コンテンツにスキップ

シクロバルビタール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シクロバルビタール
臨床データ
AHFS/
Drugs.com
国別販売名(英語)
International Drug Names
投与経路 Oral (tablets)
ATCコード
法的地位
法的地位
薬物動態データ
代謝 Hepatic
排泄 Renal
識別子
CAS登録番号
PubChem
CID
ChemSpider
UNII
KEGG
ChEMBL
CompTox
Dashboard

(EPA)
ECHA InfoCard 100.000.127 ウィキデータを編集
化学的および物理的データ
化学式 C12H16N2O3
分子量 236.271 g·mol−1
3D model
(JSmol)
 ☒N  (what is this?)  (verify)
テンプレートを表示

シクロバルビタール[1](Cyclobarbital)は、バルビツール酸誘導体である睡眠薬である[2]。服用後約30分で効果が現れるが、持続時間は短い[3]

日本ではカルシウム塩が「アドルム」の商品名で1946(昭和21)年に塩野義製薬より発売された[4]:37。1948年に「平和の眠り」というキャッチフレーズで新聞広告まで打たれたが[5]、実際にはこれを大量に用いた(いわゆるオーバードーズ)自殺者が多発し[6]、1973(昭和48)年に販売中止となった[5][6]

ロシアでは不眠症の治療薬としてジアゼパムとの合剤(シクロバルビタール100mg+ジアゼパム10mg)として販売されていたが、2019年に販売中止となった。

参考資料

[編集]
  1. ^ KEGG DRUG: シクロバルビタール”. www.genome.jp. 2021年9月12日閲覧。
  2. ^ “Pharmacokinetics and relative bioavailability of cyclobarbital calcium in man after oral administration”. European Journal of Clinical Pharmacology 09 (5–6): 443–50. (March 1976). doi:10.1007/bf00606563. PMID 989475. 
  3. ^ 日本国語大辞典, 百科事典マイペディア,精選版. “アドルムとは”. コトバンク. 2021年9月12日閲覧。
  4. ^ 瀧澤透、反町吉秀 (2019). “日本における1950-60年代の催眠剤による自殺とアクセス制限の関連(第2報)自殺手段として用いられたブロムワレリル尿素系催眠剤について”. 日本セーフティプロモーション学会誌 12 (1): 35-40. https://plaza.umin.ac.jp/~safeprom/pdf/JSSP12(1)-TakizawaPaper.pdf. 
  5. ^ a b 今日は何の日(日別) - 今日は何の日 3月17日 - ビジネスマガジン|WizBiz(ウィズビズ)”. wizbiz.jp. 2021年9月12日閲覧。
  6. ^ a b アドルム禍”. クール・スーサン(音楽 芸術 医学 人生 歴史) (2015年10月20日). 2021年9月12日閲覧。

関連項目

[編集]
  • 田中英光 - 1949年5月、前年自殺した太宰治の墓前でアドルムを飲み自殺。
  • 坂口安吾 - 40代でアドルム中毒で入院したり留置所に入ったりしている。
  • 火野葦平 - 1960年1月に自殺。