ROLLY

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ROLLY
出生名 寺西 一雄
(てらにし かずお)
別名 ローリー寺西
生誕 (1963-09-06) 1963年9月6日(60歳)
出身地 日本の旗 日本 大阪府高槻市
学歴 浪速工業高等学校電子科卒業
ジャンル グラムロック
職業 ロックバンド
担当楽器 ボーカル
ギター
活動期間 1989年 -
事務所 ソニー・ミュージックアーティスツ
共同作業者 すかんち
公式サイト welcome to ROLLY net .com

ROLLY(ローリー、1963年9月6日 - )は、日本エンターテイナーミュージシャン音楽プロデューサー。旧名はローリー寺西(ローリーてらにし)および寺西 一雄(てらにし かずお:本名)。京都府京都市南区生まれ、大阪府高槻市育ち。浪速工業高等学校(現:星翔高等学校)電子科卒業。身長171cm、体重55.5kg。

来歴

ロックバンドすかんちのボーカル兼ギターとしてデビュー。当時はローリー寺西を名乗っていた。グラムロックを取り入れた音楽とユニセックス風のビジュアルで人気を博す。中でも楽曲「恋のマジックポーション」と「恋のミラクルサマー」は、フジテレビの番組『ダウンタウンのごっつええ感じ』のテーマ曲に採用されて注目を浴びた。1989年には、従弟(母の弟の息子)の槇原敬之AXIAのオーディションに応募する際に作成したデモテープにサポートギタリストとして参加している。このデモテープは1990年3月にグランプリを受賞した。

すかんちの解散後は芸名をROLLYと改め、ソロで音楽活動や音楽プロデュースを行うほか、ユニークなキャラクターを活かし、タレント役者(自称する肩書きは「エンターティナー」)としても活動、バラエティ番組CM映画演劇などにも数多く出演。また有数の海外ロック通としても知られ、BS放送などでのロック特集にはコメンテーターとして出演することも多い。また、槙原プロデュースによる本名の寺西一雄名義での楽曲リリースもある。

CSチャンネルでは自身の冠番組ROLLYキングダム』に出演していたが、ミュージシャンたちをテーマにした音楽番組的な企画を展開する一方で、ヌード写真撮影会を開催するなど過激な企画も展開していた。

すかんち解散から10年後の2006年、かつてのメンバーらとともにすかんちを再結成し、2日間のみの再結成ライブツアーを行った。2007年にも再結成後2度目のライブツアーを実施。また、2008年には佐藤研二(元マルコシアス・バンプ)と高橋ロジャー和久(元X-RAY)とともにTHE 卍を結成し、同名のCDを発売した。2009年の大晦日に放送された『第60回NHK紅白歌合戦』には、平原綾香のサポートギタリストとして出演。演奏曲は『ミオ・アモーレ』。

