グラディウスII -GOFERの野望-

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グラディウスII
-GOFERの野望-
ジャンル シューティングゲーム
対応機種 アーケード[AC]
ファミリーコンピュータ[FC]
X68000[X68k]
PCエンジン[PCE]
プレイステーション[PS][a]
セガサターン[SS][b]
Windows[Win][c]
携帯電話JavaおよびBREW
ウィルコムW-ZERO3シリーズ専用
PSP[d]
Wii
開発元 コナミ
発売元 コナミ
人数 1 - 2人(交互プレイ)
メディア [FC]2Mbit+64KRAMカセット
[X68k]5″2HDフロッピーディスク2枚
[PCE][PS][SS]CD-ROM1枚
発売日 [AC]1988年3月24日
[FC]1988年12月16日
[X68k]1992年2月7日
[PCE]1992年12月18日
[PS]1996年3月29日
[SS]1996年3月29日
[PSP]2006年2月9日
[Wii]2007年4月24日(FC版)
[Wii]2007年11月13日(PCE版)
その他 a b c  グラディウスとのカップリング
d  グラディウス ポータブルに収録
  

グラディウスII -GOFERの野望-』(グラディウスツー ゴーファーのやぼう、GRADIUS II)は1988年コナミが発売したアーケードゲームで強制横スクロール型のシューティングゲーム。『グラディウス』の続編。

日本国外版の名称は『VULCAN VENTURE』(バルカン・ベンチャー)。

目次

[編集] 解説

『グラディウス』(1985年)の続編としては『沙羅曼蛇』(1986年)、そのマイナーチェンジである『ライフフォース』(1987年)、MSXオリジナルの『グラディウス2』(1987年)などが発売されていたが、アーケード(以下AC)における正式なパート2として1988年に満を持して発売されたのが本作である。当時唯一のアーケードゲーム雑誌だった『ゲーメスト』編集部によると1988年春に行われたAOUアミューズメントエキスポにて電撃的に発表され、大きなインパクトを与えたと語られており、『ファミリーコンピュータMagazine』などアーケードゲーム誌以外でも大きく誌面を割いて掲載されるなど異例の盛り上がりを見せた。

『グラディウス』の最大の特徴だったパワーアップ要素を多彩にし、ゲーム内容、音楽、美術、全てにおいて格段の改良が行なわれた。続編ものにありがちな蛇足感を見せず、丁寧な調整による完成度の高さが評価され、1988年度のゲーメスト大賞を受賞している。コナミ製システム基板TWIN 16 第2弾タイトル。

当初は標準設定で70,000点ごとに残機が増える仕様であったが、プレイ時間が長く売上が上がらない、また永久パターンなどの問題点が発覚。当初は都度対応していたが、最終的には全販売先に対して改修された新バージョン(オペレーターに対しては、「よりインカムの上がるバージョン」と説明されていた)ROMが無償配布された。これにより残機追加は150,000点ごとに変更されている。

さらに、『沙羅曼蛇』で初登場したボイス機能も種類が増加。音声が鮮明になり、ボス戦では弱点を英語で発言してくれるようになった(前作では音源合成チップを使用していたが、今作ではPCM音源を使用)。

[編集] ゲームシステム

8方向レバーと3ボタン(パワーアップ、対空ショット、対地ミサイル)で自機ビックバイパーを操作。全8ステージの変化に富む世界を舞台に戦う。2周目以降も永久に続き難易度が上昇する。

ミスした場合のリトライ方法は『グラディウス』同様、戻り復活を採用しており、それに伴って2人プレイの方法も同時プレイから交互プレイに戻された。ビックバイパーのデザインも『沙羅曼蛇』では大きく変更されていたが、本作ではほぼ『グラディウス』当時のデザインに戻された。但し『グラディウス』のものよりも上下に太く見えるようになっている。

敵を破壊した際に出現するカプセルにはパワーアップに使用する赤カプセルと、取った瞬間に画面上の敵が全滅する青カプセルがあるのは前作と同じだが、本作では青カプセルは敵だけでなく、敵弾も一掃できるようになった。また、赤と青とでカプセルのデザインが違っている。

[編集] パワーアップ

『グラディウス』を踏襲しているのでパワーアップシステムの解説については割愛。本作ではゲームスタート時に、4種類の異なるパワーアップゲージ構成から1種類を選択する(POWER METER SELECT)。なお、それぞれのタイプにはイメージカラーがあり、レーザーとシールド、自機が破壊された時の爆発の色が異なる。

