ムーミン

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フィンランドナーンタリにあるテーマパーク、ムーミンワールドに再現されたムーミン一家の家。先祖が暮らしていたストーブをモデルに、ムーミンパパがひとりで建てたとされる。

ムーミンスウェーデン語: Muminフィンランド語: Muumi英語: Moomin)は、フィンランド作家トーベ・ヤンソンの『ムーミン・シリーズ』と呼ばれる一連の小説と絵本、および末弟ラルス・ヤンソンと共に描いた(次弟のペル・ウーロフ・ヤンソンもトーベと写真絵本を製作している。)『ムーミン漫画(コミックス)』作品の総称、あるいはそれらとそれらを原作とする二次著作作品の総称。または、同作品に登場する架空の生物種族名であり、同時に主人公(主要な登場生物)の名前でもある「ムーミントロール」の略称あるいは愛称。

目次

概要[編集]

埼玉県飯能市にあるあけぼの子どもの森公園。ムーミン谷をモチーフにしており、ムーミン屋敷やムーミンに関する資料館「森の家」などがある。

設定[編集]

トロールは北欧の民間伝承に登場する、広い意味での妖精の一種である。地域や時代によって巨人だったり小人だったりさまざまなバリエーションがあるが、人間によく似ていながら耳や鼻が大きく醜い外見を持つというイメージが共通している。しかしムーミンの物語に登場するトロールは、名前こそ借りているもののこれとは異なる、トーベ・ヤンソンが独自に創造した架空のいきものである。人型の登場人物も人間ではなく、同様に架空の小人の一種である[注 1]。なお、原作中で登場するキャラのうち、『ムーミンパパの思い出』に登場するミムラたちが住む丸い丘の国の王様はミムラやムーミントロールたちよりわざわざ圧倒的に大きく描かれているので人間の可能性がある。

第一作である「大きな洪水と小さなトロール」では、こうしたトロールたちは人間と同じ世界で共存しているが人間には察知されない存在として描かれた。昔はタイルストーブの裏に隠れて住んでいたという記述があり、その大きさは人間よりも遥かに小さいものと設定されていた(終盤の籐椅子に乗っているシーンで猫の親子と比較するとムーミンママが子猫程度)ことが伺える。

ただしムーミン達の大きさは作者自身も細かく決めていたわけではないらしく、次作の『ムーミン谷の彗星』では子猫の肩高がスニフの足程度に描かれている(なお、この本は何度か改訂版が出されており、初版の『彗星追跡(KOMETJAKTEN)』ではこの生物は子猫ではなくキヌザル(マーモセット)であった[1]。ただしキヌザルもいちばん小さいピグミーマーモセットでさえ体長11~15cmなので子猫と比べて極端に小さいわけではない。)のに、同じ話内で実物は体長30cmほどのじゃこうねずみ(マスクラット)がスニフより大きいムーミンパパよりさらに大柄に描かれているという描写があるほか、コミックス版では何度か登場する「フィリフヨンカが飼っている牛」がムーミンたちと比べ現実における人間と牛ぐらいの比率になるなど、人間並みになっている描写もある。

舞台[編集]

ムーミントロールたちは、妖精たちの住む谷・ムーミン谷: Mumindalen)に住んでいる。

ムーミン谷には、東に「おさびし山」(: Ensliga bergen: Lonely Mountains)がそびえ、その麓から川が流れている。その川にはムーミンパパの作った橋がかかっていて、その橋の先にムーミン屋敷がある。ムーミン屋敷の北側には、ライラックの茂みがある。西は海に面しており、桟橋の先には水浴び小屋がある。

登場人物[編集]

ムーミン・シリーズ (原作)[編集]

作者のトーベ・ヤンソン画家でもあり、ムーミンの原型となるキャラクターは小説執筆以前にもたびたび描かれていた。小説として初めて登場するのは1945年にスウェーデン語で著された『小さなトロールと大きな洪水』で、その後ムーミン・シリーズとして知られる計9作品に登場するようになる。

造形的には、トーベが10代の頃、次弟ペル・ウーロフ・ヤンソンとの口ゲンカに負けたときに、トイレの壁に悔し紛れに描いた『SNORK(スノーク、とても醜い生き物)』として描いたものが、ムーミントロールのルーツであるとされる。ネーミングは叔父の家へ下宿をし学校へ通っている時代、勉強の合間に冷蔵庫から食べ物を失敬しては夜食にしていたのだが、あるときに叔父から注意され「この裏にはムゥーミントロールというお化けがいるからつまみ食いはやめなさい。首筋に冷たい息を吹きかけてくるぞ。」と言われたことがきっかけである。

小説は子供向けの作品の体裁をとっているが、その内容は必ずしも子供向けではない。第二次大戦の戦中・戦後に執筆された初期の作品には、洪水や彗星の襲来など自然災害が繰り返し描かれる。新聞連載漫画の大成功によってもたらされた「ムーミンブーム」にほとほと疲れ果てた頃に書かれた第6作『ムーミン谷の冬』を契機として、後期の作品はよりはっきりと内観的であり、おとぎ話の体裁をとった純文学といってよい内容を備えている。

1953年からイギリスの大衆紙「イブニング・ニューズ」(英語) にムーミントロールの漫画が週に6日掲載された。トーベ・ヤンソンが漫画を描きスウェーデン語のセリフをコマに書くと、語学が堪能な末弟のラルス・ヤンソンがセリフを英語に翻訳した原稿が印刷に回る。途中ラルスが作品のアイディア自体を提供する時期を経て、1960年からは直接絵も描くようになり、完全にコミックの仕事はラルスの担当となり、1975年まで合計73作品が連載された。うち21作はトーベの絵である。

小説作品[編集]

