南砂町駅
南砂町駅 | |
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![]() 駅前広場(2008年2月) | |
みなみすなまち Minami-sunamachi | |
◄T 14 東陽町 (1.2km) (2.7km) 西葛西 T 16► | |
所在地 | 東京都江東区南砂三丁目11-85 |
駅番号 | ○T 15 |
所属事業者 | 東京地下鉄(東京メトロ) |
所属路線 | ●東西線 |
キロ程 | 17.0km(中野起点) |
電報略号 | スナ |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
61,001人/日 -2017年- |
開業年月日 | 1969年(昭和44年)3月29日 |
南砂町駅(みなみすなまちえき)は、東京都江東区南砂三丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)東西線の駅である。駅番号はT 15。
目次
歴史[編集]
- 1969年(昭和44年)3月29日 - 開業。
- 2001年(平成13年)
- 2002年(平成14年)4月1日 - 3番出口前に新砂あゆみ公園が開園。廃車となった営団5000系電車のモニュメントも設置されていた。
- 2004年(平成16年)4月1日 - 帝都高速度交通営団(営団地下鉄)民営化。当駅は東京地下鉄(東京メトロ)に継承。
- 2015年(平成27年)度 - 大規模改良工事開始。
- 2022年度 - 大規模改良工事が終了予定。
駅構造[編集]
島式ホーム1面2線を有する地下駅。東西線の快速通過駅では唯一の地下駅である[1]。
曲線上にあり、ホームから西船橋方面を望むとトンネル出口が見える。トンネルの出口に近く、周辺の宅地化も進んでいるため、線路には地上区間の駅と同様に騒音を抑えるためのバラストが敷かれている。
出入口は、西口に1ヶ所と東口に3ヶ所、計4ヶ所ある。エレベーターやエスカレーター、バス・タクシー乗り場などは東口にあり、駅事務室は西口にある。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | ![]() |
西船橋・津田沼・東葉勝田台方面 |
2 | 日本橋・大手町・中野・三鷹方面 |
大規模改良工事[編集]
2011年、東京メトロは現行のホームの南側にホーム1面と線路1線を増設し、駅の構造を中線を備えた島式2面3線構造に改め、朝ラッシュ時に中野方面行列車の相互発着を実施するという計画が発表された[2]。この工事では、線路とホームの増設だけでなく、現在ホームの両端の上階にある改札口を中央に移設するとともにコンコースを大幅に拡張する。
完成予定は2020年度で[3]、総工費は340億円。現在は支障物の撤去や土留の地下連続壁築造が行われている[4]。
2014年3月に広報施設「メトロ・スナチカ」が駅前に開設された[5]。
利用状況[編集]
2017年度の1日平均乗降人員は61,001人であり[6]、東京メトロ全130駅中66位。
利用客の多くは当駅周辺から都心方面に通勤・通学する住民であるが、当駅周辺にあるオフィスビルや医療センター、商業施設を目的地とする利用客も多く、大型商業施設が立地している事から買い物客も多く利用している。乗降人員に対してホーム幅員が狭いため、朝夕ラッシュ時を中心に東口方面の乗り場は非常に混雑する。そのため、混雑対策として、前記したホームの増設などの大規模改良工事が行われている。
近年の1日平均乗降・乗車人員推移は下表の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員[8] |
1日平均 乗車人員[9] |
出典 |
---|---|---|---|
1992年(平成 | 4年)16,638 | [* 1] | |
1993年(平成 | 5年)16,255 | [* 2] | |
1994年(平成 | 6年)16,493 | [* 3] | |
1995年(平成 | 7年)17,093 | [* 4] | |
1996年(平成 | 8年)17,310 | [* 5] | |
1997年(平成 | 9年)17,255 | [* 6] | |
1998年(平成10年) | 17,312 | [* 7] | |
