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フルリスロマイシン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フルリスロマイシン
IUPAC命名法による物質名
識別
CAS番号
82664-20-8 チェック
ATCコード J01FA14 (WHO)
PubChem CID: 71260
ChemSpider 64388 チェック
UNII 56C9DTE69V チェック
KEGG D07242  チェック
ChEBI CHEBI:131719 ×
ChEMBL CHEMBL2106403 ×
化学的データ
化学式C37H66FNO13
分子量751.93 g·mol−1
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フルリスロマイシン(英:Flurithromycin)は第二世代のマクロライド系抗生物質である。エリスロマイシンAのフッ素化誘導体である[1] 。エリスロマイシンと同様の作用を持つ広域スペクトル抗生物質である。エリスロマイシンと異なり、フルリスロマイシンは酸性環境に対する耐性が高いため、消化過程でより多く活性を保ち、血清中濃度が高くなり、黄色ブドウ球菌化膿レンサ球菌などの感受性の高い細菌をより効果的に殺菌することができる[2]

脚注

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  1. ^ “In vitro activity of flurithromycin, a novel macrolide antibiotic”. Chemioterapia 5 (3): 177–184. (June 1986). PMID 3487389. 
  2. ^ “7.18 - Macrolide Antibiotics” (英語). Comprehensive Medicinal Chemistry II. Oxford: Elsevier. (January 2007). pp. 519–566. doi:10.1016/b0-08-045044-x/00219-4. ISBN 978-0-08-045044-5