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河村隆一

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河村隆一
出生名 河村隆一
別名 RYUICHI RAYLA
生誕 (1970-05-20) 1970年5月20日(54歳)
出身地 神奈川県大和市
ジャンル J-POP
職業 歌手作曲家俳優
小説家レーサー
音楽プロデューサー
担当楽器 ボーカル
活動期間 1989年 - 2000年
(LUNA SEA)
1997年
2001年 -
(ソロ活動)
レーベル エイベックス
公式サイト kawamura-fc.com

河村 隆一(かわむら りゅういち、1970年5月20日 - )は、神奈川県大和市出身のミュージシャン歌手俳優音楽プロデューサー小説家レーサー神奈川県立栗原高等学校を経て、日本工業大学付属東京工業高等学校中退。

ミュージシャン・歌手・俳優・小説家としては河村隆一、音楽プロデューサーとしてはЯK(アール・ケー)、LUNA SEAおよびTourbillonではRYUICHIと、異なる名義で活動する。

経歴・人物

  • 1990年代を代表するビジュアル系ロックバンドLUNA SEAヴォーカリストとして世に知られる。インディーズ時代は床に届くほどのロングヘアーを誇り、ライブでは第六のメンバーとしてファンを「SLAVE(奴隷)」と呼ぶなど、アンダーグラウンドなイメージを漂わせていた。
  • 1997年のバンド活動休止に伴い本名でのソロ活動を開始。礼儀正しい振る舞いとナルシスティックなキャラクター、またバラエティー(主にとんねるず司会番組)やドラマでの活躍によりお茶の間の人気者になる。ソロでの大躍進の裏でバンド復帰をいぶかしむ声もあったが、12月にLUNA SEAとしての活動を再開。2000年12月の「終幕」まで、「より頼もしくなったバンドのフロントマン(LUNA SEAのベーシストJ談)」として活動する。
  • 2005年INORANH.HAYAMATourbillonを結成し、7月2日日本武道館公演(Un Tourbillon)より活動を開始した。
  • 多趣味として知られる。
    • サーフィンをしていた。そのためソロデビュー時は波に関する歌詞や編曲も見られたが、現在は「サーファー耳」という病気(冷たい水が耳の中に入ってくるのを防ごうと軟骨が肥大化し耳の穴をふさいでしまう病気)が進行し、これ以上続けると聞こえなくなる可能性があるため現在は控えている。手術による治療も可能だが、音楽活動を制限されてしまうため現在は治療する気はないという。
    • 趣味でボクシングもやっており、自身のDVDでもシャドーする動画が見られる。元WBC世界スーパーフライ級王者の徳山昌守の防衛戦では、君が代も熱唱した。ちなみに、隆一の好きなボクサーはメキシコの英雄であるリカルド・ロペスである。(evergreen〜あなたの忘れ物届けたくて〜のツアーパンフレットより)
    • フェラーリ288GTOを所有するなど自動車マニアとしても知られ、自身のレースチームも持つ。土屋圭市と親交があるほか清水草一とトークショーを開くなど、業界人との交流も深い。また国内A級ライセンス取得を目指しており、サーキットを走行するほか公式レースにも参戦している。ドリフトにも注目しており、フェラーリでドリフトする為に練習用に購入したスカイラインを左ハンドルに改造するなどしており、実績も2005年7月には愛車のS14シルビアでドリフトイベントに参戦。タレントでありレーシングドライバーでもあるヒロミと対戦し、勝利した。尚、2000年にHEY!HEY!HEY!にLUNA SEAとして出場した際、自家用車はフェラーリ2台、ベンツ2台(Cクラスとゲレンデヴァーゲン)、フィアットを所持していると語っていた。
    • 関連して2007年F1日本GPでは君が代独唱を担当した
    • ゴルフは自身が影響を受けたと公言する「西城秀樹」から教えてもらった。プロアマチャリティーゴルフなどに出場している。
  • 2006年1月23日、2002年ミス日本グランプリの佐野公美と結婚したことがスポーツ報知により明らかになった。
  • 2009年6月18日午後3時6分に第1子となる男児(3298グラム)が誕生
  • 2009年7月29日にエイベックス移籍を発表する。

