伝説の勇者ダ・ガーン
伝説の勇者ダ・ガーン | |
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ジャンル | ロボットアニメ |
アニメ | |
原作 | 矢立肇 |
監督 | 谷田部勝義 |
シリーズ構成 | 平野靖士、五武冬史 |
キャラクターデザイン | 平岡正幸 |
メカニックデザイン | 大河原邦男 |
音楽 | 岩崎文紀 |
アニメーション制作 | サンライズ |
製作 | 名古屋テレビ、サンライズ 東急エージェンシー |
放送局 | テレビ朝日系 |
放送期間 | 1992年2月8日 - 1993年1月23日 |
話数 | 全46話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
『伝説の勇者ダ・ガーン』(でんせつのゆうしゃダ・ガーン)は、1992年(平成4年)2月8日から1993年(平成5年)1月23日まで名古屋テレビ・テレビ朝日系で毎週土曜日17:00 - 17:30に全46話が放送された、サンライズ製作のSFロボットアニメ作品。およびその主役ロボットの名前。1990年代を代表するロボットアニメシリーズである「勇者シリーズ」の第3作。
ストーリー
ひょんなことから地球の分身である宝珠「オーリン」を手にした小学生高杉星史は、地球が産み出した8体の勇者たちの隊長に選ばれる。勇者は世界各地で宝珠(勇者の石)の姿で眠っているが、現代人の作ったメカと一体化することで変形ロボットとなり星史の指示に従い戦うのだ。
地球の運命をかけた伝説の勇者ロボと侵略者レッドロンとの戦いが始まった。 惑星上に5箇所存在する「開放点」を突き止められた惑星は、プラネットエナジーを抜き取られ炎の珠となって生命は全て死滅してしまうという。 はたして星史とダ・ガーンたちは地球を救うことができるのか。
概要
本作品は、前二作までに得たノウハウを活かしつつ、さらに新たな要素を取り入れるなどの試みを行った意欲作である。
前二作が一話完結の単純明快な展開を基本としていたのに対し、本作品では全体的なストーリーラインに連続性を持たせている。これにより、前作までにはあまり見られなかった、複数話にまたがる連続エピソードが中盤から散見されるようになった。
本作品より登場人物のキャラクター性をより深く掘り下げて描くことが試みられており、後続の高松勇者三部作を始めとする作品においても受け継がれている。
また、本作以降は「主人公の少年が勇者と呼ばれるロボット達の総司令官のポジションにいて、合体の命令を出すのは主人公の役目である」という骨格が『黄金勇者ゴルドラン』まで続いていく事となる。
- 勇者シリーズとしては初めて電動モーターによる可動ギミックを搭載したガ・オーンや、トランスフォーマーからの流用組として商品化されたレッドガイストなど、玩具的にも後のシリーズに与えた影響は大きいと言えよう。なお、「ダ・ガーン」というネーミングは玩具業界における男児向け玩具を指す「男玩(だんがん)」からのもじりである。本作品ではメインテーマとして「地球環境」が取り上げられている。こうした要素は、ダ・ガーン達が地球の分身であることや、自然食レストラン「つくし」の存在、地球の声を聞くことが出来る桜小路蛍、さらにプラネットエナジーの設定など、作中の随所において度々描かれている。ただし、「つくし」のオーナーである春夫がオーボスの攻撃を地球の逆襲と勘違いする等、単純な環境保護の押し付けを批判している側面もある。人類VS自然という構造ではなく、人類の遺跡の大切さもテーマに加える事によって人類と自然との関係をより自発的に持たせる構造になっている。また、後の「高松三部作」においてもメインテーマとされた「勧善懲悪の否定」が取り上げられている。実際、オーボス軍の幹部で死んだのはレッドロンとシアンのみであり、ブッチョは仲間になり、ビオレッツェとピンキーはオーボスの元を去り生き延びているなど、このように「敵キャラは倒したり殺したりするのが全てじゃない」という概念が、勇者シリーズの中では初めて取り入れられた作品でもある。しかし、一度悪に染まった者を生き延びさせるにはそれ相応の禊が必要ということか、みなそれぞれ罰を受けている。
- 商業的には前年の『太陽の勇者ファイバード』が苦戦したので、タカラは前年より広告費を投じ、『ファイバード』より高い売上を見込んでいた[1]。しかし同年のライバルがスーパー戦隊シリーズの中でも特に高い売り上げを記録した『恐竜戦隊ジュウレンジャー』であったこともあり不発に終わった。このためタカラが大幅な減益となる一因となった[2]。
登場人物
- 高杉 星史(たかすぎ せいじ)(声:松本梨香)
- 本編の主人公。1982年6月4日の流星雨の夜に生まれた少年。緑ヶ浜小学校5年生(11話から6年生)。身長155cm。体重47kg。血液型O型。星座は双子座。
- 星の意思「オーリン」によって選ばれた勇者達の隊長で、戦闘時には紅白の戦闘用防護服に身を包み、小型の装置「ダイレクター」によって命令を出す。尊敬している父親から剣道を教わっており心得がある。
- 陽気でお調子者な性格であり、精神的にも未熟なところが多い。かわいい子に目がなく、ひかるからは「ウルトラスケベ」と呼ばれたこともある。また本人も自覚しているように口が軽く、劇中では自分や勇者達の正体をうっかり周囲の人に話しかけてしまい慌ててごまかす事もしばしば見られた。
- 勇者の隊長に選ばれた当初もその責任に対する自覚に欠ける面が多々見られたが、戦いを通じて徐々に使命感に目覚めていった。また未熟であるがゆえのミスも目立つ一方、持ち前の機転の早さで危機を脱したことも少なくはない。
- 両親が不在である事が多い家庭環境のため、料理が得意だが、その原因は両親が料理下手であった美鈴に対し光一郎がプロポーズの際に解決策として男でも女でも子供に料理をさせればよいと結論付けたため。(ドラマCDより)母に正体がバレそうになった際には「ルーク・スカイウォーカー」と名乗っている。
- 香坂 ひかる(こうさか ひかる)(声:紗ゆり)
- 本編のヒロイン。星史の隣の家に住む幼馴染で同級生。1982年4月15日生まれ。身長155cm、体重不明。血液型はO型。星座は牡羊座。趣味はケーキのデコレーション。苦手なものは音楽。
- 気の強い明朗快活な性格で、星史がやりこめられることもしばしば。少々おせっかいなところがあり、特に初期は口癖のように「星史君のお母さんに頼まれてるんだから」と、何かと星史に世話を焼いては迷惑がられていた。星史に対してはそれなりに好意は持っているようで、星史が他の女の人に見惚れたり、仲良くしているところを見ると怒ったり、やきもちを妬くこともある(蛍に対してはそれ程でもない様子だが嫉妬した事はある)。勇者達の隊長である星史やヤンチャー、またその正体を知る蛍などに対し一時期疎外感を抱いていたこともあったが、後に隊長の正体を知り彼等に協力するようになる。
- 桜小路 螢(さくらこうじ ほたる)(声:白鳥由里)
- 本編のもう一人のヒロインで星史の同級生。9月27日生まれ。身長152cm、体重40.5kg。血液型はA型。星座は天秤座。好きなものは緑茶、嫌いなものは雑踏。
- 不思議な雰囲気を持ち、地球の声を聞くことが出来るなど特別な力を持っているかのような描写が多々見られたが、後に発売されたムックでの監督コメントによると「単に堪が鋭い子」であるという(しかしそれでは到底説明が付かない現象を何度も起こしている)。それ故かクラスでは浮いている存在。趣味は、森林浴で、よく森の動物達と一緒にいるらしい。人ごみが苦手。劇中では描かれないが、3年に一度だけ躁状態から性格が逆転する。
- 当初から星史と勇者達の関係を知っており、それとなく助言を与えたり、手助けをしているなど行動を供にすることが多いことから度々危険な目に合い、特にブッチョからはジュラルディンちゃんと呼ばれ、何度か誘拐されている。
- 高杉 美鈴(声:五十嵐麗)
