火山弾

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紡錘状火山弾。アゾレス諸島・Faial島のCapelinhos火山で。

火山弾(かざんだん、: volcanic bomb)とは、火山噴火に際して、溶岩の破片が放出されるときに形成される直径65mm以上の溶融した岩石テフラ)の塊である。ただし火山弾は地面に達する前に冷えて固まる。火口から数km飛行することもあり、飛行中に空気力学的に適した形に変形することもある。

しばしば巨大な火山弾が生まれ、たとえば1935年浅間山噴火では5 - 6mのものが火口から600mも飛行した。火山弾は深刻な被害を引き起こし、一帯で死傷者を出す。その例として1993年コロンビアガレラス山で発生した事例が挙げられるが、この噴火は突然発生したこともあり山頂近くにいた6人が死亡し数名が重傷を負った。

種類[編集]

日本で採集された様々な火山弾。国立科学博物館の展示。

火山弾は、その形状から名前がつけられている。なお形状は火山弾を形成するマグマの流動性に依存している。

リボン状火山弾
流動性が高い(もしくは中程度の)マグマから形成され、不規則な紐や滴として火口から放出される。空中を飛んでいる間に長く引き伸ばされるが、非常にもろいため着弾時に細かく割れてリボン状となる。断面は円状か平板状で、長さ方向に溝が刻まれ、平たい気泡が生じる。
球状火山弾
このタイプの火山弾も流動性の高い(もしくは中程度の)マグマから形成される。表面張力が球状を形作るのに重要な役目を負っている。
紡錘状火山弾
このタイプの火山弾は球状火山弾と同様に形成される。飛行中の回転によって火山弾はねじられ、細長くアーモンド状になる。紡錘状火山弾は縦長の溝で特徴付けられるが、一方は他方に比べて若干滑らかで平らである。この平らな側は、落下時に空気抵抗を受けた側(下側)であったことを示している。
牛糞状火山弾
流動性の高いマグマが適当な高さから落下したとき(つまり地面に着弾するときにまだ流動性を残している)に形成される。その結果、平らになるか牛糞のような不規則な円盤状に広がる。
パン皮状火山弾(breadcrust bomb)
火山弾の外側が飛行中に先に固まってしまうと、火山弾の内部がまだ膨張を続けるために(マグマ中のガスが気泡となることが考えられる)外側にひびが発達し、パン皮状火山弾が形成される。
核がある火山弾
このタイプの火山弾は、先に固まった核を捕獲するようにして形成される。核はより以前の噴火の際の破片からなる。珍しいパターンとしては、同じ噴火で生成され先に固まった核を、まだ固まらないマグマが取り込んで火山弾となるケースもある。

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]