小説作品は長編・短編集あわせて9作品が刊行されている。ムーミンの原作はスウェーデン語で書かれた。以下、日本語題名は講談社の全集による。

  • 『小さなトロールと大きな洪水』 : Småtrollen och den stora översvämningen - 1945
    この作品のみ邦訳が大きく遅れたため、講談社全集では「別巻」として以後の巻番号が1巻づつくりあがっている。ただし内容的には外伝やパラレルものではなくそのまま以後の巻に話が続いている(『たのしいムーミン一家』のありじごくのエピソードで「前にママに砂をかけた」説明など)。
  • 『ムーミン谷の彗星』 : Kometjakten / : Kometen kommer - 1946(1956年改訂・1968年三訂)
  • たのしいムーミン一家: Trollkarlens hatt - 1948
  • 『ムーミンパパの思い出』 : Muminpappans bravader /: Muminpappans memoarer - 1950 (日本語版、講談社 1969年 のち講談社文庫 新版2011年、翻訳者:小野寺百合子)
  • 『ムーミン谷の夏まつり』 : Farlig midsommar - 1954
  • 『ムーミン谷の冬』 : Trollvinter - 1957
    国際アンデルセン賞作家賞受賞作品。
    (あらすじ)ムーミン一家では11月から4月までの長い冬、冬眠をすることが先祖からの慣わしであった。しかしある年、なぜかムーミントロールだけが眠りから覚めてしまう。ムーミントロールにとって初めての冬は、たくさんの不思議で溢れていた
  • 『ムーミン谷の仲間たち』 : Det osynliga barnet - 1962
  • 『ムーミンパパ海へ行く』 : Pappan och havet - 1965 (日本語版、講談社1968年 のち講談社文庫 新版2011年、翻訳者:小野寺百合子
  • 『ムーミン谷の十一月』: Sent i november - 1970

日本における受容(小説作品)[編集]

最古の日本語訳は1964年講談社から出版された『少年少女新世界文学全集 第27巻』所収の「ムーミン谷の冬」(翻訳:山室静、挿絵:池田龍雄)である[2]。同作の挿絵ではムーミンはマフラーを巻いている[2](以後、特記なきものはすべて講談社からの出版)。

続いて1965年には、偕成社の『世界の子どもの本』シリーズから『ムーミン谷はおおさわぎ』(翻訳:矢崎源九郎、挿絵:赤星亮衛。『ムーミン谷の夏まつり』の日本語訳)が出版された[2]。同書では、スナフキンは「かぎタバコ屋くん」、ミイは「おちびのミュー子」などと翻訳されている[2]。同年には『たのしいムーミン一家』(翻訳:山室静)が、初めて原作者のトーベ・ヤンソンによる挿絵を使用して出版された[3]

1968年には『トーベ=ヤンソン全集』が出版され、当時原書が絶版だった『小さなトロールと大きな洪水』を除く原作本全8作がすべて翻訳・出版されることとなった[3]

テレビアニメ『楽しいムーミン一家』の放送が開始された1990年からは、初めて原著に忠実な編成の『ムーミン童話全集』が全9巻で出版され、同全集版が『小さなトロールと大きな洪水』の初日本語訳となった[4]

文庫版の出版も行われた。1972年少年少女講談社文庫に『たのしいムーミン一家』が収録されたのを皮切りに、1978年からは講談社文庫に、1980年からは青い鳥文庫に収録されている[5]

漫画作品[編集]

トーベ・ヤンソンが初めてムーミンを漫画化したのは1947年のスウェーデン語の新聞『ニィ・ティド』紙で、『ムーミン谷の彗星』を漫画化した(トフスランとビフスランたちが出てくるなど内容は多少違う)『ムーミントロールと地球の終わり』[注 2]だが、1年間の連載予定が半年で打ち切りになり、以後のコミックシリーズとは無関係になっている[6](なお、同作品はムーミンコミックス14.『ひとりぼっちのムーミン』に収録されている)。 その後、1952年に第3作『楽しいムーミン一家』の英語版が出ると、当時世界最大の発行部数を誇ったイギリスの夕刊紙「イブニングニュース」から、ムーミンを主役に新聞漫画を描いてみないかと申し入れを受ける。こうしてコミック版ムーミンは1953年から1975年まで日曜日を除く週6日掲載され、たちまち大人気となり世界各国に配信されて愛されるようになる。(ちなみにこの時配信を請け負ったのがスウェーデンのBulls Press社で、同社は今日もムーミンの総ての権利の総代理店である。)

日本における受容(漫画作品)[編集]

1969年には漫画版が、講談社から『ムーミンまんがシリーズ』(訳者名の記載なし、解説:草森紳一)として初めて日本語訳された[4]。同書は全73話中29話を抜粋した全10巻のシリーズである[4]。右綴じのため画像は左右反転の印刷である[4]。また、カルピスまんが劇場版アニメに倣い、スノークのお嬢さんは「ノンノン」と翻訳されている[4]

1991年には福武書店(現:ベネッセコーポレーション)から『えほんこみっくす ムーミンの冒険日記』(翻訳:野中しぎ)として全10巻で出版された[7]。コマの周囲に色が施された2色刷りで、横長で2段組の構成である[7]。訳者の野中がプロデューサーを務めたテレビアニメ『楽しいムーミン一家』に倣い、スノークのお嬢さんは「フローレン」と翻訳されている[7]

2000年には筑摩書房から『ムーミン・コミックス』(翻訳:冨原眞弓)として出版された[7]。これまでの日本語訳は英語版からの翻訳であったのに対しスウェーデン語からの翻訳である[7]。トーベ作の全21話とラルス作の全52話中21話、計42話が収録されている[7]。装幀は祖父江慎[7]

講談社版『ムーミンまんがシリーズ』[編集]

講談社版『ムーミンまんがシリーズ』(訳者不明、草森紳一解説)はトーベとラルスの作品29作を収録している。

  • ムーミンまんがシリーズ1『とってもムーミン』1969
  • ムーミンまんがシリーズ2『びっくりムーミン』1970
  • ムーミンまんがシリーズ3『それいけムーミン』19670
  • ムーミンまんがシリーズ4『ぐっときてムーミン』1970
  • ムーミンまんがシリーズ5『ハレハレムーミン』1970
  • ムーミンまんがシリーズ6『ムーミンワルツ』1970
  • ムーミンまんがシリーズ7『あのひのムーミン』1970
  • ムーミンまんがシリーズ8『いうなればムーミン』1970
  • ムーミンまんがシリーズ9『やったぜムーミン』1970
  • ムーミンまんがシリーズ10『そこぬけムーミン』1970