自機 イメージカラー SPEED UP MISSILE DOUBLE LASER OPTION  ?
タイプ1 スピードアップ ミサイル ダブル レーザー オプション  ?(シールド)
タイプ2 スプレッドボム テイルガン
タイプ3 フォトントゥーピド ダブル リップルレーザー
タイプ4 2-WAYミサイル テイルガン

初期装備であるノーマルショットの弾速が『グラディウス』のものよりも落ちたため、無駄に空撃ちしていると弾切れ(画面上に撃った弾が両方共残ったままで次弾が撃てない状態)を起こして眼前の雑魚キャラを破壊できず、そのまま体当たりを食らうことが多くなった。

パワーアップできる装備は以下の通り。

[編集] スピードアップ系

SPEED UP(スピードアップ)
自機の移動速度が上がる。最大5段階まで加速可能。

[編集] ミサイル系

『グラディウス』と『沙羅曼蛇』ではスクランブルハッチをミサイル1発で破壊できたが、本作ではスプレッドボムを除き、2発当てなければ破壊できない。撃った弾が消滅すれば直ちに再発射されるように改善された。2-WAY以外は単発。ノーマルショットで破壊可能な地形を壊す事はできない。

MISSILE(ミサイル)
前方斜め下にミサイルを発射。接地後地面に沿って前進できるが、壁や急な斜面は登れない。
SPREAD BOMB(スプレッドボム)
緩い放物線を描いて落下し、地形や敵に当たった時点で攻撃力を持つ大きな爆風が発生する。攻撃力は高いが、敵や敵弾が爆風に隠れ易いのと後方の敵を処理し辛いのが欠点。核兵器である。
PHOTON TORPEDO(フォトントゥーピド)
自機直下に水平に投下され、地面に到達すると地形に沿って進み、耐久力の低い敵を貫通する。弾速が遅めなため弾切れを起こしやすく、床面から次々と雑魚敵が現れる状況では倒すのが間に合わず不利になる事がある。
2-WAY MISSILE(トゥーウェイミサイル)
上下に1発ずつ、急な放物線を描きながら投射される。地形に当たるとそのまま消滅する。

[編集] ダブル系

それぞれの方向に1発ずつノーマルショットを撃つが、各方向に撃った弾が両方共消滅しないと再発射できない。

DOUBLE(ダブル)
前方と前方斜め上45度にノーマルショットを撃つ。
TAIL GUN(テイルガン)
ノーマルショットを自機の前後に発射できる。

[編集] レーザー系

LASER(レーザー)
前方に耐久力の低い敵を貫通できるレーザーを発射する。ボタンを押している間しばらく伸び続け、射線が自機のY軸移動に連動する。なお、タイプ1とタイプ2とでは、色だけでなくレーザーのデザインも異なっている。タイプ1は『グラディウス』の様な直線状だが、タイプ2は『沙羅曼蛇』・『ライフフォース』の様な螺旋(らせん)状である(ただし、『沙羅曼蛇』等のようにショットボタン連打でレーザーを分断する事はできない)。また、『グラディウス』と『沙羅曼蛇』よりも当たり判定の範囲が狭められている。また、レーザーを撃ちながら自機を上下に激しく動かして、途中で撃つのをやめると、レーザーが2本に分裂する。
RIPPLE LASER(リップルレーザー)
自機前方に徐々に広がる波紋形のレーザー。『沙羅曼蛇』のものとほぼ同じ仕様で、弾が前進するほど縦方向の当たり判定が広がるが、威力は通常弾と同じである。また、広がっても地形との当たり判定は小さめなので、的に当たる前に地形に吸収される事は少ないため使い勝手は良い。最大2連射可能。

[編集] オプション系

OPTION(オプション)
自機と同じ攻撃を行ない、敵や地形には接触しても破壊されない無敵の発光体。最大4個を装備することができる。『グラディウス』と『沙羅曼蛇』では癖のあったオプションの動きが、本作では自機の動きに素直に追従するようになった。オプションを縦方向に並べた時、自機はオプションよりやや前方に出ている。弾を発射する位置は同じだが、ミサイルを発射する位置は自機の方がやや前方である。

[編集] シールド系

シールドはPOWER METER SELECTとは別に、以下の2種類から選択する(SHIELD SELECT)。どちらも地形と接触すると耐久力が下がる。パワーゲージの表示はどちらも「?」。

