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== 映画 ==
== 映画 ==
[[日活]]にて[[哀川翔]]、[[志賀勝]]、[[夏樹陽子]]主演で映画化され、借王、借王2が同日(1997年10月11日)公開された。その後、シリーズ化され2002年まで全9作が製作された。第8作 狙われた学園・第9作 ファイナルは[[オリジナルビデオ]]<ref>劇場公開映画か[[Vシネマ]]なのかは、KINENOTOやallcinemaや[https://www.japanese-cinema-db.jp/KeywordSearches/result?keyword=借王&keyword_kind=movie キーワード「作品名:借王」で検索した結果|日本映画情報システム]を参照</ref>としての発売だった。
日活製作・配給にて[[哀川翔]]、[[志賀勝]]、[[夏樹陽子]]主演で映画化され、借王、借王2が同日(1997年10月11日)公開された。


シリーズ化され2002年まで全9作が製作された。第8作 狙われた学園・第9作 ファイナルは[[オリジナルビデオ]]<ref>劇場公開映画か[[Vシネマ]]なのかは、KINENOTOやallcinemaや[https://www.japanese-cinema-db.jp/KeywordSearches/result?keyword=借王&keyword_kind=movie キーワード「作品名:借王」で検索した結果|日本映画情報システム]を参照</ref>としての発売だった。
第1作完成時に当時の日活・[[中村雅哉]]社長は、「この作品を新生日活の看板映画として、超大作としてほしい」とコメントし。<ref>[http://guide4u.org/tv_dorama/syakuou/ 当時の日活社長のコメント]</ref>

第1作完成時に当時の日活・[[中村雅哉]]社長は、「この作品を新生日活の看板映画として、超大作としてほしい」とコメントしている。<ref>[http://guide4u.org/tv_dorama/syakuou/ 当時の日活社長のコメント]</ref>
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=== 概要 ===
=== 概要 ===
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* 大抵、借王3人(安斉満、水沼正三、森下怜子)は身元を偽装して相手方に取り入り、大型詐欺をおこなう。
* 借王3人(安斉満、水沼正三、森下怜子)は身元を偽装して相手方に取り入り、大型詐欺をおこなう。
* ハードな役柄が多い哀川翔であるが、この作品ではクールな銀行マンを演じている。
* ハードな役柄が多い哀川翔であるが、この作品ではクールな銀行マンを演じている。
* 第7作「THE MOVIE2000」は、[[金曜ロードSHOW!|金曜ロードショー]]([[日本テレビ放送網|日本テレビ]])で放映された。
* 第7作「THE MOVIE2000」は、[[金曜ロードSHOW!|金曜ロードショー]]([[日本テレビ放送網|日本テレビ]])で放映された。
*:[[フジテレビジョン|フジテレビ]]「[[タイタニック (1997年の映画)|タイタニック]]」(視聴率30%後半)の裏番組であったが、同時間帯で視聴率2位に入る健闘ぶりを見せる。<ref>[http://guide4u.org/tv_dorama/syakuou/ ナンシー関さんはコラム上で、「勝ち負けは問わない。(日テレ側が)そこに戦う意志があっただけで立派」と称賛。それを目にした(日テレの)番組担当者やその上司は、「思いを分かってくれた!」と大喜びしたという。]</ref>
*:当日、金曜ロードショーの裏番組として[[フジテレビジョン|フジテレビ]]「[[タイタニック (1997年の映画)|タイタニック]]」を放送したが、同時間帯で視聴率2位に入る健闘ぶりを見せる。<ref>[http://guide4u.org/tv_dorama/syakuou/ ナンシー関さんはコラム上で、「勝ち負けは問わない。(日テレ側が)そこに戦う意志があっただけで立派」と称賛。それを目にした(日テレの)番組担当者やその上司は、「思いを分かってくれた!」と大喜びしたという。]</ref>
* 女優の[[志田未来]]は、2002年に子役として「借王 ファイナル(第7作)」で映画に初出演している。
* 女優の[[志田未来]]は、2002年に子役として「借王 ファイナル」で映画に初出演している。


=== キャスト(映画) ===
=== キャスト(映画) ===
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:演 - [[浜田光夫]](第1作・第2作)、[[村野武範]](第3作以降)
:演 - [[浜田光夫]](第1作・第2作)、[[村野武範]](第3作以降)
:ひかり銀行大阪中央支店長。安斉を信頼しきっている。
:ひかり銀行大阪中央支店長。安斉を信頼しきっている。

