FIFAコンフェデレーションズカップ2013

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
FIFAコンフェデレーションズカップ2013
大会概要
開催国 ブラジルの旗 ブラジル
日程 2013年6月15日 - 6月30日
チーム数 (6連盟)
開催地数 (6都市)
 < 20092017

FIFAコンフェデレーションズカップ2013: FIFA Confederations Cup 2013)は、2013年6月15日から6月30日にかけて、FIFAワールドカップ・ブラジル大会のプレ大会としてブラジルで行われる第9回目のFIFAコンフェデレーションズカップである。

目次

概要 [編集]

  • アジアサッカー連盟(AFC)は、2014 FIFAワールドカップ・アジア4次予選最終節と日程が重複することから、日程の変更を要望していた[1]。その後AFCは、「コンフェデレーションズカップに出場する日本がワールドカップ・アジア最終予選に進出した場合、日本のワールドカップアジア最終予選の日程を、最終節に試合がなくなるよう割り当てる」形で対応することとした[2](最終予選は5チームによる総当たり戦であり、毎節1チームが試合を行わないため)。
  • 2012年7月5日、スイスチューリッヒ国際サッカー連盟(FIFA)本部で行われたサッカーのルールを決める機関である国際サッカー評議会(IFAB)特別会合で、満場一致で「ホークアイ(Hawk-Eye)システム」と「ゴールレフ(GoalRef)」の両方のゴール機械判定技術(ゴールライン・テクノロジー、略称GLT)採用を決定した。FIFA主催の大会では、日本開催のFIFAクラブワールドカップ2012で初めて採用され、2012年12月6日に横浜国際総合競技場で行われた開幕戦サンフレッチェ広島オークランド・シティ戦において、史上初めて公式戦でGLTの1つであるゴールレフが使用された[3]。FIFA主催の大会では、今大会及び2014年FIFAワールドカップ・ブラジル大会でも続けて採用される[4]。今大会では、ホークアイ、ゴールレフに加え、2013年2月25日に認可されたカイロス、同年3月1日に認可されたゴールコントロール4Dの4つのGLTの内、ゴールコントロール4Dを採用することを2013年4月7日にFIFAが発表した。設置費用は、スタジアム1カ所当たり推定26万米ドル(約2548万円)。運用費用は1試合当たり4000ドル以下。今大会での成果によっては2014年FIFAワールドカップ・ブラジル大会でも続けてゴールコントロールを採用する[5]
  • アディダスによって開発された今大会の公式球の名称をFIFAが「カフサ(cafusa)」に決定し、2012年12月1日の今大会の組み合わせ抽選会で、2002年FIFAワールドカップ・日韓大会優勝のブラジル代表主将で右サイドバックでプレーしたカフーが公式球を紹介した[6]。公式球と公式球プレゼンターのカフーの名前が似ているが偶然だという[7]。公式球の名称は、移民国家のブラジルらしく、先住民と黒人の混血を意味する「カフーゾ」を基に、ブラジルを象徴する「カーニバル」・「フットボール」・「サンバ」の3要素の頭文字をもじって名付けられた[8][9]。2013年以降、コンフェデレーションズカップの他、ロシアプレミアリーグ、Jリーグ、Kリーグなどで公式球として使用されることが予定されている[10]
  • 今大会の日本国内における中継は衛星波ではNHK BS1が全16試合を生中継すると発表している[11]。地上波及びスカパー!については2013年1月時点では未発表。

賞金 [編集]

2013年2月15日、国際サッカー連盟(FIFA)は今大会の賞金として、優勝が410万ドル(約3億8000万円)、2位は360万ドル(約3億3000万円)、3位300万ドル(約2億7820万円)、4位250万ドル(約2億3180万円)、残りの4チームには140万ドル(約1億6000万円)、賞金総額2000万ドル(約18億6000万円)を支払うと発表した[12]。決勝トーナメント進出国の賞金を上げ、賞金総額は前回大会よりも14%アップした。

出場国 [編集]

出場国 大陸連盟 参加資格 出場回数
ブラジルの旗 ブラジル CONMEBOL FIFAワールドカップ2014 開催国 7大会連続7回目
日本の旗 日本 AFC AFCアジアカップ2011 優勝 2大会ぶり5回目
ナイジェリアの旗 ナイジェリア CAF アフリカネイションズカップ2013 優勝 7大会ぶり2回目
メキシコの旗 メキシコ CONCACAF CONCACAFゴールドカップ2011 優勝 2大会ぶり6回目
ウルグアイの旗 ウルグアイ CONMEBOL コパ・アメリカ2011 優勝 6大会ぶり2回目
フランス領ポリネシアの旗 タヒチ OFC OFCネイションズカップ2012 優勝 初出場
イタリアの旗 イタリア UEFA UEFA EURO 2012 準優勝[注 1] 2大会連続2回目
スペインの旗 スペイン UEFA FIFAワールドカップ2010 優勝
(UEFA EURO 2012 優勝)[注 1]
2大会連続2回目

