赤間駅

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赤間駅
南口
南口
あかま
Akama
教育大前 (1.9km)
(4.2km) 東郷
所在地 福岡県宗像市赤間駅前一丁目1番1号
所属事業者 JR logo (kyushu).svg九州旅客鉄道(JR九州)
所属路線 鹿児島本線
キロ程 46.5km(門司港起点)
電報略号 アカ←アカマ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面4線
乗車人員
-統計年度-
9,181人/日(降車客含まず)
-2015年-
乗降人員
-統計年度-
18,464人/日
-2015年-
開業年月日 1890年明治23年)9月28日[1]
備考 直営駅
みどりの窓口
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北口

赤間駅(あかまえき)は、福岡県宗像市赤間駅前一丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線である。 小倉駅博多駅のほぼ中間に位置する[2]

1961年昭和36年)6月1日門司港駅 - 久留米駅間が電化して速度向上が図られると、団地の造成などと相俟って福岡市及び北九州市に通う通勤・通学する居住者が増え、当駅周辺はベッドタウン化が進んだ[3]

快速や特急「きらめき」の停車駅だが、「ソニック」などの日豊本線乗り入れ特急列車は、朝晩を中心に一部の列車のみ停車する。

歴史[編集]

駅構造[編集]

1982年(昭和57年)に橋上駅舎となり[3]、2004年(平成16年)に南口駅前広場完成し[2]、2009年(平成21年)2月25日に北口駅前広場と自由通路などが完成して供用開始となった[9]。 2009年(平成21年)に完成した自由通路南北線は北口と南口の双方に上りエスカレーターとエレベーターがあるガラス張りの通路で[11]、長さが約110mあり[9]、多目的トイレなども併設されている[11]

島式ホーム2面4線を有する地上駅である。改札口は中央に1ヶ所。駅舎内にはコンビニやパン屋があり、日用品に関しては駅構内で調達できる。コンビニ設置の際に駅本屋の増床もされ、改築直後の2倍程の面積になった。

以前は北側より対向式1番のりば、島式2番・3番のりば、対向式4番のりばの構造で、1番のりばが上り本線、3番のりばが下り本線であったが、1988年(昭和63年)3月13日付ダイヤ改正で快速・普通列車の緩急結合が当駅に集約されてホーム構造を変更。1番のりばがあった対向式ホームを島式に改修して新1番のりばを新設、北側から順に改称。対向式ホーム5番のりば(旧4番のりば)は不使用となった。今は線路・架線が撤去されホームのみ残る。2004年(平成16年)のダイヤ改正で赤間駅発着の普通列車が設定されるも5番のりばは再利用はせず、構内より西側に留置線を設置した。

直営駅で、みどりの窓口自動改札機自動精算機が設置されている。トイレは改札内に1つ(改札口より入場して右手)、南口階段下に1ヶ所(身障者用トイレ有り)、北口階段下に1ヶ所(身障者用トイレ有り)。南・北口のトイレは自由に利用可能。エレベーターは改札内も全ホームに完備されている[要出典]

のりば[編集]

のりば 路線 方向 行先
1・2 鹿児島本線 上り 小倉下関方面
3・4 下り 博多久留米方面
  • 1999年(平成11年)度からを進められた「赤間駅周辺整備事業」の一環として自由通路南北線が整備され、南・北口と改札フロアを結ぶ上りエスカレーターとエレベーターが設置された[11]
  • 改札フロアとホームを結ぶエスカレーターも1本ずつ設置されている(東郷駅側(下り、博多方面)は昇降ともエスカレーターのみ、教育大前駅(上り、小倉方面)側が階段)と改札フロアとホームを結ぶエレベーターも1基ずつ設置されている(東郷駅(下り、博多方面)側に設置)[要出典]

駅弁[編集]

東筑軒がうどん店で駅弁も販売。主な駅弁は下記の通り[12]

利用状況[編集]

バス路線も多く、快速などの停車駅となっており、次の駅の教育大前駅の方が近い地区でも当駅を利用する場合もあるため、駅勢圏と呼ばれる駅の集客範囲は広めである[13]

開業時から明治30年代までは、最多であった1900年(明治33年)度でも1日平均乗車人員は228人と不振であったため、貨物収入で損益の均衡を保った[1]