※ スノークのお嬢さんは、アニメーション『ムーミン』での音響監督、田代敦巳の名づけたノンノンと訳されている。

※ 共同執筆者の弟ラルス・ヤンソンの絵である作品も掲載されているが、ラルス・ヤンソンの名前は記載されていない。

※ 作品の枠の一部に2人が書いたサインは消されている。日本向けに左右反転されており右開きになっている。セリフは縦書きに変更されている。

福武書店(現:ベネッセ)版『ムーミンの冒険日記』[編集]

福武書店版『ムーミンの冒険日記』(野中しぎ訳)はトーベの作品10作を収録している。

  • 絵本コミックス ムーミンの冒険日記1.『ムーミン英雄になる』1991
  • 絵本コミックス ムーミンの冒険日記2.『ムーミンパパの幸せな日々』1991
  • 絵本コミックス ムーミンの冒険日記3.『ご先祖さまは難破船あらし!?』1991
  • 絵本コミックス ムーミンの冒険日記4.『ムーミン家をたてる』1991
  • 絵本コミックス ムーミンの冒険日記5.『ジャングルになったムーミン谷』1991
  • 絵本コミックス ムーミンの冒険日記6.『ムーミン谷に彗星がふる日』1992
  • 絵本コミックス ムーミンの冒険日記7.『ムーミン南の海へゆく』1992
  • 絵本コミックス ムーミンの冒険日記8.『ムーミン谷のスポーツ大会騒動』1992
  • 絵本コミックス ムーミンの冒険日記9.『ムーミン一家とメイドのミザベル』1992
  • 絵本コミックス ムーミンの冒険日記10.『ムーミン谷に火星ジン!?』1993

※ スノークのお嬢さんは、訳者がテレスクリーンでプロデューサーとして係わったアニメーション『楽しいムーミン一家』と同じくフローレンと訳された。

※ ラルスの作品は扱われなかったにも関わらず、執筆者紹介は姉弟仲良く写真付きで掲載されている。

※ 『楽しいムーミン一家』でのラルスの名前は愛称の「ラッセ」と表記されたが、当作品では本名のラルスになっている。

筑摩書房版『ムーミンコミックス』[編集]

筑摩書房版『ムーミンコミックス』(冨原眞弓訳)はトーベとラルスの作品42作と漫画の元となったトーベの作品1作を収録している。他2社と違いスウェーデン語版を基にしている。スノークのお嬢さんはスノークの女の子と訳されている。

  • ムーミンコミックス1.『黄金のしっぽ』2000
  • ムーミンコミックス2.『あこがれの遠い土地』2000
  • ムーミンコミックス3.『ムーミン、海へいく』2000
  • ムーミンコミックス4.『恋するムーミン』2000
  • ムーミンコミックス5.『ムーミン谷のクリスマス』2000
  • ムーミンコミックス6.『おかしなお客さん』2000
  • ムーミンコミックス7.『まいごの火星人』2001
  • ムーミンコミックス8.『ムーミンパパとひみつ団』2001
  • ムーミンコミックス9.『彗星がふってくる日』2001
  • ムーミンコミックス10.『春の気分』2001
  • ムーミンコミックス11.『魔法のカエルとおとぎの国』2001
  • ムーミンコミックス12.『ふしぎなごっこ遊び』2001
  • ムーミンコミックス13.『しあわせな日々』2001
  • ムーミンコミックス14.『ひとりぼっちのムーミン』2001

※ 10『春の気分』に収録された「南の島へくりだそう」は、後述する『劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス』の原作。

絵本[編集]

小説や漫画版のエピソードを編集して幼児向け絵本にしたものもあるが、ここでは絵本として書き下ろされた作品を扱う。

  • ページに穴が開いていて次のページの一部が見えるという構図の仕掛け絵本、ストーリーはムーミンがお使いに行く途中にミィを探すミムラ姉さんと出会い一緒に探しているとトラブルに巻き込まれるというもの。
  • 『さびしがりやのクニット』[11] (『Vem ska trösta Knyttet?』1960) 英語版は2010年の発行[12]。(en:Who Will Comfort Toffle?)
    こちらは通常の絵本で、クニットというトロール(ムーミントロールではない)が主人公のスピンオフ的な作品。
  • 『ムーミン谷への ふしぎな旅』[13] (『Den farliga resan』1977) 英語版は1978年の発行[14]。(en:The Dangerous Journey)
    これも通常の絵本で、スサンナという異世界から来た女の子が主人公のスピンオフ作品。
  • 『ムーミンやしきはひみつのにおい』[15](『Skurken i Muminhuset』 1980) 次弟ペル・ウーロフ・ヤンソンの写真にトーベが文章を書いたもの。長らく未邦訳であったが、トーベ・ヤンソン生誕100週年に当たる2014年にようやく翻訳出版された。フィンランド版は青い表紙であるが、日本語版は茶色い表紙である。紙質も違うのとフィンランド版は約4,000円である。

日本における受容(絵本作品)[編集]

以下に挙げる日本語訳はすべて講談社からの出版である。

1965年、『世界の童話 10 北欧・南欧童話集』に「さて、それから」(翻訳:下村隆一、山室静、挿絵:井上洋介)が収録された[2]。これが絵本『それから どうなるの?』の初日本語訳である[2]

その後、1971年に山室静の翻訳で『それからどうなるの』(当時の訳題には疑問符はない)『さびしがりやのクニット』が出版された[7]。縦組み右綴じの構成で、イラストは反転しての印刷であった[7]1980年小野寺百合子の翻訳で『ムーミン谷へのふしぎな旅』が出版[7]

1991年渡部翠の新訳で『それからどうなるの?』『さびしがりやのクニット』『ムーミン谷へのふしぎな旅』が出版される[7]2014年に同じく渡部翠の翻訳で『ムーミンやしきはひみつのにおい』が出版[7]

二次著作[編集]

テレビアニメーション[編集]

ムーミン (1969年)[編集]

