ローゼンメイデンの登場人物一覧

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ローゼンメイデンの登場人物一覧では同作品に登場するキャラクターの紹介を列挙する。

フロンティアワークスによるドラマCDとその後のアニメ以降で担当声優が違うため、「アニメ版/先行発売ドラマCD版」と表記。

目次

[編集] 主人公

[編集] 桜田ジュン

(さくらだ じゅん)

それぞれ個別に説明する。

[編集] 「まいた世界の」桜田ジュン

声 - 真田アサミ/小林沙苗

真紅の契約者、後に翠星石とも契約。中学2年生だが、不登校で家に引き籠っている。尚、引き籠りに至った過程が原作とアニメで異なり、原作では洋裁の特技があり、デザイン画を描いたノートをうっかり提出してしまった所、担任の梅岡が無神経にも全校集会で発表してしまったのが原因。アニメでは、私立中学の受験に失敗し公立中学に入学するも、周囲の生徒と馴染めず、逆に裁縫趣味をネタに虐められ、引き籠ったことが暗示されている。アニメ第2期では、学校に復帰するため、二学期に向けて勉強中。原作でも、巴と一緒に図書館で勉強している。尚、クラスは、のりが上履きに2-6と書いているが、制服の名札には2-1と書かれている。

趣味は、怪しげな通販商品をネットで注文し、クーリング・オフ寸前に返品してスリルを味わうこと。本人も一応、暗いことと自覚している様だが、止める気配は無い(ネットや広告通販などは、企業が自主的に応じる場合を除き基本的にはクーリングオフの対象外であるので注意)。アニメでは他にクラシックカーが好きでミニカー集めをしているが、第2期以降見かけない。怪しげな品物は現在も大切にされている模様(たまに翠星石達に遊ばれる)。特技は裁縫で、壊れた人形を直すことによって迷子になった人形のを呼び戻したり、ローゼンメイデンのパーツを組み直す等、神業級の職人(マエストロ)並のことが出来る。

鬱屈かつ反抗的で他人に無関心を装うが、意外と相手の気持ちを察することが出来る。当初は真紅達に翻弄されっ放しだったが、彼女達との交流やアリスゲームを経て、精神的に成長していく。真紅には「使えない下僕(アニメでは家来)」といつも叱責され、翠星石には「チビ人間」と罵られる。真紅に対しては、彼女の尊大な態度に反発しつつも、互いに何か特別な好意を持っているらしく、時になぜか赤面することもある。姉・のりにだけは「ブス」「お茶漬けのり」(アニメでは「洗濯のり」)と呼ぶなど、尊大な態度を取っていたが、物語後半では「姉ちゃん」と呼ぶなど、少し丸くなった様子が見られた。

ジュンには「マエストロ」の伏線が有ったようで、特にアニメ第2期では槐のドールショップに通うなどより深い動機付けも成されたが、結局曖昧なまま終わってしまった。原作でもローゼンが幼少時のジュンに会っていることやラプラスの魔の「お父様はすぐ近くの世界にいる」という台詞、水銀燈が勘違いする様子、幼少時のスケッチブックに何気なく真紅や雛苺の衣装を描いていたことなど、ローゼンとは何らかの関係があると思わせる描写がある。

原作では、みっちゃんの作ったドレスに事細かな指摘をしており、やはりマエストロ級に見る目がある模様。みっちゃんに、その目を見極られて、デザインの手直しを頼まれた。

原作第2期では、雪華綺晶の策略で身動きが取れなくなった為、まかなかった世界のジュンにメールで助けを求め、ラプラスの魔の力を借り、真紅のレプリカパーツを送る。その後、雪華綺晶のアジトである世界の崖下に真紅の本来のボディを見つけ、ラプラスの魔の提案を受けてイラクサで縄を編み、取りに行こうとするが、金糸雀によって失敗する。しかし、真紅のボディを守っていた雛苺の人工精霊・ベリーベルが落ちた縄を使ってボディとカバンを引っ張りあげてきたため、何とか一同が待つ世界へ真紅のボディを持っていくことが出来た。真紅がまいた世界に帰ってきてからは、自身も再登校をするが、周囲とは未だに馴染めない様子。

名前の元ネタは、桜田淳子から[要出典]

[編集] 「まかなかった世界の」桜田ジュン

蒼星石の契約者。 真紅と契約しなかったパラレルワールドのジュン。まいた世界の桜田ジュンとの違いは茶髪で眼鏡をコンタクトレンズに変えている事、アパート在住の一人暮らしである事。

中学卒業後は大検を取得し、大学進学を目指すが2年間の引き籠もりが影響し三流大学に入学せざるを得なくなった。また、本屋でバイトを始めるも上司に恵まれていない。一応の社会復帰は果たしているものの、こうした境遇もあって周囲の人々にまるで馴染めず、ひきこもり時代と変わらず鬱屈した感情を抱えたままである。

ローゼンのパートワークを手にしたことと、まいた世界のジュンから連絡を受け、理由が分からないままnのフィールドで真紅を組み上げた事から、彼もアリスゲームに巻き込まれる事になるが、まいた世界のジュン同様、真紅達との交流を経て、精神的に成長していく。

まかなかった世界の真紅の衣装はジュンの手作りで、斉藤の誘いで劇団の練習を見に行った際大道具の手伝いを行うなど、手先の器用さやセンスは相変わらずであるようだ(本人曰く技術科も得意らしい)。

[編集] ローゼンメイデン

「ローゼンメイデン」シリーズのドールは、計7体の設定。 アニメ第1期で登場するのは真紅、水銀燈、雛苺、翠星石、蒼星石の5体まで。アニメ第2期で残りの「ローゼンメイデン」シリーズも登場する(但し、雪華綺晶は声なしで一瞬の登場)。原作とアニメにおいてキャラクターの設定が異なる。

当項では上から順に、「ドール番号順」に記載する。

[編集] 水銀燈

(すいぎんとう/Mercury Lampe)

声 - 田中理恵/能登麻美子

「ローゼンメイデン」シリーズの第1ドール。一人称は「私」。普段の口調は相手を小馬鹿にするような猫撫で声だが、本気になると感情的になる。冷酷非情で好戦的な性格。アリスへの執着心が非常に強く、ローザミスティカを集める為なら手段を選ばない。人工精霊はメイメイ紫色)で、性能はホーリエと互角。また原作では蒼星石のローザミスティカを奪った為、レンピカ(蒼星石の項目参照)も従える。

他のドールと親しくすることはほとんど無く、特に真紅とは犬猿の仲で、他の姉妹達よりも執拗に狙い、攻撃を仕掛けている。ドール同士の絆もドールとマスターの絆も否定していたが、契約者となった柿崎めぐに対しては気遣いを見せる。

服装は逆十字の柄が入ったアシンメトリーオーバースカートの付いた凝ったスカートに、の編み上げドレスに薄紫色のバラの飾りがついた黒のロングブーツを履いている。背中には変異自在な黒いが生えており、も飛べる。アニメでは服の色が黒から藍色に変更され、ヘッドドレスリボンも原作では左右2本ずつ、アニメでは1本ずつとアニメと原作との外見での差異点が他の姉妹に比べ格段に多い。髪は長い銀髪。瞳の色は原作ではだが、アニメでは桃色に近い。

戦闘では背中に生えている黒い翼を使い、弾丸の様に飛ばして相手を切り裂いたり、ダーツの様に狙った場所を突いたり、羽を対象に纏わりつかせて動きを封じたり、炎を纏わせた羽を飛ばしたり、翼で自分の身を覆い防御をしたりする。アニメでは、翼をに変貌させたり、翼や羽を青いに変えて燃やしたり、自分の息吹で蒼星石を吹き飛ばしたり、バリアのようなものを張ったり、羽を集めてを召喚したりする技も披露。

原作では、背中から翼が突き破るように生えた、契約なしでも勝手に人から力を奪うことができるなど、他の姉妹とは一線を画す特性がある。ローゼンを誰よりも深く愛する反面、その分愛に飢えている自分を認めることになり、「私は実はジャンクなのでは?」と情緒不安定になることもあった。また、雪華綺晶からは「愛に縛られている」と指摘されている。第1期終盤で雪華綺晶にめぐを攫われ、2人の後を追ってnのフィールドへ突入した所で終わる。
第2期では、雪華綺晶に「めぐをもらい、代わりのマスターとローザミスティカを渡す」という取引を持ちかけられたが拒絶、真紅とは別の方法でまかなかった世界にやって来た。めぐを気にかけているためか、力は使わないようにしている。真紅とは相変わらず険悪だが、ケンカはどこか子供じみており、結局まかなかったジュン、真紅と同居している。その後、ジュンが携わった演劇に現れた雪華綺晶からめぐを取り返そうと対決。雪華綺晶相手には分が悪く、さらに雪華綺晶が蒼星石の体を持っていたことから体内の蒼星石のローザミスティカが反応し苦境に陥る。雪華綺晶の撤退後は、脱出のため他のドールと一時共闘。蘇った蒼星石に脱出のためにローザミスティカを一時だけと約束した上で返したが、脱出成功後、アリスゲームについて思う所があったのか蒼星石のローザミスティカをそのまま預けて去った。

