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メチルプロピルエーテル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
メチルプロピルエーテル
識別情報
CAS登録番号 557-17-5
PubChem 11182
ChemSpider 10709 チェック
EC番号 209-158-7
特性
化学式 C4H10O
モル質量 74.12
密度 0.7356 g/cm3
沸点

38.8 °C, 312 K, 102 °F

への溶解度 30.5 g/L
屈折率 (nD) 1.35837 (14.3 °C)
粘度 0.3064 cP (0.3 °C)
薬理学
投与経路 inhalation
危険性
NFPA 704
3
0
0
引火点 < -20 °C
爆発限界 1.9-11.8
RTECS番号 KO2280000
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

メチルプロピルエーテル(Methyl propyl ether)は、かつて全身麻酔薬として用いられていたエーテル化合物である[1]メトキシプロパン(Methoxypropane)とも言う。無色透明で可燃性の液体で、沸点は38.8℃である[2]

メチルプロピルエーテルはMetoprylやNeothylという商品名で流通し、その有効性の高さからジエチルエーテルの代替として用いられた。しかし、現在ではより可燃性の低いハロゲン化エーテルに取って代わられている。

消防法に定める第4類危険物 特殊引火物に該当する[3]

出典

[編集]
  1. ^ White, Mary Louise T.; Shane, Sylvan M.; Krantz, John C., Jr. "Anesthesia. XXI. Propyl methyl ether as an inhalation anesthetic in man", Anesthesiology, (1946), 7, 663-7.
  2. ^ Merck Index, 11th edition, 6031.
  3. ^ 法規情報 (東京化成工業株式会社)