1969年(昭和44年)10月5日 - 1970年(昭和45年)12月27日、フジテレビ系列にてカラー放送。企画製作は瑞鷹エンタープライズ。アニメーション制作は第1話 - 第26話まで東京ムービー(Aプロダクション)。キャラクターデザインは大塚康生であったために、大塚ムーミンとして親しまれてきた。第27話以降最終回迄は、東京ムービーが降板したために、間を措かずに虫プロダクションへと交代した。なお制作会社の交代については、トーベ・ヤンソンのクレームのため、あるいは赤字を垂れ流す番組を切り捨てるためともいわれるが、演出を務めた大隅正秋によれば、大隅や大塚らの制作チームははじめから26話までの約束で参加した(その後には「ルパン三世」の制作が控えていた)のであり、ヤンソンからのクレームは体の良い表向きの理由として誇張して喧伝されたのだという。放送時間帯は日曜日19時30分 - 20時00分の30分番組であった。「カルピスまんが劇場」の第2作である。

ムーミン (1972年)[編集]

1972年(昭和47年)1月9日 - 同年12月31日、フジテレビ系列にて毎週日曜日の19:30〜20:00に放送。企画製作は瑞鷹エンタープライズ。アニメーション制作は虫プロダクション。番組表によっては「新ムーミン」と表記されることもあった。ズイヨー(瑞鷹)は本放送終了後も1989年頃まで、1969年版とともに再放送やVHSソフト、レーザーディスクソフトへの作品配給や、キャラクターグッズの発売許諾を行っていた(この時期の商品には著作権表示が©瑞鷹または©ZUIYOとなっているものがある)が、1990年から正規の許諾のもとで「楽しいムーミン一家」の放送が開始されるにあたり、ムーミンキャラクターズ社(ヤンソン姉弟が設立したムーミンの著作権管理会社。現在の代表はラルスの娘ソフィア=ヤンソンである。)の指示により全て中止された。以来ズイヨー作品の再放送・配信・パッケージソフト化は正規の形では一切行われていない。

楽しいムーミン一家 (1990年)[編集]

1990年(平成2年)4月12日 - 1991年(平成3年)10月3日テレビ東京系列にて放送。製作はテレスクリーン。ヤンソン姉弟の監修のもと、プロデューサーであるデニス・リブソンらフィンランドスタッフが参加。名倉靖博がトーベの原作を基にキャラクターデザインを行った。制作協力はテレイメージ(現: ワコープロ)、ビジュアル80。

楽しいムーミン一家 冒険日記 (1991年)[編集]

1991年(平成3年)10月10日 - 1992年(平成4年)3月26日、テレビ東京系列にて放送。『楽しいムーミン一家』の第2シリーズとして、休止期間を挟まずに放送された。こちらにはオープニングには登場するスノークが全く出なくなり、白鳥英美子のナレーションもなくなった。原作は主にコミックスから採られている。

ムーミン・パペット・アニメーション (1979年)[編集]

1979年にトーベ・ヤンソン監修のもとポーランドで作られたテレビ放映用ストップモーションアニメーション。全78話。日本では1969年版と1972年版の日本製TVアニメーションでムーミンの声を演じた女優岸田今日子が一人で全てのキャラクターの吹き替えを演じ、1990年よりNHK BS2「衛星アニメ劇場」枠で放送された。その後2003年にプチグラパブリッシング配給により36話が劇場公開され、同年アスミックからDVD-BOXも発売された。

ムーミン・パペット・アニメーション (2012年)[編集]

1979年にポーランドで作られたムーミン・パペット・アニメーションの、フィンランド本国によるデジタルリマスター版。日本では新たに段田安則と松たか子の二人が全キャラクターを演じ分ける形で再吹き替えが行われ、2012年3月24日~2013年3月26日にNHK BSプレミアムにて放送された。後にNHKエンタープライズによりDVDも発売された。

劇場用アニメーション映画[編集]

楽しいムーミン一家 ムーミン谷の彗星 (1992年)[編集]

1992年8月8日に松竹の配給で公開。上映時間: 62分、製作国: 日本

劇場版ムーミン パペット・アニメーション 〜ムーミン谷の夏まつり〜 (2008年)[編集]

2008年にムーミン・パペット・アニメーションのデジタルリマスター版の一部を劇場版として再編集したもの。日本ではアスミック・エース配給により2009年に公開。ナレーションを小泉今日子が務めた。角川エンタテインメントからDVDが発売された。

劇場版 ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション (2010年)[編集]

「ムーミン パペットアニメーション」(デジタルリマスター版)から、小説「ムーミン谷の彗星」を原作とするエピソードを抜き出し、劇場用長編アニメーションとして2010年に制作された。主題歌をビョークが歌い、声の出演はマッツ・ミケルセンやアレクサンダー・スカルスガルドなど担当するなど、宛ら北欧映画関係者大集合の配役になっている。日本では2015年にチャイルドフィルムの配給によって公開された。ビクターエンタテインメントからDVDが発売されている。

劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス (2015年)[編集]

2015年(平成27年)2月13日に公開。製作国: フィンランド・フランス

トーベ・ヤンソン生誕100周年を記念し、初めて母国フィンランドで製作された長編アニメーション作品(フランスとの共同制作)。監督はグサヴィエ・ピカルドと、ハンナ・ヘミラが担当。

日本では2015年2月15日から公開。吹き替えは1990年テレビ東京で放送された『楽しいムーミン一家』の出演者が担当している。興行収入は2億7000万円[16]

ムーミン谷とウィンターワンダーランド (2017年)[編集]

アニメ絵本[編集]

以下に挙げる作品はすべて講談社からの出版である。

1969年に「カルピスまんが劇場」枠でテレビアニメ『ムーミン』の放送が開始されると、同アニメに準拠した絵本『カラーテレビ版ムーミン名作絵ばなし』(全22冊)も出版された[5]1972年には、1972年版アニメに準拠した絵本『講談社のムーミン・ブック』(全20冊)も出版されている[5]。これらの絵本では、カルピスまんが劇場版アニメに倣い、スノークのお嬢さんは「ノンノン」と翻訳されている[5]

歌の本[編集]