ソロ活動

  • 1997年に発売された4枚のシングルは全てヒットを記録(特に2枚目のシングルである「Glass」は自身初となるミリオンセラーを達成した)し、2枚目のアルバムである『Love』は男性ソロアーティストのアルバム売り上げ歴代1位を記録した(発売から10年以上が経つ現在もこの記録は破られていない)。
  • デビュー1年目にして紅白歌合戦に出場するなどLUNA SEAを知らない年齢層にも広く認知されることになった。また、他アーティストへの楽曲提供も積極的に行い、1998年の長者番付歌手部門第1位に輝いた。
  • LUNA SEA終幕後も積極的にソロ活動を展開し、2001年には2度目の紅白歌合戦出場を果たした。
  • 2002年にテレビ朝日系列「九龍で会いましょう」で女優の石田ゆり子と競演。上三条秀太郎役を演じた。
  • 自らプロデュースしたアーティストへ楽曲提供したものを、よく自身のアルバムでカバーしている。ライブで定番となった「深愛〜only one」や「小さな星」、「好き」、「浪漫」、「きらら」、「in the sky」、「my first love」、「Christmas」、「涙色」、「きよしこの夜」、「古の炎」などは、Say a Little Prayer工藤静香上原多香子猿岩石酒井法子氷川きよしケリー・チャンらに楽曲提供した曲である。
  • 2006年にリリースした自身初のカバーアルバム『evergreen 〜あなたの忘れ物〜』では、1970〜1980年代に流行った曲をアレンジして歌っている。また、LUNA SEA時代にリリースした「I for You」もカバーしている。
  • 2006年末には自身初のディナーショーも行った。
  • 2007年10月31日に「Once Again」をリリース。この曲は、隆一自身、2003年のツアーからライブで既に披露している楽曲である。
  • 2007年12月5日、2枚目のカバーアルバムとなる『evergreen anniversary edition』をリリース。このアルバムではファンクラブのリクエストやスポーツニッポンのリクエストを参考に楽曲がチョイスされている他、自身のこれまでのシングルをセルフカバーし、ライブDVDまでついた3枚組としてリリースされる。

エピソード

  • LUNA SEAには5人のメンバーの中で最後に加入している。ちなみに彼がメンバーと初めてあった時にドーナツを4個差し入れており、真矢は「Jと殴り合って取り合った」と後に冗談混じりに話している。
  • 腕の刺青をレーザー手術で消している。このため、メディアに登場する時は必ず長袖を着用している。2010年12月31日に開催されたLUNA SEAのカウントダウンライブでは、BSフジで生中継中にもかかわらず腕を出す衣装を着用、消しきれていない刺青をさらした。
  • 幼い頃から西城秀樹のファンであり、彼に影響を受けていることを公言している。西城とは『NHK紅白歌合戦』での競演後から親交があり、彼の影響で最近はゴルフにも興味を持ち始めている。
  • プライベートでの恋愛がよく曲に反映されるらしく「I love you」は大恋愛の最中に、「Glass」「ジュリア」は失恋直後に製作されたことを明かしている。
  • LUNA SEA終幕後の2001年の活動において大幅なイメージチェンジをはかった。うたばんでハゲヅラをかぶったり、マジックで悪戯書きをされたりしていた。フジテレビ系音楽番組『HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP』では「乳首相撲が出来る」など、これまでの彼からは考えられない発言を連発した。尚、当時は「世間のイメージを壊したかった」と語っていたが、後には「少し後悔している」と発言している。恋をしようよのPVでは、ファンクラブにて50名の募集をし、PV撮影に参加している。
  • SOPHIA松岡充とは松岡のデビュー当時から親交があり、上京したばかりで何のつてもない松岡を一時期、自分の家に住まわせていたことがある(松岡自身も尊敬する人として河村の名前を挙げている)。
  • 細木数子の番組である『ズバリ言うわよ!』に出演した際、父親が養父を含めて3人いるという複雑な家庭環境を告白した(河村という苗字は2人目の父親の苗字である)。また、その時に離婚というものに対して「一番信頼できる場所が壊れていく」と幼い頃の経験からか苦言を呈していた。
  • ナルシスト的な言動や態度に対して、二枚目であるのにも関わらず嫌いなタレントランキング上位にランクインされた事がある。歌番組でもライブ中にカメラ目線で歌っていることが多い。
  • ものまねタレントコロッケからは、「いつもマネしてすみません」と謝られたことがある。隆一は「ものまねされるアーティストの方は有名な方ばかりなので、そういった中に自分が入っているのは大変光栄なことだ」と語っている。
  • 2006年5月24日発売のカヴァーアルバム『evergreen 〜あなたの忘れ物〜』でオフコースの「YES-YES-YES」を取り上げているが、河村は2006年5月13日発売の『CDでーた』で、「純粋に小田和正さんの声が素晴らしいと感じた」と話している。また、同年5月18日配布のフリーペーパーR25』で、「音楽に携わるものとしての自我に目覚めた」と語っている。
  • LUNA SEAのインディーズ時代は数々のアルバイトをしていた。2006年5月6日発売の『音楽と人』で「せっかくアルバイトが決まっても、週6日リハーサルで1日ライブっていう生活をしていたからすぐにクビになっちゃった。」と語っている。また、2008年1月22日放送の『徹子の部屋』では「アルバイトではいろいろな体験をした。アイスクリーム工場で零下30度の中、本当は1時間ごとに休憩しなければいけないところ、5時間もぶっ通しで作業をしていたこともある。仕事を終えてリハーサルに向かう車では、体中の関節という関節が固く、解凍されるものの気持ちがわかった。」と語っている。その他、ヘーベルハウスの建築現場でのアルバイトを「求人広告には軽作業と書いてあったのに、この世のものとは思えないほど重いものを運ばされた。」と回想していた。
  • また、『徹子の部屋』では今後の自分の音楽の方向性として「今までは、人生の中で両極端の幸せや辛さを歌うことが多かったが、なんでもない日常の幸福などを歌っていきたい。」と話している。これはTourbillonの「もう一度君に」リリース時のインタビューでも語っており、「結婚してから、歌いたい物の方向性が変わった」と話している。
  • ゴルフ場にある大浴場はお湯の温度が高めで設定されていることが多いが、自分は「猫足」の為、いきなり熱い湯に入るよりもぬるめの湯から入る方が好きだと発言している。