- 星史の母親でテレビアナウンサー。旧性は坂本。2月20日生まれ。身長178cm、体重不明。血液型はO型。星座は魚座。趣味は、読書。特技はカラオケ。尊敬する人物は、清少納言。
- いわゆる教育ママで星史の部屋の鍵は部屋の外から掛けられる様にしている。その一方で多忙ゆえに夫の光一郎同様に家には殆どいないことが多く、星史を殆ど構ってやれないことを気にしている。それゆえ家に転がり込んできたヤンチャーに対して親身に接しており、星史とヤンチャーの仲が一時険悪になったこともある。とんでもない料理下手で、包丁で食材を切るのですら非常に危なっかしい。過去に3回自分で作った料理を食して病院送り(ドラマCDにて)になったこともあり、大抵の場合は星史が食事を作ることが多いが、ヤンチャーに朝食を作った際には上手に作ることができた。
- 香坂 春夫(声:河合義雄)
- ひかるの父親。自然食レストラン「つくし」を経営しており、自らコックとして働く。12月21日生まれのA型。
- 温厚な性格で、妻のつくしには頭が上がらない。また、地球環境の破壊などに対しそれを憂うような発言も散見され、オーボス軍の侵攻を人間の環境破壊が原因であると考えてしまう事もあった。昔はサラリーマンとして働いていたが、家事が苦手な妻に代わって料理するうちに脱サラして「つくし」を立ち上げた。「つくし」のローンはあと27年残っている。
- 香坂 つくし(声:佐々木優子)
- ひかるの母親。「つくし」の実質的なオーナーでもある。7月29日生まれのO型。娘を愛し、夫を愛するよき母親。間延びしたような口調で天然じみた事を話すが、意外としっかり者。2km四方の土地付きの家を持つ箱入り娘のお嬢様だったが、春夫が無理矢理つくしと結婚したため、結婚してから十数年経過した現在でもつくしの祖母は2人の結婚を認めていない。
- 根元 正(声:島田敏)
- 星史の近所の交番に勤務する若い巡査。11月3日生まれのO型。「つくし」の常連で、星史の良き兄貴分でもある。ちなみに、好みの女性は「つくし」である。
- 自分のパトカーがダ・ガーンとなっていることは気が付かない程のお人好しで、毎回の様に行方不明になるパトカーを不審に思うものの、戻ってきたパトカーを見て安心してしまう。挙句の果てにダ・ガーンがオーストラリアから戻って来た後には、パトカーに恋人のような感情すら抱くようになってしまう。また、警棒術と射撃術の名手でオーボス軍を相手に奮戦する事もある。終盤、正体を明かしたダ・ガーンに挨拶されて自分のパトカーがダ・ガーンである事を知るが、何故か喜んでいた。
- 故郷の美里村には母のキヨが住んでいる。美里村は過疎化と高齢化に悩まされていたが、レッドロンがプラネットエナジーと間違えて発掘した温泉で村興しに成功した。
- 蛍のばあや(声:後藤真寿美)
- 江戸時代から桜小路家に仕える老婆。蛍を守る為に薙刀を振り回すと言ったアクティブな面も見せる。星史が隊長の姿で訪ねて来た際には「これほど驚いたのは黒船来航以来」などと言っているが年齢は不明。年齢を聞かれると突如として雷雲が立ち込める。
- ヤンチャー(声:高乃麗)
- 本名は「ヤンチャラン・スターレット・バンナー・グリシウス・ジャクキンガー・ワイルダー14世」。ワイルダー428年18月32日生まれ。身長140.5cm。体重38kg。オーボスによって滅ぼされたワイルダー星の王子にして唯一の生き残りで、彼もまた星の意思であるオーリンとダイレクターを持つ勇者の隊長である。異星人ではあるが、耳の形が少々異なるだけで姿形や身体構造は地球人とほとんど変わらない模様。
- 当初はセブンチェンジャーの中に身を潜めていたが、伝説の力と睨んでいたグレートダ・ガーンGXの登場をきっかけに、星史達の前に姿を現した。星の再興に対する使命感の強さゆえに、星史とは度々衝突することもあった。ひかるとふとした事からキスしてしまい泣き出してしまった事も。
- よく「つくし」に行ってはつくしにただ飯を食べさせてもらっている。両親を早くに失ったためか愛情に飢えており、親身になって接してくれた美鈴によく甘えては星史と喧嘩になっている。
- 高杉 光一郎(声:岸野一彦)
- 星史の父親で、GDOの高官。階級は大佐。8月30日生まれのB型。当初はオーストラリア本部に所属していたが、後にオーボス軍の活動の本格化を受け日本支部へ転属となった。
- 普段は重厚で寡黙な印象を与えつつ唐突にボケる面があるが、決める時には決める。オーボス星に「隊長」共々連行された際にはオーボス自身を引っ張り出すことにも成功し、直接停戦交渉を試み、策士であるビオレッツェを器量で圧倒、翻弄した。
- 美鈴とは出会って1週間でプロポーズしており、その際には今の姿から想像が付かない情熱的に迫っている。
- 郷上大佐(声:市川治)
- GDOの情報局長で階級は大佐。勇者達の戦力としての能力に着目し、勇者は軍に組み込まれるべきという考えを持つ。
- 無能ではないものの、勇者の隊長を燻り出す為に緑が浜町を全面封鎖し住民を強制収用したり、「隊長」を拘束した際に緊急事態であったにも関わらずダイレクターを取り上げたまま返そうとしない等やや横暴な面を持つ(しかし、常識ある大人の軍人としては考えは間違っていない)。またガ・オーンや「隊長」の精密調査も行わせていた。
オーボス軍
宇宙のあらゆる惑星を侵略し、プラネットエナジーを抜き取って滅ぼしてきた謎の軍団。滅ぼした惑星から部下を徴用し、軍団はあらゆる種族で構成されているが、首領であるオーボスの真意と正体を知るものは側近のシアンただ一人である。色に由来する名前のキャラクターが多い。
- オーボス(声:千葉耕市)
- オーボス軍の首領。宇宙の誕生とともに生まれた不老不死に近い存在であり、宇宙のあらゆる快楽を経験したという。しかし、長く生き過ぎた為にあらゆるものに退屈を感じ、最後の楽しみとして惑星を破壊して生物が滅ぶ様を観察することを生きる目的とするようになる。最後は伝説の力でパワーアップしたダ・ガーンに倒され、消滅した。死に際に「これで死ねるのか」と言い残している。
- 劇中では専ら顔の形をした紫色の炎のような形態で描かれ、正体が明示されることはなかった。唯一シアンに作戦を命じるオーボスの姿をビオレッツェが盗み見てショックを受ける場面が描かれているのみであり、ビオレッツェはその後オーボスのことを「オーボスの星」、「私達とは別の次元で生きている化け物」と形容している。
- レッドロン(声:沢木郁也)
- オーボス軍の下級幹部。地球のプラネットエナジー開放点を探索するために送られた第1の使者で、星史が初めて接触したオーボス陣営のキャラである。メカマニアであり、侵略惑星の研究と称して地球の機械をコレクションに加える。独自の美的センスを持っており、勇者達のデザインを「イモロボット」「美的センスの欠片も無い」と評する(なお、後にマッハランダーが宿ることになるF1カーのみ、彼の審美眼に適っている)一方、新型ロボットの製作で、機能とは別にデザインのみに注文を付けたことがある。また短気な性格で、任務が失敗する度に配下の学者ロボを八つ当たりで一刀両断するなど癇癪持ちな一面があり、これが災いして任務に失敗したためにビオレッツェに制裁されてしまう。
- 後に腕にレーザー砲を仕込んだ戦闘用サイボーグに改造され、専用機であるレッドガイストでダ・ガーン達と戦うようになった。口数が減った反面、ダ・ガーンへの恨みが肥大化してしまったようで、戦闘中でもダ・ガーンに固執し、独断で対決しようとしたこともあった。また星史自身も憎しみの対象とみなしており、自ら抹殺しようとしたこともある。再登場した当初はビオレッツェの部下であったが、後に戦果を見込まれてシアンの部下に昇格した。
- 他の幹部のように裏切る事も無く、最終決戦でもダ・ガーン達を苦しめた。最後はセブンチェンジャーと相打ちになりながら、自分の勝利と勇者達の敗北を叫びながら爆死。
- 学者ロボ(声:岸野一彦)
