女王陛下の007

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女王陛下の007』(じょうおうへいかのぜろぜろせぶん[1]On Her Majesty’s Secret Service)は、イアン・フレミングの長編小説007第10作。また1969年公開、ピーター・ハント監督のアクション映画007シリーズ第6作。ジェームズ・ボンド役をジョージ・レーゼンビーが演じた唯一の作品である。

小説

イアン・フレミングの小説007シリーズ長編第10作(単行本としては11冊め)。1963年ジョナサン・ケープより出版された。日本でも同年に『女王陛下の007号』のタイトルで早川書房から井上一夫訳によりハヤカワ・ポケット・ミステリで発売された。


注意:以降の記述には女王陛下の007 (小説)に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


あらすじ

スペクターの首領ブロフェルドを探し回るのに飽き飽きし、イギリス秘密情報からの辞職を考えていたジェームズ・ボンドは、カジノ・ロワイヤルで現金を持たずに大金を賭けて負けたテレサ・ディ・ヴィセンゾ公爵夫人を助けた。テレサと一夜を共にしたボンドは、彼女の父で犯罪組織ユニオン・コルスの首領のマルク=アンジュ・ドラコに拉致され、赤ん坊を亡くして絶望しているテレサと結婚してくれるように頼まれる。テレサに自分で立ち直らせるよう説得したボンドは、ドラコから礼としてブロフェルドがスイスに潜伏していることを聞く。

ブロフェルドは、ド・ブーヴィル伯爵の嗣子であると称し、その確認を英国紋章院に申し立てていた。ボンドは紋章院のヒラリー・ブレイ卿に成りすましてアルプスのピッツ・グロリアにあるブロフェルドの山荘に潜入し、彼がそこでアレルギー研究所を営んで10人のイギリス人女性たちに治療を施していることを知る。だが、正体が露見してボンドはスキーで脱出し、麓の町(サメーダン)でテレサと再会すると、彼女と共に無事ロンドンへ帰還した。ブロフェルドは10人の女性たちを催眠術で操り、運ばせた生物兵器によって七面鳥や牛・豚・鶏・馬鈴薯などを全滅させ、イギリスの貨幣価値および国家の壊滅を企んでいた。ボンドは、Mの黙認の下に、ドラコの協力を得てピッツ・グロリアを急襲し研究所を破壊したが、ブロフェルドは逃がしてしまった。

ボンドはテレサと結婚し、彼女のランチア・フラミニアに乗って新婚旅行に出かけた。だが、2人を追い越したマセラッティに乗っていたのは、ブロフェルドであった。

出版

  • イアン・フレミング 著、井上一夫 訳『女王陛下の007』早川書房、1999年1月。ISBN 9784151713569 
  • Fleming, Ian (2003-9-2) (英語). On Her Majesty's Secret Service. Penguin. ISBN 9780142003251 

映画

女王陛下の007
On Her Majesty's Secret Service
監督 ピーター・ハント
脚本 ウォルフ・マンコウィッツ
リチャード・メイボーム
製作 ハリー・サルツマン
アルバート・R・ブロッコリ
出演者 ジョージ・レーゼンビー
ダイアナ・リグ
テリー・サバラス
ガブリエル・フェルゼッティ
イルゼ・ステパット
音楽 ジョン・バリー
撮影 マイケル・リード
編集 ジョン・グレン
配給 ユナイテッド・アーティスツ
公開 1969年12月18日 イギリスの旗
1969年12月27日 日本の旗
上映時間 140分
言語 英語
製作費 $8,000,000[2]
興行収入 $82,000,000(世界)[2]
前作 007は二度死ぬ
次作 007 ダイヤモンドは永遠に
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注意:以降の記述には女王陛下の007 (映画)に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


あらすじ

宿敵ブロフェルドを捕らえることを目的としたベッドラム作戦を遂行中のボンドは、ポルトガルで偶然トレーシー(テレサ)という若い女性と知り合った。美しく、そして車の運転やギャンブルなどで大胆な行動力を見せる彼女に、ボンドは興味を抱く。

