篠原駅 (滋賀県)

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篠原駅
南口(2016年9月)
しのはら
Shinohara
JR-A19 近江八幡 (4.0 km)
(5.6 km) 野洲 JR-A21
地図
所在地 滋賀県近江八幡市上野町1260
北緯35度5分57.3秒 東経136度4分16.66秒 / 北緯35.099250度 東経136.0712944度 / 35.099250; 136.0712944座標: 北緯35度5分57.3秒 東経136度4分16.66秒 / 北緯35.099250度 東経136.0712944度 / 35.099250; 136.0712944
駅番号 JR-A20
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 A 東海道本線琵琶湖線
キロ程 478.3 km(東京起点)
米原から32.4 km
電報略号 シノ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
2,179人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1921年大正10年)4月20日
備考 業務委託駅
みどりの券売機プラス設置駅
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北口(2016年1月)

篠原駅(しのはらえき)は、滋賀県近江八幡市上野町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線である。駅番号はJR-A20。「琵琶湖線」の愛称区間に含まれている。

歴史[編集]

当初は西方の野洲郡篠原村(現在の野洲市)よりに設置される予定であったが、その場所が勾配になっていたため現在の位置に設置された。開業当初は信号所であったが後に昇格して旅客駅となる。

年表[編集]

旧駅舎(2007年8月)

篠原駅自由通路及び橋上駅舎事業[編集]

2階自由通路(2016年1月)

1992年(平成4年)に近江八幡市、野洲市、竜王町で「篠原駅周辺都市基盤整備推進協議会」を立ち上げ、都市計画をはじめ事業用地の取得を行った。2012年(平成24年)に2市1町とJR西日本が協定を締結し、自由通路や駅舎の詳細設計がまとまった[6]

2015年(平成27年)9月19日、始発電車より自由通路と橋上駅舎が供用開始された。新駅舎はエレベーターエスカレーターの設置によるバリアフリー化と男女トイレと多目的トイレを備えている。橋上駅舎と自由通路の総工費は約14億3300万円であった。2016年4月1日からは南口駅前広場とリニューアルされた北口駅前広場が供用開始された[5]

駅構造[編集]

相対式ホーム2面2線を持つ地上駅[1]で、絶対信号機を持たない停留所である。以前はホームがない中線が上下線に挟まれた形で存在していたが、国鉄末期に使用停止となり、その後大半が撤去された(一部の線路は保線車両の駐機場所として残っている)ため、分類上は停留所となった。

2015年9月19日橋上駅舎が供用開始された。南北を結ぶ自由通路が設置されており、両側ともエスカレーターエレベーターを備える。トイレは改札外コンコースに設置されている。

JR西日本交通サービスによる業務委託駅であり、彦根駅の管理下に置かれている。

ICOCA利用可能駅。ICOCAの相互利用対象カードも使用可能。

のりば[編集]

のりば 路線 方向 行先
1 A 琵琶湖線 上り 米原長浜方面[7]
2 下り 京都大阪方面[7]
  • 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で記載している。

ダイヤ[編集]

日中時間帯は1時間あたり2本が停車する。なお、朝と夕方以降は本数が増える時間帯がある。

利用状況[編集]

「滋賀県統計書」によると、1日平均の乗車人員は以下の通りである。

2014年以降、東海道本線の米原 - 神戸間の各駅では最も利用者が少ない駅となった(それ以前は安土駅)。

各年度の1日平均乗車人員は以下の通り。

年度 1日平均
乗車人員
出典
1992年 3,798 [統計 1]
1993年 3,832 [統計 2]
1994年 3,756 [統計 3]
1995年 3,698 [統計 4]
1996年 3,609 [統計 5]
1997年 3,455 [統計 6]
1998年 3,417 [統計 7]
1999年 3,238 [統計 8]
2000年 3,158 [統計 9]
2001年 3,046 [統計 10]
2002年 2,830 [統計 11]
2003年 2,731 [統計 12]
2004年 2,636 [統計 13]
2005年 2,517 [統計 14]
2006年 2,448 [統計 15]
2007年 2,437 [統計 16]
2008年 2,427 [統計 17]
2009年 2,297 [統計 18]
2010年 2,251 [統計 19]
2011年 2,212 [統計 20]
2012年 2,183 [統計 21]
2013年 2,163 [統計 22]
2014年 2,060 [統計 23]
2015年 2,069 [統計 24]
2016年 2,063 [統計 25]
2017年 2,090 [統計 26]
2018年 2,156 [統計 27]
2019年 2,179 [統計 28]

駅周辺[編集]

駅付近は住宅街が広がっており、駐車場が点在する。南口の開設に併せて、アクセス道路とバイパス道路が整備された[8][9]

北口[編集]

南口[編集]

バス路線[編集]

駅北口と駅南口にバスのりばがあり、近江鉄道バス野洲市コミュニティバスあかこんバスが当駅に乗り入れる。なお、篠原駅北口は事業者によって「篠原駅」と称することもあるため、ここでは「篠原駅(北口)」に表記を変えて解説する。

篠原駅(北口)
篠原駅北口
篠原駅南口
  • あかこんバス
    • 桐原・篠原コース
      • 近江八幡駅北口 / ポリテクカレッジ

隣の駅[編集]

西日本旅客鉄道(JR西日本)
A 琵琶湖線(東海道本線)
新快速
通過
普通(京都駅または高槻駅以西は快速
近江八幡駅 (JR-A19) - 篠原駅 (JR-A20) - 野洲駅 (JR-A21)

脚注[編集]

記事本文[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b 『週刊 JR全駅・全車両基地』 04号 名古屋駅・古虎渓駅・美濃赤坂駅ほか77駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年9月2日、26頁。 
  2. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '98年版』ジェー・アール・アール、1998年7月1日、186頁。ISBN 4-88283-119-8 
  3. ^ 琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線・大阪環状線の駅のホームで使用している「入線警告音」の音質を見直します
  4. ^ 篠原駅が19日に生まれ変わる!”. 滋賀報知新聞 (2015年9月13日). 2016年1月30日閲覧。
  5. ^ a b 篠原駅南口広場使用開始!”. 近江八幡市 (2016年4月13日). 2017年1月23日閲覧。
  6. ^ 篠原駅周辺都市基盤整備事業について”. 野洲市. 2016年1月30日閲覧。
  7. ^ a b 篠原駅|構内図:JRおでかけネット”. www.jr-odekake.net. 西日本旅客鉄道. 2022年12月25日閲覧。
  8. ^ 篠原駅周辺都市基盤整備事業の報告について”. 野洲市. 2023年1月8日閲覧。
  9. ^ 9月19日(土) 篠原駅自由通路・橋上駅舎供用開始!”. 野洲市 (2020年9月19日). 2023年1月8日閲覧。

利用状況[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]