櫻の園 (漫画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索

櫻の園』(さくらのその)は、吉田秋生オムニバス漫画1985年から1986年にかけて『LaLa』(白泉社)に連載された。

目次

[編集] 概要

女子高校の演劇部に所属する生徒たちの心模様を描く。全4章から成り、各章のタイトルは「花冷え」「花紅」「花酔い」「花嵐」と季語となっている。

毎年春の創立記念日チェーホフの『桜の園』を演じるのが伝統になっている女子校・桜華学園で、演劇部に所属する少女たちの葛藤を通じて、少女たちの人間関係と心理を描いた。

1990年じんのひろあき脚本、中原俊監督で実写映画化された。2008年11月、中原俊監督がふたたびメガホンを取り福田沙紀を主演に迎えてリメイクされた。

また、映画と同じじんのひろあきの脚本で舞台化(演出は堤泰之)され、1994年4月東京芸術劇場にて初演、同年10月青山円形劇場にて再演、2007年6月と2009年4月に青山円形劇場で再演。

[編集] 登場人物

中野 敦子(なかの あつこ)
アーニャ役。付き合って1年になる彼氏のシンイチとそろそろHする時期なのかと悩んでいる。
杉山 紀子(すぎやま のりこ)
ヤーシャ役。何人もの男の子と付き合っており(肉体関係はない)、クラスメイトからは何となく遠巻きにされている。俊一という彼氏がいる。
倉田 知世子(くらた ちよこ)
ラネフスカヤ夫人役。敦子とは中等部からの親友。背が大きいことが悩みで、今までずっと男役ばかりだったので初めての女性役に戸惑う。男女のことについてとても奥手。
志水 由布子(しみず ゆうこ)
ドゥニャーシャ役。演劇部の新部長。同級生だが敦子はなぜか敬語を使ってしまう。男嫌いで、知世子に好意を持っている。
井上 志摩子(いのうえ しまこ)
敦子とは中等部からの親友。男女のことについては耳年増。
中野 綾子(なかの あやこ)
敦子の10歳年上の姉。桜華学園の卒業生。間もなく結婚する。
坂田 シンイチ(さかた しんいち)
敦子の彼氏。別の高校のラグビー部。

[編集] 映画

[編集] 1990年版

1990年11月3日公開。製作はニュー・センチュリー・プロデューサーズサントリー、配給はアルゴプロジェクト

ある女子高校の演劇部の、上演直前の舞台裏の騒動を中心に、それに翻弄される少女達の複雑な感情を切なく描いた。20人以上の部員を全員オーディションで選出し、極々普通の少女達の群像をリアルに描いた。

映画の中で、『宮前区(神奈川県川崎市)の美容室でパーマをかけた』との台詞が出てくる為、舞台は川崎市の設定が有力。

「少女達の友情」という、あまり注目されなかった題材を派手さを抑えて繊細に静かに描ききったことで、クオリティの高い作品として第64回(1990年度)キネマ旬報ベスト・ワン受賞をはじめ各方面で高い評価を受け、同時に興行的にも成功して当時の話題となった。

[編集] キャスト

桜華学園・演劇部3年

聖華女子学園

知代子ファンの2年生

桜華学園・演劇部2年

その他


[編集] その他スタッフ

[編集] 小説

[編集] 2008年版

  • 2008年11月8日全国公開。配給松竹。主演の福田沙紀は、映画初出演で初主演となる。監督は再び中原俊だが、脚本は「自虐の詩」の関えり香が担当。1990年版のリメイクではなく、リ・イメージとして、内容を一新。現代的な青春ガールズムービーとなっている。名門お嬢様女子高、櫻華学園では、ある事情によりチェーホフ「桜の園」の上演が禁じられており、そこに転校してきた元ヴァイオリニストの女の子が、その上演を復活させようと仲間と共に奔走する話、という設定に変えられている。
  • 11月8日から11月30日までの23日間で、延べ観客動員数は30,431人、興行収入は3,775万6,900円、1館当たりの興行収入は約25万円(文化通信より)。エグゼクティブ・プロデューサーで、オスカーの石川薫専務は、「最低でも興行収入15億円」と語っていた。この動員数興行成績は、単館上映作品ではなく、メジャー作品並みの150館規模で公開された映画としては異例の低さ(1館あたり各上映に1、2人しか入場していない)だった。

[編集] キャスト

[編集] スタッフ

[編集] 主題歌

[編集] オフィシャルビジュアルブック

  • 「櫻の園」オフィシャルビジュアルブック:撮影 蜷川実花

[編集] ノベライズ携帯小説

[編集] 舞台

[編集] 1994年版

この節は執筆の途中です この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています

初演 1994年4月5日から4月10日まで東京芸術劇場小ホール1で上演。

[編集] キャスト:初演

[演奏〕

  • バイオリン 土屋玲子 / ピアノ 兼子美紀

[編集] その他スタッフ:初演

再演 1994年10月26日から10月30日まで青山円形劇場で上演。 第8回青山演劇フェスティバル参加作品

[編集] キャスト:再演

[演奏〕

  • バイオリン 土屋玲子 / ピアノ 兼子美紀

[編集] その他スタッフ:再演

[編集] 2007年版

2007年6月24日から7月1日まで青山円形劇場で上演。一部はWキャストで星組、月組となっている。

[編集] キャスト

[演奏]

  • バイオリン 髙橋洋子 / ピアノ 石黒聖菜

[編集] その他スタッフ

[編集] 2009年版

2009年4月22日から4月29日まで青山円形劇場で上演。一部はWキャストで星組、月組となっている。

[編集] キャスト

[演奏〕

  • バイオリン 桧皮聖子 / ピアノ 長篠央子

[編集] その他スタッフ

[編集] 2011年版

2011年7月13日から7月18日まで相鉄本多劇場で上演。2011年春に上演予定だったが、東日本大震災の影響で延期となった。

[編集] キャスト

[編集] その他スタッフ

[編集] 外部リンク

個人用ツール
名前空間
変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス
他の言語