会場一覧 [編集]

6つのスタジアムが使用される予定であり、それぞれ異なる都市に配置されている[13]

ベロオリゾンテ レシフェ
エスタジオ・ゴベルナドール・マガリャンイス・ピント
予定収容人数: 62,547
(拡張)
Copa do Mundo 2014-obras-estadios-cronograma-Copa-Mundo-2014-estadios 2014-Brasil 2014-cronograma Copa 2014-Mineirao-Belo Horizonte-mg.jpg
アレナ・ペルナンブーコ
予定収容人数: 44,248
(新築)
Pernambuco Arena.jpg
ブラジリア リオデジャネイロ
エスタジオ・ナシオナル・デ・ブラジリア
予定収容人数: 70,064
(改修)
Projeto do Estádio Nacional Brasília.jpg
エスタジオ・ド・マラカナン
予定収容人数: 78,838
(拡張)
Maracana Stadium aerial april 2013.jpg
フォルタレザ サルヴァドール
カステロン
予定収容人数: 64,846
(拡張)
Castelao Stadium.jpg
アレーナ・フォンチ・ノヴァ
予定収容人数: 56,500
(改修)
Copa-do-mundo-2014-todas-as-obras-dos-estadios-estao-dentro-do-cronograma.jpg

審判 [編集]

2013年5月13日、FIFAにより大会審判団が発表された[14][15]

所属連盟 主審 副審
AFC ウズベキスタンの旗 ラフシャン・イルマトフ ウズベキスタンの旗 アブドゥハミドゥッラー・ラスロフ
キルギスの旗 バハディル・コチュカロフ
日本の旗 西村雄一[16] 日本の旗 相楽亨[16]
日本の旗 名木利幸[16]
CAF アルジェリアの旗 ジャメル・ハイムーディ アルジェリアの旗 アブデルアーク・エチアリ
モロッコの旗 レドゥアン・アシーク
CONCACAF エルサルバドルの旗 ホエル・アギラール エルサルバドルの旗 ウィリアム・トーレス
エルサルバドルの旗 フアン・ズンバ
CONMEBOL アルゼンチンの旗 ディエゴ・アバル アルゼンチンの旗 エルナン・マイダナ
アルゼンチンの旗 フアン・パブロ・ベラッティ
チリの旗 エンリケ・オセース チリの旗 フランシスコ・モンドリア
チリの旗 カルロス・アストロサ
UEFA ドイツの旗 フェリクス・ブリヒ ドイツの旗 シュテファン・ルップ
ドイツの旗 マルク・ボルシュ
オランダの旗 ビヨルン・カイパース オランダの旗 サンデル・ファン・ルーケル
オランダの旗 エルヴィン・ザインシュター
ポルトガルの旗 ペドロ・プロエンサ ポルトガルの旗 ベルティノ・ミランダ
ポルトガルの旗 ティアゴ・トリゴ
イングランドの旗 ハワード・ウェブ イングランドの旗 ダレン・カーン
イングランドの旗 マイク・ムラーキー

日程 [編集]

組み合わせ抽選 [編集]

組み合わせ抽選は2012年12月1日(土)午前11時20分(日本時間同日夜10時20分)にブラジルのサンパウロアニェンビ・コンベンションセンターで行われ、ブラジル民放のTVグロボが生中継したほか、FIFA公式HP上で生中継された[17][18]ジェローム・バルケFIFA事務局長が抽選会の進行を務め、抽選を引き当てる代表としてブラジル出身のスーパーモデルアドリアナ・リマと南米最高のシェフとして有名なアレックス・アタラが登場した。また、今大会の公式球プレゼンターを2002年日韓W杯優勝のブラジル代表主将で右サイドバックだったカフーが務め、マリア・ガドゥアルリンド・クルス、the Meninos do Morumbiらがショーを開催した。正式な抽選方法は、11月30日のコンフェデ杯組織委員会で承認された後、FIFA公式HP上で発表された[19]

抽選方法は以下の通りである[20]