アニメでは、第1期最終話で腹部が無い未完成品であることが判明。だが、真紅はローザミスティカを奪わなかった為、第2期第6話で復活。柿崎めぐと契約を結び、薔薇水晶と組んで真紅達を襲うが、最期は薔薇水晶の攻撃から真紅を庇うような形で倒され、ローザミスティカを奪われた。だが、終盤でローゼンに修理され復活。腹部も付け足された様子。

アニメ特別編では、彼女が真紅を憎み、冷酷で好戦的な性格になったきっかけが描かれている。本来未完成品だった水銀燈だが、ローゼンを想うあまりローザミスティカ無しで動き出した。ローゼンが姿を消してから彼を探して彷徨っていた所、真紅の前に現れる。当初まだアリスゲームの存在すら知らず、弱々しく純粋な性格だった事もあり、真紅と最初で最後のドール友達となり、サラの屋敷で一緒に暮らし始める。腹部が無く立てなかったが、真紅の協力で歩ける様になる。その後、好奇心から真紅の後を追った際にアリスゲームに巻き込まれ、正式なローゼンメイデンと勘違いした蒼星石に倒されたが、ローゼンからローザミスティカを貰い、ローゼンメイデンとして復活。しかし今まで唯一信頼していた真紅の言葉から、今まで優しくしてくれていたのは自分が「作りかけの可哀想なお人形」と見られていたから(つまり、同じ姉妹として認めて貰っていなかった)という事を知り、怒りのあまり背中から生えた翼で真紅を攻撃。そしてローゼンから愛情の印として貰った彼女のブローチを奪って破壊し、「真紅ではなく自分がローゼンに最も愛されている」「アリスになるのはこの自分だ」と主張。それに激怒した真紅にジャンクと罵られ、完全に決裂。以来、彼女に対して強い憎しみと敵意を抱くようになり、今に至る。

小説版では相変わらずの非情さを見せるが、冒頭でジャバウォックの襲撃を受け撤退を余儀なくされる。その後、借りを返すという名目で、最後の戦いにおいて密かに援護を送っている。終盤、めぐにジャバウォックの形をした指輪を渡した「親切な人」と面識がある様に描かれていた。

[編集] 金糸雀

(かなりあ/Kanarienvogel)

声 - 志村由美/登場せず

「ローゼンメイデン」シリーズの第2ドール。アニメでは第2期から登場。一人称は「カナ」。口癖は「…かしら〜」で、まかなかったジュンには「かしら先生」と呼ばれた。自信家で、自称「ローゼンメイデン一の頭脳派(又は策士、才女、知能犯)」。モットーは「楽してズルしていただきかしら!」(元ネタはWWEプロレスラーエディ・ゲレロキャッチフレーズ「Lie Cheat and Steal」(「嘘ついてズルしていただき」等と和訳される))。頻繁に1人で外を出歩く、何度も真紅達を狙うなど、行動的で好戦的。だが実際は策に溺れて自滅する事が殆どで、所謂ドジっ子。それでも失敗にくじけず、自分なりに一生懸命取り組んでいる。妹達と比べて幼い性格だが、原作では時に彼女なりの思いやりを皆間見せ、次女に相応しい一面も覗かせている。好物は砂糖がたくさん入った甘い卵焼き。人工精霊はピチカート金色)。常に金糸雀と行動を共にし、サポート役としての性能はなかなか優秀。

契約者のみっちゃん(草笛みつ)との仲は大変良いが、彼女の溺愛ぶりから酷い目に遭うことも多い。雛苺とは『くんくん探偵』を見て一緒に騒いだり、かき氷早食い競争をするなどして張り合ったりと仲が良い。翠星石からは「チビカナ」等と呼ばれ、雛苺同様に目下に扱われている。水銀燈にも散々バカにされているが、彼女の秘密を握っているらしく屈服させたこともある。天敵はカラスで、卵焼きをよく奪われる。

服装はオレンジ色ハイネックワンピース(下半身はドロワーズ風の半ズボン)の上に黄色の燕尾風の上着を着ている。前述の上着のせいでドロワーズを履いていると思われがちだが実際はワンピースである(原作30話より)。アニメでは袖や胸元のリボン、レース部分等が多少省略されている。髪の色、瞳の色は(髪はグレー寄りの色)。お下げのロールヘアにハート型の髪止めをしている。日傘双眼鏡等の小物を豊富に持つ。

戦闘法はバイオリンを使った音波攻撃やの様なものを巻き起こすこと(「攻撃のワルツ」、「追撃のカノン」、「野ばらのプレリュード」、「うなだれ兵士のマーチ」等、曲によって攻撃パターンも違う様子)。他の姉妹に比べ技が多彩で、戦闘に関しては遠近問わず強力。また、その音色でもって雪華綺晶の幻術を破ることもあった。今のところ直接的な戦闘は真紅とのみで、しかも一方的な戦闘の開始ではあったものの、これを圧倒する強さを見せつけた。だが弦の強度が弱く、それを切られると技が使えなくなるのが弱点(但し、多少の損傷ならばピチカートにより修復が可能)。また、アニメの終盤では他のドールと比べ実力が劣る描写が見られた。原作では普段持っている日傘がバイオリンになる。アニメではピチカートがバイオリンの入ったケースを召喚する。また、で格闘戦も出来る。

原作第1期では、登場してからしばらく桜田家の周囲をうろうろして侵入の隙を窺っていた。桜田家までは日傘で空を飛んで来る様だが、風に流されたりと結構苦労している様子。終盤では他の姉妹が雪華綺晶の策略により絵画の中に閉じ込められる中、自身は巡回交代の為にnのフィールドにやってきた所、雛苺の人工精霊・ベリーベルを見つけ、そのまま後を追い桜田家に戻り、雪華綺晶の罠から免れた。
第2期では、まいた世界のジュンを助け、彼と共に行動している。まいた世界のジュンを「スモールジュン」、まかなかった世界のジュンを「ビッグジュン」と呼び、他のドールの救出に奔走している。

アニメでは、みっちゃんの「他のローゼンメイデンも欲しい」という願いを叶えるためにアリスゲームを始めたが、いつの間にか桜田家の一員的存在となってしまった。みっちゃんが仕事で家にいない時はほぼ桜田家におり、泊まることもある。原作と比べると、噛ませ犬の立場に立たされることが多い。真紅と同様に破損した物を元に戻す力を使い、家一軒(桜田家)を修復したが、部分ごとにしか出来ない模様。薔薇水晶に奪われそうになった翠星石のローザミスティカを奪い、奮闘するも、最終的には倒されてローザミスティカを奪われたが、最終回の終盤で復活した。

[編集] 翠星石

(すいせいせき/Jade Stern)

声 - 桑谷夏子/水樹奈々

「ローゼンメイデン」シリーズの第3ドール。蒼星石の双子。一人称は大抵「翠星石」だが、「私」と言う時もある。口癖は「まったく、…」「…です(ぅ)」。所謂ツンデレな性格で、清楚で淑やかな容姿に合わずかなりの毒舌家。更に天邪鬼で計算高く高飛車な為、ジュンから「性悪人形」と呼ばれている。だが実は臆病かつ泣き虫で人見知りな為、すぐ誰かの後ろに隠れてしまう。喧嘩や争い事が嫌いで、姉妹同士が戦うアリスゲームも出来れば避けたいと思っている。人の心に育つ「心の樹」を成長させる「庭師の如雨露(じょうろ)」を持つ(心の樹に過剰に栄養を与えて腐らせ、その人の心の成長を妨げ記憶に縛り付けることも可能)。クッキースコーンなど、お菓子作りが得意。人工精霊はスィドリーム薄緑)で、庭師の如雨露を出して水を入れたり、夢の扉を開いたりする。

