身体完全同一性障害

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身体完全同一性障害(しんたいかんぜんどういつせいしょうがい、Body Integrity Identity Disorder,BIID)とは、自ら自分の身体の一部への強い切断願望や強迫観念を保持し続ける病名のことである。

概要と症状[編集]

体の一部を自ら望んで切断したくなる気持ちに襲われるという病気で、切断したい部分は、健康で何の問題もないのに患者は、その部分に違和感を覚える。 症状は、自傷行為がある。患者数は少なく、一般的に知られていない病気である。

原因[編集]

原因はまだよく分かっておらず、右頭頂葉の機能不全により起こるという説がある[1]が不明である。他人の手症候群(alien-hand syndrome)などと同様、実際の身体部位と脳内の身体地図(ボディ・マップ)との齟齬、ボディ・マップ内の接続欠陥、ボディ・マップ自体の損傷などに起因する障害の一つとする考えもある[2]

出典・脚注[編集]

  1. ^ Paul D Mcgeoch「Xenomelia: a new right parietal lobe syndrome.」『Journal of Neurology, Neurosurgery & Psychiatry 』(2011)”. 米国国立医学図書館 国立衛生研究所. 2014年8月23日閲覧。 フルテキストPDF閲覧可能サイト[1] 、2014年8月23日閲覧。
  2. ^ サンドラ・ブレイクスリーマシュー・ブレイクスリー『脳の中の身体地図』小松純子訳、インターシフト、2009年。158頁