学生ロマンス 若き日

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学生ロマンス 若き日
Days of Youth
『若き日』のスチル写真
左から結城一朗松井潤子飯田蝶子
監督 小津安二郎
脚本 伏見晁
小津安二郎
原作 伏見晁
出演者 結城一郎
斎藤達雄
撮影 茂原英雄
編集 茂原英雄
配給 日本の旗 松竹キネマ
公開 日本の旗 1929年4月10日
上映時間 109分[1] / 現存 103分[2]
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語(サイレント)
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学生ロマンス 若き日[2][3](がくせいロマンス わかきひ)は、1929年(昭和4年)製作・公開、小津安二郎監督による日本の長篇劇映画、現代劇コメディサイレント映画である。同監督の現存するもっとも初期の作品である[2]。『若き日』とも略される[4][5]

概要[編集]

松竹蒲田撮影所の脚本家・伏見晁のオリジナルシナリオを、小津安二郎が演出用に潤色、スキー旅行に出かける学生風俗をテーマにしたコメディである[3]。撮影・編集を務めたのは、小津の第2作以来の「小津番」のカメラマン・茂原英雄[6][7]、後年の「小津番」である厚田雄春が「厚田雄治」名で撮影補助(撮影助手)としてクレジットされているが、本作は厚田が初めて小津組に参加した作品である[5][8]

本作の上映用ポジプリントは、東京国立近代美術館フィルムセンターが9,230フィート(2,813.3メートル)の35mmフィルム、3,691.15フィート(1,125メートル)の16mmフィルムの2ヴァージョン、いずれも103分の尺長のものを所蔵している[9]。2003年(平成15年)12月25日、松竹がリリースした『小津安二郎 DVD-BOX 第四集』に収録された。

あらすじ[編集]

学生の渡辺と山本はともに千恵子に気がある。試験が終わると、二人は大学のスキー部と一緒に山に出かけるが、そこで思いがけず千恵子と出会う。彼らは張り合うが、彼女がお見合いのために来たことを知ってがっかりする。

スタッフ[編集]

  • 監督・潤色 : 小津安二郎
  • 原作・脚色 : 伏見晁
  • 撮影・編集 : 茂原英雄
  • 配光(照明) : 中島利光
  • 舞台設計(美術) :脇田世根一
  • 装置 : 田中米次郎、角田民造
  • 装飾 : 川崎恒太郎、松原松之助
  • 列車製作 : 関五郎
  • 現像 : 納所歳己、阿部源太郎
  • タイトル : 堀川善一
  • 監督補助(助監督) : 小川二郎、深田修造
  • 撮影補助(撮影助手) : 九里林稔厚田雄治、山口辰雄
  • 撮影事務(製作進行) : 金森哲

キャスト[編集]

作品データ[編集]

  • 製作 : 松竹蒲田撮影所
  • 上映時間:109分[1](10巻 / 2,854メートル) / 現存 103分[2]
  • フォーマット: 白黒 スタンダードサイズ(1.33:1) サイレント
  • 初回興行 :大阪・朝日座
  • 同時上映 :

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  1. ^ a b Film Calculator換算結果、コダック、2010年3月3日閲覧。
  2. ^ a b c d 小津安二郎の藝術東京国立近代美術館フィルムセンター、2010年3月3日閲覧。
  3. ^ a b 学生ロマンス 若き日、日本映画データベース、2010年3月3日閲覧。
  4. ^ Wakaki hi, Allmovie, 2010年3月3日閲覧。
  5. ^ a b ある日常化された「奇跡」について -小津安二郎と厚田雄春-蓮實重彦デジタル小津安二郎東京大学、2010年3月3日閲覧。
  6. ^ 茂原英雄、日本映画データベース、2010年3月3日閲覧。
  7. ^ 小津安二郎、日本映画データベース、2010年3月3日閲覧。
  8. ^ 厚田雄治・厚田雄春、日本映画データベース、2010年3月3日閲覧。
  9. ^ 所蔵映画フィルム検索システム、東京国立近代美術館フィルムセンター、2010年3月3日閲覧。

外部リンク[編集]