ジュンと出会った当初は、迷惑者扱いされた為か彼を毛嫌い、八つ当たりがてらに暴力を振るったり、登場後暫くの間はを突き破って入って来る為にその度にジュンに怒られて口論を起こしていた。しかし、彼が体を張ってドールを守ろうとする姿に次第に惹かれていく。アニメでは、ジュンについて「自分が側にいないと心配」と蒼星石に打ち明けている。
雛苺のことは小馬鹿にしておちょくっているが、水銀燈の攻撃から身体をにして守ったり、彼女が停止した時は取り返そうと発言したりと、本気で嫌っている訳ではない。真紅には、ジュンが彼女ばかり構っていると嫉妬しているような素振りを見せるも、原作で蒼星石を失くし慰めてもらった際は「真紅は優しいから好き」と言っている。
双子の蒼星石に対しては、原作とアニメの展開の違いにより態度にやや差異がある。「蒼星石のローザミスティカを奪う位なら自分はアリスになれなくても良い」と告げる等、蒼星石とはずっと一緒にいたいという願いがあるが、原作では蒼星石が早くにゲーム離脱する為にその想いがより切実なものとして描写されている。

服装はオランダベルギー民族衣装のような深緑ロングスカートエプロンドレス。アニメではフリル部分がかなり省略されている。容姿は目の色が蒼星石同様オッドアイで、右目がルビー色、左目がエメラルド色。髪は床に届く程の茶色のロングヘアで後ろで二つに分かれてロールしており(ちなみに登場初期では髪のロールは複数本あった)、白い三角巾のようなヘッドドレスを被っている。

戦闘法は、の世界に生えている『世界樹』の一部分や心の樹の枝を如雨露で操り、敵を束縛したり自身を防御したりするもの。アニメでは如雨露を使い接近戦もこなせる。契約者がいない間はそれ程戦闘力は無かったが、それを得てからは薔薇水晶を捕らえる等、飛躍的に向上した。

原作第1期では、蒼星石と庭師を分業していたが、一葉が自分の力を悪用しようとしたことから助けを求めに1人真紅の元にやって来た。水銀燈に追い詰められた時にジュンと契約する。中盤で蒼星石がアリスゲームに敗北すると、心の底に悲しみを抱えつつ気丈に振る舞う。終盤、雪華綺晶の手により体を操られた蒼星石に帽子を被らせた瞬間、右目から雪華綺晶のように白薔薇と茨を出した蒼星石によって茨で絡められる。その際、一時的に意識が戻った蒼星石に逃げるように言われるが、蒼星石と離れたくない翠星石はそのまま彼女を抱きしめた所で終わった。
第2期では、水銀燈・真紅が蒼星石の身体を乗っ取った雪華綺晶と戦っている所に乱入(この時も公民館の天窓をぶち破っている)、雪華綺晶と争った末に蒼星石とまかなかったジュンを契約させることに成功。その後、蒼星石に自身のローザミスティカを渡して彼女から雪華綺晶を追い出し、動かなくなったが、蒼星石が水銀燈からローザミスティカを返されたことでローザミスティカを戻され復活し、双子の力で脱出に成功。ローザミスティカを返そうとする蒼星石を泣きながら止めようとしていた。結局蒼星石がローザミスティカを返す必要が無くなった為、彼女と真紅と3人でまいたジュンの家に同居中。

アニメ第1期では、元治の精神回復が見込めないことと蒼星石に対する元治の束縛に耐えかねて、真紅の元にやって来る。薔薇水晶との初戦闘の際に、ジュンと契約。第2期では金糸雀を逃がすために薔薇水晶と真っ向から勝負するが、薔薇水晶に襲われた金糸雀をかばい、ローザミスティカを失ってしまう(一度、金糸雀が取り返したが、結局金糸雀のローザミスティカ共々奪われた)。しかし、最後には復活した。

[編集] 蒼星石

(そうせいせき/Lapislazuri Stern)

声 - 森永理科/登場せず

「ローゼンメイデン」シリーズの第4ドール。現在の契約者は桜田ジュン。一人称は「僕」。アニメ特別編で真紅に指摘され怒る様な描写があったが、ジュンに「蒼星石って男の子?」と聞かれた際には、間違われることは気にしていないと言っている。性格は生真面目で寡黙。「心の樹」の成長を妨げる雑草を取り除く「庭師の」を持つ(心の樹の必要な枝を切り落として、その人の心にしまわれた大切な記憶を奪うことも可能)。人工精霊はレンピカ(薄い青)で、庭師の鋏を出したり、夢の扉を開いたりする。

双子の翠星石とはいつも一緒だったが、自分自身をちゃんと持ち「半身」ではなく「一人」でいられる彼女にはコンプレックスを持っている模様。原作では翠星石と二人きりの時にしか見せない表情もあったものの、その想いの深さの分だけ羨みや憎しみも強く、翠星石と敵対した時は戦えることが嬉しいと言った。アリスゲーム離脱の際は彼女に「大嫌いだけど誰より大好き」と残している。

服装はシルクハットに袖口の長い白いブラウス、青いケープニッカーボッカー風の半ズボンを着用。翠星石同様、アニメではフリル部分が多少省略されている。髪は赤毛に近い焦げ茶色(アニメでは翠星石よりも若干赤みが強い)で前下がりのボブをベースにしたショートカットで、ボーイッシュ。瞳の色は翠星石同様オッドアイで、右目がエメラルド色で、左目がルビー色。

戦闘法は大柄で手の凝った「庭師の鋏」を使った接近格闘。アニメ第2期で突風を起こして金糸雀の攻撃を弾いたり、特別編でシルクハットをブーメランのように使っている。

原作第1期では、契約者・結菱一葉の「殺したい女性」の心の樹を巡り、真紅と翠星石の敵となる。水銀燈によって右腕を失った真紅に冷たい言葉を浴びせるなど、冷酷な一面を覗かせる。半身ではない「自分自身」を追い求めすぎて自分の影に縛られてしまうが、同じように影に縛られている一葉の心を救うことで自分も抜け出せるかもしれないと感じ、彼の心の影に飛び込んで打ち壊し、彼の心を解き放つも力尽き、アリスゲームに敗北した。ローザミスティカは翠星石に渡される筈だったが、水銀燈に横から奪われた。終盤では雪華綺晶に操られた状態で翠星石の前に現れる。しかし翠星石が帽子を被らせた所で一時的に意識を取り戻し、逃げるよう翠星石に警告。その後片目から白薔薇の茨を出して再び機能を停止した。
第2期では雪華綺晶にボディを分解されてまかなかったジュンの下に送られて組み立てられ、雪華綺晶の器として利用されるが、翠星石の策略で偶然まかなかったジュンと契約したことから自我を取り戻し、更に翠星石から彼女のローザミスティカを入れられて復活する。自身を組み立てたジュンをマスターと呼び、慕っているようだ。nのフィールド脱出のために、双子の両方の力が必要と判断し、水銀燈から「脱出後に自らの意思で水銀燈に預ける」と約束の上でローザミスティカを返してもらうが、翠星石を起こした際、彼女の無謀な行動を諌め、まかなかったジュンに「どちらが姉?」と言われた。そして翠星石と協力して脱出に成功した後、約束通り水銀燈に渡そうとしたが水銀燈が去ったためそのまま動き続けることとなった。契約の指輪は現在、まいたジュンに託されている。

アニメでは、ジュン達の変化にいち早く気付くなど、性格に一癖ある姉妹の中で唯一の常識人という立場にある。お茶の淹れ方を真紅と一緒にジュンに意見するなど桜田家に馴染む反面、真紅さえ諭す強い言葉を持つ。姉妹の良心・ブレーン役も担うがそれ故にアリスゲームで悩むことが多い。ほうじ茶等の和菓子が好きらしく、アニメでの契約者・芝崎元治の影響と思われる。翠星石同様に家事が得意で、達筆。第2期では真紅達と共に平穏な生活を送る事を選んだが、最終的に擬似アリスゲームに参加する。「お父様の望みは僕の望みだ!」などと自分の意見を出して戦ったが、水銀燈に敗北。正式なローゼンメイデンに敗れた為、雛苺と共に眠りについた。

アニメ特別編では当時、真紅と度々交戦を繰り返していたが、契約者に負担をかけすぎてしまい、翠星石と共に契約を破棄した後、別の時代に旅立っていった。

[編集] 真紅

(しんく/Reiner Rubin)