ディスコグラフィ

シングル

  1. I love you (1997年2月21日)
  2. Glass(1997年4月23日)
  3. BEAT(1997年7月18日)
  4. Love is...(1997年10月15日)
  5. Ne(2001年4月25日)
  6. 静かな夜は二人でいよう(2001年6月21日)
  7. ジュリア(2001年8月22日)
  8. 君の前でピアノを弾こう(2001年10月24日)
  9. 恋をしようよ(2001年11月21日)
  10. Sugar Lady2002年4月24日)
  11. F114B2003年、ファンクラブ限定)
  12. SPOON/Missing you(2004年3月3日)
  13. 誰の為でもなく君に...(2007年4月18日)
  14. Once Again(2007年10月31日)
  15. ヒロイン(2009年2月4日)
  16. Brilliant Stars (2009年9月30日)
  17. 抱きしめて(2010年1月20日)
  18. YO GA YONARA(2011年7月20日)

アルバム

  1. Cranberry Soda1997年6月21日)
  2. Love(1997年11月22日)
  3. 深愛〜only one〜2001年12月19日)
  4. 人間失格2002年7月17日)
  5. very best of songs...(2002年9月26日)
  6. Dear...2004年3月24日)
  7. VANILLA2004年4月7日)
  8. evergreen 〜あなたの忘れ物〜2006年5月24日)
  9. ORANGE2007年6月20日)
  10. evergreen anniversary edition(2007年12月5日)
  11. ピアノ2009年4月1日)
  12. Sora2010年2月24日)
  13. THE VOICE2011年3月9日)
  14. Fantasia(2011年8月31日)

ЯKS

シングル

  • 彼方まで(feat.RISA
  • missing
  • goes on forever
  • melody

アルバム

  • 彼方まで

映像作品

  • TIME OF LEGEND 1997-2001(2002年)(限定商品)
  • TIME OF LEGEND 1997-2001(2002年)
  • F120A(2003年)(ファンクラブ限定)
  • 70の物語「雪の武道館」(2008年 ファンクラブ限定)

楽曲提供・プロデュース

  • 上原多香子 「my first love」「my greatest memories」「dry city」「Everyone I'll meet soon」「Come close to me」「灰色の世界」「Heaven」「Meaning of born」「Reason of born」「クラスメイト」「lonely girl」「SWEET DREAMS」
  • 工藤静香 「きらら」「in the sky」「一瞬」「piece of a star」
  • 酒井法子 「涙色/蝶々」
  • 猿岩石 「Christmas」
  • Say a Little Prayer 「小さな星」「好き」「a day」「流れ星」「深愛」「三人」「花の命は短い」「恋はコンビニで・・・」「いつの日か」「BEAT」「like of love」「figure」「Yes No」「星の数だけ」「kiss me」「一周」「Dream」「escape」「進化」「ラララ」「花」
  • 檀れい 「あなたに逢いたい」
  • KIYOSHI 「きよしこの夜」
  • 奥菜恵 「ゆらゆら」「YuKi」
  • IZAM 「瞳閉じて」「羽と作り物の花」
  • ケリー・チャン 「残された炎」「厳重(広東語)」
  • チェキッ娘 「抱きしめて」
  • 石井聖子 「everyday clear sky」
  • 西城秀樹時のきざはし」「今キミに」「Jasmine」「Love of My Life」「キミの前に~Night Jasmine~」
  • masumi 「包んであげたい」「パレード」
  • oha-girl 「君の前でピアノを弾こう」
  • メモリーキャッツ 「TOMORROW」
  • Otoha 「サイン」
  • 早川まみ 「みんなでフーフー」
  • あずままどか 「リセット」
  • ISSA 「LUV is Forever」
  • ズッコケガールズ 「↑UP3(アップアップアップ)」「ギュッとしたいな」
  • 中ノ森BAND 「想いのままに」