2015年度の1日平均乗車人員9,181人であり、JR九州の駅としては第16位である[14]

年度 1日平均
乗降人員
定期
乗降人員
定期外
乗降人員
1日平均
乗車人員
順位
2008年(平成20年) - - - 9,360[15] 14位
2009年(平成21年) 18,393[16] 14,098[16] 4,295[16] 9,152[2][17] 14位
2010年(平成22年) 18,398[16] 14,037[16] 4,361[16] 9,154[18] 14位
2011年(平成23年) 18,564[16] 14,082[16] 4,482[16] 9,283[19] 14位
2012年(平成24年) 18,639[16] 14,030[16] 4,609[16] 9,296[20] 15位
2013年(平成25年) 18,830[16] 14,215[16] 4,615[16] 9,374[21] 15位
2014年(平成26年) 18,264[22] 13,662[22] 4,602[22] 9,092[14] 16位
2015年(平成27年) 18,464[22] 13,738[22] 4,726[22] 9,181[23] 16位

駅周辺[編集]

当駅は、筑前二十一宿の一つとして数えられるほど江戸時代に栄えた唐津街道宿場町赤間宿の西側にある旧土穴村に開設された[1]。 近隣にある生目八幡宮の南側にある低地はかつては入江で船着場となっており、釣川を通じて海とつながる水運の地であった[1]。 駅開設時点では1889年(明治22年)の町村制施行時の9村合併により、赤間村の一部となっていた[1]。現在は宗像市の中央部に位置している。

当地に駅が開設されたことで、周辺は幹線道路の開設と相俟って、宗像市の中心的な商店地区の1つとなった[1]。 しかし、その一方で、旧赤間宿は衰退することになった[1]

1961年(昭和36年)6月の鹿児島本線電化を受けて「宗像森林都市」や製鉄団地等の住宅地の開発が進み、福岡市や北九州市へ通勤する住民が増加した[1]

南口側は、田久地区の約100万坪の用地を取得して「宗像森林都市」が民間企業により開発され、その一角には1966年(昭和41年)4月に東海大学と付属高校が開校した[1]

1999年(平成11年)度から「赤間駅周辺整備事業」が進められ、エレベーターとエスカレーターのある自由通路、北口と南口にバス・タクシー乗降場やロータリーのある駅前広場、駐車場や駐輪場、公園などを整備した[11]

しかし、この間の1999年(平成11年)11月にゆめタウン宗像[24]、2000年(平成12年)11月にくりえいと宗像[25]と大型商業施設の進出が相次いだ[26]。 こうした大型商業施設の影響を受け、老朽化が進んでいた北口周辺地区は商業地としての機能が衰退する形となった[26]。 そのため、駅周辺整備事業の一環として北口では約3.6haの土地区画整理事業も実施され、道路整備と宅地造成が行われた[11]

北口[編集]

以下はバス等の交通機関による連絡

南口[編集]

以下はバス等の交通機関による連絡

バス路線[編集]

北口・南口それぞれにバス停があり、ともに駅舎を出てすぐのロータリーで乗降車できる。バスの時刻表は駅構内でも確認することができる。沿線の住宅地をまわる路線で通勤・通学客の利用がある。(路線は2013年4月1日現在)

北口[編集]

「赤間駅前」バス停

  • 東郷方面
    • 西鉄バス
      [ 1 ] JR東郷駅(東郷橋経由)
      [ 3 ] 鐘崎(公園通り・ネオポリス経由)
      [ 3 ] 鐘崎(ネオポリス・池野支所経由)
      [ 18 ] 東郷駅日の里口(東郷橋経由)
      [ 26A ] 天神(東郷・福間都市高速昭和通り経由)
    • ふれあいバス(コミュニティバス
      第一系統 行(朝便) 【河東・くりえいと経由、赤間駅北口行】
      第一系統 行(往路) 【サンリブ・河東経由、ゆめタウン行】
  • 赤間営業所方面
    • 西鉄バス
      [ 1 ][ 3 ][ 26 ][ 26A ][ 75 ] 赤間営業所
    • ふれあいバス
      第一系統 帰(復路) 【泉ヶ丘・三郎丸経由、西鉄赤間営業所行】