  • 『Visor från Mumindalen』(未訳『ムーミン谷の歌』) 1993 挿し絵はトーベ・ヤンソン。弟のラルス・ヤンソン、Erna Tauro 出演。フィンランドで出版 (スウェーデン語版)[17]

CD および MP3[編集]

  • ムーミン(懐かしのミュージッククリップ20)』 CD、東芝 EMI (TOCT-9820)、1997年 NDLC=YMC11
  • 『フジテレビ 世界名作アニメ主題歌ベスト (PCCG-00646)』 ポニーキャニオン、2004年5月19日
  • 『おはなしムーミン ~ムーミン谷に春がきた~』 CD、日本コロムビア (CC-4587)、1990年2月1日 「タイムトリップCD」シリーズとして再発売されたドラマCD。
  • 『おはなしムーミン ~ムーミン谷に春がきた~』 LP、日本コロムビア (CC-4587)、1971年9月1日 品番 KKS-20077
  • 上高田少年合唱団、ボーカルショップ、曽我町子、大山のぶ代 他 『テレビまんが主題歌のあゆみ』ディスク: 2、テレビ主題歌 [Soundtrack] (『ムーミン』から「ねえ!ムーミン」)、日本コロムビア (COCX-33498-9)、2005年12月21日
  • 『楽しいムーミン一家 スナフキンの旅立ち』 CD、キングレコード (KICA-32)、1990年 「(9) 夢の世界へ(楽しいムーミン一家)」他。
  • 白鳥英美子 他 『楽しいムーミン一家 スナフキンの旅立ち』 CD、キングレコード (KICA-36)、1990年 「(1) 夢の世界へ〜ムーミン谷・秋です」他。
  • 白鳥英美子 『楽しいムーミン一家 CD』 キングレコード (スターチャイルド) (KIDA-5)、1990年 「夢の世界へ」他。
  • 『楽しいムーミン一家』、1991年 (1) ムーミン谷・冬他。NDLC=YMC13
  • 『楽しいムーミン一家』、1991年 (1) 「おまじないのうた」他。NDLC=YMC13
  • 白鳥英美子 『楽しいムーミン一家 CD』 キングレコード (スターチャイルド) (KIDA-32)、1991年 (1) ヘソまがりんちょの歌 他。
  • 武藤礼子 その他 『ムーミン (TVサントラ)』 CD、1997年6月25日
  • 宮里久美、伊藤さやか、加茂晴美、小山茉美 他 『TWIN BEST 懐かしのアニメ主題歌集』 ビクターエンタテインメント、1998年12月2日 VICL-41047 20. ムーミンのうた~「ムーミン」より
  • 『ムーミンのうた (「ムーミン」より) MP3』 Angelicオルゴール、2008年1月1日
  • 『Moomin Voices - Muminröster』2002 CD アルバムMoomin Voices - Muminröster”. CD Baby (2002年9月28日). 2015年10月30日閲覧。、MP3 版も販売。
  • 『Vem Ska Trosta Knyttet』2010 絵本『さびしがりやのクニット』に基づくオーディオCD。Peter Lundblad and Torbjörn Eklund の演奏でスウェーデンで出版。Johan Hagelbäck 製作のアニメに使われ (1980年)、さらにアニメから児童劇が派生している[注 3]
  • 『The Best Of Moomin Voices - De Bästa Mumin』2015 MP3 版 Moomin Voices - De Bästa Mumin”. Bluemusicgroup.Com (2015年1月1日). 2015年10月30日閲覧。

映像作品[編集]

  • バンダイ LDムーミン』。vol.1〜vol.7、1989〜1990 (全7巻。東京ムービー制作の第1話〜第26話を収録。)[18]
    • ムーミン VOL.1 第1〜4話 (BELL-285) 収録時間 106分 1枚組2面
    • ムーミン VOL.2 第5〜8話 (BELL-287) 収録時間 106分 1枚組2面
    • ムーミン VOL.3 第9〜12話 (BELL-289) 収録時間 106分 1枚組2面
    • ムーミン VOL.4 第13〜16話 (BELL-291) 収録時間 106分 1枚組2面
    • ムーミン VOL.5 第17〜20話 (BELL-293) 収録時間 106分 1枚組2面
    • ムーミン VOL.6 第21〜24話 (BELL-295) 収録時間 106分 1枚組2面
    • ムーミン VOL.7 第25〜26話 (BELL-297) 収録時間 50分 1枚組片面
  • バップ ビデオVHSムーミン』「愛の巻」、「夢の巻」。 レンタルビデオ用。 一般向けにも販売しており、1巻8,800円で売られていた。
    • 「夢の巻」 金の馬 銀の馬 (第34話) 、影なんか怖くない (第64話)
    • 「愛の巻」 小さなみにくいペット (第37話) 、ピアノなんか大嫌い (第49話)
  • バップ ビデオ 『ムーミン』 1969 全26巻。各2話、全52話を収録。
  • ビクタービデオDVD BOX『Moomin』 (楽しいムーミン一家) 上下巻 (バラ売りあり)。 DVD発売以前にはVHSでも発売されていた。 Blu-rayも発売されたが冒険日記は未収録。

ゲーム[編集]

『ムーミン〜ようこそ!ムーミン谷へ〜』
ムーミンを題材にしたスマホ向け箱庭アプリ。2015年5月21日にポッピンゲームズジャパンより配信中[19]

テーマパーク[編集]

ムーミンワールド[編集]

ムーミンワールド(フィンランド語: Muumimaailma)はフィンランド西スオミ州南西スオミ県トゥルクに近いカイロ島のナーンタリにあるムーミンに関するテーマパークである。

メッツァ[編集]

フィンランド以外では初めての「ムーミン」のテーマパークとして、埼玉県飯能市に「Metsä(メッツァ)」が2017年にオープンすることが、2015年6月30日に発表された[20][21]。「メッツア(metsä)」はフィンランド語で“森”という意味。宮沢湖の周辺の約18万7000平方メートル(東京ドーム4個分)の用地に展開され、有料の「ムーミンゾーン」と無料の「パブリックゾーン」が設けられる。

