カリウムは原子番号19の元素で、元素記号は K である。アルカリ金属類に属す典型元素である。単体金属は激しい反応性を持つ。電子を1個失って陽イオン K
+ になりやすく、自然界ではその形でのみ存在する。
地殻中では2.6%を占める7番目に存在量の多い元素であり、花崗岩やカーナライトなどの鉱石に含まれる。塩化カリウムの形で採取され、そのままあるいは各種の加工を経て別の化合物として、肥料、食品添加物、火薬などさまざまな用途に使われる。
生物にとっての必須元素であり、神経伝達で重要な役割を果たす。人体では8番目もしくは9番目に多く含まれる。植物の生育にも欠かせないため、肥料3要素の一つに数えられる。
長井長義(1845年–1929年)は日本の薬学者。エフェドリンを発見した。日本薬学会初代会頭で、日本の近代薬学の開祖である。
明治時代における日本薬学の進展に寄与した。漢方薬の研究と成分抽出は特筆すべき業績である。マオウからのエフェドリン抽出に成功し、のちに大量合成が可能であることを証明した。これは、多くの喘息患者の苦痛を取り除くことになった。エフェドリンは、現在でも誘導体 dl-塩酸メチルエフェドリンという成分名で、気管支拡張剤として市販の感冒薬にも配合されている。
日本薬学会の初代会頭に推挙され就任し、終身、心血を注いだ。