大人の見る繪本 生れてはみたけれど

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大人の見る繪本
生れてはみたけれど
I Was Born, But...
映画の一場面。左から菅原秀雄加藤清一青木富夫
監督 小津安二郎
脚本 伏見晁
小津安二郎
出演者 斎藤達雄
吉川満子
菅原秀雄
突貫小僧
坂本武
撮影 茂原英朗
編集 茂原英朗
製作会社 松竹蒲田撮影所
配給 松竹キネマ
公開 日本の旗 1932年4月22日
上映時間 91分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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大人の見る繪本 生れてはみたけれど』(おとなのみるえほん うまれてはみたけれど)は、1932年小津安二郎監督の日本映画サイレント映画

概要[編集]

当時、急激に増加した東京郊外に住むサラリーマンの生態を子供の目から風刺した喜劇で、小津安二郎監督のサイレント時代を代表する傑作。撮影中に子役がケガをしたため中断し、合間に「春はご婦人から」を撮影している。小津作品の特徴である、フェードイン・フェードアウトを使わずに固定したカットをつなぐ場面展開は本作品によって決定付けられた。撮影に出てくる電車の路線は池上線であり、電車が通るころあいを見計らってカメラを回したという。[1]

1932年度のキネマ旬報ベストテンに第1位にランクインされた。1959年キネマ旬報社が発表した「日本映画60年を代表する最高作品ベストテン」では第3位にランクインされた。1989年文藝春秋発表の「大アンケートによる日本映画ベスト150」にはサイレント映画としてトップの31位にランクインされた。

あらすじ[編集]

良一、啓二のお父さんは、重役の岩崎の近くに引っ越して出世のチャンスをうかがっている。だが、兄弟の前では厳格そのもの。引っ越しで転校した兄弟は早速地元の悪ガキグループと喧嘩した揚句、鬱陶しくなって小学校をずる休みするも担任の家庭訪問で知られ、二人は父さんから大目玉。そのうち悪ガキ仲間と友達になり一緒に遊ぶようになる。その中には岩崎の子供もいる。ある日、みんなで「うちの父ちゃんが一番えらい」と自慢する話が出る。兄弟も自分の父親が一番えらいと信じて疑わなかったが、ある日、岩崎の家へ行って見せてもらった十六ミリ映画の中で、父は岩崎の前でお世辞を言い、動物のまねまでしてご機嫌伺いをしていた。怒った二人は食事も取らず、またしても学校をサボって抗議する。しかし、その抗議も長続きせず母のとりなしで兄弟は夕食を食べて寝る。父も子供の寝顔を見ながら、家族のためとは言いながら子供を絶望させたことを後悔する。翌朝、いつものように父と兄弟は一緒に家を出る。

スタッフ[編集]

  • 監督:小津安二郎
  • 脚本:伏見晁、燻屋鯨兵衛(小津安二郎)
  • 撮影・編集:茂原英雄
  • 舞台装置:角田竹次郎 木村芳郎
  • 字幕撮影:日向清光

キャスト[編集]

作品データ[編集]

  • 製作:松竹蒲田撮影所
  • フォーマット:白黒 スタンダードサイズ(1.33:1) サイレント
  • 初回興行: 名古屋・松竹座
  • 同時上映 :

脚注[編集]

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  1. ^ 『小津安二郎物語』(厚田雄春・蓮實重彦)筑摩書房・1989年

外部リンク[編集]