声 - 沢城みゆき/堀江由衣

本作のヒロイン。「ローゼンメイデン」シリーズの第5ドール。一人称は「私」。女王様気質でプライドが高く、マナーに厳しいが、契約者との絆を尊重する他、仲間への思いやりもあり、桜田家に集う姉妹のリーダー的存在となっている。常に冷静沈着で貫禄や威厳すら感じさせる言動も多い反面、他の姉妹に頼られる事が多いため悩みなどを素直に言えず、アニメではそれを見かねた蒼星石に「困った妹だ」と言われている。他の姉妹を倒しローザミスティカを奪ってアリスになることに疑問を持っており、アリスゲームを「自分なりのやり方」で終わらせようとしている。好物は紅茶。自ら淹れることはなく、専らジュンやのりに淹れさせている。趣味は読書、テレビ番組『くんくん探偵(劇中劇)』視聴。よくドイツ語で書かれた錬金術関連の本を読む。『くんくん探偵』は、毎日欠かさず見ており、くんくんへの熱愛ぶりは、冷静さを失う程で、周囲を呆れさせている。苦手な物は既知の物で、、暗闇、水銀燈、ラプラスの魔。また、料理も下手。人工精霊はホーリエ(赤)で、かなり優秀。

契約者のジュンを下僕としてこき使いながらも、自分の弱さと向き合える彼を「勇敢」と評するなど成長を促す重要な役割を担っており、良い関係を築いている。水銀燈とは犬猿の仲だが、「ジャンク」と呼んだことを詫びる等、自分に非があった場合は素直に受け入れる。翠星石や雛苺に対しては一歩引いた目線で見守っている。

服装は真紅のワンピースに、ケープコートとボンネット状のヘッドドレスを着用。アニメではドレスとケープコートの裾の黒いレース部分が省略されている。また、ヘッドドレスのバラのコサージュは、原作では赤、アニメでは薄いピンク色になっており、若干大きい。袖口のデザインも異なる。瞳は碧眼。髪型は背丈よりも長く先がカールした金色のツインテール。これは時折、の様に使用されるが、相手が気安く触ろうとしたり、プライドを傷つけられたりした時に、罰やしつけとして叩く事が多く、原作ではみっちゃんに「巻き毛ウィップ」と呼ばれている。

原作では薔薇花弁を集めた「薔薇の尾ローズテイル)」という技を使用する。ある程度独立した行動をさせることもでき、簡単な命令(目標を追跡させる等)を与えることも可能。アニメでの戦闘法は、ステッキを用いた接近戦と薔薇の花弁を射出することによる遠距離攻撃や防御壁。この花弁を人形の中に入れて操ることもできる。ステッキは、特別編にてホーリエが召喚するシーンがある事から主に武器として使用していた模様。小説版ではジュンの力を大幅に使った大技「薔薇の竜」でジャバウォックを倒した。また、他の姉妹とは違い肉弾戦に持ち込むことも多い。

原作第1期の終盤では、ドールの契約者の心を狙う雪華綺晶の罠に落ち、ジュンを護るべく自ら契約を破棄した所で終わった。
第2期では「まかなかった世界」のジュンの元に送られたレプリカに宿り、仮の器として活動している。自分を復活させたジュンを「仮下僕」と呼び、こき使いながらも気にかけている。その後、ジュンが携わった演劇に人形のふりをして参加している最中に雪華綺晶が現われ、水銀燈と共に対決する。しかし力をほとんど失っており、契約に耐えられないことが指摘されていた。nのフィールド脱出のために大時計を動かしたことで体が崩れたが、雛苺のローザミスティカが守っていた本来のボディを雪華綺晶のアジトから持ってきた、まいたジュンにねじを巻かれ、復活した。現在の契約者は無し。

アニメでは、第1期で因縁の戦いの末に水銀燈を倒してしまった後悔から穏やかに暮らす事を望むようになり、アリスゲームを放棄する。だが第2期では槐の策略で擬似アリスゲームに参加。薔薇水晶に一度は勝利するも、とどめをためらった隙をつかれて敗れたが、終盤で復活。

アニメ特別編では好戦的かつ粗暴で、蒼星石と度々戦っていたが、決定的な一撃を与えられず、思った以上に苦戦していた様子。水銀燈とは深い因縁があり、胸元に付けていた一番の宝物であるローゼンのブローチを、当初仲が良かった水銀燈に壊された怒りで、彼女を「ジャンク」と罵ったことで完全に決裂した(それ以降、ブローチを見ると当時のことを思い出すので、現在はその代わりに薔薇の飾りを付けている)。

[編集] 雛苺

(ひないちご/Kleine Beere)

声 - 野川さくら/金田朋子

「ローゼンメイデン」シリーズの第6ドール。一人称は「ヒナ」。口癖は「…なの〜」「…のよ」「うにゅ〜」。泣き虫で甘えん坊かつ我侭で、姉妹の中でも特に幼稚な為、翠星石から「チビ苺」等と呼ばれてからかわれているが、ジュンや巴、姉妹への思いやりは強く優しい。好きなものはお菓子。中でも苺大福が大好物で、口癖の「うにゅ〜」は苺大福を指すことがあり、お絵描きとも好き。孤独が嫌い。原作では前の契約者(コリンヌ・フォッセー)がフランス人であり、フランス語を話していた為、今でもフランス語を話す癖が抜けていない。特にPhase5、6では随所に用いられていたが、それ以降は「はい」「いいえ」の代わりに「うぃー(Oui.) 」「non!」と答える程度になっている。アニメではワニなど爬虫類系のぬいぐるみがお気に入りであり、悪事を働く翠星石へのトラップとしても活躍。字は壊滅的に下手で、『水銀燈の今宵もアンニュ〜イ』Vol.3の劇中劇で水銀燈にハガキを送った際にめぐから「ひないご」と誤読された程である。ただ、先述のハガキに描いていた絵をめぐから「前衛絵画」と勘違いされ大絶賛された。人工精霊ベリーベル(ピンク)を使うが、雛苺の躾け不足でイマイチ頼れない性能になっている。当初の雛苺のデザインコンセプトは「毒入りお菓子」。「雛苺」という名前の由来は、最初「雛」という字を使うことだけ決まっていたが、そのあとが決まらず、原作者が外を歩いていたところ「ひな祭りフェア」として苺大福を売っていて、そこから思いついた。

桃色を基調としたベビードールのような活動的な服装で、頭に大きな桃色のリボンを付けている。髪型は金髪で内巻きの縦ロール。瞳の色は黄緑

戦闘法は、当初茨を操る、人形を巨大化させる能力があったが、真紅との戦いで力を使い過ぎて、危うく契約者・柏葉巴を消滅させかけた。そのため自ら契約を破棄、敗者となることを覚悟したが、それを良しとしない真紅に「自分の配下となるか、只の人形となるか」の選択を迫られ、前者を選択。結果パワーダウンしてしまい、以降は苺わだち(苺の実がついたツル)を操る能力のみとなった。それでも人一人を軽く持ち上げたり、一時的に相手を束縛したりすることが出来るが、大抵は燃やされたり切られたりする。尚、巴との契約解消後は、真紅を通してジュンから力を得ている為、戦いの中では率先してジュンを守ろうとする等、真紅を助けようとする強さを見せる。

原作、アニメ共に、彼女が2番目の敗者となってしまう。原作では雪華綺晶に体を奪われ、ローザミスティカのみでの魂の維持が出来なくなり、「私のやり方でアリスゲームを終わらせる」という真紅と共に皆を護るために、自らの望みで真紅にローザミスティカを託した。そのため、原作第2期には未登場だが、そのローザミスティカは「まかなかった世界」へ行く真紅を助ける為に真紅の本体ボディに残っていた。

アニメでは蒼星石の敗北(=アリスゲーム開始)に伴い、真紅を通してジュンから力を得ることが出来なくなり、ローザミスティカを真紅に託し、巴に「ありがとう」と告げて巴の腕の中で機能を停止した。

[編集] 雪華綺晶

(きらきしょう/Schnee Kristall)

声 - なし(声なしで一瞬の登場)/登場せず

「ローゼンメイデン」シリーズの第7ドール。原作第1期では水銀燈にしか名乗っておらず、真紅と翠星石から「白薔薇」と呼ばれていた。おどけた奇矯な性格で、鏡にへばりついて向こうで姉妹の様子を伺ったり逆さまになっていたりする所や、真紅を罠に掛けた際にマザーグース(『クックロビン』)を歌いながら近づいたりと、他の姉妹には無い彼女独特の狂気と不気味さが演出されている。反面、姉妹全員が同じ時代に現れるまで姿を表さなかったり、契約者・オディール・フォッセーや敗北した蒼星石を利用するなど、用心深く狡猾な面も見受けられる。