==== ゲスト出演者(主役級) ====
*[[室田日出男]](第1作)
*[[安部譲二]](第1作・第2作)
*[[渡辺哲]](第1作)
*[[佐川満男]](第2作)
*[[中野英雄]](第2作・第3作)
*[[萩原流行]](第3作)
*[[織本順吉]](第3作)
*[[新藤栄作]](第3作)
*[[清水紘治]](第4作)
*[[仁支川峰子|西川峰子]](第4作)
*[[中本賢]](第4作)
*[[寺田農]](THE MOVIE 沖縄大作戦 第5作)
*[[南野陽子]](THE MOVIE 沖縄大作戦 第5作)
*[[根津甚八 (俳優)|根津甚八]](ナニワ相場師伝説 第6作)
*[[宍戸錠]](THE MOVIE 2000 第7作)
*[[嶋大輔]](THE MOVIE 2000 第7作)
*[[片桐竜次]](THE MOVIE 2000 第7作)
*[[梅津栄]](THE MOVIE 2000 第7作)
*[[白竜 (俳優)|白竜]](狙われた学園 第8作)
*[[中村綾]](狙われた学園 第8作)
*[[堀田真三]](ファイナル 第9作)
*[[加勢大周]](ファイナル 第9作)
*[[布川敏和]](ファイナル 第9作)


=== スタッフ(映画) ===
=== スタッフ(映画) ===
*監督:[[和泉聖治]](第1,2,4,5,6,7,8作)、[[香月秀之]](第2,3,9作)
*監督:[[和泉聖治]](第1,2,4,5,6,7,8作)、[[香月秀之]](第2,3,9作)
*製作総指揮:中村雅哉
*製作総指揮:中村雅哉
*企画協力:[[本間浩一郎]]
*原作:「借王」土山しげる/平井りゅうじ/リイド社
*原作:「借王」土山しげる/平井りゅうじ/リイド社
*脚本:香月秀之、[[松本功]]、[[旺季志ずか]]、[[岩澤勝己]]、[[土肥清美]]
*製作協力:MOVIE BROTHERS CO,LTD / [[フレッシュハーツ]]
*音楽:[[嶋田英二郎]]、[[山下力哉]]、[[高瀬ゆい]](9作)
*製作協力:MOVIE BROTHERS CO,LTD(1~8作) / [[フレッシュハーツ]](9作)
*製作・配給:[[日活|日活株式会社]]
*製作・配給:[[日活|日活株式会社]]


=== シリーズ一覧 ===
=== シリーズ一覧 ===
:※印は劇場公開作品([[映倫管理委員会|映倫]]の認可を受けた、オリジナルビデオでない映画としての作品)
:カッコ内は準主役(ゲスト)出演者

==== 1997年 ====
*1.※借王 10/11([[室田日出男]]、[[渡辺哲]]、[[安部譲二]]、[[三谷昇]])
*2.※借王2 10/11([[佐川満男]]、[[中野英雄]]、安部譲二、[[中村繁之]]、[[笹野高史]])

==== 1998年 ====
*3.※借王3 7/4([[萩原流行]]、中野英雄、[[新藤栄作]]、[[織本順吉]])
*4.※借王4 7/4([[清水紘治]]、[[仁支川峰子|西川峰子]]、[[中本賢]])

==== 1999年 ====
*5.※借王THE MOVIE 沖縄大作戦 2/20([[寺田農]]、[[南野陽子]]、[[夏生ゆうな]]、[[小金沢昇司]]、[[石山雄大]])
*6.※借王 ナニワ相場師伝説 7/24([[根津甚八]]、[[南原宏治]]、[[河原崎建三]]、[[なべおさみ]]、[[大和武士]])

==== 2000年 ====
*7.※借王THE MOVIE 2000 7/22([[宍戸錠]]、[[嶋大輔]]、[[片桐竜次]]、[[梅津栄]]、[[海野けい子]]、[[宮内洋]])

==== 2001年 ====
*8.借王 狙われた学園 1/26([[白竜 (俳優)|白竜]]、[[中村綾]]、[[野村祐人]])

==== 2002年 ====
*9.借王 ファイナル 3/22([[堀田真三]]、[[加勢大周]]、[[布川敏和]])


<!--本来は「外部リンク」に書くべきだが、Template:和泉聖治監督作品 の前に記載した。リンク先=日活、KINENOTE、allcinema
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{{和泉聖治監督作品}}
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2020年5月18日 (月) 02:50時点における版

借王
漫画:借王
原作・原案など 平井りゅうじ
作画 土山しげる
出版社 リイド社
掲載誌 リイド・コミック
テンプレート - ノート

借王』(シャッキング)は、リイド・コミックで連載されていた、平井りゅうじ原作・土山しげる作画の漫画作品。

1997年から2002年に日活製作・配給により哀川翔主演で映画化された。全9作。

また、WOWOWで連続ドラマとして、2009年10月(全8話)、2011年1月(全8話)が放送されたほか、2014年にはテレビ東京で、単発テレビドラマとして放送されている。