SHIELD(シールド)
前方のみ防御。耐久力は通常弾16発分と高い。
FORCE FIELD(フォースフィールド)
全方向を防御。通常弾3発分まで耐えられるが、雑魚キャラやイオンリングに当たると通常弾2発分のダメージを受ける。耐久力が残り1発分のままで雑魚キャラに当たってもミスにはならない(高次周になると撃ち返し弾も受けるためミスになる)。
フォースフィールドを使った裏技もいくつかある。フォースフィールドを装備して1周目の2、3、4、6面の前衛編隊は画面一番前(右)で接触するだけで倒せ、フォースフィールドも削れない。なお、2周目以降だと撃ち返し弾があるためにできない。そして、フォースフィールドを装備している間は地形に当たってもミスにはならない(ただし、当然ながら当たり判定自体はあるので、地形に接触している限り一定時間毎にフォースフィールドの耐久力は削られていく)。これを利用して地形を抜ける事が可能であり、4、6、8面の壁など(6面の壁抜けについては製作者が開発時から既に想定していた)が抜けられるのが有名だが、5速になっていると1面の小太陽も抜けられる。

[編集] オプションハンター

本作から登場したキャラクター。オプションが最大数(4個)装備された状態で一定時間進行すると警告音が鳴り、オプションハンターが出現。回避に失敗すると、触れられた部分から先のオプションを奪い去られ戦力が低下する。自機のいかなる攻撃でも破壊不能。自機に対して当たり判定がないので重なってもミスにはならないが、オプションを配置を含めた緻密な設計図に基づくゲーム攻略が求められる中では致命的な妨害を受けることになるため、以下のような対策が多くとられる。

  • 空中戦などの攻撃のゆるいところでオプションハンターが出現するようにタイミングを調節する。
  • オプションハンターに1つだけオプションを取らせて被害を最小限に抑える。
  • はじめからオプションを3個までしか装備しない。

[編集] タイトル

先に発売されていたMSX版ソフト『グラディウス2』の海外名がNEMESIS II。これは『グラディウス』(NEMESIS) の直接の後継作に位置づけられる。そのため本作はVULCAN VENTUREという日本国外名で発売されている。

なおシリーズには「2」と「II」が並存するので、会話の際には明確な区別をする必要がある。よく見られる区別方法としては、「2=に、MSX」「II=ツー、ゴーファー(GOFERの野望、から)」がある。

[編集] ストーリー


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


今から2年前、惑星グラディウスは突如現れた亜時空星団バクテリアンによる侵略を受け、苦戦を強いられたグラディウス軍は最後の手段として超時空戦闘機ビックバイパーを発進させた。ビックバイパーは死闘の末にバクテリアンの中枢である要塞ゼロスを撃破し、グラディウスに勝利をもたらした(『グラディウス』でのストーリー)。そして現在、再びバクテリアンの猛威が惑星グラディウスを襲う。今度は特殊部隊ゴーファーによる攻撃が始まったのだ。グラディウス軍は直ちにビックバイパーを発進させるのであった。