彼女は犯罪組織ユニオン・コルスのボスであるドラコの一人娘だったが、不安定な生活を送る彼女の身を案じたドラコは、ボンドにテレサと結婚してくれるよう頼み込む。ボンドはこの機会を利用し、ドラコからブロフェルドの情報を得ようとするが、いつしかテレサに本心から惹かれてゆく。

ロンドンに戻ったボンドは、Mによってベッドラム作戦から外されてしまうが、ドラコの情報からブロフェルドの行方を探り出し、ついに彼がアルプスに構えたアレルギーの研究所で謎の計画を企てていることを突き止めた。

変装して研究所に潜入したボンドは、ブロフェルドの計画が被験者の女性たちに催眠術をかけ、殺人ウィルスを世界中にばら撒かせることだと知る。

正体がばれて監禁されたものの、ボンドは隙をついて研究所から脱出。だがブロフェルドとその部下達による執拗な追跡はやまず、あわやという所でボンドはテレサに助けられる。しかしスキーで逃走する途中、ブロフェルドが人為的に起こした雪崩に巻き込まれた挙句、テレサは研究所に拉致された。

相手がウィルスだけに、Mをはじめとする上層部はブロフェルドの要求を呑まざるを得ないと判断。しかしテレサを救い、計画を阻止するために、ボンドはドラコの協力を得て研究所を急襲、テレサたちを救出して殺人ウイルス計画を失敗に追い込む。

そして、ボンドとテレサはM、Q、マニーペニー、ドラコらに祝福され結婚するが……。

スタッフ

キャスト

評価と興行成績

公開当時はジェームズ・ボンド=ショーン・コネリーの印象が未だ根強く、またフレミングの原作にかなり忠実な内容であったことが、その頃流行していたスパイ映画の風潮(秘密兵器の存在、女優の水着姿など)からやや外れてしまった感があった事、また新人であったジョージ・レーゼンビーにまつわるゴシップがマスコミ主導で先行し鵜呑みにされてしまった事、低速度撮影を多用した不自然なアクションシーン(走るシーンや腕をつかんでいるような必要ない箇所まで低速度撮影されている)などから、当時の評判は必ずしも良くは無かった。

興行的にも、シリーズの他の作品と比べると芳しくはなかった。ただし、一般的水準から見れば十分成功を収めており、1969年の映画の世界興行成績で、『明日に向かって撃て!』に次ぐ第2位を記録している[3]。もっとも、日本における1970年の興行成績では日本映画が上位を占め、外国映画の中でも第4位に終わった[4]

キャラクター、キャストなど

  • レーゼンビーのボンドは本作1作にとどまり、次回作『ダイヤモンドは永遠に』では再びショーン・コネリーがボンド役に復帰している。その理由について、オーストラリア人のレーゼンビーが話すブリティッシュアクセントはいかにも不自然だったこと、ギャラの増額などを製作者側に求めたり勝手な休暇をとって関係者に迷惑をかけたことなどにより、製作側から彼の再起用を見送ったと思われることが多い。だが、監督のハントや第2班監督・編集のジョン・グレンなどは彼を好評価しており、降板を表明したのは名目上、レーゼンビーの方であった[5]。ただし、本作の北米における興業成績が910万ドルと前作より大幅に減少したことから、次作『ダイヤモンドは永遠に』の主演にイオン・プロが選んだジョン・ギャヴィンをユナイテッド・アーティスツは却下し、ギネスブックに掲載される巨額のギャラでショーン・コネリーを復帰させている[6]。ゆえにレーゼンビー側に続投の意思があってもコネリーが呼び戻された可能性は高い。レーゼンビーの支持者だった監督のピーター・ハントもこれ以降007のスタッフから外されている。プロデューサーのアルバート・R・ブロッコリも「後になってレーゼンビーが電話で、またボンド役をやりたいと言ってきた。しかし私は無理だと答えるしかなかった」と述懐している[7]