ファンクラブ[編集]

The Official MOOMIN Fan Club
本国フィンランドが運営するムーミン公式サイト[22]内のMoomin's webshopにて、メールアドレスを登録することで10%オフの値引きが受けられるサービスである。

ムーミン公式ファンクラブ『We Love MOOMIN』[編集]

『We Love MOOMIN』は日本で運営されているムーミンのファンクラブ[23]。ムーミンのイベントへの優先参加やSNSキャンペーン、モニタープレゼント、グッズやツアーの先行販売などの体験型企画の他に、ムーミンのスタンプや壁紙などコンテンツが取り放題。プレミアムコースに登録すると、会員それぞれにムーミン谷の住所が記載された「ムーミン谷住民票」が発行される。

2018年度大学入試センター試験の出題を巡る騒動[編集]

経緯[編集]

2018年1月13日日本大学入試センター試験(本試験)の地理Bの第5問-問4で、アニメ版『ムーミン』に関する問題が出題され、インターネット上で話題を呼んだ[24]。問題の内容は、スウェーデンを舞台にした『ニルスのふしぎな旅』(アニメ版)とスウェーデン語の「Vad kostar det?(ヴァッ コスタ デッ〈それ いくら?〉)」を例に、ノルウェーとフィンランドを舞台にしたアニメについて、フィンランドに関するアニメとフィンランド語との正しい組み合せを4択から選ぶというもので、アニメは『ムーミン』『小さなバイキングビッケ』の2択、言語は「Hva koster det?(ヴァ コステル デ〈いくらですか?〉)」「Paljonko se maksaa?(パリヨンコ セ マクサー〈いくらですか?〉)」の2択となっていた[24]。受験生とみられる戸惑いのツイートや、ムーミン公式サイトのTwitterアカウントに対して「ムーミンは地理に関係ないのでは」といったツイートが集中し、騒動に発展した[24]

出題に対して議論された点[編集]

ムーミンの舞台はどこなのか
『ムーミン』はフィンランドの作品として認知されている[25]が、出題された問題には「(『ムーミン』と『小さなバイキングビッケ』は)ノルウェーとフィンランドを舞台にしたアニメーション」と記されており、問題製作者が「原作に『(ムーミンの舞台である)ムーミン谷はフィンランドに存在する』という説明がある」と誤解して起きた出題ミスであると指摘する声もある[25]大阪大学大学院のスウェーデン語研究室准教授の古谷大輔(北欧史)は、『ムーミン』原作の舞台について「架空の場所のムーミン谷とされる。フィンランドが舞台だと明示されていない」とし、さらに『小さなバイキングビッケ』の舞台も「ノルウェーが舞台とは断言できない」としており[26]近く[いつ?]研究室として、舞台の国を特定した根拠について大学入試センターに説明を求める意見書を提出するという[26]
日本のムーミン公式サイトには、トーベの言葉として「フィンランドにあるムーミン谷は、たぶんあなたが思っているほどあなたのところから遠くへだたってはいない」との記載がある[27]一方で、国立国会図書館のサイトには、トーベの言葉として「ムーミン谷は、スウェーデンの祖父が住むしあわせな谷と、フィンランドの島々とが一緒になって―それもうまいぐあいに混ざりあって―できあがったものです」との記載がある[28]
与えられた出題内容のみで正解が得られるのか
この問題に関しては、もう一方の選択肢に書かれた「バイキング」と言語区分[注 4]についての知識があれば正解を得ることができる[24][注 5]という意見があった。しかし、「バイキング」の記述からアニメの舞台を導き出す方法に関しては、アニメが架空の話であるという前提が抜け落ちており、現実とは異なり、創作によってどのような設定も持ちうる可能性が考慮されていない。また、『小さなバイキングビッケ』における、アニメ内でのバイキングの設定は、史実とは異なるステレオタイプで描かれているとされている。

出題後の反響[編集]

「ムーミン」「センター地理」がTwitterのトレンドワードになり、反響を呼んだことからムーミン公式サイトTwitterはこれに対し以下のコメントを記している[30]

「ムーミンの舞台はフィンランドかノルウェーか…という問題がセンター試験で出て、お怒りのみなさんも多いようで…。まだまだ知られてないんだな、と反省、もっと知ってもらえるよう公式サイトも頑張ります!これを機にムーミンの世界について知ってもらえると、うれしいな」 — ムーミン公式サイトTwitter 「ムーミン公式サイトさんのツイート」による

また、駐日フィンランド大使の公式Twitterは「ムーミン谷はきっとみんなの心の中にあるのかな」とツイートした[31]

出題内容に対する見解[編集]