- レッドロンの側に控え、作戦をサポートするロボット。一言多いため、毎回作戦が失敗する度に一刀両断にされ、絆創膏で補修されて復活するなど、レッドロンの鬱憤のはけ口という損な役回り。しかし忠義心に厚く自身の境遇を甘んじて受け入れ、第10話で失態による粛清に怯えるレッドロンに解放点及び地球での今までのデータを渡して最大限の救済策を提案している。
- 劇中では完全に破壊される度に2回のマイナーチェンジがなされており、カラーリングも初代と3代目は白、2代目は黄色と変化している。また3代目は会話機能こそ排除されたものの(レッドロンとは機械言語で会話可能)アームで人間を拘束したり、レッドロンに代わってレッドガイストを操縦するなど性能が大きく向上している。
- デ・ブッチョ/団長(声:塩屋浩三)
- オーボス軍団の前線幹部で、階級はその中で最も低い。自らが開発した生体兵器である「装甲獣」を操る。関西弁でのしゃべりが特徴。勇者の周りをうろついていたことから、勇者達の隊長(星史)を「チョロチョロ」と呼ぶ。
- 当初は星ヶ浜にやってきたアヤシサーカス団の団長として活動していたが、その実態は地球のプラネットエナジー開放点を探索するために送られた第2の使者である。任務に失敗した制裁として8人に分裂させられ、ビオレッツェの配下としてダ・ガーン達と戦った。分裂してはいるものの感覚は共有しており、一人が苦しめられると残りも苦しむ。
- 母星では醜い容姿から捨てられ苦しい幼少期を過ごしたという過去を持っており、それ故自分を決して裏切らない装甲獣だけを愛していて、そんな装甲獣たちの楽園を造るのが夢。そんな装甲獣達には女性の名前をつけて可愛がっており、蛍のこともジュラルディンちゃんと勝手に呼んでいた。その経緯の名残か、傲慢ではあったが、自分を慕う生命には優しさが秘められており、蛍の優しさに触れるうちに徐々に心変わりしながらも、自身の夢を諦めきれず苦悩するが、最終的に星史達の仲間となる。
- 最終決戦では戦車に乗ってプラネットエナジー活性化装置を攻撃するが、シアンの攻撃で吹き飛んでしまう。しかし8人中1人だけが辛うじて無事であった。
- レディ・ピンキー/山本 ピンク/マジカル・ピンキー(声:冬馬由美)
- 地球のプラネットエナジー開放点を探索するために送られた第3の使者。アンドロイド少年達を配下に従えており、「キラードール」と呼ばれる女性型戦闘ロボットを操る。ブッチョにすらその正体を隠し、人形を介してブッチョに命令を伝えていた。短気かつ高飛車な性格で、機嫌が悪いとバカ食いをする癖がある。勇者達の隊長(星史)に対する呼び方はブッチョと同様。
- 当初は山本ピンクという少女の姿として星史の学校に転校。星史とデートしたこともある。また一方でサーカスの花形踊り娘で、ピンクの姉である山本ピンキーとしても活動し、ブッチョのサーカスが戦艦だと判明してからは、常連として通っていたレストラン『つくし』にてアルバイトとして働いていた。当初は完全に正体を隠していたが、ブッチョが倒された後にオーボスが地球に迫っている事を知り、急いで手柄を立てる為に自ら行動を起こし始める。
- 任務が失敗した制裁としてビオレッツェによって子供の姿に固定されてしまう。これは、ピンキーが受ける罰で最も嫌なものは免じるとビオレッツェが嘘をついていることを見抜き、自身の被害を最も少ない形にしようとした結果であり、また自分の変身能力も奪われた。
- 実はオーボスから分け与えられたエネルギーで若さを維持しており、オーボスがダ・ガーンの攻撃で負傷した際、傷の治癒の為にエネルギー供給を止められてしまい、年老いている。顔の老化に怒り、サンライズヒロイン史上類稀な猟奇的な一面を見せた。
- 独断で動いた事をシアンに咎められ、制裁されるがビオレッツェに助けられる。その後は自暴自棄になり、卑屈な態度を見せるが、自分の為にオーボスに逆らうビオレッツェや敵である自分を助けようとする星史達の姿に心を打たれる。若さを取り戻した後は星史達と和解。星史とダ・ガーンがオーボスを倒すのを見届けた後、ビオレッツェと共に何処かへと去って行った。
- ピンキーの親衛隊長(声:子安武人)
- 褐色の肌に紫色の髪をした少年型のアンドロイド。優れたデータ解析能力を持ちブッチョの隠していたデータを「かなりの量である」と分析していた。サイボーグにはこの他、ピンキーの側近としてストレス発散のために鞭に打たれる役を務めるなどした金髪と、星史と同じデザインの防護服を着用してビオレッツェの暗殺を企てた赤毛の二つのタイプが登場している。
- ビオレッツェ(声:梁田清之)
- オーボス軍団の上級幹部にしてオーボスに心酔する男で、ややオカマっぽい口調で喋る。黒猫や狼に変身可能で、主に黒猫の姿で「隊長」の正体を探っていた。冷徹な性格であるが、稀にコミカルな表情も見せる。好みのタイプは美形なら馬鹿でもいい。また、ピンキーに対しては少なからぬ好意を持っていた節が見られる。序盤においては軍監的存在としてレッドロン、ピンキーらの作戦遂行を監視し、任務に失敗した彼らを制裁する役目をも果たしていた。また中盤以降は3人の上官としてかなりの権限を持っていた。ジュエルアーマーと呼ばれる水晶状の戦闘マシーンを操縦することもある。ダ・ガーン達に敗北した後は特に制裁を受ける事も無かったものの、自分の扱いに疑問を抱き始める。ピンキーが老化した事を知り、オーボスにその事ないで交渉しに行くが、そこでオーボスの正体に気付き忠誠心を完全に失った。その後はピンキーの若さを取り戻す為に星史等に協力を求め、共にオーボス星に向かう。その過程で改心し、オーボスのエネルギーを奪う為に奮闘する。ピンキーを逃がす為に自ら犠牲となり、窮地に陥るがピンキーの頼みで駆けつけたダ・ガーン等に助けられた。
- シアン(声:笹岡繁蔵)
- オーボスに絶対の忠義を誓うオーボスの側近で、オーボスがただ一人信じる部下である。ビオレッツェがダ・ガーン達に敗北を喫したことにより、本格的に前線に姿を現した。
- 普段は円盤状の形態をしているが、怒りが昂じるとドラゴン形態に変貌する。GXバスターをも弾き返すなどその戦闘能力は非常に高く、勇者達が束になっても勝てない。またUFOタイプの部下を従えており、小型で一体一体の戦力は低い(ダ・ガーンマグナムで倒せるレベル)ものの、莫大な数を持っている。その圧倒的な力でダ・ガーンを追い詰めるが、発動した伝説の力によりあっけなく消し飛んだ。
登場勇者
- 主な特徴
今作では、彼らはそれぞれの故郷の星が作り出した防衛プログラムであり(広い解釈では、生体ロボットと同じ)、勇者の石が宿るべき物体が、個体別にあらかじめ、ある程度の条件を満たしていなければならないという設定になっている(作中でダ・ガーンが石だけ見つかったのに復活しない事態を星史にそう述べている)。勇者シリーズにおいて初めて、勇者や敵ロボットにそれぞれの系統化が試みられており、勇者達は小チーム内での機体が統一化され、同時に敵方も敵幹部の趣味と個性によってモチーフが違っている。勇者は、厳密に言えば地球出身の生命体であり、肉体が存在しない為機械もしくは自然物と融合したのであって、ロボットではない。誕生した当初は彼らに勇者という通称は無く、長い年月を経た事により自分達を説明する単語として勇者と説明している。セブンチェンジャーの場合は、ワイルダー星語から地球語に翻訳したものである。
伝説の勇者
45億年ほど前に地球の意思・オーリンによって地球と全ての生命を守る為に生み出された、対防御・防衛システムである。地球が危機に陥った時、オーリンによって選ばれた人間の命令を聞く。普段は勇者の石と呼ばれる鉱石の姿で各地で眠りに就いている。全体としての総称は持たないが(一部媒体では「地球警護隊」とも呼称)構造としてはリーダーであるダ・ガーンと、セイバーズ、ランダーズからなる航空防衛戦力隊・陸上防衛戦力隊に別れる。全勇者は「トラクションビーム」と呼ばれる技を有しており、これによって引き裂かれた大陸を繋ぎ止めることが可能である。また合体後の勇者による合体攻撃として、ダ・ガーンX、スカイセイバー、ランドバイソンが高速回転し、敵へと突っ込む「フォーメーションアタック」というものがある。グレートダ・ガーンGX、ペガサスセイバー、ランドバイソンの組み合わせでは「トリプルフォーメーション」と呼称される。前者はレッドロンの旗艦・レッドローンを、後者はビオレッツェの旗艦を一撃で破壊する程の威力を誇る。