[編集] ステージ紹介

内容 解説 使用曲 ボス
1 人工太陽 ファイヤードラゴンを生む大小8個の人工太陽が浮かぶ、上下無限スクロールステージ。
  • TABIDACHI(空中戦)
  • Burning Heat(ステージ)
  • Take Care!(ボス戦)
2 エイリアン 網状の障害物を排除しつつ、奇怪な生命体や触手を相手にするステージ。上下2画面分に任意にスクロールする。通称「ギーガーステージ」。
  • A Shooting Star(空中戦)
  • Synthetic Life(ステージ)
  • Take Care!(ボス戦)
  • ビッグアイ
3 結晶 前方から押し寄せる高耐久力の結晶群をかいくぐるステージ。
  • A Shooting Star(空中戦)
  • Crystal World(ステージ)
  • Take Care!(ボス戦)
4 火山 初代グラディウス1面を思わせる地形の入り組んだステージ。
  • A Shooting Star(空中戦)
  • A Way Out of The Difficulty(ステージ)
  • Take Care!(ボス戦)
5 モアイ 破壊可能弾を放出するモアイ像群を破壊つつ進むシリーズ伝統ステージの1つ。ステージ後半になるとモアイの顔が赤くなって攻撃が激しくなり、曲調もテンポアップする。
  • A Shooting Star(空中戦)
  • The Old Stone Age 1(ステージ前半)
  • The Old Stone Age 2(ステージ後半)
  • Take Care!(ボス戦)
  • ビッグモアイ
6 高速迷路 スクロールスピードが通常の2倍近くの特殊ステージ。内部は迷路状。
  • A Shooting Star(空中戦)
  • Maximum Speed(ステージ)
  • Take Care!(ボス戦)
  • ビッグコアMk-II
7 ボスラッシュ グラディウス、沙羅曼蛇、ライフフォースに登場したボスと連戦を繰り広げる最終ステージ直前のステージ。ステージ開始前に大量の赤ザブ(パワーアップカプセルを持つ敵)が現れ、無防備の場合でも大幅なパワーアップが可能。なお、途中でミスするとザブ戦からやり直しである。
  • Gradius 1 BOSS Theme(ザブ、ビッグコア戦)
  • SALAMANDER BOSS Theme(ゴーレム、テトラン、ガウ戦)
  • Fire Dragon(イントルーダ戦)
  • Take Care!(カバードコア戦)
8 GOFER艦内 最終面。狭い空間で敵の攻撃を避ける前半戦と、プレイヤーの行き手を阻む中間要塞との中ボス戦、せり出す床やトリッキーな動きで自機を翻弄する破壊不可能な敵を避ける後半戦に分かれる。ステージの奥に真のボスであるゴーファーが潜んでいる。
  • A Shooting Star(空中戦)
  • Into Hostile Ship(ステージ前半)
  • Shoot and Shoot(中間要塞戦)
  • The Final Enemy(ステージ後半)
  • Take Care!(ゴーファー戦)

[編集] バグや仕様

  • 画面の最上端にある天井(4面や6面の高速迷路の入り口等)に触れると、ミスになったりならなかったりする。天井が始まる所に弾を打ち込んで、当たれば確実にミスになる。しかし、弾が通過してもミスになる場合もある。
  • 1面のファイヤードラゴンが吐く火球は、ドラゴン出現時(太陽から火の粉が飛び散る)から6×n個目(X68k版では5×n個目)の物がパワーアップカプセルに変わるが、この火球には体当たりをしてもミスにならず火球破壊と同時にカプセルを回収できる。
  • 3面の破壊不能な水晶は、地形ではなく敵キャラクターとして設定されているため、ミサイルをこの上に投下すると、地表を沿わずに消えてしまう。
  • 2人プレイの時、片方のプレイヤーがまだ4面まで進んでいないうちにもう片方が1周してしまうと、4面まで進んでいなかった方のプレイヤーの4面の地形が2周目のものになってしまう。
  • 5面後半の怒りモアイ地帯の特定の場所にて、ひし形状の青カプセルが稀に現れる。
  • 7面のイントルーダ戦においてイントルーダを2匹以上ほぼ同時に倒すと、カバードコアが現れてもボス戦BGM『Take Care!』に切り替わらず、イントルーダ戦BGM『Fire Dragon』のままになる。カバードコアを倒すとBGMは切り替わる。
  • クリスタルコア、ビッグコアMk-II等のボスキャラに多くの安全地帯があるが、ほとんどは製作者が意図的に作ったものである。クラブを避けるパターンの1つである通称「チャンチャンパターン」は発売前のテストプレイで発覚したが、あえて残したとのこと。
  • 残機が100機になった瞬間、強制的にゲームオーバーになる[1]
  • ネームエントリーの時に「SEX」と入力すると「ASO」になってしまう。また、6位でのネームエントリーの場合、ボタンを押すたびにダッカーが弾を撃ち、ビックバイパーに当てれば撃墜する事ができる(ただし弾速が遅いためタイミングをとるのが難しい)。

以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


[編集] BGM

エンディング曲『Farewell』はいくつものリミックスを生み出した。1面の『Burning Heat』は同社の『ビートマニア』シリーズ、1面の『TABIDACHI』や2面の『A Shooting Star』は『GuitarFreaks & DrumMania』シリーズで使用されている。作曲者はコナミ矩形波倶楽部古川もとあき、プロフェット深見など。

また、AC版リリースを記念して、『グラディウスII』のBGMを専門にプレイする公認ロックバンドGOD (GRADIUS Objective Dynamo) が結成された。