大学入試センター
2018年1月17日、センター試験を運営する大学入試センターは、今回のセンター試験での出題に関して「キャラクターの知識は直接必要なく、地理Bの知識、思考力を問う設問として支障はなかったと考えている」と答えた[32]。その理由として、
  • 試験問題に印刷されている、ムーミンの画像に描かれた背景から「低平で森林と湖沼が広がるフィンランドが類推される」という点
  • 言語の組み合わせを答える問題について、「教科書で取り上げられている言語区分の知識に基づき判断できる」という点
を挙げている[32]が、ムーミンの画像は、白黒で、平地と針葉樹が1本を背景にムーミンとノンノンが手を取り合っているだけの図であり、低平で森林と湖沼が広がると言われる描写はされておらず、それをもってフィンランドを類推するのは無理があった。また、アニメの舞台設定を断定した根拠については確認できていないとしている。
翌18日、大学入試センターは『ムーミン』の舞台をフィンランドとした根拠について、「日本の書籍に原作者のコメントとして『フィンランドにあるムーミン谷』との記述が見られる」と回答した[33]
政府関係者
2018年1月15日内閣官房長官菅義偉は、記者会見において、今回のセンター試験の出題内容に関する質問に対して、「報道は承知している」とした上で、「大学入試の個々の問題なので、政府の立場でコメントすることは控えたい」と答えた[34]
また、翌16日には文部科学大臣である林芳正の記者会見にも質問が及び、「センター試験については、より思考力を重視した作問の改善をこれまでも進めてきている。個別の出題についてコメントすることは差し控えたい。出題意図などの問い合わせについては(文部科学省の管轄下である)大学入試センターで適切に対応してもらいたい」と述べた[35]。さらに、『ムーミン』の舞台に関する質問に対しては「ムーミンは子供の頃、見ていた。スナフキンとミイのやり取りは大変面白かったと記憶している。(ムーミン谷の)場所については問題との関わりがあるのでコメントは差し控えたい」と回答している[35]
著作権利者・アニメ製作会社
『ムーミン』の著作権者の委託を受けた会社が運営する「ムーミン公式サイト」は、ヤンソンのコメントに触れた上で現在の権利者の公式見解を「ムーミン谷はフィンランドを含む実在の場所にあるものではなく、ファンタジーの世界である」と説明した。ただ、今回の設問で問題とされたアニメの舞台については「権利者に十分な資料がなく、舞台がフィンランドと設定されているかは第三者の検証に委ねたい」としている[36]
また、アニメを手がけた会社は「舞台は不明」としている[37]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ ヒューマノイドのキャラもよく見ると尻尾が生えていたり(『ムーミンパパの思い出』のミムラ一族など)、髪が発光したり(『小さなトロールと大きな洪水』のチューリッパ)、足の指が長い(おしゃまさん<トゥーティッキ>)など人間離れした部位があったりすることが多い。
  2. ^ 講談社版全集の訳者あとがき(『小さなトロールと大きな洪水』や『ムーミンパパ海に行く』など)ではこれのことを指しているらしい『ムーミントロールと世界のおわり』について「1940年代初めに書かれたムーミンシリーズの原型」といったような説明があるが誤り。
  3. ^ ジャンルはアシッド・ハウスVem Ska Trosta Knyttet” (Swedish) (2010年2月16日). 2015年10月30日閲覧。
  4. ^ スウェーデン語とノルウェー語は同じインド・ヨーロッパ語族であり、問題に記載された言語に共通性が見られるが、フィンランド語はウラル語族に属するため、他言語とは綴りが大きく異なっている
  5. ^ なお、アニメ版「小さなバイキングビッケ」はスウェーデンの作家がスウェーデン語で書いた作品が原作となってドイツと日本の企業が共同制作したものであり、舞台も「北欧」となっている[29]

出典[編集]

  1. ^ 齊藤喜子 編「トーベの南国への憧れがみられる『彗星追跡』」『週刊ムーミンハウスをつくる 10』デアゴスティーニ・ジャパン、2017年11月21日発行、雑誌33503-11/21、P5。
  2. ^ a b c d e f 『MOE』2015年12月号、15頁。
  3. ^ a b 『MOE』2015年12月号、16頁。
  4. ^ a b c d e 『MOE』2015年12月号、18頁。
  5. ^ a b c d 『MOE』2015年12月号、17頁。
  6. ^ 齊藤喜子 編「コミックスの原点『ムーミントロールと地球の終わり』」『週刊ムーミンハウスをつくる 11』デアゴスティーニ・ジャパン、2017年11月28日発行、雑誌33504-11/28、P5。
  7. ^ a b c d e f g h i j k l 『MOE』2015年12月号、19頁。
  8. ^ トーベ・ヤンソン、渡部 翠 (翻訳) 『それから どうなるの?』 (講談社の翻訳絵本―トーベ・ヤンソンのムーミン絵本)、講談社、1991年ISBN 978-4-0618-7871-6
  9. ^ ハードカバー Tove Jansson (2001-10-04) (英語). The Book About Moomin, Mymble and Little My (Sort of Childrens Classics). Sophie Hannah (英訳). Sort of Books. p. 28. ISBN 978-0-9535-2274-3. 
  10. ^ 英語版。更新:2013年4月8日、Version: 1.2.0、Size: 51.6 MB。© 2013 Spinfy Oy, WSOY, Moomin Characters Oy, Sort of BooksTove Jansson. “Moomin, Mymble and Little My”. Spinfy Oy. 2015年10月30日閲覧。
  11. ^ トーベ・ヤンソン、渡部 翠 (翻訳) 『さびしがりやのクニット』 (講談社の翻訳絵本―トーベ・ヤンソンのムーミン絵本)、講談社、1991年ISBN 978-4-0618-7872-3
  12. ^ Tove Jansson (2010-11-09) (英語). Who Will Comfort Toffle?. Reprint版. Drawn & Quarterly Pubns. p. 24. ISBN 978-1-7704-6017-1. 
  13. ^ トーベ・ヤンソン、渡部 翠 (翻訳) 『ムーミン谷への ふしぎな旅』 (トーベ・ヤンソンのムーミン絵本)、講談社、1991年ISBN 978-4-0618-7873-0
  14. ^ 初版Tove Jansson; Kingsley Hart (翻訳) (1978-09-01). Dangerous Journey. Paperback. ISBN 978-0-5100-0038-7. と改訂版があるTove Jansson (2010-11-01). The Dangerous Journey: A Tale of Moomin Valley (Moomin Valley Trilogy). Sort of Books. ISBN 978-0-9548-9959-2. 
  15. ^ トーベ・ヤンソン、渡部 翠 (翻訳) 『ムーミンやしきはひみつのにおい』 講談社、2014年ISBN 978-4062830829
  16. ^ キネマ旬報」2016年3月下旬号 55頁
  17. ^ Tove Jansson; Lars Jansson; Erna Tauro (1993) (Swedish). Visor från Mumindalen. Albert Bonniers Förlag, Schildts. p. 44. 
  18. ^ ムーミン谷へのみち Road to Moominvalley”. 2015年10月30日閲覧。
  19. ^ ムーミン〜ようこそ!ムーミン谷へ〜
  20. ^ ムーミンのテーマパークが2017年に埼玉・宮沢湖周辺にオープン 面積は東京ドーム4個分”. ねとらぼ (2015年6月30日). 2015年7月1日閲覧。
  21. ^ 埼玉にムーミンのテーマパーク フィンランド以外で初”. 朝日新聞デジタル (2015年7月1日). 2015年7月1日閲覧。
  22. ^ Home - Moomin : Moomin
  23. ^ We Love MOOMIN
  24. ^ a b c d “地理Bにムーミン ネットでは戸惑いも”. 産経ニュース. (2018年1月13日). http://www.sankei.com/smp/life/news/180113/lif1801130047-s1.html 2018年1月16日閲覧。 
  25. ^ a b “「ムーミンの舞台はフィンランドではなくムーミン谷」ネット上で「出題ミス」の指摘相次ぐ”. 産経ニュース. (2018年1月14日). http://www.sankei.com/smp/world/news/180114/wor1801140024-s1.html 2018年1月16日閲覧。 
  26. ^ a b “ムーミン舞台のセンター試験設問に疑問 阪大准教授”. (2018年1月15日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2569476015012018CC1000/ 2018年1月15日閲覧。 
  27. ^ 解説書 ムーミン谷への旅”. 株式会社タトル・モリ エイジェンシー. 2018年1月15日閲覧。
  28. ^ 近くて遠いムーミン谷”. 国立国会図書館. 2018年1月16日閲覧。
  29. ^ 2017年11月からノルウエーサーモンPRビッケ新デザイン登場!! - 「小さなバイキングビッケ」公式ホームページ
  30. ^ “センター試験地理「ムーミン」出題が話題 不正解受験生嘆き 公式ツイッター「反省」”. スポーツニッポン新聞社. (2018年1月13日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2018/01/13/kiji/20180113s00041000114000c.html 2018年1月13日閲覧。 
  31. ^ 駐日フィンランド大使館 2018年1月15日のツイート
  32. ^ a b “「ムーミン」出題、入試センター「設問として支障ない」と見解”. 産経WEST. (2018年1月17日). http://www.sankei.com/smp/west/news/180117/wst1801170044-s1.html 2018年1月17日閲覧。 
  33. ^ ムーミンの舞台、正答の根拠は「日本の書籍」”. 読売新聞 (2018年1月19日). 2018年1月20日閲覧。
  34. ^ “ムーミン谷の国名、菅義偉官房長官コメント避ける「大学入試の個々の問題」”. 産経ニュース. (2018年1月15日). http://www.sankei.com/smp/life/news/180115/lif1801150054-s1.html 2018年1月16日閲覧。 
  35. ^ a b “林芳正文科相、ムーミン谷の場所はコメント避ける「スナフキンとミイのやり取り面白かった」”. 産経ニュース. (2018年1月16日). http://www.sankei.com/smp/life/news/180116/lif1801160027-s1.html 2018年1月16日閲覧。 
  36. ^ “「ムーミン谷」はフィンランド?=センター試験問題で疑問も”. 時事ドットコムニュース. (2018年1月16日). https://www.jiji.com/jc/article?k=2018011601133 2018年1月17日閲覧。 
  37. ^ “ムーミンの舞台、入試センター「設問に支障なし」”. 朝日新聞. (2018年1月16日). https://www.asahi.com/articles/ASL1J5TGRL1JUTIL049.html 2018年1月17日閲覧。 

