利根川進
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利根川 進(とねがわ すすむ、1939年9月5日 - )は、日本の生物学者。1987年、ノーベル生理学・医学賞受賞。現在、マサチューセッツ工科大学教授(生物学科、脳・認知科学科、元・学習と記憶ピカウアセンタ所長)を勤める他、ハワードヒューズ医学研究所研究員、RIKEN-MIT神経科学研究センタ所長兼研究員等も兼任。
分子生物学と免疫学にそのバックグラウンドを持つが、近年は、脳科学・神経科学にもその関心を広げ、Cre-loxPシステムを用いた遺伝子ノックアウトマウスの行動解析等による研究で成功を収めている。
目次 |
略歴
- 1939年:愛知県名古屋市に生まれる。
- 1958年:東京都立日比谷高等学校を卒業。父の勉も日比谷高校出身である。一浪の後、1959年、京都大学理学部に入学。元京都大学総長である尾池和夫とクラスメートであった。
- 1963年:京都大学理学部化学科卒業。同年四月、同大学院理学研究科に進学し、同大学ウイルス研究所の渡辺格に師事するものの、渡辺の薦めもあり、分子生物学を研究するため、設立されたばかりのカリフォルニア大学サンディエゴ校へ留学。
- 1968年:カリフォルニア大学サンディエゴ校博士課程修了。Ph.D. in molecular biology
- 1969年:米ソーク研究所・ダルベッコ研究室でポスドク研究員
- 1971年:バーゼル免疫研究所(スイス)の主任研究員
- 1981年:マサチューセッツ工科大学生物学部およびがん研究所教授。
- 1987年:免疫グロブリンの特異な遺伝子構造を解明した功績によりノーベル生理学・医学賞を受賞。
- 1994年:マサチューセッツ工科大学ピカウア学習・記憶研究センター長。
- 2006年に、MIT内の他研究所の教官公募に際して、研究内容が競合しているという理由により、女性研究者に辞退を迫るメールを出したことが問題視され告発された。MITの内部調査は、不適切な内容を認めつつも女性差別の証拠はなかったと報告している。2006年を最後に、ピカウアセンタの所長の職を辞している。
- 2009年:理化学研究所脳科学総合研究センターセンター長
主な受賞歴
- 1981年 第五十三回朝日賞
- 1982年 ルイザ・グロス・ホロウィッツ賞をバーバラ・マクリントック(1983年ノーベル医学賞受賞者)と共にコロンビア大学より受賞
- 1983年 ガードナー国際賞
- 1984年 文化勲章
- 1986年 ロベルト・コッホ賞
- 1987年 アルバート・ラスカー基礎医学研究賞、ノーベル生理学・医学賞
- 1990年 新潮学芸賞(立花隆との共著『精神と物質-分子生物学はどこまで謎を解けるのか』)
著作
- 『精神と物質―分子生物学はどこまで生命の謎を解けるか』(立花隆によるインタビュー、学部学生、何故分子生物学を志したか、大学院、留学後、ノーベル生理学・医学賞受賞まで等、利根川自身の来歴に詳しい)文藝春秋・1990年(文春文庫・1993年)ISBN 4167330032
- 『私の脳科学講義』 岩波新書 岩波書店 2001年 ISBN 4004307554
関連書籍
- 「男の生き方40選・下」 城山三郎
外部リンク
- ノーベル賞100周年記念展(国立科学博物館)
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