エピソード

  • フェルナンデスグレコのギターを愛用し、バンド時代後期には「ROLLY」の文字を象ったギターがトレードマークだった。しかし、バンド時代を通じ、ライブやレコーディングでは音質を含む演奏性からグレコ製のギターを使用することが多かった。
  • エレキギターの「笑うギター」というオリジナルの技を持つ。これは、ギターが笑っているかのようにキュルキュルと音をたてるものである。30年間誰にも教えたことがない秘密の技らしく、GyaOの番組『GyaO FUJIYAMA』出演時には背を向けて演奏した。また、テレビ東京の『TVチャンピオン』の「芸能人ギター選手権」出場時には、アコースティック・ギターで「荒城の月」を弾いて優勝した。このほか、横山ホットブラザースの持ちネタ「おーまーえーはーアーホーかー」をギターで再現し披露したこともある。
  • 現在は細身の体型だが、幼少の頃は肥満児でいじめも受けていた。電器屋の息子で、太っていて、ナマズひげが生えていた事から、「電気ブタナマズ」と呼ばれていたとのこと(『THE夜もヒッパレ』1999年頃の出演時での発言)。当時を振り返り「こんなひどいことをされて、大人になったらいつかこのことを発表する時が来るだろう。だったら、もっと面白いことをやってくれよ。」と思っていたと述懐。また、大竹まことから「よい体形を維持している」と褒められたのに対し「心の中には今も肥満児の僕がいる。周りの人をうまく騙している感じ。」と答えている(『大竹まこと ゴールデンラジオ』より)。
  • 現在もなお「肥満」に対して恐怖感に近い感情を持っており、傍目には明らかに痩身に見えるにも関わらず、本人としては不満で脂肪吸引を2回行っている。(吉田豪著「人間コク宝」より)
  • 高校時代に結成したバンドの名前は「猟奇納骨堂[1]。「バンドで老人ホームの慰問を行った際に、司会の老年の方が“次の出演者は、浪速工業高校の、(うっ)、猟奇納骨堂の皆さんです”と紹介されたのが楽しかった。お客さんにも受けていた。」と語っている(『大竹まこと ゴールデンラジオ』より)。
  • 高校時代、バンドの大会に出場することになり、好きだった女の子に「絶対見に来てくれ」と頼み込んだ。友達にも協力してもらい、彼女が来たらすぐ分かるようにサインも決めておいた。しかし出番になっても彼女は現れず、主催者側に「すみません、もう少し後に回して下さい」と頼み、どんどん出番を後回しにしてもらっているうちにトリになってしまった上、結局彼女は現れず失恋に終わった。
  • バンド解散の危機の際に、「あの人たち、ルックスは最低だった」と思われてはかなわないとダイエットを決意した。カロリー制限をしたり、食べる量を減らしたりと苦しいダイエットだったが、成功して現在の体型になった。
  • 「ワンステージワンギター」がポリシー。求めている音が1つであるため、ギターが変わるとその事ばかりが気になってしまうからだそうである(『野村ギター商会』出演時のエピソード)。
  • 『笑っていいとも!』にレギュラーで出演していた時期には、「奥さん、お宅の娘さん、今セックスしてますよ!」、「奥さん、お宅の娘さんのパンツ、俺が買いましたよ!」(当時マスメディアで若い女性の「援助交際」や使用済み下着を販売する「ブルセラショップ」の問題が頻繁に報道されていた)、「奥さん、お宅の台所の米、腐ってるよ!」(当時世間では米不足騒動が起きていた)[2]、「奥さん、お宅の天井裏で忍者が死んでますよ!」、「奥さん、今、お宅の家燃えてますよ!」、「テレビの前のよい子のみんな、お前を殺す!」[2]、「今からこの番組で放送事故を起こしてやる! おま、たせ致しました!」などと毎回のように問題発言を繰り返していたため、放送後に苦情の電話が殺到していた。本人は後年「お宅の台所の米、腐ってるよと言ったら、“今確認してみたが、うちの米は腐っていない”という苦情が届いたと聞き、不謹慎だが笑ってしまった。」と語っている。
  • 『笑っていいとも!』のレギュラーになる前、『悩み当てクイズ』のコーナーにゲストとして出演した。このコーナーで出題された悩みは以下の通り。
    • 国民年金を滞納している。
    • 長男なので家業を継がなければならない(いつかはミュージシャンを辞めなければならない)。
    • 今アルタ前に駐車しているので、レッカー移動されないか不安だ。
  • タモリ倶楽部』の空耳アワーに投稿し、番組オリジナルのジャンパーを獲得したことがある。ちなみに曲はQUEENの "Somebody to Love" (『A DAY AT THE RACES』に収録)で、「But everybody ワシャコケた!(wants to put me down)」というネタだった。
  • 寝る前はパンツ一枚でエアギターをプレイするのが日課であり至福の時である。本人曰く、ギターが弾けるにもかかわらずエアギターをプレイするのはギターを投げて戻ってきたギターを再度弾く、など現実では不可能なプレイが出来るから、という理由からである。エアギターをプレイしそのまま気を失い、目が覚めると床の上、ということもある模様。
  • 中居正広の怪しい噂の集まる図書館』内の企画「絶対スッピンNGだった芸能人が初公開しちゃうぞSP」で、「スッピンでテレビ出演する事はできるか?」とのオファーに対し、所属事務所から「ROLLYはメイクあってのROLLYなのでスッピンは公開できないし、今後もそのような事は一切ない」とコメントされている[3]

