22日閲覧。 
  2. ^ a b c “THE MANZAIで注目”若ハゲ”コンビはいつからハゲたのか”. 女性自身 (光文社). (2013年1月20日). https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/1608833/ 2020年9月3日閲覧。 
  3. ^ SMAP×SMAP 【2016年大ブレイク芸人が一挙来店!(秘)ネタで爆笑の渦!?】”. gooテレビ番組 (2016年10月24日). 2016年10月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月3日閲覧。
  4. ^ トレエンたかしの酒豪伝説、オズワルド伊藤が語る「めちゃくちゃカッコよかった」”. マイナビニュース (2021年9月25日). 2024年10月11日閲覧。
  5. ^ トレエン・たかしが 6日の西武戦で始球式 18連敗中の同点被弾に涙したジョニー黒木を見てガチのファンに【ロッテ】”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ (2023年7月1日). 2023年7月7日閲覧。
  6. ^ 【ロッテ】トレンディエンジェル・たかしが見事なストライク始球式”. スポーツ報知 (2023年7月6日). 2023年7月7日閲覧。
  7. ^ ナカイの窓 【次の恋を見つけたい女たちSP】”. gooテレビ番組 (2015年11月18日). 2016年10月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月3日閲覧。
  8. ^ もともとラーメンズに憧れていた。短所も長所に変えられる! トレンディエンジェルが教える「コンプレックスを武器にする方法」”. TOWNWORKマガジン (2016年5月20日). 2022年1月10日閲覧。
  9. ^ 参考:2008年10月20日付サンケイスポーツ芸能面『次は任せなさい お笑いニューヒーロー』
  10. ^ トレンディエンジェルインタビュー お笑いナタリー
  11. ^ エンタの神様 番組ホームページ「トレンディエンジェル(プロフィール)」
  12. ^ 第30回新里まつり(桐生市新里商工会)
  13. ^ エンタの神様 番組ホームページ「トレンディエンジェル」 より。
  14. ^ バイク川崎バイク(BKB) [@BKBbunbun] (2014年10月28日). "BKB(バイク川崎バイク)が初AKB(秋葉原)メイドカフェナウヒィア。 トレンディのたかし君に連れてきてもらった! 誰もBKB知らんから、ブンブンてしたら、にゃんにゃんて返されて、パニック中ナウヒィア。". X(旧Twitter)より2020年9月3日閲覧
  15. ^ アントニー (マテンロウ) [@hsa199029] (2015年1月5日). "昨日はトレンディエンジェルたかし師匠と人生2度目メイド喫茶に行った。。。". X(旧Twitter)より2020年9月3日閲覧
  16. ^ “村本、NSC説明会で熱弁「恨みと復讐が夢への第一歩」”. お笑いナタリー (ナターシャ). (2014年1月27日). https://natalie.mu/owarai/news/108552 2020年9月3日閲覧。 
  17. ^ お笑い芸人によるマジ歌イベント「ブロッキンジャパン2013冬」ライブレポート☆”. sibch.tv (2013年12月27日). 2014年6月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月3日閲覧。
  18. ^ トレンディエンジェル斉藤の「お兄さん、トレンディだね!」 2013年9月1日(2014年12月30日閲覧)
  19. ^ 今日は北海道 斉藤ブログ 2014年9月3日
  20. ^ たかやま [@takayamayujirou] (2014年12月15日). "トレンディエンジェル惜しくも二位でした。ここだけの話2本目のネタは初おろしの新ネタで、本人が楽しみたいからと。素晴らしい芸人です。 ザマンザイ優勝して放送で明日単独ライブやりますって言えたら面白いですねという話からやることになった単独。 当然絶対面白いのでぜひお越し下さい。". X(旧Twitter)より2020年9月3日閲覧
  21. ^ よしログ THE MANZAI優勝後に大吉が華丸に送ったメールに芸人が感動![リンク切れ] GYAO!
