かませ犬

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かませ犬(かませいぬ)とは、本来は闘犬において調教するに噛ませて自信を付けさせるためにあてがわれる弱い犬のことである[1]。他の通称としてアンダードッグがある。

[編集] 概要

若い闘犬には、まず弱い犬をあてがい、その犬を十分に噛ませることで勝つ味を教える。しかし若い犬は戦い方がわからず、うまく噛めないこともあるため、そういう場合には弱い犬の口を縛ったりする例もあるという。往々にして、闘犬を引退した老犬がかませ犬として使われる。

ここから転じて、スポーツ格闘技において選手やチームの調整のためや華々しい勝利を観客に見せ付けるために、意図的に対戦させる実力の劣る相手を指すようになった。映画『ロッキー』におけるチャンピオンアポロ・クリードに対するロッキー・バルボアのような立場が想定される。かつて、プロレスラー長州力藤波辰爾に対して「おれは藤波のかませ犬じゃない」と発言したことがある(1982年10月8日、後楽園ホール)。

更に、ここから転じて、フィクション作品において主人公または強大な敵役の強さを見せ付けるためのやられ役についても用いられるようになった。この場合においては、通常では強力な戦力として認知されている特殊部隊(実在のものか架空のものか、あるいは警察系か軍隊系かは問わない)さえもかませ犬として扱われることもある。

[編集] 脚注

  1. ^ 松村明(監修)『大辞泉』(小学館)

[編集] 関連項目

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