からたちの花

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

からたちの花」(からたちのはな)は、北原白秋作詞、山田耕筰作曲の日本の童謡である。文部省唱歌2007年(平成19年)に日本の歌百選に選出されている。同名の映画も作られた。

概要[編集]

山田耕筰と北原白秋は1922年(大正11年)に雑誌『詩と音楽』を創刊するなど親交があり、多くの歌曲を共作している。そのような関係の中から、1925年(大正14年)にこの歌が雑誌『女性』に発表された。

耕筰は幼い頃養子に出され、活版工場で勤労しながら夜学で学んだ。耕筰は自伝において、工場でつらい目に遭うと、からたちの垣根まで逃げ出して泣いたと述懐している。この歌は耕筰のこの思い出を白秋が詞にしたものである。

歌詞[編集]

からたちの花が咲いたよ。
白い白い花が咲いたよ。

からたちのとげはいたいよ。
靑い靑い針のとげだよ。

からたちは畑の垣根よ。
いつもいつもとほる道だよ。

からたちも秋はみのるよ。
まろいまろい金のたまだよ。

からたちのそばで泣いたよ。
みんなみんなやさしかつたよ。

からたちの花が咲いたよ。
白い白い花が咲いたよ。

映画[編集]

長谷健原作、[[]]監督、主演北原隆1954年北原白秋の若い頃、柳川時代を描いた作品。この映画で柳川は観光地として有名になった[1]

脚注[編集]

  1. ^ 川本三郎筒井清忠『日本映画 隠れた名作 昭和30年代前後』(中公選書2014年)。