カヴァ

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カヴァ
Starr 040318-0058 Piper methysticum.jpg
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : モクレン亜綱 Magnoliidae
: コショウ目 Piperales
: コショウ科 Piperaceae
: コショウ属 Piper
: カヴァ P. methysticum
学名
Piper methysticum
G.Forst.
和名
カヴァ
英名
kava

カヴァ(kava、学名Piper methysticum)はコショウ科潅木、またそれから作られる南太平洋のメラネシアからポリネシアにまたがる地域――フィジートンガサモアなどで飲用される嗜好品カヴァラクトンと総称されるいくつかの向精神物質群を含む。カヴァ(kava)はトンガ語であり、カバカバカバカヴァカヴァとも表記される。またカヴァを使った儀式もその名で呼ばれることがある。ハワイ語ではアヴァ('awa)、フィジー語ではヤンゴーナ(yangona)、ポーンペイ語ではシャカオ(sakau)という。

を乾燥させ、粉状にして水に混ぜるか、あるいはそのまま水で揉み出したものを漉した泥水様の液体がカヴァ茶で、これを飲用する。カヴァ自体の植生域はハワイからニューギニアまでと広い。

カヴァの効果は鎮静作用を主とする。飲用時、口内の痺れを覚えることが多い。アルコールは含有しないが、に酔った時のような酩酊感がある。カヴァラクトンにはベンゾジアゼピンと似た抗不安、催眠作用がある[1]

カヴァは現在のところ南太平洋諸島域、その他の多くの国々で規制されておらず合法である。 しかしカヴァの成分を抽出し製造されたサプリメント剤による、重篤な肝臓障害を含む健康被害が欧米諸国で発生しており、これらの例には専門家による疑問の声も存在するものの[2]医薬品として規制管理されつつあり、日本においても厚生労働省が2002年11月28日付けで、販売監視強化の通達を都道府県に出している。

肝機能障害などの副作用はクサノオウセイヨウオトギリエキナセア紅茶きのこ、混合中国ハーブなどのハーブと併用して発生したという報告が複数ある [2]

米国ではサプリメントとして販売されているが、米国ハーブ製品協会(AHPA)はクラス2b:妊娠中に使用しないハーブ、2c:授乳期間中に使用しないハーブ、2b:特定の使用制限のあるハーブとしている[2]

文化的側面[編集]

カヴァはオセアニアの社会で宗教的、あるいは社会的な儀礼に用いられ、重要視されてきた。

現在、ハワイではカヴァを振る舞う「アヴァ・バー」が営業されるようになっている。また、二日酔い止めの薬としても使用されているようである。[3]


出典[編集]

  1. ^ 久郷晴彦 (2001), からだに優しい眠れるハーブ「カヴァ」, 現代書林 
  2. ^ a b c カバ - 「健康食品」の安全性・有効性情報(国立健康・栄養研究所) 2011年12月6日閲覧
  3. ^ Pacific Naturopathic Retreat Center. “What About Awa (kava kava)?”. 2017年11月27日閲覧。

関連項目[編集]