秘密兵器など

ファイル:Astondbsfront2.jpg
アストンマーチン・DBS
  • ボンドカーとして1969年製アストンマーチン・DBSが使用された。ただし登場シーンは僅かで、冒頭および前半の一部とエンディング近く程度である。ダッシュボードにアーマライト・AR-7(照準スコープ付き)を収納。その他に特殊装備があるかどうかは不明。
  • 放射性の端切れ。これを人のポケットに忍ばせることにより、その位置を確定できる。Qが、彼らの特殊装備は時代遅れになっていたが、コンピューター分析により小型化に成功したとMに説明し、その成果の一つとしてこれを紹介した。ボンドの活動の中では使用されない。
  • 自動金庫開錠装置。コピー機もついていて、開いた金庫の中の書類をコピーできる。トランクの中に収納し、グンボルドのオフィスまでは隣の工事現場のクレーンで運び上げた。このときボンドは休職中で、工事を行っていたのもドラコ建設であるため、装置自体もQの支給品ではなく、ドラコが用意した可能性がある。
  • ブロフェルドに催眠術をかけられた女性たちは、ウィルス入りスプレーと、連絡用無線機の内蔵された(化粧用)コンパクトを渡された。

主題歌

ジョン・バリー・オーケストラによる「女王陛下の007」がメイン・テーマとなった。インスト曲になった経緯については「タイトルを歌詞に入れる慣習があったシリーズにおいて "On Her Majesty’s Secret Service" を入れると歌にならない」と判断されたためである。ルイ・アームストロングの歌う「愛はすべてを越えて(We have all the time in the world)」は挿入歌だった(このパターンは、第1作『ドクター・ノオ』以来である)。イギリスでは、この「愛はすべてを越えて」が1994年、「ミュージック・ウィーク」誌で、最高位3位を獲得している。アメリカでは、同映画からのシングル・ヒットは生まれていない。同サウンドトラック・アルバムは、「ビルボード」誌アルバム・チャートで、最高位103位を記録している。

