ラピスラズリ
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ラピスラズリ (lapis lazuli) は、方ソーダ石グループの鉱物である青金石(ラズライト)を主成分とし、同グループの方ソーダ石・藍方石・黝方石など複数の鉱物が加わった類質同像の固溶体の半貴石である。和名は瑠璃(るり)。深い青色~藍色の宝石で、しばしば黄鉄鉱の粒を含んで夜空の様な輝きを持つ。
エジプト、シュメール、バビロニアなどの古代から、宝石として、また顔料ウルトラマリンの原料として珍重されてきた。日本ではトルコ石と共に12月の誕生石とされる。主成分にもラピスラズリとは異なる日付が誕生石として設定されている。
ラピスはラテン語で「石」 (Lapis) 、ラズリはペルシア語→アラビア語 "lazward"(ラズワルド:天・空・青などの意でアジュールの語源)が起源で「群青の空の色」を意味している。
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[編集] 性質・特徴
方ソーダ石グループの鉱物を主成分とする岩石で、複数の鉱物の混合物。青金石・方ソーダ石・藍方石・黝方石の4つに限っては、同じ方ソーダ石鉱物グループであり、類質同像の多結晶体をなしうる。方解石、黄鉄鉱は「混合」または「混入」するのみ。
- モース硬度: 5 - 5.5。
- 比重: 2.38 - 2.45。
- 屈折率: 1.50。
- 透明度: 半透明〜不透明。
- 色: 群青色、瑠璃色、時に白色、金斑色。
- 条痕色: 青色。
- 光沢: 硝子状〜脂肪状光沢。
- 晶系: 主成分は等軸晶系。
- 劈開: 不明瞭。
- 断口: 粗面、不規則。
- 塊状。
- 傷つきやすく、薬品にも弱い
- 塩酸と反応して硫化水素を出し、ゼラチン化する。
[編集] 成分
主成分の4種類の鉱物に他のいくつかの微量鉱物が入り混じって混合物をなしている。主成分となる4種類の鉱物は何れも等軸晶系のテクト珪酸塩・準長石である方ソーダ石グループの鉱物。
[編集] 主成分
- 青金石(lazurite、ラズライト)
- Na8-10Al6Si6O24S2
- 方ソーダ石(方曹達石、sodalite、ソーダライト)
- Na8Al6Si6O24Cl2
- 藍方石(hauyne、アウイン)
- (Na,Ca)6-8Al6Si6O24(SO4)1-2
- 黝方石(nosean、ノゼアン、ノーゼライト)
- Na8Al6Si6O24SO4
[編集] 副成分
微量、含まれない場合もある。
[編集] 生成・産出
ラピスラズリは接触変成作用でできる岩石で、結晶質石灰岩、つまり熱変成を受けた石灰岩(スカルン)中に産出する。
古代の原産地はほとんどアフガニスタンで、そのほかシベリア、チリ、カナダ、アメリカ・コロラド州などでも産出する。日本では産出しない。
[編集] 用途
[編集] 天然ウルトラマリン
詳細は「ウルトラマリン」を参照
ラピスラズリを原料とした青色顔料に天然ウルトラマリンがある。天然ウルトラマリンはラピスラズリを精製して製造する。ウルトラマリンとは「海(ラピスラズリの場合は地中海)を越えて」きたものという意味。なおウルトラマリンの内、青色のものをウルトラマリンブルーと呼ぶ。19世紀にはウルトラマリンは人工顔料として合成されるようになる。
[編集] 装飾品
[編集] 脚注
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- Lapis Lazuli: Lapis Lazuli mineral information and data. (mindat.org) (英語)
- ラピスラズリ「天空の破片」((有)クロマニヨン)
- ギャラリー250・293(鉱物たちの庭)