[編集] 移植版

[編集] ファミリーコンピュータ版

ファミコン(以下FC)版グラディウスシリーズ3作目。容量は2M+64KRAM。BGMや面構成が大幅に変更されておりオリジナル要素が強い。このためか副題である「GOFERの野望」は付けられておらず、単に『GRADIUS II』という名称で発売されている。アーケード版発売(3月)から、FC版ソフト発表が夏頃、発売が同年12月と当時としても異例の早さの移植だった。2007年4月24日よりWiiバーチャルコンソールでも配信されている(要500Wiiポイント)。

移植はAC版のスタッフの協力の下、梅崎重治などが手がけた。ゲーム雑誌の製作者のインタビューでは、ハードによる多くの制約事項との戦いであったが、大きく難航したのはステージ構成や難易度の低下など企画・方向性部分で、他については過去のノウハウを生かした為、さほどではなかったと言う。アーケードとの違いについてはファンには申し訳ない旨の趣旨も残している。梅崎は当時は『魂斗羅』の移植も手がけており、そちらの方がきつかったと言う発言も残している。

FC版はハードウェア性能や当時の開発技術の限界から1作目『グラディウス』ではオプションは2つまで、『沙羅曼蛇』ではオプションは3つまでしか装備できずボイスも再現されていなかったが、本作ではオプションのスプライトサイズを交互に切り替える事で4つ装備可能とし、一部のパワーアップ時のボイスも内蔵音源のDPCMを使用して再現されている(2way Missile→Missile、Ripple Laser→Laserの様に基本である1番の装備名でのみ発音)。ゴーファーの発声もこれらの組み合わせにより演出される。

レーザーはスプライトのデザインを破線状にした物を高速に明滅させることで長さを実現している。また、パワーアップゲージは走査位置がゲージの部分に来たときにBGパターンを入れ替えて表示させている。

本作はAC版と違ってゲームスタート時のタイプセレクト画面ではバリアセレクトができず、バリアは全方位防御で耐久力5発分のフォースフィールドのみになっている。レーザー・ダブル系は2段階のパワーアップが可能になっており、2段階目は弾速が上がることで連射性能が向上する。また、オプションを4つ装備した後もゲージは選択不可の状態にはならず、さらにカプセルを回収してゲージ選択すると一定時間オプションが自機の周囲を時計回りに回転するローリングオプションになるといった追加要素もある。

オプションハンターは登場せず、難易度も2周以上でもほとんど上がらない。しかし、自機の当たり判定が見た目の割にとても大きく、厳しいものとなっている。

自機などの一部のグラフィックは前作の沙羅曼蛇から流用している。そのためビックバイパーが双発機になっている一方で、エンディングシーンではAC版を再現しているため単発機になっている。

小学生のユーザーの多いファミコン向けの為、難易度を落とし開発されたゲームではあるが、『ファミリーコンピュータマガジン』では2週に渡り全ステージの写真を掲載する完全特集を組むなど、どのゲーム雑誌も、年末の目玉ソフトとして扱う一方、高難易度シューティングゲームとしての特集を組んでいる。なお、最終ボスのゴーファーだけは、各誌黒塗りなどの修正が入っていた。

[編集] 音楽面

ファミコン版の作曲・編曲者は「その筋森本(森本ゆきえ)」である。音楽の使われ方もアーケード版とは異なり、空中戦BGMはアーケード版では1面の空中戦専用だった"TABIDACHI"が2面以降も引き続き使われている。またボスBGMにはアーケード版では最終面後半のBGM"The Final Enemy"が使われ、アーケード版のボスBGM"Take Care!"はラスボスのゴーファー専用となっている。さらに2面、3面、6面、7面はオリジナルのBGMとなっている。エンディングBGMは原曲よりも長くなっているが、後に発売されたCD『コナミ・エンディング・コレクション』によると、古川もとあきにより中間部が加作されている。この中間部分を含めたFC版バージョンは『極上パロディウス 〜過去の栄光を求めて〜』のエンディングBGMとしてもアレンジされている。また2008年にWiiwareで配信された『グラディウス リバース』の1面、4面のBGMにそれぞれ本作の3面、7面のBGMが用いられている。