- ダ・ガーン(声:速水奨)
- ランボルギーニ・ディアブロ型のパトカーから変形。緑が浜にある厳光寺の仏像の額に眠っていた。
- 普段は根元巡査が勤務する派出所のパトカーとして身を潜める。性格は生真面目で趣味は日光浴。「耐え凌ぐという言葉の重さ」が信条。星史のことはそのまま「星史」と呼ぶ。左胸の丸いエンブレムはシャッターになっており、戦闘の際にはそこから星史を内部に収容することができる。内部には椅子が備えられており、隊長専用の司令室兼シェルターのような役割を果たす。劇中ではこれが「コクピット」と呼称されていたが、モニターやその他の計器類の存在は確認されておらず、またダ・ガーンを「操縦」することはできない。またジャンボセイバーやガ・オーンの胸部にも同様の「コクピット」が備わっている。
- 全高:10.0m重量:13.5t
- 走速度:150.5km/h 跳躍力:60.2m
- 最高出力:125000馬力
- 武装
- ダ・ガーンマグナム
- ダ・ガーンの得意武器。右足に収納されている拳銃。カートリッジ式
- ダ・ガーンナパーム
- 右胸のスリットから放つミサイル
- ダ・ガーンフレイム
- 両腕から発射される火炎放射。自分よりも小型の相手を掃討するのに有効
- ダ・ガーンボンバー
- 肩のタイヤを投げつける
- ビークルモード
- 全長:5.2m
- 最高速度:400km/h
- アースファイター
- 地球防衛機構軍の最新鋭試作型戦闘機が、ダ・ガーンのエネルギーを注がれて変化したサポートメカ。ダ・ガーンと連結合体し高速移動が可能。主に星史の移動手段などとして使用される。
- 全長:25.0m 重量:19.2t
- 最高飛行速度:M3.5
- 武装
- アースバルカン
- 重量:33.6t
- 最高速度:650.0km/h
- 武装
- ライナークラッシュ
- ダ・ガーンジェット
- アースファイター、アースライナーが合体した重戦闘機。ダ・ガーンを格納することも可能。主に長距離移動用として使用される。
- 全長:49.5m
- 重量:66.3t
- 最高飛行速度:M4.5
- ダ・ガーンX(声:速水奨)
- ダ・ガーン、アースファイター、アースライナーが合体した巨大ロボ。アースファイターが上半身、アースライナーが下半身、ダ・ガーンが腹部を構成している。必殺技のバリエーションが多い。劇中では1度だけ「地球合体ダ・ガーンX」と呼称された(玩具のキャッチコピー。星史のその場のノリで言った掛け声に合わせたものと思われる)。
- 全高:22.5m 重量:66.3t
- 走速度:165.0km/h 跳躍力:250.8m
- 最高出力:405000馬力
- 武装
- ダ・ガーンブレード
- 左腰に収納されている剣。普段は柄だけの状態で格納されており、引き抜くと刀身が構成される。劇中ではかなりの頻度で必殺武器として使用された
- アースキャノン
- 両足のキャノンを合体させた必殺武器。足に装着したままでも使用可能。
- アースバルカン
- 手首をアースファイターの主砲に入れ替えたもの。
- アースグレイザー
- 胸のパネルから発射されるビーム。
- 技
- アースパンチ
- アースキック
- ダ・ガーンブレード 一文字斬り
- ダ・ガーンブレード 十文字斬り
- ブレストアースバスター
- ダ・ガーンX最大の技。胸部の地球を象った宝玉から10万度のプラズマを放出する。エネルギーの消耗が大きく、使うと戦闘力が大幅に低下する。劇中では主に敵にトドメを刺す際に使用される。
- ブレストアースフラッシュ
- 胸部の宝玉から放つ。ブレストアースバスターよりも威力は低いが、威力を一点に集中させる場合と拡散させる場合の2通りの攻撃が可能となっている。ザコを一掃する際などによく使用されるのでエネルギーの消耗はそれほどでも無い様子。
- ブレストフリージングアタック
- エネルギーを反転させ、胸部の宝玉から冷凍攻撃を発射する。
- セイバーズ
飛行メカに宿った空の勇者達。全員がとても礼儀正しい性格をしている。ランダーズが猛反対する中、自分たちを一度は殺したセブンチェンジャーに黙って協力するなど、仕事に私情は挟まない主義。星史を「キャプテン」と呼ぶ。初期設定の混乱により[3]、資料によってリーダーが混同されることが多いが、劇中では誰がリーダーシップを取るか等の明言はない。セイバーズの玩具の箱には、ナンバリングがなされているが、復活した順番とは対応していない。
- ジャンボセイバー(声:星野充昭)
- ジャンボジェットから変形するセイバーズのリーダー。日本へ輸送された古代エジプトのミイラの棺に埋め込まれていた。宿った機体はその輸送に使われていた物。おっとりとした性格。セイバーズでは一番初めに復活したため星史からの信頼が厚い。調査と言う名目で星史の遊覧飛行に使われた事もあった。空を愛するあまり、「大空のおせっかい」と呼ばれることもある。セイバーズの玩具の箱のナンバリングは「2」になっている。
- 全長:12.5m重量:42.0t
- 走速度:160.0km/h跳躍力:280.8m
- 最高出力:112000馬力
- 武装
- ジャンボアロー
- 技
- ジャンボトルネード
- ビークルモード
- 全長:58.6m
- 最高飛行速度:マッハ3.2
- 武装
- ジャンボバルカン
- ジャンボラリアット
- 腕のみを変形させてのラリアット
- ジェットセイバー(声:高宮俊介)
- ジェット戦闘機から変形。南極の氷の下に埋まっていたところを、南極の発掘員によって見つかる。南極で飛行機械の収集をしていたレッドロンのコレクションの中にあった戦闘機に宿り、シャトルセイバーとともに復活。軍用機だった為、各国の空軍から「領空侵犯の王者」というあだ名を付けられた。です・ます口調のチーム内において軍隊口調で話す(後に他の2体と同じ口調になった)。セイバーズの玩具の箱のナンバリングは「1」になっている。
- 全高:10.2m重量:18.5t
- 走速度:180.6km/h跳躍力:390.6m
- 最高出力:103000馬力
- 武装
- ジェットブレード
- ジェットディスポーザ
- ビークルモード
- 全長:18.6m
- 最高飛行速度:M5.0
- シャトルセイバー(声:沢木郁也)
- スペースシャトルから変形。地球ではなく月で眠っていたが、人間の手により、月より鉱石と共に持ち帰られるところを航空系機械を集めていたレッドロンによって奪われる。宿った機体はその時の輸送に使われた物。ジェットセイバーとともに復活し、普段は衛星軌道上で地球を見守りつつ、「宇宙の掃除屋さん」としていらない衛星の片付けをしている。空の飛べないガ・オーンの足場として活躍したこともある。
- 全高:10.3m重量:32.9t
- 走速度:180.6km/h跳躍力:305.0m
- 最高出力:145000馬力
- 武装
- シャトルランサー
- シャトルブーメラン
- 主翼を敵に投擲する
- 技
- シャトルブラスト
- 両肩のシャトルのバーニアから火炎を放射する
- シャトルフラッシャー
- 両腕からレーザーを連射する
- ビークルモード
- 全長:36.2m
- 最高飛行速度:M30.5
- スカイセイバー(声:高宮俊介)
- ジェットセイバーが頭、胸、背、腕、ジャンボセイバーが胴と太腿、シャトルセイバーが脚となって合体した姿。空の3体合体と言われる。ペガサスセイバーに合体可能になった後も何度か登場している。
- 全高:23.2m重量:93.4t
- 跳躍力:1030m走速度:280.5km/h
- 最高飛行速度:M15
- 最高出力:385000馬力
- 武装
- セイバーダガー
- 腕の羽で敵を斬りつける武器。劇中未使用
- セイバーブラスター
