ドン・ペリニヨン (ワイン)
ドン・ペリニヨン(Dom Pérignon)は、フランスのモエ・エ・シャンドン(Moët et Chandon)社によって生産されるシャンパンの銘柄。
[編集] 概要
ドン・ペリニヨンという銘柄名は、シャンパンを発明したとされるベネディクト会の修道士ドン・ペリニヨンにちなんで名付けられた。その修道士が、発酵中のワインを瓶詰めして放置したところ、偶然シャンパンができたという。
他の多くのシャンパンは、様々な年に収穫されたブドウを原料にして醸造される。これに対し、ドン・ペリニヨンは、同じ年に収穫されたブドウのみが使われて醸造される、ヴィンテージ・ワインである。また、当たり年のブドウのみを使用して醸造され、7年から8年の熟成を経たシャンパンのみが、ドン・ペリニヨンの銘柄で販売される。
ドン・ペリニヨンは、シャンパンとしてはかなり高価であり、またそのロゼは、俗に「ピンク」(水商売従事者からは「ピンドン」)と呼ばれ特に高価で販売される。バブル期の日本では、一部の成金の間で「ロマコンのピンドン割り」(高級な赤ワインのロマネ・コンティを「ピンドン」で割ったもの)という飲み方が流行ったりもした。
浜田省吾が1984年に発表した楽曲「MONEY」の歌詞の中に、高級品の代名詞としてドン・ペリニヨンが登場する。この曲によってドン・ペリニヨンの一般的な知名度が広まったとも言われる。
[編集] ジェームズ・ボンド
「007」シリーズの主人公ジェームズ・ボンドは、ドン・ペリニヨンが大好物であった。『007 ドクター・ノオ』(1962年映画公開)では、「1955年のドン・ペリニヨン」を武器として使用する際に、「私が飲むのなら1953年物だ」と発言している。また、『007 ゴールドフィンガー』(1964年映画公開)の中でも、「華氏38度で保管しなければならない。」と発言している。
しかし、近年の「007」シリーズでは、プロダクトプレイスメント契約によって、1987年公開の『リビング・デイライツ』以降はドン・ペリニヨンではなくライバルメーカーの「ボランジェ」が愛飲されるようになった。2002年公開の『007 ダイ・アナザー・デイ』では、ドン・ペリニヨンではなく「ボランジェがいい」と述べている。