ライブ

  • Concert Tour「鼓動」(全公演即日SOLD OUTを記録)1997年全15カ所18公演+追加公演1カ所1公演
  • 単発ライブ「深愛」2001年日本武道館にて
  • Concert Tour「覚醒」2001年全10カ所13公演
  • TOUR「覚醒in KOREA」2002年韓国にて
  • Concert Tour 2002「真昼の月と真夜中の太陽」2002年全14カ所16公演
  • Concert Tour 2002「真昼の月と真夜中の太陽アンコール」「COUNT DOWN SPECIAL」同時開催2002年12/31~2003年1/1
  • 河村隆一 TOUR2003『風のささやきと君と』Special Acoustic Night 2003年全12カ所12公演
  • Concert Tour 2003 re「~新たなる扉の向こうへ~」2003年全9カ所9公演
  • Concert Tour 2003 re「~新たなる扉の向こうへ~アンコール2003 LAST DAY LIVE」「COUNTDOWN SPECIAL」同時開催2003年12月31日~2004年1月1日
  • 河村隆一Tour2004「バニラ~次の瞬間…~」2004年全20カ所20公演
  • 河村隆一Tour2004「バニラ~次の瞬間…~スペシャルアンコール-再演-」2004年全3カ所5公演
  • カウントダウンライブ2004-2005「自分の言葉で」2004年12/31~2005年1/1(ユニットTourbillon初披露)
  • 河村隆一 Tour 2005「もう一人の自分」2004年全12カ所12公演(自身初のカヴァーコンサート)
  • 河村隆一 Tour 2006「ever green ~あなたの忘れ物届けたくて・・・~」2006年全19カ所19公演(7人構成Version 5人構成Version 3人構成Versionの3タイプ
  • Tour2006 "evergreen" 追加公演 COUNT DOWN 2006-2007 10th Anniversary Eve
  • RK 10th Anniversary Action#2 河村隆一 Tour 2007 〜誰の為でもなく君に...〜 2007年全国16ヶ所19公演
  • RK 10th Anniversary Action #3 河村隆一 Tour 2007 〜誰の為でもなく君に...〜 acoustic session 追加公演
  • RK 10th Anniversary Action #4 河村隆一 with オーケストラ “Symphonic Once again”
  • RK 10th Anniversary Action Extra 河村隆一 2007 Last Talk&Acoustic Live(昼の部)COUNT DOWN 2007-2008 『自分の言葉で』“evergreen anniversary edition night”(夜の部)〜品川ステラボール
  • RK 10th Anniversary Action FINAL 河村隆一 at 日本武道館 "70の物語" 2008年2月3日(全70曲を網羅する4時間にも及ぶスペシャルライブ)
  • 河村隆一 No Mic, No Speakers Concert 2009 2009年3月28日(土)~3月29日(日) Bunkamuraオーチャードホール

出演

ドラマ

映画

ミュージカル

CM

書籍

  • Wave-河村隆一(アーティスト・ブック)
  • 1997 河村隆一~natural~
  • 石ころとダイヤモンド(写真小説)
  • 河村隆一 作品集 「君の泪は 銀色の風」(フォト詩集)
  • 「空を見上げたブルー」(絵本)

小説

  • 出逢い~この熱が冷めてしまう前に~
  • ガラスのメロディー

楽譜

  • ピアノ弾き語り 河村隆一 / 深愛 ~only one~
  • EASY PIANO SOLO 河村隆一 / 君の前でピアノを弾こう
  • ギター弾き語り 河村隆一 / Guitar Song Book
  • 河村隆一 / Piano Solo Instruments
  • ギター弾き語り 河村隆一 / My Favarite Song

外部リンク