- ジェットセイバーのエンジンから火炎を放射する
- セイバーウイングカッター
- ジェットセイバーの主翼で斬り付ける体当たり攻撃
- ミサイル
- 脚から発射するミサイル
- セイバーブーメラン
- 胸のパネルを取り外して投げつける必殺技
- 技
- セイバーブリザード
- 額のファンを廻して起こす氷の竜巻。敵を凍りつかせ、粉砕する
- ランダーズ
陸上走行型車両に宿った荒くれ者ぞろいの陸の勇者たち。星史のことを「大将」と呼んでいる。基本的に飛行能力は無いが、海上をタイヤで走れる。いずれもナンバリングがなされているが、復活した順番とは対応していない。
- ビッグランダー(声:島田敏)
- トレーラーヘッドから変形するランダーズのリーダー。ナンバリングは「1」。口調は江戸っ子で荒っぽいが、気は優しくて力持ち。また口調に反して思慮深く、判断力に優れる。開放点であるオーストラリアの地下洞窟で太古の魂に守られる形で眠りについていた。宿った機体は土木工事会社の大型輸送車で、すでにドリルランダーの機体を乗せていた。ドリルランダーと同時に復活。普段は他のメンバーを乗せて移動している。
- 39話で疎開用に香坂家に貸し出されるが、ヤンチャーに追われた1/8ブッチョが蛍を帯同して逃げ込んだことにより共に南米に向かう羽目になる。当初はブッチョを嫌っていたが、貨物室に乗り込んでいたひかるの態度に閉口した事をきっかけに徐々に打ち解けていった。
- 全高12.5m重量:45.0t
- 走速度:150.0km/h*跳躍力:54.5m
- 最高出力:165000馬力
- 武装
- ビッグマグネトロン
- ビッグクラスター
- ビッグスティンガー
- 胸から放射される針状の武器
- 技
- スパイクシュート
- 棘のついたタイヤを投げる
- ビークルモード
- 全長:8.5m
- 全長(荷台牽引時):22.0m
- 最高速度:280.5km/h
- 技
- ビッグラリアート
- 腕のみを変形させてのラリアット
- ドリルランダー(声:巻島直樹)
- ドリル採掘機から変形。口数はメンバー内では少ない方。ナンバリングは「4」。頑固者で命令は忠実にかたくなに守る。ビッグランダー同様、オーストラリアの地下洞窟で眠っていた。宿った機体は外国の土木工事会社のドリル採掘機。地中にいた方がパトロールの関係を含め落ち着くが、下手に動くと水道管などを破裂させ大事件に繋がるので、ビッグランダーの車庫で大人しくしている。
- 全高:9.0m(ドリル含まず)
- 重量:30.5t
- 走速度:85.0km/h
- 跳躍力:45.5m
- 最高出力:132000馬力
- 武器
- ドリルキャノン
- 肩に装備された速射砲
- ビークルモード
- 全長:8.1m
- 最高速度76.5km/h
- ターボランダー(声:梁田清之)
- ジュリア所有のコルベット改から変形。ナンバリングは「2」。「全開バリバリ」が口癖。マッハランダーと共に、ヘンリー家の家宝のタブレットに埋め込まれた石の一つとして眠りに就いていた。マッハランダーと同時に復活。機体の問題や走行場所の難易などは無く、走る道に不自由はしていないのだが、あまりにも行動が制限されている他のメンバーを気遣ってか、ビッグランダーの車庫で大人しくしている。
- 全長:10.0m
- 重量:18.5t
- 走速度:175.0km/h
- 跳躍力:60.5m
- 最高出力:114000馬力
- 武装
- ターボディスチャージャー
- ターボランチャー
- 腕のエギゾーストパイプから発射するマシンガン
- ビークルモード
- 全長:4.7m
- 最高速度:610.0km/h
- マッハランダー(声:河合義雄)
- 黄色いF1カーから変形。ナンバリングは「3」。かつて世界を救ったと伝承される勇者を象ったイギリスの名家ヘンリー家の家宝のタブレットに、ターボランダーとともに埋め込まれ眠りに就いていた。レースカーに宿ってしまった為、ちゃんと整備された道しか走れず、ビッグランダーの車庫で大人しくしている。
- データ
- 全長:9.5m
- 重量:15.5t
- 走速度:305.2km/h
- 跳躍力:70.2m
- 最高出力:112000馬力
- 武装
- マッハライフル
- 1億度の熱線を放つ銃。劇中未使用
- ウイングカッター
- 腰のウイングを投げつける
- 技
- マッハストーム
- ビークルモード
- 全長:4.3m
- 最大速度:610.0km/h
- 技
- マッハラリアート
- データ
- ランドバイソン(声:島田敏)
- ビッグランダーが脚、ドリルランダーが腕、マッハランダーが腰、ターボランダーが頭と胸となって四体合体したパワータイプの勇者。触手で拘束された際、脚であるビッグランダーだけを残して分離するという描写があったが、ビッグランダーは、拘束されたままロボットモードに変形するという器用さを見せた。
- 背部のロケットを使って宇宙空間を移動することは出来るが、大気圏内の飛行能力は皆無のため、スカイセイバー(もしくはペガサスセイバー)に抱えられるか背に乗る形で運んでもらう。今作では元々飛行能力のあるスカイセイバーがパワーアップしてしまったことにより、ランドバイソンは最後まで飛行能力を有することは無かった。基本的に頭部を構成するロボの声が合体後の声になる勇者シリーズの合体ロボの中にあって、ランドバイソンは脚部を構成するビッグランダーの声が合体後の声となっている珍しいケースである。
- ノベライズではスカイセイバーと同時に最初からランドバイソンの段階で復活しており、ストーリーの都合上、一緒にセブンチェンジャーに倒された。倒されると体は消え、勇者の石に戻り、その後、チベットの洞窟で不安定な光の状態で復活を待つ。
- 全高:24.0m
- 重量:109.5t
- 走速度:220.5km/h
- 跳躍力:190.0m
- 最高出力:552000馬力
- 武装
- ランドカノン
- 両肩に装備された大型ビーム砲。主力武器である
- バイソンシールド
- ビッグランダーの荷台のスロープ部をシールドとして使用したもの。空中に放り投げてランドカノンを反射させる反射板としても使用可能
- 技
- ランドブローワー
- 脚部から100mの風を放つ
- ランドコンバーター
- 胸部から光弾を撃ち出す
- ランドパンチ
- 全盛期の若花田1万人分のパワーの拳
- ランドキック
- 20tの岩を500mも蹴り飛ばす強力なキック
- ランドクラッシャー
- 両肩のドリルで攻撃
- ランドクラッシュ
- 両肩のドリルを射出し敵を貫く。腕ごと射出するパターンも存在する
太古の勇者
ダ・ガーン達よりもはるか昔の地球上に存在する「地球に存在する、地に生きる者、空に生きる者」の代表。太古から空と地を守り、場合によっては星史(オーリンに選ばれた者)に頼らず化身を使った復活ができる。ガ・オーンはダ・ガーンXと合体する事でグレートダ・ガーンGXに、ホークセイバーはセイバーズと合体する事でペガサスセイバーになる事ができる。
空に生きる者の代表であるホークセイバーはセイバーズに分類されるが、存在は他と微妙に異なる。合体後も前合体時であるスカイセイバーの変形パターンがあまり使用されない為、ほぼ別系列のものとなっている。両名共、勇者の石は、現在のところ、未確認であり、各自復活に宿る物として機械ではなく石・氷といった自然物に宿っている
- ホークセイバー(声:林延年)
- 太古の空を守りし者。プラネットエナジーをふんだんに浴びた鳥の形をした巨大な石から物質変化した9番目の勇者。大空とセイバーズの危機に、鳥の化身を星史と蛍の元に飛ばし、開放点であるチベットの光の洞窟へ導いた。大自然を愛するマイペースな性格だが、空を汚されると獰猛な鷹のように怒り容赦はない。普段は翼ある者の長として、大空の鳥達を守っている。他のセイバーズとは異なり、星史の事を普通に「隊長」と呼ぶ。ニックネームは「悪と戦う渡り鳥」。一応セイバーズに分類されている為、玩具の箱のナンバリングは「4」になっている。