その他

『007 ユア・アイズ・オンリー』のトレーシー・ボンドの墓標
ピッツ・グロリア
シルトホルン
グインチョ海岸
4月25日橋
英国紋章院
聖霊教会


  • 本作は、劇中でメインのボンドガールが死亡する最初の作品である(のちに『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』『カジノ・ロワイヤル(2006年版)』でもメインのボンドガールが死亡する)。また、『007 私を愛したスパイ』では、スパイのボンドガールのアニヤにこの事を言われてボンドがやや怒るシーン、『007 ユア・アイズ・オンリー』ではテレサの墓参りをするシーン、『007 消されたライセンス』ではこの事を知らないフェリックス・ライターの妻がボンドに、「あなたはもうじき結婚できる」と言い、場の雰囲気が険悪になるシーン、『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』ではボンドガールのエレクトラに「結婚はしているの?」と聞かれ、ボンドが黙るシーンがある。
  • ブロフェルドのアジト(細菌研究所)の「ピッツグロリア」はスイスのシルトホルン山頂に実在し、現在も回転展望台レストランとして観光客の人気を集めている。行き方は、インターラーケンからラウターブルンネン、ミューレンを経由し、シルトホルン・ケーブルウェイ(作品中にも使われたケーブルカー)で登る。なお本作品の撮影にあたり、制作会社から撮影後に展望台にレストランを作るための資金が協力された。現在、同レストランには007ランチやジェームズ・ボンドスパゲティなどのメニューがある。
  • 映画ではブロフェルドが、前作『007は二度死ぬ』で会ったことがある筈のボンドの正体に、最初気付かない(貴族の変装と変名とはいえ)のが不自然に見えるが、フレミング原作では本作の方が前の事件である。
  • 冒頭の金属製の看板に書かれている "Universal Exports (London) Ltd" (ユニバーサル貿易)とは、007シリーズの英国秘密情報部がカムフラージュに使っている会社である。原作ではリージェント公園沿いにあることになっており、映画では所在地が明言されてこなかったが、今回のこの看板にはビッグ・ベンが映っている。
  • テレサの車は、1969年製フォードマーキュリー・クーガ・コンバーチブル。
  • テレサが走って海に入っていくシーンは、ポルトガルのグインチョ海岸で撮影。
  • タイトルバックでは、シリーズ過去5作の映像が流される(歴代ボンドガールや悪役も登場するが、当然ながらショーン・コネリーの顔は出てこない)。なお、タイトルバックで過去の作品の映像が流れるのは、今のところシリーズを通して『ゴールドフィンガー』と本作のみである。
  • ポルトガルでボンドが泊まったホテルは、リスボンのパラシオ・エストリル・ホテルで、そこのカジノでテレサと勝負する。原作では、第1作の舞台となったフランスのカジノ・ロワイヤルをボンドが再訪することになっている。
  • テレサの部屋のキャビアをつまみ食いしたボンドは、それがカスピ海北産のロイヤル・ベルーガ製品であると当てる。
  • ボンドは、ドン・ペリニヨンの1957年ものを注文。
  • ボンドはドラコの部下に拉致され、テージョ川に架かる4月25日橋を渡る。
  • ボンドがドラコの元へ拉致されたとき、掃除人が「ゴールドフィンガー」の一節を口笛で吹いていた。
  • ドラコは初対面ながらボンドの好みを知っており、シェイクしステアしないマティーニを振る舞って、自分はカンパリを飲む。ボンドも、ドラコが普段コルシカン・ブランデーを飲むことを知っていた(ドラコはコルシカの出身)。
  • ボンドはブロフェルドの手がかりを求めて英国紋章院に赴く。このシーンでは、実在する紋章院の建物の外観が撮影されている。
  • 英国紋章院にて、ボンド家の家訓が"The World Is Not Enough" (第19作『ワールド・イズ・ノット・イナフ』の原題)であることが明らかになる。
  • シリーズで初めて「ユニバーサル貿易」内のボンドの部屋が登場。そこで辞職を決意した彼が机を整理すると、『ドクター・ノオ』のハニー・ライダーのナイフ、『ロシアより愛をこめて』のレッド・グラントのワイヤーを仕込んだ腕時計、『サンダーボール作戦』の小型ボンベが出てくる(このとき、それぞれのテーマ曲や挿入歌のメロディが流れる)。
  • シリーズで初めてMの自宅が登場。そこでMは、執事に提督と呼ばれている(ここでは言及されないが、小説『黄金の銃を持つ男』でMの正体が海軍提督サー・マイルズ・メッサヴィであることが明らかになっている)。
  • Mは蝶の蒐集が趣味らしく、自宅で標本の整理をしていたが、ボンドは「チョウ目」にも博識なことをMに披露してみせる(ここで彼が言う "Nymphalis Polychloris" なる学名は架空のものである)。
  • グンボルドの事務所のある建物は、ベルンのシュバイツァーホフ・ホテルで撮影された。
  • ボンドが金庫を開けている間に写る時計台は、ベルンの聖霊教会の塔である。
  • 金庫が開くまでの間、ボンドは事務所に置かれていたPLAYBOY誌を読み、それを持っていってしまう。なお、本作の原作は1963年に、PLAYBOY誌に連載された。
  • ピッツ・グロリアで、ボンドとアレルギー患者の女性たちはカーリングに興じる。この競技は欧米では比較的ポピュラーであったとはいえ、冬季オリンピックの正式種目となったのが1998年の長野オリンピックからであり、本作公開の1969年当時にこれがどんなゲームであるか知っていた日本人の観客は、ほとんどいなかったと思われる。
  • スキー・アクション・シーンの撮影は、1960年のスコーバレーオリンピックに出場したウィリー・ボグナー(Jr.)が行った。ボグナーはこの後、『私を愛したスパイ』、『ユア・アイズ・オンリー』、『美しき獲物たち』のスキー・アクションにも携わる。
  • シリーズ前作『007は二度死ぬ』の撮影中の事故で片足を失った空中カメラマンのジョニー・ジョーダンは復帰後、本作の撮影にも参加。大量の命綱をつけたヘリコプターに吊り下げられるという斬新な手法により、死角のない状態でのダイナミックな空中撮影に挑んだ。
  • ボンドはラウターブルンネンで、ユングフラウ・ホテル前の電話ボックスからロンドンに電話しようとして、イルマの車から銃撃される。
  • ラウターブルンネンで、テレサはボンドを乗せたマーキュリー・クーガでストックカー・レースに乱入。
  • ピッツ・グロリアでテレサがブロフェルドとのやり取りで口にする台詞は、イギリスの詩人、ジェームズ・エルロイ・フレッカー(1884-1915)の詩の引用である。
  • 結婚式のシーンは、ポルトガルのセトゥバル近郊で撮影。
  • ラストでボンドたちがアストンマーチンを走らせる山道は、同じくアラビダ自然公園で撮影された。
  • 本作でボンドが着用する腕時計は、ショーン・コネリー同様ロレックス・サブマリナー。ヒラリー卿に変装した際は、ロレックス・オイスター・クロノグラフも使用[8]
  • 劇画版『女王陛下の007』(さいとう・たかを)ではブロフェルドではなく、ミスター・ビッグが悪の首領である。
  • 撮影中は何かと初代ボンド・スターのショーン・コネリーと比較されることの多かったジョージ・レーゼンビーだが映画のなかでもそれを象徴する台詞がある。オープニングの浜辺の格闘シーンのあと助けた女に逃げられてしまうあとにボンドが言う台詞『他の映画ではこんな事なかったのに』(英語直訳)⇔コネリーを皮肉ったものだが日本語吹替えや字幕では、『こんな事は初めてだ。』、『変わった女だ』と訳されている。
  • 2010年秋に海外で発売予定のゲーム007 BLOOD STONEで今作の敵の一人ドラコが登場予定。なお、物語はゲームのオリジナルになるものの、脚本はこれまでに映画「ゴールデンアイ」「トゥモロー・ネバー・ダイ」「ワールド・イズ・ノット・イナフ」の脚本を手掛けてきたブルース・フィアスティンが担当する