効果音についても『沙羅曼蛇』と初代『グラディウス』から一部流用している。

[編集] ストーリー

AC版よりも詳細なストーリーが設定された。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


メタリオン星系第一惑星「GRADIUS(グラディウス)」。かつてバクテリアンとの熾烈な戦いも、今では遥か過去のものとなり、歴戦の戦士ビックバイパーも、その翼を休め永遠の眠りについたかに見えた…。グラディウスを含む4つの惑星が10000年に一度の惑星直列を迎えた時、全てが始まった。4つの惑星を中心に出現した暗黒ガス雲により、周囲のスペースプラントは燃え盛かり、謎の部隊「ゴーファー」によるグラディウスへの攻撃が開始された。惑星グラディウス史記Iには、これを示唆するような記述があった…。

[編集] ステージ紹介

内容 解説 使用曲 ボス
1 人工太陽 後半に上下からプロミネンスが吹き出すエリア(沙羅曼蛇のステージ3と酷似)が追加されている。
  • TABIDACHI(空中戦)
  • Burning Heat(ステージ)
  • The Final Enemy(ボス戦)
  • フェニックス
2 ギーガ 網状の障害物を排除しつつ、奇怪な生命体や触手を相手にする。AC版と違い触手は破壊可能。AC版ではステージボスだったビッグアイは中ボスになり、代わりにFC版沙羅曼蛇のオリジナルボスだったギーガがボスとなっている。
  • TABIDACHI(空中戦)
  • Fortress(ステージ)
  • The Final Enemy(ビッグアイ、ギーガ戦)
  • ビッグアイ
  • ギーガ
3 逆火山・水晶 AC版の3面と4面を統合したようなステージ。前半は上下に地殻のある火山地帯。後半は多数の水晶が出現する。後半では処理落ちが頻繁に起きる。
  • TABIDACHI(空中戦)
  • Heavy Blow(ステージ前半)
  • Dead End(ステージ後半)
  • The Final Enemy(ボス戦)
  • クリスタルコア
4 モアイ 破壊可能なイオンリングを放出する石像群を破壊しつつ進む。モアイはAC版同様赤くはなるが、攻撃はあまり変化がない。
  • TABIDACHI(空中戦)
  • The Old Stone Age(ステージ)
  • The Final Enemy(ボス戦)
  • ビッグモアイ
5 ボスラッシュ 過去シリーズのボスと連戦を繰り広げる。ステージ開始直後に前衛としてパワーカプセルを所持する敵が大量に現れる。
  • GRADIUS 1 BOSS Theme(ザブ、ビッグコア戦)
  • SALAMANDER BOSS Theme(ゴーレム、テトラン、ビッグアイ戦)
  • The Final Enemy(カバードコア戦)
  • ビッグコア
  • ゴーレム
  • テトラン
  • ビッグアイ
  • カバードコア
6 要塞 前半は狭い基地内での敵の総攻撃。中盤は高速スクロール地帯を越えて中ボス戦を挟み、後半に出現するクラブはAC版と違ってステージボスであり、破壊可能。
  • TABIDACHI(空中戦)
  • Over Heat(ステージ前半)
  • The Final Enemy(中間要塞戦、ステージ後半、クラブ戦)
  • デモス(中間要塞)
  • クラブ
7 細胞 巨大な生命の内部のようなステージ。地形や敵の攻撃方法など全体的に沙羅曼蛇のステージ1と酷似している。
  • Something Ghostly(ステージ)
  • Take Care!(ゴーファー戦)
  • ゴーファー

以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


また5面のビッグアイが稲妻攻撃時に「パカパカ」、すなわち光の明滅による演出があり、ポケモンショック類似の状態が発生するおそれがあるためVC版ではこれが修正されている。