- 全高:12.5m
- 重量:29.0t
- 跳躍力:450.0m
- 走速度:290.3km/h
- 最高出力:135000馬力
- 武装
- ホークアンカー
- 肩から発射される分離型の錨
- ホークダーツ
- 秒間6000発の乱射が可能な羽手裏剣
- 技
- ホークボルテックス
- ホークギムレット
- 体をきりもみ回転させての体当たり攻撃
- アニマルモード
- 全長:8.0m
- 最高飛行速度:マッハ4.5
- ペガサスセイバー(声:林延年)
- ホークセイバーを母体とし、各メンバーが足や腕といったパーツとなり、四体合体した姿。勇者側では唯一の四本足の合体勇者である。名前はペガサスだが、外見は羽の生えたケンタウロスとなっている。
- 全高:25.5m
- 重量:122.4t
- 跳躍力:1200.0m
- 走速度:650.0km/h
- 最高飛行速度:マッハ23.5
- 最高出力:580000馬力
- 武装
- セイバーアロー
- 必殺武器。光の矢と、ワイヤーを結える実体の矢を打ち分けることができる
- 技
- セイバーテンペスト
- 羽ばたいて発生させた突風により、敵のバランスを崩す
- セイバーディスパース
- 強力なキック
- セイバーブレスター
- 胸部の鳥の頭部を発射する。かなりの威力がある一方で、器用に動き敵体内に捕らわれた人間の救出も出来る
- セイバーレーザー
- 胸部のパネルから放つレーザー
- ガ・オーン(声:速水奨)
- キリマンジャロの頂上に眠っていた氷の獅子から物質変化した10番目の勇者。開放されかけたアフリカの開放点を命がけで守るダ・ガーンと、全ての命を守ろうとする星史の意思に答え復活した。:喋り方が片言で、インディアン的な口調で話す。ダ・ガーンと同じ声で話すが、別の個体である。このように1号ロボと2号ロボがそれぞれ独立した存在なのはシリーズ初である。:性格は真面目というよりも従順。普段は星史が住む街の沖の海底に潜んでいる。星史のことは「酋長(しゅうちょう)」と呼ぶ。少々淋しがりや。:一部の資料では「動物たちの代表」として「勇者の代表」ダ・ガーンと対を成した存在とされている。
- 全高:20.0m
- 重量:58.0t
- 走速度:200.6km/h
- 跳躍力:350.0m
- 最高出力:550000馬力
- 武装
- ガ・オーントマホーク
- 両肩に収納された2本の手斧。その名の通り投げる事もできる
- ガ・オーンバッシュ
- 腕の爪
- ガ・オーンスプリット
- バッシュをアンカー状にして発射
- ブーメラン
- 胸の羽を投げつける
- ガ・オーンバリスタ
- 肩の四連ミサイル
- Gバルカン
- 右脚に収納された銃で右手で使う。一分間に1000発の弾丸を放つ
- Gキャノン
- 左脚に収納された銃。10万度のプラズマ光弾を連射する
- GXバスター
- GキャノンとGバルカンを星史の思いつきで連結させた武器。本来はグレートダ・ガーンGX用の武器であるため、ガ・オーンでは反動に耐え切れず、吹っ飛んでしまった
- アニマルモード
- 全長:14.5m
- 走速度:380.0km/h
- 武装
- ガ・オーンバリスタ
- 背部の四連ミサイル
- ガ・オーンサンダー
- 眼部ビーム
- グレートダ・ガーンGX(声:速水奨)
- ガ・オーンが頭、胸、背、肩、脚の強化パーツとしてダ・ガーンXと伝説合体した姿。グレート合体勇者としては初めて射撃武装をメインに使用している。
- 全高:27.2m(アンテナは含まず)
- 重量:124.3t
- 走速度:180.6km/h
- 跳躍力:300.0m(資料によっては400.3m)
- 最高飛行速度:マッハ10.5
- 最高出力:1200000馬力
- 武装
- アースバルカン
- ダ・ガーンブレード
- グレートバリスタ
- 両肩に装備された2連装ミサイル
- グレートボンバー
- 腕から気合ともに放つ衝撃波
- Gキャノン
- Gバルカン
- GXバスター
- 必殺武器であるキャノン砲。Gキャノンを先頭にGバルカン、さらにGバードを合体させたもので、10万度のプラズマ光弾を放つ。連射も可能
- GXバスターバルカン
- Gバルカンを先頭に連結させたバージョン。威力は少し劣るが広範囲の敵を倒すのに有効
- 伝説のダ・ガーンGX(声:速水奨)
- 最終決戦において発動した伝説の力を受けてパワーアップし、ランダーズ、セイバーズ、そしてセブンチェンジャーの勇者の石がダ・ガーンと一つとなった最終形態。直前のシアン戦でマスク部分が破損した為に合体前同様、口がむき出しになっている。Gバルカン、Gキャノン、GXバスター(Gバードは破壊されたため付いていない)が武器。シアンを一撃で葬る程だが、この姿でもオーボス相手には苦戦した。
- 姿形もGXから変化しており、全体的なフォルムはダ・ガーンXに近くなっている。
- 異星の勇者
勇者、すなわち星を守りし者は、銀河のあらゆる星に存在する。ただし劇中で実際に登場したのは、セブンチェンジャーのみである。
- セブンチェンジャー:(声:子安武人)
- 人型、戦闘機、潜水艦(海中移動には使用されず、宇宙船として使われた)、トレーラー、戦車、ジャガー、グリフォンの7形態に変形する。オーボスに滅ぼされた数多くの星の一つ、ワイルダー星の勇者であったが、覚醒が間に合わず、消滅寸前にヤンチャーを連れ脱出(この時のエピソードは彼自身が星史に語っている)。傭兵に身をやつし、オーボス軍に潜入、内情を探っていた。ヤンチャーを王子と呼び育てている。
- 宇宙空間では主に潜水艦形態で航行し、地球に着いてからはトレーラー形態で滞在している。この2形態は戦闘では使用されず、専ら移動手段として使用されていた。
- 当初はダ・ガーンたちの敵として登場し、スカイセイバーを一撃で撃破するなど、星史からは圧倒的に強い奴と認識される。ヤンチャーが姿を見せてからは、星史達にスパイの立場でオーボス軍に所属している事を明かす。その後、スパイである事をビオレッツェに見抜かれ、処刑されそうになった所をダ・ガーン等に助けられて以降は仲間となる。最終回でレッドロンの搭乗するレッドガイストと刺し違えて勇者の石に戻ってしまう。趣味は変形。
- 全高:25.5m
- 重量:75.0t
- 走速度:350.0km/h
- 跳躍力:250.5m
- 最高出力:754000馬力
- 武装
- チェンジャーシュヴェルト
- 両刃の剣。
- チェンジャーブレッシェン
- キャタピラが変形する必殺の武器。威力は高いが、使用後に隙が出来てしまう。
- チェンジャーメッサー
- 胸飾りを分離させた手裏剣。
- チェンジャーヴェルファー
- 脚部に装備された大砲
- チェンジャーツニーゲン
- 腕のキャタピラで切り付ける。ノベライズではランドバイソンを攻撃したがアニメでは未使用。
- チェンジャーカノーネ
- 戦車形態での武装。チェンジャーベルファーと同一。
- チェンジャーラケーテン
- ジェット機、潜水艦形態での武装。
- チェンジャーシュトゥルメン
- 腕から発射される光弾。
オーボス軍
主であるオーボスの命令の為、数多くの星を侵攻する。攻略の基本がオーボス本人の前で行う為、直接の配下は意外と少ない。
確認される限りは、親衛隊シアン、側近ビオレッツェ、戦闘部隊隊長レッドロン、戦闘及び工作部隊指揮官レディーピンキー、同部隊分隊長デ・ブッチョ(レディーピンキー配下)がいる。ビオレッツェのセリフから推測すると、実働部隊は他にもあり、レッドロン達は下位の戦闘集団の指揮官に過ぎなかったようであるが、最下級であるブッチョでさえも巨大母艦を与えられていたことからもその強大さが伺える。またメカマニアのレッドロンだけでなくブッチョ、ピンキーもメカの操縦をできたことからパイロットとしての技能は最低限必要であると思われる。
- レッドロン
- レッドロンが集めたコレクションが主な兵器。所々に赤が塗られているのが特徴。
- リーケンα