  • 以下のチームはシードとし、事前に別の組に割り振る。
    • 開催国:ブラジル - A組1番(開幕戦を行う為)
    • 2010年ワールドカップ優勝:スペイン - B組1番
    • 同じ地域連盟加盟国同士は同じ組に入らない。その為、A組にイタリア、B組にウルグアイが入る。
  • さらに、シードチームを含む各チームを以下の通りにチームポット(Team pots)に分け、チームポットごとに抽選で1組1チームを割り振る。1チームを引くのと、同時に組番ポット(Position Pots)から引いて、試合順を決定する(A組1番に決定しているブラジル、B組1番に決定しているスペインを除く)。
  • チームポット(Team pots)
    • ポット1」:開催国ブラジル、2012年11月のFIFAランキング上位3ヶ国であるスペイン、イタリア、ウルグアイの計4ヶ国
    • ポット2」:アフリカネイションズカップ2013優勝国(2013年2月10日決定)、日本、メキシコ、タヒチの計4ヶ国
  • 組番ポット(Position Pots)
    • ポットA」:A組に入った国が引く。チームポットから取り出されてA組に1国割り当てられる毎に、引いて組番を決める(A1のブラジル除く)。
    • ポットB」:B組に入った国が引く。チームポットから取り出されてB組に1国割り当てられる毎に、引いて組番を決める(B1のスペイン除く)。

詳細な手順は以下の通りである。

  1. 原則として、チームポット(Team pots)から引いて、A組に国を入れたら、次はB組にという順番を繰り返して抽選を行う。
  2. 1組1チーム割り当てるごとに、同時に組番ポット(Position Pots)も引いて、試合順も決める(A1のブラジルとB1のスペイン除く)。
  3. チームポット(Team pots)のポット1のブラジル(黄色のボール)は開幕戦を行なうためA組1番にあらかじめ配置。
  4. ポット1のスペイン(赤色のボール)はB組1番にあらかじめ配置。
  5. ポット1の残り2ヶ国から抽選して1つ引き、それがイタリアだった場合はA組に入れ、ウルグアイだった場合はB組に入れる。
  6. ポット1は残り1か国。5で引いた国がイタリアだった場合は、ウルグアイをB組に入れ、5で引いた国がウルグアイだった場合は、イタリアをA組に入れる。
  7. ポット2の4ヶ国を抽選して1つ引き、A組に入れる。
  8. ポット2の3ヶ国を抽選して1つ引き、B組に入れる。
  9. ポット2の2ヶ国を抽選して1つ引き、A組に入れる。
  10. ポット2の残り1ヶ国を、B組に入れる。

グループリーグ [編集]

グループ A [編集]



チーム







0 A1 ブラジルの旗 ブラジル 0 0 0 0 0 0 0 0
0 A2 日本の旗 日本 0 0 0 0 0 0 0 0
0 A3 メキシコの旗 メキシコ 0 0 0 0 0 0 0 0
0 A4 イタリアの旗 イタリア 0 0 0 0 0 0 0 0

2013年6月15日
16:00 UTC-3
ブラジル ブラジルの旗 - 日本の旗 日本 エスタジオ・ナシオナルブラジリア

2013年6月16日
16:00 UTC-3
メキシコ メキシコの旗 - イタリアの旗 イタリア エスタジオ・ド・マラカナンリオデジャネイロ

2013年6月19日
16:00 UTC-3
ブラジル ブラジルの旗 - メキシコの旗 メキシコ カステロンフォルタレザ

2013年6月19日
19:00 UTC-3
イタリア イタリアの旗 - 日本の旗 日本 アレナ・ペルナンブーコレシフェ

2013年6月22日
16:00 UTC-3
イタリア イタリアの旗 - ブラジルの旗 ブラジル アレーナ・フォンチ・ノヴァサルヴァドール

2013年6月22日
16:00 UTC-3
日本 日本の旗 - メキシコの旗 メキシコ エスタジオ・ゴベルナドール・マガリャンイス・ピントベロオリゾンテ

グループ B [編集]



チーム







0 B1 スペインの旗 スペイン 0 0 0 0 0 0 0 0
0 B2 ウルグアイの旗 ウルグアイ 0 0 0 0 0 0 0 0
0 B3 フランス領ポリネシアの旗 タヒチ 0 0 0 0 0 0 0 0
0 B4 ナイジェリアの旗 ナイジェリア 0 0 0 0 0 0 0 0

2013年6月16日
19:00 UTC-3
スペイン スペインの旗 - ウルグアイの旗 ウルグアイ アレナ・ペルナンブーコレシフェ

2013年6月17日
16:00 UTC-3
タヒチ フランス領ポリネシアの旗 - ナイジェリアの旗 ナイジェリア エスタジオ・ゴベルナドール・マガリャンイス・ピントベロオリゾンテ

