かませ犬

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かませ犬(かませいぬ)とは、本来は闘犬において調教するに噛ませて自信を付けさせるためにあてがわれる弱い犬のことである。他の通称としてアンダードッグがある。

目次

[編集] 概要

強い闘犬を育てるには、まず弱い犬をあてがい、その犬を十分に噛ませることで勝つ味を教える。若い犬は戦い方がわからないのでうまく噛めない場合があるから、そういう場合には弱い犬をあらかじめ弱らせたり、口を縛ったりする例もあるという。往々にして、闘犬を引退した老犬がかませ犬として使われる。

[編集] スポーツ・格闘技の場合

ここから転じてスポーツ・格闘技において、選手やチームの調整のためや華々しい勝利を観客に見せつけるために意図的に対戦させる弱い相手を指すようになった(映画『ロッキー』におけるチャンピオンのアポロ・クリードに対するロッキー・バルボアのような立場)。

[編集] プロレスの場合

プロレスの場合、1980年代までチャンピオン格や未知なる強豪の外国人レスラーが来日した際に日本人・外国人含めて実力的に格下のレスラーほど先に挑戦させ実力を試させるケースが多く、マスコミはそれをかませ犬と呼んだ。1969年ドリー・ファンク・ジュニアが来日した際に日本プロレス時代のアントニオ猪木もドリーが持つNWA世界ヘビー級王座に挑戦した際、ジャイアント馬場の引き立て役がその例である。また、ブルーザー・ブロディハルク・ホーガンなどが初来日した際に当時国内では無名であったために未知なる強豪として、グレート小鹿星野勘太郎などといった中堅・若手格が実力試すための引き立て役で対戦させられたケースがある。別の意味として、1983年にメキシコから凱旋帰国した長州力が6人タッグの際に対戦相手に先頭で行かされた際にチームパートナーの藤波辰爾に対して「おれは藤波のかませ犬じゃない」と発言したことがある。

[編集] フィクションの場合

漫画(バトル漫画・格闘漫画)やアニメゲームなどのフィクション作品において、主人公や敵の強さを際立たせるため使われる「一見派手で強そうだが、簡単に負けるキャラクター」を指すことがある。新手の強敵が登場した際に強いが相手がより強いために負けるキャラクターは本来は「引き立て役」と呼ぶべきだが、同様にかませ犬と呼ばれることが多いようである。

[編集] 敵キャラの場合

ボスを取り巻いている雑兵格(もしくはザコキャラ)は簡単に倒され、主人公達の実力がどのくらいなのか解らないままなのでかませ犬にすらならない。ボスの側近格がかませ犬であることがほとんどである。

[編集] 味方キャラの場合

主人公達の中で主力格に入るのだがその中でも実力がワースト1・2に入り、自然と先頭に立ちやられてしまい、最初の犠牲者になるケースがほとんどである。大勢の中で強敵(もしくは主力格)にやられストーリーを盛り上がらせる役。後順に戦う味方キャラの勝利に結びつけるサポート役の種類がある。

[編集] 関連項目