- 偵察用ロボットで、円盤にも変形。同系統の機体としてリーケンβが存在する。また設計プランとしてリーケンγが存在するも、完成することはなかった。
- レッドロンアイ
- レッドロンが地球の開放点を探る為に世界中にバラまいた探査装置で、レッドロン自身は生かし切れなかったが、後にビオレッツェが密かに回収し、情報収集を行っていた。
- エーベンブロイ
- レッドロンが操縦するロボット。赤いボディと巨大なマントが特徴で、剣と盾を武器にダ・ガーンXと互角の戦いを繰り広げる。緑のボディの量産機も存在し、マシンガンを装備してダ・ガーンと戦った。
- レッドローン
- レッドロンの旗艦。超巨大ロボットに変形可能。高性能レーダーを搭載し合体破りを敢行したこともあるが、星史の機転によって失敗に終わった。
- エーベンブロイ改
- エーベンブロイの改良型。ボディカラーは緑。マシンガンを装備してダ・ガーンと戦った。マシンガンのデザインはザクマシンガンに酷似している。
- レッドガイスト
- 後半でレッドロンが駆る高性能ロボット。ドラゴン形態への変形が可能で、胸部がコアファイターになっている。元々グレートダ・ガーンGXを相手に優位に戦いを進めるほどの実力を有していたが、後にオーボスの手によって更に強化され、全勇者を相手に戦っても引けを取らない能力となった。レッドロンはこの機体に対してかなり愛着を持っていたようで、ビオレッツェの戦艦のメインブリッジに同席させ、最終決戦においては「我が愛すべきレッドガイスト」とまで言い切っている。
- 全高:30m
- 武装
- レッドソード
- レッドライフルに収納されている剣。
- レッドライフル
- 主力武器。銃身で殴る事も多い。
- レッドシールド
- ドラゴン形態での尾の部分が変形した盾。グレートバリスタをも軽々と弾く。
- レッドハンマー
- 頭部に装備されたバルカン砲。
- 背部に装備されたミサイルランチャー。
- 装甲獣
- デ・ブッチョが創造する機械と生物の中間兵器。地球の女性名で、ブッチョは更に「ちゃん」付けで呼ぶ。
- ジョアンナ
- ミザリー
- マリーアントワネット
- フローラ
- キラードール
- ピンキーが操る人形型ロボット。女性型が多い。名前はブランドメーカーに類似した名称がモチーフになっている。
- シャネルーンNo.1~3
- ヴィ・ヴィトン
- ジュバンシー
- ゴルチェス
- 巨大な頭部に両手というフォルムを有するキラードール。空中を自由に浮遊しレーザーなどの武装で攻撃する。本体である頭部から生えている髪の毛状のワイヤーでダ・ガーン達を捕縛、自爆しようとした。
- ジュエルアーマー
- ビオレッツェが操る宝石状の戦闘兵器。
- マスタングVX
- ジョインダーMF
余談
- ダ・ガーン役の速水奨と高杉美鈴役の五十嵐麗は夫婦だが、共演する事は少なかった。だが、今回久しぶりに共演したため新鮮な気持ちで演じる事が出来たと語っている。
- 本作の主人公である高杉星史役の松本梨香は、高乃麗が演じるヤンチャーのキャプテンスーツの方が星史のキャプテンスーツよりカッコいいと羨ましがっていたという。また、この2人も速水夫妻同様共演する事が非常に少なかったという。
- 根元巡査/ビッグランダー/ランドバイソン役の島田敏は、ランドバイソンが合体するシーンの決め台詞で「ラァァァァァァァァァァァァンドッバイソン!!」という「ラ」の部分を伸ばして叫んでいたため、その度に共演者達が大爆笑したという逸話がある。
参考文献
- 伝説の勇者ダ・ガーン 伝説邂逅編
- 伝説の勇者ダ・ガーン研究序説 学研アニメディア 92年8月号付録
- 勇気と元気 月刊アニメージュ7月号付録
サブタイトル
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | メカ | 放送日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 地球からのメッセージ | 五武冬史 | 森田風太 | 大畑清隆 | 平岡正幸 | リーケンα | 1992年2月8日 |
2 | 隊長になった少年 | 高松信司 | 佐々門信芳 | ウォルフG1‐40β | 1992年2月15日 | ||
3 | 勇者の石を探せ | 志茂文彦 | 大庭秀昭 | 直井正博 | アドラーV | 1992年2月22日 | |
4 | 南極の嵐 | 平野靖士 | 杉島邦久 | 山本佐和子 | ダイムラーII リーケンβ |
1992年2月29日 | |
5 | 恐竜墓場 | 川崎ヒロユキ | 福田己津央 | 柳沢哲也 | アングラン | 1992年3月7日 | |
6 | 8人目の勇者 | 大畑清隆 | 佐々門信芳 | トレースゴン | 1992年3月14日 | ||
7 | 出撃レッドロン | 五武冬史 | 高松信司 | 平岡正幸 | エーベンブロイ | 1992年3月21日 | |
8 | 南海の大決戦 | 志茂文彦 | 大庭秀昭 | 直井正博 | セレーネα | 1992年3月28日 | |
9 | レッドロンからの贈り物 | 川崎ヒロユキ | 杉島邦久 | 石田敦子 | メトロバトラー | 1992年4月4日 | |
10 | 必殺!合体破り | 平野靖士 | 福田己津央 | 柳沢哲也 | レッドローン クラーケン |
1992年4月11日 | |
11 | 宇宙植物の襲撃 | 森田風太 | 高松信司 | 佐々門信芳 | 装甲獣ジョアンナ | 1992年4月18日 | |
12 | 街角のスパイ | 五武冬史 | 菊池一仁 | 大畑清隆 | 平岡正幸 | 装甲獣エリザベス | 1992年4月25日 |
13 | 森の中の蛍 | 志茂文彦 | 大庭秀昭 | 直井正博 | 装甲獣ビクトリア(クイーンビクトリア) | 1992年5月2日 | |
14 | ドキドキピンクとデート! | 川崎ヒロユキ | 杉島邦久 | 石田敦子 | 装甲獣ジェニファー 装甲獣フランソワ |
1992年5月9日 | |
15 | サーカスの秘密 | 五武冬史 | 福田己津央 | 佐々門信芳 | 装甲獣ダイアン 装甲獣キャロライン |
1992年5月16日 | |
16 | 怪しいのはどっちだ?! | 平野靖士 | 高松信司 | 柳沢哲也 | 装甲獣オードリー | 1992年5月23日 | |
17 | セイバーズ死す?! | 志茂文彦 | 大畑清隆 | 平岡正幸 | 装甲獣イレーヌ 装甲獣カトリーヌ |
1992年5月30日 | |
18 | よみがえれ!勇者 | 川崎ヒロユキ | 大庭秀昭 | 直井正博 | 装甲獣マルガリーテ 装甲獣アンネット |
1992年6月6日 | |
19 | ペガサスセイバー登場 | 平野靖士 | 杉島邦久 | 佐々門信芳 | 装甲獣ミザリー | 1992年6月13日 | |
20 | ブッチョ 最後の挑戦 | 志茂文彦 | 福田己津央 | 大畑清隆 | 石田敦子 | 装甲獣マリーアントワネット 装甲獣リリアン&ローレン |
1992年6月20日 |
21 | 闇にひそむ猫 | 五武冬史 | 森田光太 | 柳沢哲也 | キラードール シャネルーンNo.1 キラードール シャネルーンNo.2 キラードール シャネルーンNo.3 |
1992年6月27日 | |
22 | 落とし物はダイレクター | 川崎ヒロユキ | 高松信司 | 平岡正幸 | キラードール ヴィ・ヴィトン | 1992年7月4日 | |
23 | 踊るスパイ人形 | 平野靖士 | 大庭秀昭 | 直井正博 | キラードール ジュバンシー | 1992年7月11日 | |
24 | 引き裂かれる大陸 | 志茂文彦 | 杉島邦久 | 佐々門信芳 | 1992年7月18日 | ||
25 | キリマンジャロの勇者 | 五武冬史 | 富永恒雄 | 柳沢哲也 | キラードール イブ キラードール サン キラードール ローラン |
1992年7月25日 | |