容姿は、右眼のアイホール(空洞状)から白薔薇が咲き誇っている。髪はストレートウェイビーのホワイトロング(原作では淡いピンクのようなクリーム色)のツーサイドアップにしている。 服装は白薔薇の髪飾りに白いミニスカートと編み上げのロングブーツ、瞳の色は金色(アニメではゴールドグリーン)。

相手の心の隙につけこみ、幻覚を見せる事で相手の心をnのフィールドに拘束し、現実世界では昏睡状態にする事が可能。その他にも白い茨を操る能力を持つ。

「物質世界に存在を縛られること自体がアリスへの枷となる不要の形骸なのか?」というローゼンの考えから創られた為に実体が無いアストラル体のドールで、今までは器が無い為に現実世界に出ることやアリスゲームに参加することが出来なかった。

実体を持たない故か、他の姉妹が契約者の生命力を礎にしているのに対し、彼女は契約者の心を奪う事で自らの体を維持し、活動している(ただし実体を得た後は、水銀燈のように他人から強制的に生命力を得て糧にすることもできる)。また自分がアストラル体であることを嘆き、全てのドールの体を欲する反面、ローザミスティカ自体には興味を示していない。しかし、ドールズの本質であるローザミスティカに無頓着な様は他の姉妹から見れば異常以外の何者でもなく、水銀燈には「本当の意味で壊れている」と言われた。

原作第1期では同じ時代に全てのローゼンメイデンが揃ったことで、アリスゲームに参加しようと雛苺の体を奪い、実体を得た。さらにその後の暗躍で、ドールズの大半をnのフィールドに閉じ込め、壊滅状態に至らせる。
原作第2期では、契約者やまかなかった世界の真紅を付け狙い、まかなかった世界のジュンの元に、自らが保有していた蒼星石のパーツを送って組み立てさせた。直後にジュンが携わった演劇にそのドールの体に入る形で乱入し、ローザミスティカを2つ抱える水銀燈、真紅と互角以上の戦いを繰り広げ、ジュンに自身との契約を迫る。しかし、翠星石によってジュンと蒼星石が契約したことから蒼星石の体を追い出され、一時撤退を余儀なくされた。

彼女の人工精霊は現在のところ登場していない。単に登場していないだけなのか、元からいないのかは不明。

アニメのオリジナルキャラクター・薔薇水晶と容姿や言動が似ており、彼女が第7ドールと称したことから、当初は薔薇水晶との区別がしにくく、実際に名前が公表されるまでは薔薇水晶と混同する視聴者が多かった。尚、自身はアニメ第2期最終回で、姿だけ数秒のみ登場している。

[編集] アニメ版のみに登場するドール

[編集] 薔薇水晶

(ばらすいしょう/Rozenkristall)

声 - 後藤沙緒里/登場せず

初登場はアニメ第2期。登場時は「ローゼンメイデン第7ドール」と名乗っていた。アニメオリジナルのドールだが、キャラクター原案は原作者PEACH-PITによる。また、薔薇水晶に関する逸話は演じた後藤沙緒里の項も参照。

服装は、紫のドレスにロングスカートと紫水晶の髪飾り、足先に薔薇飾りが付いたハイヒールの紫色のロングブーツ。髪型は先にウェーブが少しかかった紫のような髪のウェイビーパーマをツーサイドアップにしている。瞳の色は金色。左目に薔薇模様の眼帯をしている。(眼帯自体に特に意味はないが、第2期放送終了後の松尾監督のインタビューによると、涙を隠して戦う為だったらしい。)人工精霊は無い。雪華綺晶との相違点は、服の色、目の薔薇の位置、 服装のデザインと髪飾り、髪型、喋り方である。

戦闘法は、主に地面から水晶の柱を出現させるもの、水晶のを召喚して攻撃する方法がある。前者は専ら戦いを組み立てるために使われることが多く、積極的な攻撃として用いられるのは後者。更に水晶のを飛ばす、相手を結晶内に封じ込める、他にも回避行動の際のテレポート、遠距離から衝撃波を放つことも出来る。水銀燈を警戒させ、蒼星石を一撃で倒すほどの実力を誇るが、精神面では心が欠落しているかに見えるような所がある。

寡黙で無表情だが好戦的。舌足らずな話し方で、相手の言葉をそのまま真似る癖がある。他のドール達にアリスゲームを唆して、最終的にローザミスティカ全ての占有を狙う。契約者については不明だが、白崎との意味深な関係など、謎が多い。正体は、槐が師匠・ローゼンを超えるべく作った贋作。ローザミスティカを持たず、「お父様」である槐への想いで動いていた。彼への愛情は強く、特別編においては彼を恋人のように振舞う様子などもみせた。物語終盤で真紅達の6つのローザミスティカを手に入れ、槐に得意気に話していたが、直後ローザミスティカの力に体が耐え切れず自壊、嘆き悲しむ槐と共に光に巻き込まれて消えた。

ドラマCD(ボーナストラック)では、白崎の「個性が足りない」という意見で、白崎や槐のリクエストに応じて様々なキャラクターを演じた。

[編集] 人間

人間キャラクターの名字には、木へんもしくは草冠の漢字が入った名字が多い。 なお、原作に登場するマスターの殆どが、の名称から苗字が付けられている。(桜餅、柏餅、柿餅、菱餅、草餅)

[編集] 桜田のり

(さくらだ のり)

声 - 力丸乃りこ/久川綾

ジュンの姉で高校生。海外赴任中の両親に代わって甲斐甲斐しく家事を切り盛りしている。真紅達からは「召使い」とされている。学校では女子ラクロス部に所属。

ジュンと異なり社交的だが、ドジで天然ボケ。面倒見が良く心優しいが、怒ると怖い。基本的に深く物事を考えない性格でもある。常に弟を心配し思いやるが、お節介で過保護なため、鬱陶しがられている。自分の下着を盗まないので心配する程。また、彼の要望を何でも聞き入れる為、逆に彼の引き籠りを助長させていた。アニメでは、その事に気付き、ジュンを叱った。幼少時代は、ジュンにお人形の服を直してもらっており、今でも時々彼を頼るようだ。

真紅達を溺愛しているが、アリスゲーム云々の詳しいことは知らず、初めて見た真紅を、ジュンが通信販売で購入した精巧な洋物ダッチワイフと勘違いした。但し、意外と空気を読み、原作で翠星石が立ち直った様子に安堵し、アニメでは薔薇水晶との決戦前の真紅達に「はなまるハンバーグ」を朝から振舞っていた。原作では、雛苺の死を知ると同時に初めてアリスゲームの存在を知り、悲しんでいた。

料理上手で、「はなまるハンバーグ(花の形をした目玉焼きがのったハンバーグ)」「ぷりぷりハートのオムライス(ケチャップライスの中にミートボールが入っている)」など、時々手の込んだ料理を作ってはドールズを喜ばせている(時々「はちみつ黒酢」等の奇妙なメニューを作って困らせたりもしている)。

「まかなかった世界」ではOLをしながら実家で暮らしている。

[編集] 柏葉巴

(かしわば ともえ)

声 - 倉田雅世/川澄綾子

ジュンの幼馴染みで同級生。雛苺の元契約者。左目下に泣きぼくろがある。家族からも学校でも優等生と見られており、クラスでは学級委員を務め、友人としてジュンを気にかけている。特にアニメでは、図書館で勉強をしたり、共に槐のドールショップに行ったりと良き友人であることが窺える。特技は剣道で、幼い頃から父親に習っており、学校でも剣道部に所属。しかし、本当は退部して受験勉強に専念したいことや、学級委員も本当はやりたくなかったことを父親やクラスの皆に言えず、いつも本心を言えない自分に悩んでいる。

幼い頃はジュンとよく遊んでいたが、父親の仕事の都合で他の町へ引越し、中学1年生の頃に再び戻ってきた。

自分の生命力を雛苺に吸い取られ過ぎて危うく指輪に取りこまれそうになったが、契約解消後も仲は良く、雛苺の成長を喜んでいる。時々雛苺のために苺大福を持って桜田家を訪れたり、苺やあんこ入りのおにぎりを作ってあげたりする。

原作では少し暗く口数も少ないが、アニメでは明るく口数も多く叙情的。

名前の由来は柏原芳恵

[編集] 柿崎めぐ

(かきざき めぐ)

声 - 河原木志穂/登場せず

水銀燈の契約者の少女。原作では水銀燈の螺子を巻いたが、水銀燈がなかなか契約を結ぼうとせず、Phase37で遂に正式に契約、第1期終盤で雪華綺晶に攫われた。アニメでは第2期から登場。水銀燈の螺子を巻いた訳ではないが、薔薇水晶に導かれるまま一人でに目覚めた水銀燈に対し、一方的に契約を結んだ。