ストーリー

ひかり銀行大阪中央支店で次長を務める安斉満は、東大卒のエリート銀行マン。周囲からは「出世街道まっしぐら」と言われ、大変期待されている存在。だが、一つだけ弱点があった。大金を預金している顧客・青柳様の15億円を使い込んでいたのである。青柳様から「黙っている代わりに1億ずつ返して欲しい」と言われ、首が回らなくなってしまった。たまたま出会った浪速南署の刑事・水沼正三警部補と、経営がうまく行かなくなった高級クラブ「バセロン」のママ・森下怜子の3人でビジネスパートナーシップを組み、悪質な仕事をしている会社及び人間を騙し、金を巻き上げる。

登場人物

書誌情報

映画

日活製作・配給にて哀川翔志賀勝夏樹陽子主演で映画化され、借王、借王2が同日(1997年10月11日)公開された。

シリーズ化され2002年まで全9作が製作された。第8作 狙われた学園・第9作 ファイナルはオリジナルビデオ[1]としての発売だった。

第1作完成時に当時の日活・中村雅哉社長は、「この作品を新生日活の看板映画として、超大作としてほしい」とコメントしている。[2]

概要

  • 借王3人(安斉満、水沼正三、森下怜子)は身元を偽装して相手方に取り入り、大型詐欺をおこなう。
  • ハードな役柄が多い哀川翔であるが、この作品ではクールな銀行マンを演じている。
  • 第7作「THE MOVIE2000」は、金曜ロードショー日本テレビ)で放映された。
    当日、金曜ロードショーの裏番組としてフジテレビは「タイタニック」を放送したが、同時間帯で視聴率2位に入る健闘ぶりを見せる。[3]
  • 女優の志田未来は、2002年に子役として「借王 ファイナル」で映画に初出演している。

キャスト(映画)

レギュラーキャラクター

安斉満(銀行屋)
演 - 哀川翔
東大卒のエリートサラリーマンで、ひかり銀行大阪中央支店の次長。異例の早さで出世しており、まさに「出世街道まっしぐら」であるが、大口顧客・青柳様の預金15億円を使い込んだ過去があり、青柳にバレた為、返済する羽目になった。このことは水沼、怜子、青柳以外は誰も知らない。元来の頭の良さを悪事にフル活用し、悪質業者に売り込み、騙し、金を巻き上げる。東京でレストランをしている弟がいる。家族構成は妻・娘。
水沼正三(水沼はん)
演 - 志賀勝
浪速南署の警部補。女癖が酷く、ギャンブル中毒だが根は良い人。常に女子高生と援助交際をしており、ねだられると何でも買ってしまう。すぐに拳銃を出すのが癖。借金だらけで全く金が無く、取立て屋から追い掛け回されている。安斉と出会い、安斉の考案したアイデアに乗ることになる。
森下怜子(怜子ママ)
演 - 夏樹陽子
大阪のクラブ・バセロンのママ。バブル期には大変繁盛し、ブティックなども数件開いていたものの、不景気により客は寄り付かなくなり、経営はうまく行っていない。借金総額4億円。その美貌を武器に暴れまわる。
青柳美乃(青柳様)
演 - 絵沢萠子
京都の大富豪で邸宅を構える。銀行担当者の安斉を信頼し、ひかり銀行に15億円を預金していたものの、安斉が全額使い込んでいたことを知る。誰にも言わない代わりに、安斉に1億ずつ返済するよう要請する。口止めの一つなのか、安斉を自宅に呼んで性行為を迫ることもある。
支店長
演 - 浜田光夫(第1作・第2作)、村野武範(第3作以降)
ひかり銀行大阪中央支店長。安斉を信頼しきっている。

スタッフ(映画)

シリーズ一覧

※印は劇場公開作品(映倫の認可を受けた、オリジナルビデオでない映画としての作品)
カッコ内は準主役(ゲスト)出演者

1997年

1998年

1999年

2000年

2001年

2002年


テレビドラマ

WOWOW

2009年10月10日 - 11月28日WOWOWミッドナイト☆ドラマ枠で『借王〈シャッキング〉-銭の達人-』のタイトルで放送された。

2011年1月8日 - 2月26日には同枠で『借王〈シャッキング〉II-運命の報酬-』のタイトルで放送されている。

キャスト

第1弾
第2弾

スタッフ 

  • 脚本・監督 - 香月秀之
  • 主題歌 - パク・ヘジン
  • プロデューサー - 青木泰憲(WOWOW)、櫻井一葉(フレッシュハーツ)
  • 企画協力 - 柴田幹雄(リイド社)
  • 製作協力 - フレッシュハーツ
  • 製作著作 - WOWOW

テレビ東京

2014年12月17日にテレビ東京水曜ミステリー9枠で『借王<シャッキング>〜華麗なる借金返済作戦〜』のタイトルで放送。主演は映画版と同じく哀川翔。

キャスト

スタッフ 

脚注

外部リンク