南口[編集]

「赤間駅南口」バス停

  • 西鉄バス
[ 8 ] 赤間営業所
[ 8 ] 青葉台入口(森林都市経由)
[ 8-1 ] 自由ヶ丘南西通り(森林都市経由)
[ 8-1 ] 自由ヶ丘南3丁目方面【循環】(森林都市・自由ヶ丘南西通経由、赤間駅南口行)
[ 8-2 ] 広陵台児童公園(森林都市経由)
[ 8-2 ] 日赤看護大学(森林都市・広陵台児童公園経由)
[ 8-2 ] 日赤看護大学(森林都市・広陵台中央公園経由)
[ 8-3 ] 朝野第二(自由ヶ丘七丁目経由)
[ 8-4 ] 朝野第二(バイパス経由)
  • ふれあいバス
第三系統 行(往路) 【自由ヶ丘・宗像ユリックス・青葉台 方面行き】
第三系統 帰(復路) 【ゆめタウン経由、サンリブ行】

かつてあった路線・未実現路線[編集]

石炭運般用ケーブル[編集]

宗像郡玄海町池田にあった大和炭鉱から石炭を運び、当駅で貨物列車に積み込んでいた[1]。 なお、同炭鉱は1948年(昭和23年)1月に操業を開始し、1956年(昭和31年)から1959年(昭和34年)には月産約3000トンを出炭したが、1960年(昭和35年)には月産約500トンへ減少し、後に閉山となった[1]

未実現路線[編集]

  • 赤間鉄道
1896年(明治29年)11月に鉄道免許出願中となっていた福岡県内53社の中で、2社が当駅から吉武村を経由して鞍手郡西川村(現・鞍手町)までの鉄道計画の申請を行っていた[1]
  • 津屋崎鉄道
1896年(明治29年)11月に鉄道免許出願中となっていた福岡県内53社の中で、津屋崎町から当駅に至り、途中から先述の赤間鉄道と同じ経路で当駅を通過して鞍手郡宮田村から大隈町までの鉄道計画の申請を行っていた[1]
  • 鞍宗軌道
1912年(明治45年)に計画されたもので、当駅から鞍手郡西川村を経由して植木町までの鉄道を目指していた[1]
  • 宗像地方鉄道
1926年(大正15年)7月29日に鉄道省から免許を取得したもので、当駅から東郷町と田島村を経由して神湊町までを釣川沿いに伸びる路線を計画していた[1]

駅名の由来[編集]

開業時の地名(宗像郡赤間町)が由来。

古代から宗像氏が領有した地で、古くから宿場町赤間宿)として栄えた。

隣の駅[編集]

