東陽町駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
東陽町駅
5番出入口(2022年12月4日)
とうようちょう
Toyocho
T 13 木場 (0.9 km)
(1.2 km) 南砂町 T 15
地図
所在地 東京都江東区東陽四丁目2-1
北緯35度40分10.5秒 東経139度49分3秒 / 北緯35.669583度 東経139.81750度 / 35.669583; 139.81750 (東陽町駅)座標: 北緯35度40分10.5秒 東経139度49分3秒 / 北緯35.669583度 東経139.81750度 / 35.669583; 139.81750 (東陽町駅)
駅番号 T14[1]
所属事業者 東京地下鉄(東京メトロ)
所属路線 [1]東西線
キロ程 15.8 km(中野起点)
電報略号 トヨ
駅構造 地下駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
[メトロ 1]102,996人/日
-2022年-
開業年月日 1967年昭和42年)9月14日
テンプレートを表示

東陽町駅(とうようちょうえき)は、東京都江東区東陽四丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)東西線である。駅番号T 14

東西線の快速は当駅と西船橋駅の間で快速運転を行う。

歴史[編集]

駅構造[編集]

中柱のある相対式ホーム2面2線を有する地下駅

改良工事により、従来3.5 mだったホームの一部を最大7.25 mとし、エスカレーターエレベーターが設置された[3]。エスカレーターは各ホームとコンコースを連絡するほか、南砂町寄りの出入口にも設置されている。エレベーターは各ホームと木場寄りのコンコースを連絡している。また、木場寄りの改札口と1番出入口を連絡するエレベーターも設置されている。この1番出入口は、地下1階・地上2階建ての駅本屋内に収容されており、駅事務室のほか東西線乗務区(現在、乗務区は向かいのビルに移転)などが設けられている[11]

駅の木場側はすぐに単線シールドトンネルとなっているため、A線(西船橋方面)とB線(中野方面)の間隔がやや開いている。また、南砂町側(深川車両基地側)には1本列車を留置できるようになっている。南砂町からのB線列車は、一部列車を除いて一度分岐器の分岐側を通って到着する。

深川車両基地への入出庫線[注釈 1]があるため、当駅が始発・終点となる電車が設定されている。

トイレは西改札口内と2番線ホーム南砂町側にある。いずれも多機能トイレを併設している。

年々の利用客増加により、西船橋方面のホーム階に改札を設置し、エレベータで地上へ出る出入口が新たに深川郵便局敷地内に設置されることになった[12]2013年12月に着工し、2015年6月に供用開始予定であったが[13]2016年3月末に供用開始した[9]

当駅は海抜ゼロメートル地帯に位置し、高潮などの水害対策として駅出入口または通路内に防水扉を設置している[14]。当駅は「浦安駅務管区東陽町地域」として近隣の駅を管理している[15]

のりば[編集]

番線 路線 行先[16]
1 T 東西線 西船橋津田沼東葉勝田台方面
2 中野三鷹方面

(出典:東京メトロ:構内図

発車メロディ[編集]

2015年6月2日から向谷実作曲の発車メロディ(発車サイン音)を使用している。

曲は1番線が「A Day in the METRO」、2番線が「Beyond the Metropolis」である(詳細は東京メトロ東西線#発車メロディを参照)。

利用状況[編集]

2022年度の1日平均乗降人員102,996人であり[メトロ 1]、東京メトロ全130駅中市ケ谷駅に次いで第20位、東西線の駅では中野駅に次に多く、23駅中第9位。2002年度に銀座線虎ノ門駅を上回り、東京メトロ全駅中、他の路線への乗り換えがない単独駅としては最も多い。また、東西線の利用者数は乗り換え駅である門前仲町駅よりも多い。

近年の1日平均乗降乗車人員推移は下表の通りである。

年度別1日平均乗降・乗車人員[17]
年度 1日平均
乗降人員[18]
1日平均
乗車人員[19]
出典
1990年(平成02年) 46,488 [* 1]
1991年(平成03年) 48,598 [* 2]
1992年(平成04年) 52,079 [* 3]
1993年(平成05年) 53,244 [* 4]
1994年(平成06年) 52,666 [* 5]
1995年(平成07年) 52,872 [* 6]
1996年(平成08年) 52,937 [* 7]
1997年(平成09年) 52,847 [* 8]
1998年(平成10年) 54,195 [* 9]
1999年(平成11年) 106,863 53,607 [* 10]
2000年(平成12年) 108,530 54,364 [* 11]
2001年(平成13年) 110,326 54,704 [* 12]
2002年(平成14年) 111,279 55,701 [* 13]
2003年(平成15年) 112,798 56,276 [* 14]
2004年(平成16年) 111,898 55,863 [* 15]
2005年(平成17年) 114,370 57,049 [* 16]
2006年(平成18年) 118,463 59,318 [* 17]
2007年(平成19年) 126,542 63,393 [* 18]
2008年(平成20年) 127,804 63,879 [* 19]
2009年(平成21年) 125,823 62,934 [* 20]
2010年(平成22年) 129,076 64,454 [* 21]
2011年(平成23年) 126,119 63,254 [* 22]
2012年(平成24年) 120,297 59,918 [* 23]
2013年(平成25年) 118,456 59,145 [* 24]
2014年(平成26年) 120,310 60,112 [* 25]
2015年(平成27年) 122,916 61,372 [* 26]
2016年(平成28年) 125,015 62,405 [* 27]
2017年(平成29年) 126,363 63,004 [* 28]
2018年(平成30年) 124,790 62,252 [* 29]
2019年(令和元年) 122,629 61,230 [* 30]
2020年(令和02年) [メトロ 2]97,648
2021年(令和03年) [メトロ 3]96,170
2022年(令和04年) [メトロ 1]102,996