有栖川大学病院に心臓の病で入院しており、完治するには移植手術が必要だが、幼少時からの度重なる短命宣言で生きる気力を失っている。普段はベッドで横になっているが、外を歩く程度はできる。病弱な自分を「壊れた子(ジャンク)」と言っている。自分の前に現れた水銀燈を「天使さん」と呼び、彼女が自分の命を使い切ることを望んでいる。

両親は父親の多忙な仕事やめぐの件等、家庭の不和で別居、入院費など経済的に都合が良い父親が自身の世話をしているが、それでも滅多に逢えず、その結果「両親にも見捨てられた」と悲観な思想へと繋がり、生きる気力を失う気持ちの後押しともなっている(親には死んでほしいと口にする反面、本当は両親といつまでも仲良く幸せに暮らしていたいという一般生活への憧れもある)。原作では、看護師や見舞いに来た父親に暴言を吐いたり物を投げつけたりと反抗的な態度を見せているが、アニメでは性格が比較的大人しくなっている。特別編では両親が見舞いに来ていたらしい。

かつて発作を起こした時に、祖母がいつも自分のために歌ってくれた『からたちの花』を水銀燈のためにいつも歌っている。その祖母の死を機に死を恐れなくなった。病院の看護師達の間では、変わり者、手のかかる子と見られている。アニメでは『からたちの花』から、オリジナル曲の『瞬』(松尾監督が作詞、唄は、めぐ役の河原木本人。この曲は「トロイメント」サントラCDの他、ラジオCD水銀燈の今宵もアンニュ〜イ(ソロCD版Vol.1)』に収録)に変更されている(因みに『からたちの花』は、作詞北原白秋作曲山田耕筰の実在する唱歌であり、現在著作権保護期間中のため、これが変更の要因の一つと考えられる)。

原作第1期では、雪華綺晶にさらわれた所で、終わっている。原作第2期では雪華綺晶によって、どこかに隠されていたが、その後元の世界に戻り、看護師曰く「養分を吸い取られたみたい」に全快。退院後はジュンのクラスに転校。なお、ジュンより2学年上でありながら、中学校に転校した理由は、長い入院生活の為に学校に通えなかったことの他に、ジュンに会う為だと語るが、その目的は不明。

小説版では、「親切な人」にジャバウォックをモチーフにした指輪を貰い、それを嵌めた結果、ジャバウォックに「夢の扉」を吸収され、深い眠りに就いた(その事により、めぐを目覚めさせるために水銀燈はジャバウォックを探し出し、倒す決意をした)。この事からめぐとジャバウォックには何らかの繋がりがあると思われるが結局真相は謎のままである。

[編集] 水銀燈の今宵もアンニュ〜イ

このラジオCD(Vol.1はゲスト、Vol.2以降はアシスタントに昇格)では、元々死を恐れない性格がかなり強調された結果、本編以上に掴み所のないキャラとなり(河原木曰く「どんどんキャラがとんでもない方向へ進んで行って…」との事)、メインパーソナリティーの水銀燈のペースを散々乱している。

Vol.1では「ある意味、怖い存在」、Vol.3では「…めぐ、恐ろしい子!」と言わしめたり、『名探偵くんくん』に冷たい態度を取って水銀燈を唖然とさせ、『アニメージュ』付録CD版では釣りと偽投稿で水銀燈をからかい、挙句の果てには投稿内容に怒っためぐが「ジャンクにしてやるわ…」と言い放って水銀燈を慌てさせた程である。

Vol.2の放送後記では他の出演者らに「水銀燈がめぐによって(心の)ジャンクにされた」と言わしめる一方、河原木は「これでも抑えてる」と弁明しているが、「もう真っ黒、焦げちゃってる」とツッコまれた。

Vol.3では『Thankful Anniversary(Megu Ver)』を歌っている(当作品の登場キャラ自らキャラクターソングを歌っているのは、現時点では彼女のみである)。

[編集] 草笛みつ

(くさぶえ みつ)

声 - 川瀬晶子/登場せず

金糸雀の契約者。金糸雀を溺愛している。熱狂的なドールマニアで着せ替え用の服を沢山買い集めており、そのためならカード破産も残業(原作)もバイト(アニメ)も厭わない。アニメでは槐のドールショップにも出入りしていた。「ローゼンメイデン」シリーズのこともかねてから知っているが、アリスゲームのことは金糸雀から聞かされているものの、実際はお遊びの意味でのゲームだと思っている。

料理上手で、いつも金糸雀の弁当やおやつを作ってあげている。

ジュンを「ジュンジュン」と呼ぶ。ジュンとしては強引なノリのため、若干苦手なタイプらしいが、のりとは妙に息が合う。一人称は「みっちゃん」。原作では、翠星石から「デカ人間」、真紅からは「みっちゃんさん」と呼ばれる。

職種はパタンナーで、その才能を活かしてドール服の自作等もしているが、その腕前はジュンには劣る。ドール系HPを開設しており、将来は独立して自分の店を持つのが目標で、そのための努力も惜しまない。ジュンにドレスの依頼をして、結果的にジュンのマエストロとしての才能を再び開花させるきっかけを与えた。因みに彼女が原案、ジュンが(殆ど)改修して作ったドレスは、ネットオークションに出品した結果、入札件数数十件、最終的には3人の競り合いで終了直前の入札、延長の繰り返しで結果、最終落札価格145,000円という物凄い結果となった。これを機に本気でコンビでのアマチュアディーラーとしてデビューする気だったが、ジュンに断られた。 原作第2期にも登場。金糸雀のマスターとして異次元にいるジュンと連絡を取っている(現在ジュンが連絡を取れているのは彼女だけである)。

原作とアニメの相違点はソバカスの有無。原作ではかなり目立つソバカスがアニメでは無い。また、原作では初登場から暫くの間職業不詳だったが、アニメではかなりやり手のOL(一説には秘書)として描かれている。

名前は女優の草笛光子から取られた[要出典]。なお、アニメでは姓が明かされておらず、エンドロールにおける役名も「みっちゃん」と表記されるにとどまっている。

[編集] 結菱一葉

(ゆいびし かずは)

(原作のみ登場)高台の薔薇屋敷の主。元華族の結菱家の長男で、蒼星石の契約者。結菱家には幼年期のジュンも訪れたことがある。 薔薇屋敷の一件における黒幕。当初は自分の元から逃げ去った翠星石を馬鹿な姉人形と蔑んでいた。弟の二葉の死を認めたくないあまり、戸籍上「結菱 二葉」として生きることを選んだ。弟の二葉は昭和32年に、ヨーロッパで女性と駆け落ち中に船舶事故で死んでおり、一葉はその女性に復讐するため、蒼星石と翠星石の力を使い女性の心の樹を朽ちさせようとした。自分の元から逃げた翠星石から如雨露とローザミスティカを奪う為に蒼星石をあやつり、ドール達を自分の夢の世界へと誘い込む。しかし彼女も二葉の死を悲しみながらもそれを乗り越え生きることを選んだことと、そして自分も彼女を好きだったことを思い出す。蒼星石の命を懸けた行動によって自分の影から解き放たれ改心した。翠星石からは「極悪爺」と呼ばれていたが、改心後は「おじじ」と呼ばれている。

蒼星石が動かなくなってからも、寂しさを紛らわすかのように蒼星石を椅子に座らせて話しかけており、その気持ちを汲んだ翠星石が週に1度、彼の元を訪れてはお茶の相手をしていた。その後、雪華綺晶によって昏睡状態に陥り、病院へと移されている。契約が切れた現在も未だに蒼星石から高い忠誠を得ており、蒼星石は毎晩、一葉が戻った時の為に薔薇園の手入れを続けている。

[編集] 柴崎元治

(しばさき もとはる)

声 - 西川幾雄

(アニメのみ登場)アニメでの蒼星石の契約者。時計職人の老人。一人息子を失い、またそのショックで妻・マツが寝たまま目覚めなくなったことで、彼自身も精神破綻を起こし、蒼星石を亡くなった息子だと思い込み束縛していた。水銀燈に利用されるが、ジュン達がマツの夢に入り込み彼女を起こしたことにより、自身も息子の死を認め、以前の自分を取り戻した。以降も、孫同然に蒼星石を可愛がっている。翠星石からは「おじじ」、蒼星石からは「マスター」と呼ばれている。

