合併症

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合併症(がっぺいしょう、英語:complications)とは、原疾患(もともとある病気のこと、英語:primary illness)が前提となって生ずる続発性の病態・病変・疾患を指す。例えば糖尿病患者が次第に腎症を併発するように、原疾患そのものを原因として発症する病気や症状を合併症という。同義語としては「併発症」、「余病」などがある。

また、腹部手術後に続発するイレウスのように、原疾患に対する内視鏡や手術などの検査あるいは治療に伴ってある確率で不可避に生じる病気や症状も同様に合併症(「検査の合併症」、「術後合併症」)と呼ばれている。なお、薬物によって発生した有害事象は副作用と呼ばれ使い分けられていることが多い。この意味での合併症を医療ミスと勘違いする患者が後を絶たない[1]が、最大限の注意を払って最善の治療を施しても回避不可能であるという点で医療ミスとは異なり、いわば「医学の限界」とも呼ぶべきものである。

[編集] 死亡診断書における原疾患と合併症

肝硬変患者で腹水貯留と食道静脈瘤の破綻があるときは、肝硬変が原疾患、腹水貯留と食道静脈瘤が合併症となる。十二指腸潰瘍が穿孔して急性化膿性腹膜炎になったときは、十二指腸潰瘍が原疾患、腹膜炎が合併症である。合併症が死亡診断書の「死亡の原因」の項目の直接死因となることも稀でない(下表の例1~3)。ただし、進行性の肺癌が原因で終末期に肺炎を併発して呼吸不全で死亡したような例では、直接死因にそのまま原疾患を記入してもよい(下表の例4)。

死亡診断書の傷病名の記載
(ア)直接死因 (イ)(ア)の原因 (ウ)(イ)の原因
1 食道静脈瘤破綻 肝硬変 慢性ウイルス性肝炎
2 誤嚥肺炎 脳梗塞  
3 急性腹膜炎 十二指腸潰瘍  
4 肺癌    

[編集] 脚注

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