駅周辺[編集]

江東区役所

2000年3月から2003年9月まで、テレビ朝日(当時の社名は「全国朝日放送」)新本社の施工業者であった竹中工務店が自社施設(上記の東京本店とは別である)をテレビ朝日に貸し、六本木局舎の建て替えに伴う仮設局舎として東陽町放送センターを開設していた。最寄り駅は当駅と南砂町駅だった。

バス路線[編集]

最寄りのバス停留所は、永代通りおよび四ツ目通りにある東陽町駅前となる。以下の路線が乗り入れ、東京都交通局東京空港交通(空港連絡バス)により運行されている。

東陽町駅前

その他[編集]

隣の駅[編集]

東京地下鉄(東京メトロ)
T 東西線
快速
木場駅 (T 13) - 東陽町駅 (T 14) - 浦安駅 (T 18)
通勤快速・各駅停車(通勤快速は中野方面のみ運転)
木場駅 (T 13) - 東陽町駅 (T 14) - 南砂町駅 (T 15)
  • 当駅以西は全列車が各駅に停車する。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 公式には通路線と呼ばれる。

出典[編集]

  1. ^ a b 東京地下鉄 公式サイトから抽出(2019年5月26日閲覧)
  2. ^ より便利な、人にやさしい地下鉄を目指して 東西線東陽町駅の改良工事に着手いたします。』(プレスリリース)営団地下鉄、1998年12月18日。 オリジナルの2004年2月5日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20040205233015/http://www.tokyometro.go.jp/news/98-36.html2020年6月26日閲覧 
  3. ^ a b 帝都高速度交通営団史、p.239。
  4. ^ a b 『ホーム拡幅』エスカレーター・エレベーター 多機能トイレ新設、東陽町駅の改良工事が終わりました、江東区報、平成16年(2004年)9月11日付、8面下段
  5. ^ 「営団地下鉄」から「東京メトロ」へ』(プレスリリース)営団地下鉄、2004年1月27日。 オリジナルの2006年7月8日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20060708164650/https://www.tokyometro.jp/news/s2004/2004-06.html2020年3月25日閲覧 
  6. ^ PASMOは3月18日(日)サービスを開始します ー鉄道23事業者、バス31事業者が導入し、順次拡大してまいりますー』(PDF)(プレスリリース)PASMO協議会/パスモ、2006年12月21日。 オリジナルの2020年5月1日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200501075147/https://www.tokyu.co.jp/file/061221_1.pdf2020年5月5日閲覧 
  7. ^ “東西線運休29万人影響 始発から5時間 保守車両が衝突”. 読売新聞 (読売新聞社): p. 1 夕刊. (2009年9月9日) 
  8. ^ 九段下駅「大きな玉ねぎの下で〜はるかなる想い〜」日本橋駅「お江戸日本橋」採用 東西線に発車メロディを導入します!』(PDF)(プレスリリース)東京地下鉄、2015年3月25日。 オリジナルの2018年6月30日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20180630161536/http://www.tokyometro.jp/news/2015/article_pdf/metroNews20150325_T29.pdf2020年3月11日閲覧 
  9. ^ a b 東西線東陽町駅 新しい出入口・改札口が誕生! 3月31日(木)からご利用いただけます』(PDF)(プレスリリース)東京地下鉄、2016年3月22日。 オリジナルの2016年8月4日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20160804002544/http://www.tokyometro.jp/news/images_h/metroNews201603232_23t.pdf2020年3月11日閲覧 
  10. ^ 第11次江東区交通安全計画(令和3年度〜令和7年度)> 第8章 鉄道の交通安全” (PDF). 江東区. p. 47. 2022年11月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月9日閲覧。
  11. ^ 東京地下鉄道東西線建設史、p.567。
  12. ^ こうとう区報 平成24年4月1日1面より
  13. ^ 日本共産党 斉藤信行 区議会報告No.204
  14. ^ 東京地下鉄道東西線建設史、p.560。
  15. ^ 関田崇(東京地下鉄経営企画本部経営管理部)「総説:東京メトロ」『鉄道ピクトリアル』第66巻第12号(通巻926号)、電気車研究会、2016年12月10日、17頁、ISSN 0040-4047 
  16. ^ 東陽町駅 時刻表”. 東京メトロ. 2024年4月22日閲覧。
  17. ^ 江東区データブック - 江東区
  18. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  19. ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
  20. ^ a b c 都営バスの路線変更等について』(プレスリリース)東京都交通局、2018年9月6日。 オリジナルの2018年10月6日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20181006075531/https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/pickup_information/news/bus/2018/bus_i_201809068185_h.html2020年6月26日閲覧 
  21. ^ a b “地下4階にホーム整備/乗換通路は片押し施工想定/東京都らが8号線延伸で東陽町駅検討”. 建設通信新聞. (2021年4月5日). オリジナルの2021年4月30日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210430104239/https://www.kensetsunews.com/archives/557570 2021年4月30日閲覧。 
  22. ^ 交渉人 真下正義 ロケ地ガイド全国ロケ地ガイド
  23. ^ 鉄道ピクトリアル」1997年12月臨時増刊号102ページ。
東京地下鉄の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 各駅の乗降人員ランキング”. 東京地下鉄. 2023年6月27日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗降人員ランキング(2020年度)”. 東京地下鉄. 2023年6月27日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗降人員ランキング(2021年度)”. 東京地下鉄. 2023年6月27日閲覧。
東京都統計年鑑

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]