参考文献[編集]

  • 高橋静男ほか編『ムーミン童話の百科事典』 講談社 (1996年) / ISBN 4-06-207999-2
  • 冨原眞弓『ムーミンを読む』 講談社 (2004年) / ISBN 4-06-212340-1
  • ミルヤ・キヴィ文『ようこそ!ムーミン谷へ -ムーミン谷博物館コレクション-』(講談社 2005年) / ISBN 4-06-212784-9
  • 雑誌Pen 2015年2月15日号 CCCメディアハウス (2015年2月2日) 「特集 映画公開で再び注目される永遠の名作 ムーミン完全読本」
  • バンダイLDムーミン』の解説書 vol1〜vol7 (1989〜1990年)
  • vapビデオVHSムーミン』愛の巻、夢の巻 及びムーミン』vol0〜vol25解説書
  • ビクタービデオDVD-BOX『Moomin』(楽しいムーミン一家) 上下巻解説書
  • トーベ・ヤンソン(※ ラルス・ヤンソン ※ 名前の記載無しだが明らかにラルスの作品と判るものも掲載されている。)『ムーミンまんがシリーズ』1(とってもムーミン他) ※ 英語版からの訳 訳者不明 草森紳一解説 講談社 1968年11月 (分)8-3-71(製)216436(出)2253(0)
  • トーベ・ヤンソン、ラルス・ヤンソン『ムーミンの冒険日記』野中しぎ訳、※ 英語版からの訳 1991年 福武書店 / ISBN 4-8288-4968-8 C8798
  • トーベ・ヤンソン,ラルス・ヤンソン『ムーミンコミックス』冨原眞弓訳、※ スウェーデン語版からの訳 2001年8月 筑摩書房 / ISBN 4-480-77054-2
  • 東芝EMI CDムーミン』(懐かしのミュージッククリップ20)解説書
  • 芸術新潮 2009年5月号 特集、ムーミンを生んだ芸術家トーヴェ・ヤンソンのすべて 新潮社
  • MOE 巻頭大特集 ムーミンと北欧の物語。1998年2月1日発行。第19巻。第11号通巻220号 白泉社
  • MOE おめでとう60周年!ムーミン 月刊モエ2006年1月号 巻頭大特集、誕生60周年おめでとう!オーロラの国からムーミンがやってきた! 第28巻第1号 通巻315号 白泉社
  • MOE ムーミン出版70年 月刊モエ2015年12月号 巻頭大特集、フィンランド現地取材、ムーミン 童話・絵本・コミックスのすべて。 白泉社 / ASIN: B016031X06
  • ku:nel[クウネル]2007年1月1日。ムーミンのひみつ 第5巻第1号。 マガジンハウス
  • キングレコード CD楽しいムーミン一家』(スナフキンの旅立ち)(KIKA36)解説書
  • キングレコード CD『楽しいムーミン一家』(VOL1)(KIKA18)解説書

関連項目[編集]

  • トロール
  • フィンエアー - フィンランドの航空会社。日本路線にムーミンを描いた特別塗装機を就航させていた。

外部リンク[編集]

アニメ関連サイト
非日本語サイト