第2期では芝崎元治とクレジットされているがどちらが正しいかは不明。時計店の看板には「芝」の字が書いてある(第2期9話参照)。

[編集] 柴崎マツ

(しばさき マツ)

声 - 鳳芳野

(アニメのみ登場)元治の妻。息子を交通事故で失ったショックで昏睡状態に陥ってしまう。蒼星石はマツの生命の木を探すも、夢の中は真っ白で見つからなかったが、ジュン達の活躍により目を覚ます。翠星石からは「おばば」、蒼星石からは「おばあちゃん」と呼ばれている。自身は翠星石を「翠ちゃん」、蒼星石を「蒼ちゃん」と呼んでいる。

元治同様、第2期では芝崎マツとクレジットされているがどちらが正しいかは不明。また、設定資料集1、アニメファンブック『エーデルローゼ』では柴崎テイという名前となっている(『エーテルローゼ』第2版以降は「マツ」に改訂されている)。

[編集] 柴崎一樹

(しばさき かずき)

声 - 松元恵

(アニメのみ登場)柴崎元治とマツの一人息子。幼い頃に交通事故で命を落としている。死後はマツの夢の中でマツと一緒に永遠に夢の中に居続けようとしていた。しかしマツの夢の中に入ってきたジュン達に説得されて夢の中に閉じ込められていた真紅と雛苺の脱出の手伝いをし、更に眠り続けていたマツを解放して目覚めさせる。その後、別れ際に真紅たちに両親への想いを伝えると満足して消えていった。

[編集] コリンヌ・フォッセー

(原作のみ登場)オディールの祖母でフランス人の雛苺の元契約者。裕福な家庭に住んでいて毎日雛苺と楽しく過ごしていたが、戦争の時代(時代背景から、第二次世界大戦の1940年 - 1945年(ドイツのフランス侵攻時)辺りと思われる)が始まり、疎開する際に雛苺をどうしても連れて行けなくなり、苦渋の選択で雛苺を置いて去ってしまった。その後、亡くなる直前まで雛苺のことを気にかけており、孫のオディールに雛苺の捜索を託す。

アニメ第1期第2話でも雛苺の前の契約者が同様に雛苺の鞄を閉じて去る場面が存在するが、コリンヌと同一人物であることを裏付ける描写はなされていない。

[編集] オディール・フォッセー

(原作のみ登場)雪華綺晶の契約者。コリンヌの孫娘で、雛苺が見間違える程、祖母・コリンヌと似ている。自らの指輪を雛苺の物と信じ込み、桜田家を訪れるが、その後雪華綺晶によって眠りに就かされ、昏睡状態に陥り、そのまま有栖川大学病院に搬送され現在入院中。このことからめぐたちからは「眠り姫」と言われる事がある。

[編集] サラ

声 - 真田アサミ

アニメ特別編で登場。劇中描写から19世紀後半頃と思われる時代の真紅の元契約者で、イギリス人の少女。家は裕福だが、結構お転婆で母親からよく叱られる。猫のジョナサンを飼っているが真紅のことを含め、このことは両親には隠している。真紅のことが大好きらしく、劇中で真紅の影響と思われる発言をした。一方、水銀燈に対しては、「色が白くて気持ち悪い」と言い、真紅が水銀燈ばかりに構っている事を不満に思っていた様子。

翠星石と蒼星石が次の時代へと旅立ち、同じ時代にローゼンメイデンがいなくなったので、この時代に留まる必要はないと判断した真紅は次の時代へ旅立つために契約を解除。別れも言わないまま眠っているサラに「立派なレディになるのよ」と告げ、サラの元を去った。尚、担当声優は現在の真紅の契約者・ジュンと同じである。

[編集] 梅岡

(うめおか)

(原作のみ登場)ジュンのクラスの若い男の担任教師。ジュンを学校へ来させようと何度か桜田家を訪ねている。一生懸命で生徒思いだが、ジュンの前ではそれがいつも裏目に出てしまう。

大人の見解と解釈で、ジュンの才能を全校生徒に認めてもらおうと勝手に全校集会でジュンのデザインしたドレスを公表してしまった。ジュンの引き籠りの原因を作った人物とも言えるのだが、本人は無自覚である。原作第2期では、ジュンが再登校をした際、下手に特別扱いしない等、自分なりにジュンを気遣うが、相変わらず苦手意識を持たれている。

アニメ第1期第3話にもジュンの担任教師が登場しているが、一瞬であるため、同一人物かどうかは不明。

[編集] 山本

(やまもと)

声 - 間島淳司

(アニメのみ登場)のりの同級生。のりに想いを寄せており、告白したものの、天然ボケののりは告白だと気づかなかった。その後何度も告白しようとするが、いつもあと一歩の所で失敗する。告白のためラクロスのラケットをプレゼントしようと桜田家を訪れた際に寝ぼけたのりにセールスと間違われたり、自転車に乗ったのりに気づかれず追いかけて途中で力尽きたり、蒼星石の乗った鞄にブチ当たって気絶したり、金糸雀を撃退しようとした翠星石にバケツで水をかけられるなど、不幸な目に遭っている。

[編集] ローゼン

「ローゼンメイデン」シリーズを作った伝説の天才人形師。男性らしく、ドール達からは「お父様」と呼ばれ慕われている。真紅曰く「名前は特に重要なものではなく、お父様はお父様」らしく、その他の素性も一切不明。ドイツ人という説もあるが、姿を変えている可能性もあるので定かではない。生きているかのようにリアルで繊細かつ緻密な作風から、収集家や一部の人形愛好者の間では評判。

究極の少女・アリスを生み出す為、錬金術でローザミスティカを生成しドール達を作ったが、誰もアリスに届かなかった事に悲嘆し姿を消したと言われている。人形師になる前は哲学者だったらしく、その後錬金術で不老不死を得て(尚、その辺りの時期に「サンジェルマン伯爵」と呼ばれていた。ローゼンクロイツとの関係が疑われるが真相は不明)、名や肩書きを変え何百年も生き続けているらしい。今もnのフィールドのどこかにいるらしいが、アリスとしか会う気はないという。

原作では幼少時代のジュンに会った事があるらしく、ジュンに人形劇と『ひとりの人形師の物語』を聞かせてあげていた。その時のローゼンの顔は空白のままだった。アニメでは金髪の青年の姿をしているが、目元は髪に隠れている。

特別編では、水銀燈の鞄や衣装まで用意しておきながら未完成のまま放置し、第2 - 第7ドールを作ってそのまま旅立ってしまう。なぜ、放置したのか、そして放置した後で水銀燈にローザミスティカを与えたのかは不明。

アニメ第2期最終話、ジュンの悲痛な叫びに応えるかのように、一度は飛び去った6つのローザミスティカと共に登場し、真紅達を復活させた後、真紅に「再びアリスを目指しなさい。しかし、その手段がアリスゲームだけとは限らない」と告げて去った。正式なローゼンメイデンに敗れた蒼星石と雛苺は、アリスゲームのルール上復活は出来ないが、ローゼンによればいつか魂を呼び戻すことができるとのこと。

[編集]

(えんじゅ)

声 - 小野大輔

(アニメのみ登場)アニメ第2期に登場。白崎と共にドールショップを営む金髪、ライムグリーンアイを持つ人形師の青年。寡黙でいつも工房で人形を製作している。ローゼンメイデンと同じような、螺子で動く人形を作っている。ローゼンの意図が理解出来ないジュンに、人形師の心情を説いた。

特別編にて物語の時代(主な交通手段が馬車で、イギリス・ロンドンのビッグ・ベンが建てられている辺りから19世紀後半頃と思われる)に白崎と一緒にローゼンメイデンを探していたことから、ローゼン同様、錬金術などの手段で不老不死を実現していると思われるが不明。

フェティストらしく、ドラマCDでは「薔薇水晶改造計画」の名のもと、白崎に「シチュエーションが細か過ぎる」と言われる程、薔薇水晶に口調や仕草等の注文を細かく出していた。「若奥様」のシチュエーションが好みの様子。

正体は自称:ローゼンの弟子で、彼を超える作品を作る為に薔薇水晶を作り、真紅達には「お父様」ことローゼンを騙り、擬似アリスゲームに誘導した元凶の1人である。但し、ローゼンの弟子である割には、ジュンに「たまたま真紅のミーディアムになっただけの子供」と言い捨てたり、ドールと媒介との絆を軽視したりしていた。人形師としての腕前はローゼンに挑戦するだけのことはあり、彼の作った薔薇水晶は真紅達との戦いに勝ったが、結局、ローザミスティカの力が抑えきれなくなり、崩壊してゆく薔薇水晶と共に光に包まれて消えた。その後、ドールショップは閉店した模様。