[編集] その他移植版

ファミコン以外のハードではAC版に忠実な移植が行われている。

X68000
画面の解像度がオリジナルと違う(256×256ドットモード使用)が、ブート画面のCPU・メモリチェック画面や、安全地帯の再現などの努力が行われている。オリジナル基板ではMPU (MC68000) が2基搭載であったが、本移植版ではMPUが1基であるにも拘らず、ほとんどストレスなく動作する。FD2枚での供給であったが、HDDインストールや、2MB以上のメモリ搭載の機種には全データをメモリ上にロードすることに対応していた。これにより、ゲーム中はFDのロード時間から解放され、快適にプレイすることができた。オプション設定でロゴを海外版である『VULCAN VENTURE』に切り替えることにより、ゲームオーバー時にコンティニューすることが可能。MIDI楽器(ローランドMT-32系、SC-55系)にも対応している。当時としては驚異的な移殖度の高さを誇り、開発者は『「マニアを唸らせる」ことを目指して開発した』とゲームディスク内のドキュメントで語っているが、実際はオプションハンターの出現テーブルがバラバラで、アーケードのパターンが通用しないために完全移植とは言い難い面もある。なお、移植担当のプログラマーはゲームのロジック専門ではなく、本来はサウンド課でサウンドドライバの開発担当だった。
PCエンジンSUPER CD-ROM²
オープニングデモとオリジナル面を追加し全9ステージ構成となっている(裏技でアーケード仕様のモードあり)。8Bit機への移植ながら、高い技術力によって当時としては驚異的な移植度を実現した。BGが1面しかないPCエンジンのスペックでは難しいと思われた、ゲージのダイレクト表示や多重スクロールもほぼ再現され(ただし、GOFER艦内など背景が複雑に描画されたステージは再現されていない。高速迷路は2重スクロール処理がしやすい様に奥の背景描写が簡略され、またエイリアンステージも微細ながら背景にアラがあることが確認できる。)、BGMもアーケード版を録音したものを、RSS(Roland Sound Space)の3次元音響処理技術で加工され収録したものが使用された。各トラックの収録時間はゲーム中にループしないよう長めに収録されている。一般のCDプレイヤーでもそのBGMを再生可能で(データトラックである2トラック目は機器を壊す可能性があるため再生してはいけない)サントラとしても利用できる。ただ、ボイス関係だけは、アーケード版のものではなく、新規に録音されたものが使用されていた。2007年11月13日よりWiiバーチャルコンソールで配信開始(要800Wiiポイント)。
内容 解説 使用曲 ボス
6 遺跡 砂漠の遺跡の内部を進むステージ。MSX用ソフト『グラディウス2』のステージ3に近い。
  • A Shooting Star(空中戦)
  • Deprived Sanctity(ステージ)
  • Take Care!(ボス戦)
  • デザートコア


プレイステーション(グラディウス DELUXE PACK)
グラディウス』と『グラディウスII GOFERの野望』の2作品をカップリングで収録した移植版。画面の横サイズを拡大して合わせたり、処理落ちの有無を選択できるなどの設定ができる。また、ゲーム内容に沿って3DCGで描かれたオープニングムービーも収録されていた。プレイステーション2で起動させると『グラディウスII』が正常に動作しない。『グラディウス』は問題なく動作する。またプレイステーション3では『グラディウスII』も問題なく動作する。
セガサターン(グラディウス DELUXE PACK)
プレイステーション版とほぼ同等の内容で同時発売された移植版。オープニングムービーの画質は若干劣るものの、ゲーム内容にほとんど差異は無い。オマケとして、ビックバイパーのペーパークラフトが同梱されていた。
Windows95(グラディウスDELUXE PACK for Windows95)
プレイステーション版とほぼ同等の内容の移植版。X68000版に続くPCでの忠実移植版でもある。オマケとして、オープニングムービーのムービーファイルと、スクリーンセーバー集が収録されていた。
Pentium 90MHz以上・VRAM2MB以上必須だが、MMX Pentium 166MHz未満のスペックだと多重スクロールする面でBGMが濁って発声される(後述のビデオカードの問題がない限りプレイに支障はない)。また、ビデオメモリが2M未満だと『グラディウスIII』を髣髴させる動作速度になる。
Windows XP以降では正常動作しない(PC仮想化ソフト上のWindows9x系OS上で動作させる事は可能だが、要調整)。
プレイステーションポータブル(『グラディウス ポータブル』に収録)
オプションモードでセミオートパワーアップ、自機の当たり判定サイズの変更、画面サイズの変更が可能になっている。また、ゲームプレイ中にポーズメニューからセーブすることでいつでも中断が可能。ロード時はパワーアップを維持したまま復活ポイントから再開できる。ミュージックギャラリーではAC版のみならずX68000版のBGMも聴くことができる。ただ、1面の最初に入る「Destroy them all!」の音声が何故か削除されている。
その他の移植版
携帯電話版、ウィルコムW-ZERO3シリーズ専用版がある。また、MSXでは『ゴーファーの野望 エピソードII』という、本作をベースにしつつもほぼオリジナルと言っていい作品が発売されている。尚、ゲームボーイの『コナミGBコレクション VOL.3』には『グラディウスII』が収録されているが、これは91年発売のゲームボーイ用ソフト『ネメシスII』の名称を変更したものである。

[編集] 脚注

[編集] 外部リンク