渡邉雄大

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渡邉 雄大
阪神タイガース #128
2019.04.13渡邉雄大.jpg
2019年4月13日 川之江野球場にて
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 新潟県三条市
生年月日 (1991-09-19) 1991年9月19日(30歳)
身長
体重
186 cm
80 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り BCL / 2013年 地元枠
NPB / 2017年 育成選手ドラフト6位
初出場 NPB / 2020年9月4日
年俸 450万円(2022年)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
派遣歴

渡邉 雄大(わたなべ ゆうた、1991年9月19日 - )は、新潟県三条市出身[1]プロ野球選手投手育成選手)。左投左打。阪神タイガース所属。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

三条市立四日町小学校出身。三条市立第一中学校1年生の時から、同校の軟式野球部で野球を始める[2]

長岡市中越高校に進学し[1]、3年生の時に背番号1を付けエースとなる[3]。3年生の春の春季北信越大会において決勝に進出[4]。3年生の夏の第91回全国高等学校野球選手権新潟大会において、4回戦は完封勝利[5]、準々決勝は完投勝利と好投をみせ、決勝に進出するが[6]、決勝戦で日本文理高校に敗れ、甲子園出場はならなかった[7]

青山学院大学に進学し[1]、2年生の時に投手としての特長を出すために、それまでのスリークォーター投球フォームからサイドスローに変更する[3]。大学時代は公式戦の登板は無かった[3]。野球部の同期には杉本裕太郎東條大樹、1学年後輩には加藤匠馬、2学年後輩には吉田正尚がいる。

2013年12月6日に行われたBCリーグドラフト会議にて、新潟アルビレックス・ベースボール・クラブから指名され入団した[8]。背番号は51

BCリーグ・新潟時代[編集]

2014年は、19試合に登板し、77回1/3を投げ、7勝2敗、2完投、防御率2.91の成績を残す[9]

2015年は、33試合に登板で87回1/3を投げ、6勝3敗、3完投、防御率2.78の成績だった[10]

2016年は、中継ぎ投手として32試合に登板、26回2/3を投げ、3勝1敗1セーブ、防御率2.70の成績を残す[11]。オフにオーストラリア・ウィンターリーグに参加した[12]が、登板は2試合、0回2/3のみ[13]

2017年は、46試合に登板し、55回2/3を投げ、1勝2敗16セーブ、防御率1.29と[14]、最優秀防御率のタイトルに輝き、16セーブはリーグ3位と好成績を挙げる[3]

10月26日に行われたプロ野球ドラフト会議にて、福岡ソフトバンクホークスから育成選手六巡目指名され[1]、11月7日、新潟アルビレックスBCの球団事務所にて入団交渉を行い、支度金300万円、年俸400万円(金額は推定)で契約合意に達し[15]12月7日、福岡市内のホテルで入団発表会見が行われた。背番号140[16]

ソフトバンク時代[編集]

2018年は、二軍公式戦では14試合に中継ぎ投手として登板し、1勝0敗1セーブ、防御率1.42[17]、三軍戦では29試合で31回を投げ、勝ち負けなしの2つのセーブ、防御率1.45の成績を残す[18]。シーズンオフの11月25日から台湾で開催される2018アジアウインターベースボールリーグにおいて、NPBウエスタン選抜に選出され、9試合で防御率1.00、1セーブ、2ホールドを挙げる[19]

2019年は、二軍公式戦では16試合登板で14回を投げ、1勝1敗、防御率3.86[20]、三軍戦で32試合の登板で32回1/3を投げ、1勝0敗4セーブ、防御率0.28を記録する[21]

2020年8月31日、支配下選手契約を締結。背番号は48[22]。二軍公式戦では11試合登板で11回1/3を投げ、計7四死球を記録したが、被安打2、奪三振17、防御率0.00という好成績をマーク[23]。三軍戦でも17試合登板で防御率0.00だった。9月4日に一軍選手登録される[24]と同日の対千葉ロッテマリーンズ戦でプロ初登板を果たした[25]。しかし、デビュー3試合目となった9月9日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦で左肘に違和感を覚え降板する[26]と、翌日には登録抹消された[27]。左肘靱帯の一部損傷と診断され[28]、左肘にPRP注射を行ったことが明らかとなり、1か月以上のノースロー調整が必要になることから今季中の復帰は絶望的となった[29]。結果的に、この年は一軍、二軍、三軍のいずれの場所でも防御率0.00という記録になった。契約更改が行われた12月の段階で60〜70mの遠投やブルペンでの立ち投げができるまでに回復し、「来年は1軍で40試合は投げたい」と来季の目標を掲げた[30]

2021年1月よりファーム施設でリハビリ組として調整を開始。既にブルペンでの投球も行えるように回復していた[28]。実戦に復帰したが、一軍での登板は6試合にとどまり、10月18日に球団より戦力外通告を受けた[31]。しかし、二軍では34試合の登板で、1セーブ、防御率1.67の安定した成績を残しており[32]、「まだ出来ると思っている」と現役続行を希望している[31]

阪神時代[編集]