[編集] 白崎

(しろさき)

声 - 櫻井孝宏(第2期)・津久井教生(特別編)

(アニメのみ登場)アニメ第2期以降に登場。長髪に眼鏡のドールショップ店員。饒舌で少し軽い性格だが、謎めいた一面も持つ。ジュンと槐を引き合わせるが、裏では薔薇水晶と密談を繰り返す。

ドラマCDに収録された「薔薇水晶・改造計画」というエピソードでは、かなりハメを外していた。どうやらSM趣味があるらしい。

正体はラプラスの魔で、薔薇水晶を作成した槐を利用して、真紅達を擬似アリスゲームに誘導すべく監視していた。しかしながら、正体のラプラスの性格とのあまりのギャップに、違和感を覚える人も多い。名前に秘密があり、ラプラスの魔→白兎→しろうさぎ→しろさき→白崎という、ジョークが好きなラプラスの魔らしい名前になっている。アニメ特別編では、19世紀後半頃に槐と共にローゼンメイデンを探していたことから、槐とはかなり長い付き合いだと思われる。

[編集] 斉藤

(さいとう)

「まかなかった」世界に登場する女性。ジュンのアルバイト先である書店の同僚で、役者の卵である。ジュンとは対照的に明るく社交的な性格。優れた服飾デザインの素質を持つジュンに興味を示し、所属している劇団の活動へ彼を勧誘する。寡黙で強面な兄が居り、同じ劇団の裏方を務めている。

[編集] 山口

(やまぐち)

「まかなかった」世界に登場する、ジュンのアルバイト先の書店の雇われ店長。基本的に他人を見下しているのだが、アルバイトで働くジュンを激しく軽蔑しており、(自らと同様に)全て他人のせいにし周囲を見下してきたジュンにそれを指摘し、困惑させて楽しむなど、露骨に侮辱的な態度で接する。意外にも旧友の世話を焼く面もあるが、その様子さえも友人のいないジュンへの当てつけにしていた。しかしながらその言動は強ち間違っているとも言い切れないものがある。ジュンを含めて部下に対しては横暴な言動が目立つが、上司には露骨に媚び諂うなど、分相応に生きている人物とも言える。最終的に本店栄転の話を持ちかけられたジュンに対して掌を返すように態度を軟化させジュンと斉藤の笑い物となる。

[編集] 鳥海海人

(とりうみ かいと)

原作第2期から登場。2年4組在籍。図書館でジュンと知り合った少年。1年の頃、全校集会でジュンがデザインしたドレスを見て以来、彼に憧れを抱いていた。実家は古物商。父親がローゼンメイデンを探しており、初めてそのことを知る人物と出会えたことに喜び、以後仲良くなる。

[編集] その他

[編集] くんくん

声 - 津久井教生

人形劇『くんくん探偵』の主人公の犬。垂れ目・垂れ耳でいつも舌を出している。 「捜査に必要なのは、どんな小さなことも見落とさない観察力」が口癖で、幾多の難事件を華麗に解決している。

『くんくん探偵』は、劇中に登場するテレビ人形劇番組。 (なお、原作では「くんくん探偵」を「雛苺がお気に入りのアニメ番組」と説明している脚注がある。) 人形劇団(または株式会社)のーまっど製作。人形劇にしてはやけに本格的な推理劇(1話完結、時々前後編も)で、主な登場人物は、名探偵のくんくん、警部補兼親友のねこ警部、ライバルの怪盗ドロボウキャット(CDドラマ『「探偵」Detektiv〜』では怪盗ペロリーナ男爵も登場)など。劇中では映画化やDVD化もされていて、第2期1話の時点でDVDは6巻まで出ている(ドラマCDでは、『「探偵」Detektiv〜』で水銀燈が初めて見たのが8巻で、第2期のドラマCDで水銀燈の問いにジュンが答えた所、16巻まで出ている模様)。特別編で『くんくん探偵 シーズン1 スーパーガイドブック』があることから、おそらくシーズン2も放送されていると思われる。アニメではこの番組のスタッフロールが一度だけ表示されたことがあり、その際にもくんくん役の声優に津久井の名前が表示されていた。

水銀燈や薔薇水晶も含め、ドールズは皆くんくんファンである。特に真紅は熱狂的な大ファンで、普段の冷静沈着さを完全に失うこともしばしば。番組での抽選プレゼント「くんくん変身セット」に応募し見事当選。特別編ではネット通販で買ったガイドブックを片手にDVDを観ながら小まめにチェックしていた。CDドラマ『「探偵」Detektiv〜』では、水銀燈も彼に魅了された。一方でめぐからは『水銀燈の今宵もアンニュ〜イ』にて冷たい態度を取られている。

PS2用ゲーム『ドゥエルヴァルツァ』では、遂に彼が主人公の短編アニメも収録された。 2006年2月発売のドラマCDでは、同じ声優の演じるキャラ、ラプラスの魔と共演。ボーイズラブ作品さながらの演出が展開された。 第2期の最終話で『くんくん探偵』の副題が『人形たちの鎮魂歌』となっていたが、これを放送していた同年の春に公開された『名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌』と掛けていると考えられる。

同作者の漫画『DearS』『ZOMBIE-LOAN』『しゅごキャラ!』にも、それらしい人形が登場していた。

[編集] ラプラスの魔

(ラプラスのま)

声 - 津久井教生/中田譲治

nのフィールドに現れる謎のシルクハットを被りタキシードを着用。悪戯好きで道化的な言動が目立ち、ミステリアスで捉え所がない。ドールズのアリスゲームにちょっかいを出す。(参考:ラプラスの悪魔

アニメ第2期では「楽しき戯れ」と称して槐や薔薇水晶を上手いように扱い、擬似アリスゲームへと誘導し、「おもちゃ」呼ばわりしたローゼンメイデンを全滅させた張本人である。同期最終話で、蒼星石と雛苺のローザミスティカを奪い去り、雪華綺晶の元(nのフィールド)に逃走したと見える描写がある。結局なぜこんな事をしたかは不明。また、ジュンに「螺子を巻いただけの少年」と言い去るなど、槐同様媒介を軽視する描写がある。もっともその槐をも欺いているので、どこまで本気かも不明。

反面、原作においてはジュンを他の契約者達より特別視するなど、彼の過去について何かと詳しいような描写がある(現代の契約者の中でラプラスの魔と接触したのはジュンのみ)。原作第1期の最終局面ではジュンの前に扉を差し出し「開けますか? 開けませんか?」という問いを残した後、何処へと去って物語の幕を引く、応急措置的なデウス・エクス・マキナとしての役割を果たした。原作第2期では、まいたジュンに、真紅のレプリカのパーツを送る手引きをしている。

[編集] ジャバウォック

小説版のみ登場。童話『鏡の国のアリス』のジャバウォック同様、竜の姿をしている。nのフィールドで産まれたが、記憶もなく夢も見ない自分の存在する理由が分からず、それを求めてnのフィールドを漂っていた時、「夢の扉」の希望に満ちた眩い輝きに憧れ、独りでいることの寂しさと、「自分もあれを持ちたい」という欲求の末、扉を吸収するに至った(初戦後、真紅の意識も吸収されたが、翠星石の庭師の如雨露を使いジュンの夢を経由して、運よくジャバウォックの「夢」を発見、夢の中へ侵入して救出した)。

性格は素直であり、夢の扉を吸収したのも「孤独で寂しかった」のが主な理由であり、真紅を取り込んだ後も真紅をどうこうする気もなく、ただ真紅の質問に答え、会話をしただけである。

しかし夢の扉を吸収するということは、記憶と存在の拠り所でもある「心の映し鏡」を失い、その夢の持ち主も眠りに就くという意味でもあり、その結果、扉を吸収されたのりを含めた人間は勿論、雛苺や金糸雀までもが深い眠りに就き、蒼星石の「夢の思い出」も吸収された挙句、終には「9秒前の白」を起点にnのフィールドまでも呑み込みだした。夢の扉とnのフィールドを元に戻すため、真紅と翠星石、ジュンがジャバウォックとnのフィールドで対決、同じ頃にめぐも深い眠りに就き、ジャバウォックを探すためにnのフィールドへ来ていた水銀燈の陰ながらの援護もあり、ジュンの力を大幅に使い、苦戦の末に最後は真紅の「薔薇の竜」にて倒された。

作中、めぐにジャバウォックの形をした指輪を渡したという人物が出てくるが、ジャバウォックとの関連は不明。

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