  22. ^ 大会の歴史”. M-1グランプリ 公式サイト. 2024年6月14日閲覧。
  23. ^ トレンディエンジェル | コンビ情報”. M-1グランプリ 公式サイト. 2024年6月14日閲覧。
  24. ^ ““今年もっとも活躍した男”トレエンがこの1年を回想「ペッという間でした」”. お笑いナタリー. (2016年11月21日). https://natalie.mu/owarai/news/210241 2016年11月22日閲覧。 
  25. ^ TVアニメ「パズドラ」がパワーアップ。バラエティパートを加え,4月4日9:30より放送開始”. 4Gamer.net. Aetas (2020年3月16日). 2020年5月31日閲覧。
  26. ^ トレンディエンジェル ドラマ初出演に自信?「小栗旬に近づけた」”. スポニチアネックス (2015年12月22日). 2015年12月22日閲覧。
  27. ^ トレンディエンジェル、文化放送の初冠レギュラーに「カッコよさ出したい」”. お笑いナタリー (2015年12月28日). 2015年12月28日閲覧。
  28. ^ マイナビオールスターゲーム2018 第2戦”. AbemaTV. 2018年7月14日閲覧。
  29. ^ Inc, Natasha (2023年9月12日). “錦鯉渡辺、さらば森田、岡野陽一ら参加「ラブマゲドン」お相手はセクシー女優”. お笑いナタリー. 2023年9月14日閲覧。
  30. ^ “グラブったトレンディエンジェルCMで松重豊と共演”. 日刊スポーツ. (2015年12月25日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/1583515.html 2015年12月25日閲覧。 
  31. ^ トレンディエンジェル - オリコンCM出演情報
  32. ^ “トレンディエンジェル M−1副賞のユニクロCMに出演 ニットキャップで「イケメンに」!?”. 毎日新聞. (2015年12月24日). https://web.archive.org/web/20151231081623/http://mainichi.jp/articles/20151224/dyo/00m/200/024000c 2016年1月4日閲覧。 
  33. ^ “トレンディエンジェルたかしが上司役、ボートレースCMで部下斎藤にパワハラ”. お笑いナタリー. (2016年7月1日). https://natalie.mu/owarai/news/192863 2016年7月1日閲覧。 
  34. ^ 「Simeji」新CM発表!独特過ぎる世界観!トレンディエンジェル斎藤さんが華麗に演じる「Simejiさん」新CM斎藤さんの決めゼリフ、「Simejiさんだぞ」と共に起こる“まさか”のラストに注目!”. オリコン (2016年7月13日). 2016年8月29日閲覧。
  35. ^ “トレンディエンジェルがついにアートネイチャーのCM出演、フサフサに”. お笑いナタリー. (2017年6月5日). https://natalie.mu/owarai/news/235526 2017年6月6日閲覧。 
  36. ^ "スーパー銭湯を舞台にした"ノンストップコメディLIVE"、主演は田村心・新内眞衣". ステージナタリー. ナターシャ. 12 April 2022. 2022年4月13日閲覧
  37. ^ TVアニメ「オッドタクシー」公式サイト”. 2021年1月15日閲覧。
  38. ^ “トレンディエンジェルにファンがハゲドンッ!斎藤「芸人は大変な仕事」”. お笑いナタリー. (2016年4月7日). https://natalie.mu/owarai/news/182731 2016年4月8日閲覧。 
  39. ^ “トレエン斎藤が子宮に愛を囁くシチュエーションCD発売、たかしとのBLも”. お笑いナタリー. (2016年5月27日). https://natalie.mu/owarai/news/188132 2016年5月27日閲覧。 
  40. ^ “トレンディエンジェル、公式YouTubeチャンネル開設 斎藤司「おはげをあたたかく愛でて」”. ORICON NEWS. (2020年6月1日). https://www.oricon.co.jp/news/2163414/ 2020年6月2日閲覧。 

外部リンク

[編集]