コレステロールまたはコレステリンはステロイドに分類され、その中でもステロールとよばれるサブグループに属する有機化合物の一種である。
分子式は C27H46O と表される。室温で単離された場合は白色ないしは微黄色の固体である。生体内ではスクアレンからラノステロールを経て生合成される。
名称は1784年に研究者が胆石からコレステロールの固体を初めて同定した際、ギリシア語の chole-(胆汁)と stereos(固体)から名付けられた。加えて化学構造がアルコール体であるため、化学命名接尾辞 "-ol" が付けられる。
下村脩(1928年–2018年)は、生物学者(有機化学・海洋生物学)。理学博士(名古屋大学、1960年)。ボストン大学名誉教授、ウッズホール海洋生物学研究所特別上席研究員、名古屋大学特別教授。
有機化学・海洋生物学を専門とする生物学者、中でも生物発光研究の先駆者であり第一人者。 長崎大学、名古屋大学、プリンストン大学、ボストン大学、ウッズホール海洋生物学研究所などに在籍し、発光生物についての研究を継続。その中のひとつ、オワンクラゲの緑色蛍光タンパク質の発見は、その後医学研究用の重要なツールに発展して2008年のノーベル化学賞受賞に結びついた。