九州旅客鉄道
鹿児島本線
快速
折尾駅 - (ラッシュ時は海老津駅) - 赤間駅 - 東郷駅
準快速・普通
教育大前駅 - 赤間駅 - 東郷駅

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 当時の博多 - 赤間間の駅は、箱崎駅香椎駅古賀駅福間駅で、ダイヤは、博多が午前6時発、午後1時54分発、赤間が午前9時発、午後5時発の2往復、所要時間は1時間11分となっている[1][4]。駅の位置は旧土穴村であるが、1889年(明治22年)の町村制施行時の9村合併で赤間村となっている[1]
  2. ^ 開業当時は建設費の抑制のため、城山峠周辺を切通で線路を敷設したことから、後の福岡教育大学西側付近などに1000分の22.7という急勾配区間が発生し、「九州鉄道の箱根の険」と評されることになった[1]。そのため、機関車を前後に配置して登る形で運行されたものの、「飛び降りても足で追い掛けて再び飛び乗れた」などの逸話が残っているほどの状況であった[1]
  3. ^ それに伴い旧線及び城山信号場を廃止。城山峠以西の旧線用地の大部分は後に国道二号線(現国道3号県道69号)に転用された[1]
  4. ^ サンリブくりえいと宗像店(店舗面積約21,777m2[25](直営約13,430m2[25])、延べ床面積約53,075m2[25])を中心として、第1プラザ(店舗面積約10,000m2[25](ホームワイドくりえいと宗像店:約6,597m2[25])、延べ床面積約11,817m2[25])、第3プラザ(店舗面積約2,304m2[25]、延べ床面積約12,452m2[25])、第4プラザ(店舗面積約2,967m2[25]、延べ床面積約3,991m2[25])など複数の建物で構成される商業施設。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad 宗像市史編纂委員会 『宗像市史 通史編 第三巻 近現代』 宗像市、1999年3月1日。
  2. ^ a b c d 『赤間駅と周辺整備の経緯』 むなかたタウンプレス NO.182 (宗像市) (2010年10月15日)
  3. ^ a b c d e f 宗像市史編纂委員会 『むなかた二千年』 宗像市、1999年12月20日。
  4. ^ 明治23年9月3日の『福陵新報』による。
  5. ^ 廣岡治哉 『近代日本交通史 明治維新から第二次大戦まで』 法政大学出版局、1987年4月15日。ISBN 978-4588600173
  6. ^ 日本経済新聞1987年2月3日西部朝刊 社会面 17ページ
  7. ^ 『交通年鑑 昭和63年版』 交通協力会、1988年3月。
  8. ^ 今村都南雄 『民営化の效果と現実NTTとJR』 中央法規出版、1997年8月。ISBN 978-4805840863
  9. ^ a b c 中原剛(2009年2月25日). “JR赤間駅区画整理事業:北口駅前広場、きょうから利用開始”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  10. ^ 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2009年3月3日) 
  11. ^ a b c d e f g 『中心拠点の整備が 赤間駅周辺 進んでいます』 むなかたタウンプレス NO.199 (宗像市) (2011年7月1日)
  12. ^ 『JR時刻表』2017年3月号、交通新聞社2017年、 393頁。
  13. ^ 梶田佳孝 樗木武 松岡淳 『パーソントリップ調査にもとづく競合駅の駅勢圏判別』 九州大学工学集報 第72巻第5号 (九州大学工学部) (1999年9月)
  14. ^ a b 交通・営業データ 駅別乗車人員上位30位(平成26年度)”. 2015年10月31日閲覧。
  15. ^ JR九州 企業情報・採用情報 交通・営業データ 駅別乗車人員上位30位(平成20年度)”. 九州旅客鉄道株式会社. 2015年7月23日閲覧。
  16. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 『平成26年版 宗像市統計書』 宗像市経営企画部経営企画課、2015年5月。
  17. ^ JR九州 企業情報・採用情報 交通・営業データ 駅別乗車人員上位30位(平成21年度)”. 九州旅客鉄道株式会社. 2015年7月23日閲覧。
  18. ^ JR九州 企業情報・採用情報 交通・営業データ 駅別乗車人員上位30位(平成22年度)”. 九州旅客鉄道株式会社. 2015年7月23日閲覧。
  19. ^ JR九州 企業情報・採用情報 交通・営業データ 駅別乗車人員上位30位(平成23年度)”. 九州旅客鉄道株式会社. 2015年7月23日閲覧。
  20. ^ JR九州 企業情報・採用情報 交通・営業データ 駅別乗車人員上位30位(平成24年度)”. 九州旅客鉄道株式会社. 2015年7月23日閲覧。
  21. ^ JR九州 企業情報・採用情報 交通・営業データ 駅別乗車人員上位30位(平成25年度)”. 九州旅客鉄道株式会社. 2015年7月23日閲覧。
  22. ^ a b c d e f 平成28年度版 宗像市統計書 運輸・通信 JR各駅の1日当たりの乗降人員数 (PDF)”. 宗像市. 2017年7月10日閲覧。
  23. ^ 交通・営業データ 駅別乗車人員上位30位(平成27年度)”. 2016年8月31日閲覧。
  24. ^ a b c d “開店情報=イズミ”. 日本食糧新聞(日本食糧新聞社). (1999年11月22日)
  25. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 『週刊東洋経済 臨時増刊 全国大型小売店総覧 2007年版』 東洋経済新報社、2007年。
  26. ^ a b 中原剛(2007年8月1日). “JR赤間駅区画整理事業:第1期工事が着工 北口中心に広場や公園−−宗像”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  27. ^ a b c 宗像市史編纂委員会 『宗像市史 通史編 第一巻 近現代』 宗像市、1997年3月31日。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]