当初、参加する意向を示していた12月8日開催の12球団合同トライアウトには参加しなかった。翌9日、阪神タイガース育成選手として獲得したことを発表した[33][34]。背番号は128

選手としての特徴[編集]

左からのサイドスローの投球フォームから[35]、最速143km/hのストレートと、変化球はスライダーツーシームなど4種類を投げる[3]。大きく曲がるスライダーを武器にしている[36]

左打者の内角、右打者の胸元を突き、コーナーに投げ分ける制球力がある[3]

人物[編集]

2020年8月末に支配下登録の発表がなされた際、10月に第一子となる娘が誕生する予定であることを明かした[23]。無事に予定通り誕生したが、コロナ禍の影響で妻と娘は地元新潟で、渡邉自身は福岡でと離れた生活を続け、生まれたばかりの娘とはなかなか会えなかった。2021年1月5日より、家族3人での新生活を始めている[28]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2020 ソフトバンク 3 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 6 1.2 0 0 1 0 0 1 0 0 0 0 0.00 0.60
2021 6 0 0 0 0 0 0 0 1 ---- 18 4.0 6 0 1 0 0 4 0 0 2 2 4.50 1.75
通算:2年 9 0 0 0 0 0 0 0 1 ---- 24 5.2 6 0 2 0 0 5 0 0 2 2 3.18 1.41
  • 2021年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



投手












2020 ソフトバンク 3 0 1 0 0 1.000
2021 6 0 0 0 0 ----
通算 9 0 1 0 0 1.000
  • 2021年度シーズン終了時

独立リーグでの投手成績[編集]












































W
H
I
P
2014 新潟 19 7 2 0 2 .778 77.1 313 59 6 70 19 6 26 25 0 0 1 2.91 1.08
2015 33 6 3 0 3 .667 87.1 368 82 3 51 29 6 29 27 1 0 0 2.78 1.27
2016 32 3 1 1 0 .750 26.2 118 19 0 37 11 4 11 8 3 0 2 2.70 1.16
2017 46 1 2 16 0 .333 55.2 231 46 3 66 13 5 11 8 1 0 3 1.29 1.06
通算:4年 130 17 8 17 5 .680 247.0 1030 206 12 224 72 21 77 68 5 0 6 2.48 1.13
  • 各年度の太字はリーグ最高

記録[編集]

NPB[編集]

背番号[編集]

  • 51(2014年 - 2017年)
  • 140(2018年 - 2020年8月30日)
  • 48(2020年8月31日 - 2021年)
  • 128(2022年 - )

登場曲[編集]

  • 「Watch Me (Whip/Nae Nae)」Silent?(2019年 - 2020年)
  • 「少年が見た未来へ」落合みつを(2019年 - )

[37]