ディスコグラフィ

タイトル横の数字は発売年。

シングル

  • 21世紀のラヴァーズ (1996)
『21st Century Stars』(加藤ひさしとのユニット)名義
  • Name of Love (1998)
寺西一雄名義、槇原敬之が楽曲提供およびプロデュース、オリコン最高65位
c/wは槇原の『SPY』のカバー 
『Name of Love』の槇原版はアルバム「Cicada」に収録
  • S O S '99 (1998)
  • ムチムチロケンロー!! (1999)
アニメ『ヨシモトムチッ子物語』主題歌
  • 変身 (2000)
  • POWER CHILD (2000)
RIDER CHIPSのフィーチャリングヴォーカリスト『RIDER CHIPS featuring ROLLY』名義
  • DEEP BREATH (2001)
『RIDER CHIPS featuring ROLLY』名義、『仮面ライダーアギト』3rdエンディングテーマ
  • SAMURAI (2001)
アニメ『地球防衛家族』オープニングテーマ
『ROLLYと絶望少女達』(谷井あすか真田アサミ沢城みゆき後藤邑子松来未祐とのユニット)名義、アニメ『俗・さよなら絶望先生』メインエンディングテーマ

オリジナルアルバム

  • Rolly's Rockrolly (1996)
  • 2001 (2001)
  • 鋼鉄のハードロッカー (2003)
  • ROLLY in Aoiheya 怪奇骨董音楽会 〜実況録音盤〜 (2005)
  • THE 卍 / 卍 (2008)
  • THE 卍 / puzzle (2009)
  • グラマラス・ローリー~グラム歌謡を唄う (2012)

ベストアルバム

  • GOLDEN☆BEST ROLLY (2010)

カバーアルバム

  • ROLLY'S ROCK CIRCUS 〜70年代の日本のロックがROLLYに与えた偉大なる影響とその影と光〜(2015年7月8日発売)[4]

共作アルバム

  • 谷山浩子×ROLLY(THE 卍) / ROLLY&谷山浩子のからくり人形楽団 (2012)
  • 谷山浩子×THE 卍 / 暴虐のからくり人形楽団 (2013)

コンピレーション

  • SCANCH'N MONDO SELECTION (1994)
参加曲 / そら豆の詩
ローリー寺西名義
  • 西城秀樹ROCKトリビュート KIDS WANNA ROCK ! (1997)
参加曲 / 恋の暴走
『THE ROCKROLLY』名義
参加曲 / THE GROOVER
『THE ROCKROLLY』名義
  • KISS TRIBUTE IN JAPAN (1998)
参加曲 / NOTHIN' TO LOSE
『THE ROCKROLLY』名義
参加曲 / AFRO "LUPIN '68"
『RUI & ROLLY』(永井ルイとのユニット)名義
  • Masked Rider LIVE 2000 (2001)
参加曲 / Power Child / 仮面ライダーのうた
  • KINKY BOOT ~TRIBUTE TO THE KINKS (2002)
参加曲 / キング・コング
『21st Century Stars Featuring ROLLY』名義
  • X CROSS THE STREER JAPANESE PUNK AND NEW WAVE TRIBUTE (2004)
参加曲 / かっこイイダーリン(GO-BANG'Sのカバー)
『21st Century Stars Featuring ROLLY』名義
  • おれたちイジワルケイ~外~ (2005)
参加曲 / R&R SHOW
『イジワルケイオールスターズ featuring ROLLY』名義
  • 近藤真彦トリビュートアルバム『Matchy Tribute』 (2006)
参加曲 / 愚か者
参加曲 / BEN
『R.F.B. feat. ROLLY)』名義
参加曲 / ZIGGY STARDUST
  • Jingle All the Way! (2007)
参加曲 / ジングルベル
『ヘビメタサンダース』(マーティ・フリードマン、鮎貝健とのユニット)名義
参加曲 / たららん
参加曲 / たいやきやいた

映像作品

  • ROLLY VISUAL COMPLETE Vol.1 (2006)
  • ROLLY VISUAL COMPLETE Vol.2 (2006)
  • ROLLY式ギターライブパフォーマンス! ~観客を魅了できるギタリストの作り方~ (2013)

著書

出演

テレビ番組

テレビドラマ

ラジオ番組

CM

映画

舞台

ゲーム

ミュージック・ビデオ

脚注

外部リンク