神経症
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神経症(しんけいしょう)とは、精神医学用語で、主に統合失調症や躁うつ病などよりも軽症であり、病因が器質的なものによらない精神疾患のことをさす。軽度のパニック障害や強迫性障害などがこれにあたる。これらはかつて、不安神経症、強迫神経症と呼ばれていた。
[編集] 概説
歴史的にはフロイトが、精神分析を創始するにあたって当初は神経症の患者を対象としていたことが有名である。フロイト以降も神経症の精神力動的な研究が主流であった。
しかし最近はDSM-IV-TRやICD10などの記述的な診断基準(病気の原因によってではなく症状によって診断するもの)が主流となっているため、臨床的診断として神経症が使用されることは少なくなった。
神経症の病名が使用されることが少なくなった理由として、記述的な診断基準の台頭に加えて、精神疾患の生物学的メカニズムが明らかにされたことや薬物療法の進歩もあげられる。例えば、かつて強迫神経症と言われていたものは超自我や肛門期固着などで解釈され心理療法が治療の主体であったが、SSRIなどの薬物が有効であることや脳のセロトニン系の異常が明らかになり、強迫性障害と名を変えた。
特に小児期に起こる神経疾患(夜泣き、寝ぼける、疲労感など)は、疳(かん)ともいわれ、古くは「疳の虫」(かんのむし)という虫によって起こると信じられ、寺社などで「虫(蟲)封じ」の祈願が行われた。
なお神経症にあたるドイツ語はNeurose(ノイローゼと読む)であり、日本でもノイローゼを神経症の意味で使うこともあるが、一般の人が「ノイローゼ」と言う場合はもっと広い意味に使われるので注意が必要である(ノイローゼ参照)。
[編集] 詐欺・便乗商法
患者は精神的に不安定で常に心のより所を求める傾向も高く、ここに目をつけた悪徳商法や宗教勧誘が少なからず存在するため、患者本人はもとより周囲の警戒が必要である。