2013年6月20日
16:00 UTC-3
スペイン スペインの旗 - フランス領ポリネシアの旗 タヒチ エスタジオ・ド・マラカナンリオデジャネイロ

2013年6月20日
16:00 UTC-3
ナイジェリア ナイジェリアの旗 - ウルグアイの旗 ウルグアイ アレーナ・フォンチ・ノヴァサルヴァドール

2013年6月23日
16:00 UTC-3
ナイジェリア ナイジェリアの旗 - スペインの旗 スペイン カステロンフォルタレザ

2013年6月23日
16:00 UTC-3
ウルグアイ ウルグアイの旗 - フランス領ポリネシアの旗 タヒチ アレナ・ペルナンブーコレシフェ

決勝トーナメント [編集]

準決勝 決勝
           
6月26日 - ベロオリゾンテ    
 A1  
 B2    
  6月30日 - リオデジャネイロ
   
     
 
3位決定戦
6月27日 - フォルタレザ 6月30日 - サルヴァドール
 B1      
 A2        

準決勝 [編集]


2013年6月26日
16:00 UTC-3
A組1位 - B組2位 エスタジオ・ゴベルナドール・マガリャンイス・ピントベロオリゾンテ

2013年6月27日
16:00 UTC-3
B組1位 - A組2位 カステロンフォルタレザ

3位決定戦 [編集]


2013年6月30日
13:00 UTC-3
' - ' アレーナ・フォンチ・ノヴァサルヴァドール

決勝 [編集]


2013年6月30日
19:00 UTC-3
' - ' エスタジオ・ド・マラカナンリオデジャネイロ

脚注 [編集]

  1. ^ a b EURO2012優勝国はスペインであったが、同国は「2010 FIFAワールドカップ」優勝国としてEURO2012開催前に出場権を獲得したため、準優勝のイタリアが繰り上がりで出場権を獲得。

出典 [編集]

  1. ^ AFC、FIFAにコンフェデ杯日程変更を要請”. アジアサッカー連盟 (2011年1月31日). 2011年8月2日閲覧。
  2. ^ 43 in the fray for 2014 FWC qualifiers”. アジアサッカー連盟 (2011年3月23日). 2011年8月2日閲覧。
  3. ^ ゴール判定システム導入も微妙シーンなし ゴールポスト裏にはめ込まれたゴール判定システム(ゴールレフ)写真=日産スタジアム-デイリースポーツ2012年12月7日
  4. ^ FIFA、ブラジルW杯でゴールラインテクノロジー導入を決断-Goal.com2013年2月20日
  5. ^ ゴール判定技術、コンフェデ杯での採用方式決定 FIFA-CNNニュース2013年4月7日
  6. ^ 沢田啓明『footballista #287』p.26
  7. ^ 沢田啓明『footballista #287』p.26
  8. ^ 公式球は「カフーザ」=コンフェデ杯サッカー-スポナビ2012年12月2日
  9. ^ 沢田啓明『footballista #287』p.26
  10. ^ 沢田啓明『footballista #287』p.26
  11. ^ 日本放送協会 放送総局長会見 (2013年1月23日). “BS1「サッカー コンフェデレーションズカップ2013」について(PDFファイル)” (日本語). NHK放送総局長会見 2013/1/23. 日本放送協会. 2013年1月24日閲覧。
  12. ^ Prize money up by 14 per cent-FIFA公式HP2013年2月15日
  13. ^ Acorn Media Group: Press Releases”. FIFA.com. 2013年5月15日閲覧。
  14. ^ Match officials appointed for FIFA Confederations Cup Brazil 2013”. FIFA.com (2013年5月13日). 2013年5月15日閲覧。
  15. ^ Match officials for FIFA Confederations Cup 2013”. FIFA.com. 2013年5月15日閲覧。
  16. ^ a b c FIFAコンフェデレーションズカップに西村雄一主審、相楽亨副審、名木利幸副審の3人が選出”. 日本サッカー協会 (2013年5月14日). 2013年5月15日閲覧。
  17. ^ FIFA Confederations Cup Brazil 2013公式HP
  18. ^ LOC board meeting discusses FIFA Confederations Cup-FIFA.com 2012年10月18日
  19. ^ Sao Paulo gears up for the FIFA Confederations Cup draw-FIFA公式HP2012年11月25日
  20. ^ コンフェデレーションズカップ2013抽選方法-FIFA公式HP

外部リンク [編集]