26 | 封鎖された街 | 平野靖士 | 大畑清隆 | 石田敦子 | ジュエルアーマー マスタングVX | 1992年8月1日 | |
27 | 隊長を調査せよ | 川崎ヒロユキ | 高松信司 | 平岡正幸 | ジュエルアーマー ジョインダーMF | 1992年8月8日 | |
28 | 友達は魔女?! | 志茂文彦 | 大庭秀昭 | 直井正博 | 1992年8月15日 | ||
29 | 復活!ダ・ガーン | 五武冬史 | 杉島邦久 | 久行宏和 | キラードール ジャイアン | 1992年8月22日 | |
30 | 謎の少年 | 川崎ヒロユキ | 森田風太 | 大畑清隆 | 佐々門信芳 | 装甲獣グレース | 1992年8月29日 |
31 | もう一人の隊長 | 志茂文彦 | 冨永恒雄 | 関田修 | 石田敦子 | キラードール カルダーン | 1992年9月12日 |
32 | 逆襲のレッドロン | 平野靖士 | 高松信司 | 菱川直樹 | 平岡正幸 | 量産型エーベンブロイ レッドガイスト |
1992年9月26日 |
33 | 狙われた遺跡 | 谷田部勝義 | 杉島邦久 | 直井正博 | 装甲獣フローラ | 1992年10月3日 | |
34 | 隊長の資格 | 川崎ヒロユキ | 森田風太 | 大畑清隆 | 久行宏和 | キラードール モーリエ 装甲獣ベロニカ 装甲獣グレース レッドガイスト |
1992年10月10日 |
35 | 地球(ほし)の歌を聞け | 志茂文彦 | 関田修 | 佐々門信芳 | キラードール モーリエ 装甲獣ベロニカ レッドガイスト |
1992年10月17日 | |
36 | 秘められた伝説 | 平野靖士 | 菊池一仁 | 菱川直樹 | 石田敦子 | 戦闘円盤 | 1992年10月24日 |
37 | 俺たちの惑星(ほし) | 杉島邦久 | 直井正博 | 装甲獣ジェヌヴィエーヴ | 1992年11月7日 | ||
38 | 対決!レッドガイスト | 五武冬史 | 大庭秀昭 | 平岡正幸 | レッドガイスト | 1992年11月14日 | |
39 | 奪われたビッグランダー | 志茂文彦 | 森田風太 | 大畑清隆 | 久行宏和 | キラードール アルバーニ | 1992年11月21日 |
40 | 密林の再会 | 平野靖士 | 関田修 | 佐々門信芳 | レッドガイスト | 1992年11月28日 | |
41 | 大接近!オーボス星 | 五武冬史 | 杉島邦久 | 直井正博 | シアン円盤形態 戦闘円盤 |
1992年12月5日 | |
42 | 出現!伝説の力 | 平野靖士 志茂文彦 |
菱川直樹 | 高谷浩利 | キラードール ディオーラ シアン竜形態 |
1992年12月12日 | |
43 | 隊長、命令を! | 川崎ヒロユキ | 大庭秀昭 | 平岡正幸 | キラードール ゴルチェス | 1992年12月19日 | |
44 | オーボス星の決戦 | 平野靖士 | 菊池一仁 | 大畑清隆 | 久行宏和 | 1992年12月26日 | |
45 | 地球絶体絶命 | 富永恒雄 | 杉島邦久 | 直井正博 | シアン竜形態 レッドガイスト 戦闘円盤 |
1993年1月9日 | |
46 | 風の未来へ | 森田光太 | 平岡正幸 | レッドガイスト シアン竜形態 オーボス |
1993年1月23日 |
スタッフ
- 企画:サンライズ
- 原作:矢立肇
- シリーズ構成:五武冬史、平野靖士
- キャラクターデザイン:平岡正幸
- メカデザイン:大河原邦男
- メカ作画監督:高谷浩利、久行宏和
- デザイン協力:スタジオライブ、デザインメイト、岡田有章(デザインオフィス メカマン)
- アニメーターチーフ:高谷浩利
- 美術:岡田有章
- 音響:千葉耕市
- 撮影:鳥越一志
- 編集:Y.Aスタッフ、布施由美子、野尻由紀子
- 音楽:岩崎文紀
- 音響制作:千田啓子
- 録音:整音スタジオ
- 音楽制作:ビクターエンタテイメント
- カラーコーディネーター:歌川律子
- 演出チーフ:高松信司
- プロデューサー:今井慎(名古屋テレビ)、小原麻美(東急エージェンシー)、吉井孝幸、古沢文邦(サンライズ)
- 監督:谷田部勝義
- 製作:名古屋テレビ、東急エージェンシー、サンライズ
主題歌
- OP
- 『風の未来へ』(作詞:山田ひろし/作曲:井上徳雄/編曲:井上日徳/歌:佐藤有香)
- ED
- 『ハレルヤ・パパイヤ』(第1~45話)(作詞:横山武/作曲・編曲:鶴由雄/歌:佐藤有香)
- 『風の未来へ(合唱バージョン)』(第46話)(作詞:山田ひろし/作曲:井上徳雄/編曲:井上日徳
- 歌:高杉星史&ダ・ガーン&香坂ひかる&桜小路 蛍&ヤンチャー王子(松本梨香&速水奨&紗ゆり&白鳥由里&高乃麗)
- 挿入歌
- 『LOVE EARTH』(作詞:横山武/作曲・編曲:岩崎文紀/歌:白鳥由里(桜小路蛍)
- 『伝説の勇者~心はひとつ~』(作詞:川崎ヒロユキ・横山武/作曲・編曲:岩崎文紀/歌:松本梨香(高杉星史)・速水奨(ダ・ガーン)
※この合唱バージョンはサントラ盤に収録されているが、最終回に使用されたものとはパートが異なっている。
放送ネット局
- NBN 名古屋テレビ
- HTB 北海道テレビ
- ABA 青森朝日放送
- KHB 東日本放送
- AAB 秋田朝日放送(1992年10月-1993年1月)
- TUY テレビユー山形
- KFB 福島放送
- ANB(現:EX) テレビ朝日
- NT21(現:UX) 新潟テレビ21
- ABN(現:abn) 長野朝日放送
- UTY テレビ山梨
- T34(現:BBT) 富山テレビ
- HAB 北陸朝日放送
- SKT 静岡けんみんテレビ(現:SATV 静岡朝日テレビ)
- ABC 朝日放送(毎週金曜日17:00-)
- KSB 瀬戸内海放送
- HOME 広島ホームテレビ
- TYS(現:tys) テレビ山口
- JRT 四国放送
- EBC 愛媛放送(現:テレビ愛媛)
- KUTV テレビ高知
- KBC 九州朝日放送
- ncc 長崎文化放送
- KAB 熊本朝日放送
- OBS 大分放送(1992年9月までで打ち切り)
- UMK テレビ宮崎
- KKB 鹿児島放送
- RBC 琉球放送
関連商品
- 伝説の勇者ダ・ガーン BRAVE-BOX 1(2005年2月24日)第1話~第23話までを収録、4枚組。
- 伝説の勇者ダ・ガーン BRAVE-BOX 2(2005年4月22日)第24話~第46話までを収録、4枚組。
- 伝説の勇者ダ・ガーン メモリアルボックス(2009年10月27日)全46話収録、8枚組。
バンダイビジュアルより発売。
- 伝説の勇者ダ・ガーン VOl.1(1992年3月27日)サウンドトラック。
- 伝説の勇者ダ・ガーン VOl.2(1993年2月3日)サウンドトラック。ボーナストラックとして、最終回の後日談を描いたミニドラマ「ダ・ガーンへのメール」が収録されている。
- 『伝説の勇者ダ・ガーン』~ミステリアス・ベル(1992年11月6日)ドラマCD。
- 『伝説の勇者ダ・ガーン』~ミステリアス・ツアー(1997年10月22日)
総てビクターエンタテインメントより発売。
- 『伝説の勇者ダ・ガーン』 原作:矢立肇 著者:鷹見陸 角川スニーカー文庫刊
- テレビシリーズをノベライズ化した作品。上下二冊が発行され、上巻は1992年11月。下巻は1993年1月に発売された。基本的なストーリー構成、登場人物は変わらないが、小説化にあたり、未登場の人物、変更された設定などが多数見られる。
脚注
外部リンク
名古屋テレビ 土曜17時台前半 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
太陽の勇者ファイバード
(1991.2.2 ‐ 1992.2.1) |
伝説の勇者ダ・ガーン
(1992.2.8 ‐ 1993.1.23) |
勇者特急マイトガイン
(1993.1.30 ‐ 1994.1.22) |