日本語吹替

役名 俳優 テレビ版 DVD新録版
ボンド ジョージ・レーゼンビー 広川太一郎 小杉十郎太
テレサ ダイアナ・リグ 田島令子 石塚理恵
エルンスト・スタヴロ・ブロフェルド テリー・サバラス 森山周一郎 麦人
M バーナード・リー 今西正男 藤本譲
マニーペニー ロイス・マクスウェル 花形恵子 泉裕子
Q デスモンド・リュウェリン 田中康郎 白熊寛嗣
ドラコ ガブリエル・フェルゼッティ 木村幌 谷昌樹
イルマ・ブント イルゼ・ステパット 沼波輝枝
ルビー アンジェラ・スコーラー 小宮和枝
オリンペ ヴァージニア・ノース 麻上洋子
台詞 - 木原たけし、演出 - 佐藤敏夫、日本語版制作 - 東北新社、TBS
  • DVD新録版 - 2006年11月22日発売 DVD アルティメット・コレクション
翻訳 - 松崎広幸

注・参照

  1. ^ 公開時。日本でも「ダブルオーセブン」と言うようになったのは第8作『007 死ぬのは奴らだ』から
  2. ^ a b On Her Majesty's Secret Service” (英語). The Numbers. 2009年6月26日閲覧。
  3. ^ List movies by worldwide gross” (英語). WorldwideBoxoffice.com. 2009年6月26日閲覧。
  4. ^ 興行成績一覧”. キネマ旬報DB. 2009年6月26日閲覧。
  5. ^ メイキング・オブ・『女王陛下の007』(DVD特別編、アルティメット・エディションに収録)参照。この中でレーゼンビーは、もう少しボンドをやってもよかったとも述懐している。
  6. ^ 『ジェームズ・ボンドへの招待』ジェームズ・チャップマン著、徳間書店
  7. ^ 『究極の007大全集』リーフェイファー他著、シンコーミュージック
  8. ^ 杉崎順一. “ボンドウォッチプロジェクト”. 2009年6月26日閲覧。

関連項目

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