1999年(平成11年) | 17,046 | [* 8] | |
2000年(平成12年) | 17,997 | [* 9] | |
2001年(平成13年) | 18,827 | [* 10] | |
2002年(平成14年) | 19,466 | [* 11] | |
2003年(平成15年) | 40,953 | 20,730 | [* 12] |
2004年(平成16年) | 43,201 | 21,540 | [* 13] |
2005年(平成17年) | 45,442 | 22,649 | [* 14] |
2006年(平成18年) | 49,507 | 24,523 | [* 15] |
2007年(平成19年) | 52,660 | 26,358 | [* 16] |
2008年(平成20年) | 55,733 | 27,970 | [* 17] |
2009年(平成21年) | 57,576 | 28,581 | [* 18] |
2010年(平成22年) | 57,328 | 28,547 | [* 19] |
2011年(平成23年) | 56,930 | 28,495 | [* 20] |
2012年(平成24年) | 58,762 | 29,213 | [* 21] |
2013年(平成25年) | 61,014 | 30,414 | [* 22] |
2014年(平成26年) | 62,151 | 30,907 | [* 23] |
2015年(平成27年) | 62,257 | 30,910 | [* 24] |
2016年(平成28年) | 61,102 | 30,307 | [* 25] |
2017年(平成29年) | 61,001 |
駅周辺[編集]
駅周辺では再開発が進行しており、オフィスビル・大型商業施設・マンション等が立地しているが、現在でも一部に未利用の都有地等がある。なお、従来の街の中心地は駅の北方面にあり、大型商業施設・トピレックプラザや江東区役所南砂出張所、江東区立江東図書館等の施設が南砂6丁目に立地している。
西口(出口1)[編集]
駅事務室を有する出口であるが、エスカレーターやエレベーターがなく、自動改札機の通路数も東口より少ない。地上に出てもバス・タクシー乗り場はない。
- 日曹橋バス停(徒歩4分)
- ニトリ 南砂店
- ヤマダ電機 テックランドNew江東新砂店
- ヤマダ電機 ヤマダアウトレット南砂店
- 東京消防庁城東消防署砂町出張所
- 江東南砂郵便局
- アシックスジャパン本社
- SGホールディングス 東京本社
- 佐川急便 東京本社
- 三越伊勢丹通信販売
- ロックペイント 東京支社
- 日経統合システム 本社
- 江東区城東南部保健相談所
- 東京都土木技術研究所
- 東京都環境技術研究所
- ゴールドジム
- 仙台堀川公園
- 砂町銀座商店街(徒歩15分)
- 仙気稲荷通り商店街
- 藤崎病院
東口[編集]
ホームと改札階、改札階と地上を結ぶエスカレーターとエレベーターが設置されている。バス停留所やタクシー乗り場も設置され、徒歩5分圏内に複合商業施設や公共施設が存在する。こちらは西口よりも利用者が多い。
出口2a[編集]
- 南砂三丁目公園内にある最も利用者が多い出口
- 南砂六丁目バス停(徒歩4分)
- トピレックプラザ(複合商業施設)
- 江東区役所 南砂出張所
- 江東区南砂区民館
- 江東区立江東図書館(中央館)
- 江東南砂六郵便局
- 江東南砂北郵便局
- 公益財団法人東京タクシーセンター
- 東砂ビル
- 富賀岡八幡宮
- 砂町銀座商店街(徒歩15分)
- 元八幡通り商店街
- ワイズマート
- 仙台堀川公園
- 荒川砂町水辺公園
- 東京都立東高等学校
- 砂町魚釣り場
出口2b[編集]
- 丸八通り沿いにあり、「コーシャハイム南砂駅前」の直下にある。地上行エレベーター・エスカレーターあり。
- みどり団地バス停(徒歩3分)
- 南砂地下駐輪場
- 江東区子ども家庭支援センター
3番出口[編集]
- 出口周辺で再開発が進んでおり、バス停とタクシー乗り場を有するロータリーがある。地上行エレベーター・エスカレーターあり。
- 南砂町駅前バス停
- 南砂町駅入口バス停
- 南砂町駅タクシー乗り場
- 南砂町ショッピングセンター SUNAMO(大型複合商業施設)