代表歴[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d 邉雄大選手ドラフト指名についてのコメント”. ベースボール・チャレンジ・リーグオフィシャルサイト (2017年10月26日). 2018年1月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年11月14日閲覧。
  2. ^ 新潟アルビレックスBC / No.51 渡邉 雄大”. ベースボール・チャレンジ・リーグオフィシャルサイト. 2017年11月14日閲覧。[リンク切れ]
  3. ^ a b c d e f BC新潟初「本指名」期待 渡辺雄大、心の準備整う”. 日刊スポーツ (2017年10月26日). 2017年11月14日閲覧。
  4. ^ 春季北信越大会(2009年) 佐久長聖―中越(決勝)”. 朝日新聞デジタル バーチャル高校野球 (2009年6月9日). 2017年11月14日閲覧。
  5. ^ 第91回全国高校野球選手権新潟大会 中越―直江津(4回戦)”. 朝日新聞デジタル バーチャル高校野球 (2009年7月21日). 2017年11月14日閲覧。
  6. ^ 第91回全国高校野球選手権新潟大会 中越―新潟(準々決勝)”. 朝日新聞デジタル バーチャル高校野球 (2009年7月24日). 2017年11月14日閲覧。
  7. ^ 第91回全国高校野球選手権新潟大会 日本文理―中越(決勝)”. 朝日新聞デジタル バーチャル高校野球 (2009年7月27日). 2017年11月14日閲覧。
  8. ^ 2013年度BCリーグドラフト会議指名選手のお知らせ”. 新潟アルビレックス・ベースボール・クラブオフィシャルサイト (2013年12月6日). 2014年2月1日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2017年11月14日閲覧。
  9. ^ 2014年個人投手成績 一覧”. ベースボール・チャレンジ・リーグオフィシャルサイト. 2017年11月29日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2017年11月14日閲覧。
  10. ^ 2015年個人投手成績 一覧”. ベースボール・チャレンジ・リーグオフィシャルサイト. 2017年12月9日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2017年11月14日閲覧。
  11. ^ 2016年個人投手成績 一覧”. ベースボール・チャレンジ・リーグオフィシャルサイト. 2017年12月9日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2017年11月14日閲覧。
  12. ^ オリックス、ドラフト候補にBC新潟の変則左腕浮上”. 日刊スポーツ (2017年10月16日). 2018年1月26日閲覧。
  13. ^ Yuta Watanabe Career Stats Leagues Statistics & History, Baseball-Reference.com
  14. ^ 2017年 投手成績ランキング”. ベースボール・チャレンジ・リーグオフィシャルサイト (2017年9月10日). 2017年12月19日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2017年11月14日閲覧。
  15. ^ ソフトバンク育成6位渡辺が合意「1日も早く1軍」”. 日刊スポーツ (2017年11月8日). 2017年11月14日閲覧。
  16. ^ 2017/12/07(木) 選手 新入団会見レポ。1位吉住投手「夢は最多勝」”. 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト (2017年12月7日). 2017年12月7日閲覧。
  17. ^ 2018年度 福岡ソフトバンクホークス 個人投手成績(ウエスタン・リーグ)”. NPB.jp 日本野球機構. 2019年3月10日閲覧。
  18. ^ 3軍選手成績 非公式戦個人成績 投手成績 2018/11/7(水)現在”. 福岡ソフトバンクホークス オフィシャルサイト. 2019年3月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月10日閲覧。
  19. ^ TEAM 日職西軍 球員成績 投手成績”. 亞洲冬季棒球聯盟公式サイト(繁体中文). 2019年3月10日閲覧。
  20. ^ 2019年度 福岡ソフトバンクホークス 個人投手成績(ウエスタン・リーグ)”. NPB.jp 日本野球機構. 2019年10月14日閲覧。
  21. ^ 3軍選手成績 非公式戦個人成績 投手成績(ホークス) 2019/10/4(金)現在”. 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト (2019年10月4日). 2019年10月14日閲覧。
  22. ^ "新規支配下選手登録(2020年度)". npb.jp. 日本野球機構. 30 August 2020. 2020年8月30日閲覧
  23. ^ a b “ソフトバンク・渡邉雄大が支配下契約! 同期5人目の“昇格”「彼らと同じステージで」”. BASEBALL KING. (2020年8月31日). https://baseballking.jp/ns/245127 2020年8月31日閲覧。 
  24. ^ ソフトバンク育成出身・渡辺雄がプロ初昇格 支配下登録から4日”. 西日本スポーツ (2020年9月4日). 2020年9月20日閲覧。
  25. ^ 育成出身28歳の苦労人がデビュー ソフトバンク渡辺雄「拾ってもらった恩返し」”. 西日本スポーツ (2020年9月5日). 2020年9月20日閲覧。
  26. ^ 緊急降板のソフトバンク渡辺雄は左肘に違和感…工藤監督「心配」”. 西日本スポーツ (2020年9月9日). 2020年9月20日閲覧。
  27. ^ ソフトバンク渡辺雄の登録抹消…前日緊急降板 160キロ左腕・古谷が再昇格”. 西日本スポーツ (2020年9月10日). 2020年9月20日閲覧。
  28. ^ a b c 福井亮太 (2021年1月13日). “ソフトバンクの渡辺雄大が4年目へ悲壮な決意 「1軍で30~40試合、投げられなければ戦力外」”. Sponichi Annex. https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2021/01/13/kiji/20210113s00001173355000c.html 2021年6月2日閲覧。 
  29. ^ ソフトバンク渡辺雄は靱帯一部損傷か、左肘にPRP注射で今季絶望”. 西日本スポーツ (2020年9月17日). 2020年9月20日閲覧。
  30. ^ “ソフトバンク渡辺雄大 現状維持600万円でサイン”. 日刊スポーツ. (2021年2月13日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/202012030000523.html 2021年2月13日閲覧。 
  31. ^ a b “鷹4年目の渡邉雄大に戦力外通告 球団に感謝も現役続行希望「まだ出来ると」”. Full-Count. (2021年10月18日). https://full-count.jp/2021/10/18/post1145799/ 2021年10月28日閲覧。 
  32. ^ “戦力外左腕の中に“お宝”が眠っている? 榎田や小川ら1軍実績十分の名前も”. Full-Count. (2021年10月21日). https://full-count.jp/2021/10/21/post1147356/ 2021年10月28日閲覧。 
  33. ^ “ソフトバンク戦力外の渡辺が阪神入団会見「左のワンポイントで必死に」”. デイリースポーツ online. (2021年12月9日). https://www.daily.co.jp/baseball/2021/12/09/0014902515.shtml 2021年12月9日閲覧。 
  34. ^ 選手の獲得について”. 阪神タイガース (2021年12月9日). 2021年12月9日閲覧。
  35. ^ 阪神が渡辺雄大投手の獲得を発表 ソフトバンクを戦力外、育成選手で契約へ”. デイリースポーツ online (2021年12月9日). 2021年12月10日閲覧。
  36. ^ “阪神 前ソフトバンク・渡辺投手を獲得へ 左打者へのワンポイント期待”. デイリースポーツ online. (2021年12月9日). https://www.daily.co.jp/tigers/2021/12/09/0014901250.shtml 2021年12月9日閲覧。 
  37. ^ チーム情報 球場使用曲一覧”. 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト. 2021年3月10日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]