- イオンフードスタイル 南砂町スナモ店[10]
- カインズホーム
- フタバ図書
- コジマ
- スポーツデポ
- ドゥ・スポーツプラザ
- アドアーズ
- アルカナール南砂(駅前小型商業施設飲食店・診療所・保育園など)
- 順天堂大学医学部附属順天堂東京江東高齢者医療センター(病院)
- 東京都立東部療育センター(重度心身障害児施設)
- メディケアイースト(介護老人保健施設)
- 三井陽光苑(特別養護老人ホーム)
- 東京国際郵便局
- ソフトバンク 東京イースト新センター
- プロロジス東京II
- 日本メジフィジックス本社
- 新砂ネットワークセンター
- 東京湾マリーナ
- 新砂運動場
- 新砂あゆみ公園
- 新砂のぞみ公園
- 新砂めぐみ公園
駅周辺の再開発[編集]
当駅周辺では、以前の工場・倉庫地帯であった31haの土地に医療施設や公園、大規模商業施設や大型集合住宅を建設する再開発が行われており、当地への永代通り・丸八通りの延伸をきっかけに本格的に開始された。
この計画により対象地域の大部分を占める新砂三丁目は変化し、南砂町ショッピングセンターSUNAMOをはじめ、大規模高層住宅や医療・福祉の複合施設(高齢者医療センターなど)などが完成した。周辺の公園も再整備が進んでいる。
この計画は一時変更や縮小などがあったが、前記したように2008年10月9日に3番出口から徒歩5分ほどの場所に三菱地所の大規模商業施設「SUNAMO」がオープンした。また、江東区の「長期的な構想」と位置付けられつつも、亀戸駅 - 西大島駅 - 南砂町駅 - 新木場駅間においてLRT(新型路面電車)の新線計画も存在する。
バス路線[編集]
3番出口の駅前ロータリーに「南砂町駅前」停留所が設置されている他、永代通り沿いに「南砂町駅入口」停留所が設置されている。西口からは徒歩4分ほどのところに「日曹橋」停留所がある。東京都交通局の公式サイトによると、「南砂六丁目」停留所なども駅接続の扱いを受けており11番乗り場まであるが、駅前にある停留所は下記の2ヶ所である。なお、いずれの停留所とも発着するバスの本数はラッシュ時を除けば1時間に数本程度である。
南砂町駅前[編集]
- 1番乗り場
- 2番乗り場
- 亀23:江東高齢者医療センター循環
- 陽20:東陽町駅行(本数少)
南砂町駅入口[編集]
- 3番乗り場
- 4番乗り場
- 11番乗り場
- 陽20:東陽町駅行 / 江東図書館入口経由 東大島駅行(本数少)
- 亀23:江東高齢者医療センター循環
隣の駅[編集]
脚注[編集]
- ^ ただし、通勤快速は停車する。なお、2008年3月のダイヤ改正で平日朝ラッシュ時7時過ぎから8時半過ぎにおける中野方面行快速はすべて通勤快速に統一された。さらに、2009年3月のダイヤ改正で、平日中野方面で始発から9時半前後までに当駅を通過していた快速列車はすべて通勤快速と各駅停車に変更、これにより朝ラッシュ時は中野方面行の全列車が停車することとなった。
- ^ “平成23年度(第8期)事業計画 主な項目” (PDF) (プレスリリース), 東京地下鉄, (2011年3月30日) 2012年1月13日閲覧, "p.3 東西線の混雑緩和、遅延防止を図ります。 南砂町駅の大改良(大規模掘削を伴う線路・ホーム増設)"
- ^ 中期経営計画「東京メトロプラン2015 〜さらなる安心・成長・挑戦〜」 (PDF) - 東京地下鉄、2013年3月28日。
- ^ “平成26年度(第11期)事業計画”. 東京地下鉄株式会社 (2014年). 2015年8月19日閲覧。
- ^ 工事インフォメーションセンター「メトロ・スナチカ」オープンのお知らせ (PDF) - 東京地下鉄、2014年3月3日。
- ^ 各駅の乗降人員ランキング - 東京メトロ
- ^ 江東区データブック - 江東区
- ^ 各種報告書 - 関東交通広告協議会
- ^ 東京都統計年鑑
- ^ 2017年9月5日付でイオンリテール運営の食品館からダイエーに移管。
出典[編集]
- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成28年)
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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