デーブ・ヒルトン (野球)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
デーブ・ヒルトン
Dave Hilton
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 テキサス州ウバルデ郡
生年月日 1950年9月15日(63歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
190 lb =約86.2 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 二塁手遊撃手三塁手
プロ入り 1971年 MLBドラフト1巡目
初出場 MLB / 1972年9月10日
NPB / 1978年4月1日
最終出場 MLB / 1975年4月27日
NPB / 1980年5月7日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
選手歴
監督・コーチ歴

デーブ・ヒルトン こと ジョン・デービッド・ヒルトンJohn David Hilton, 1950年9月15日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州ウバルデ郡出身の元プロ野球選手内野手)。

来歴・人物[編集]

1971年MLBドラフトサンディエゴ・パドレスに指名され契約。1972年9月10日の対アトランタ・ブレーブス戦(サンディエゴ・スタジアム)で、7番・三塁手として先発出場しメジャーデビューを果たし、5回裏にロン・リードからセンター前にメジャー初安打を放った。

1978年春季キャンプヤクルトスワローズのテストを受けて合格し、入団。主に1番を打ち、開幕から首位打者を争うほど高い打率を残し、ヤクルトの球団創設初優勝、そして日本一に貢献。初回先頭打者本塁打シーズン8本は2007年に高橋由伸が9本を記録するまで史上最多記録だった(右打者としては1986年の石毛宏典・1999年の緒方孝市と並び最多タイ記録)。

背中を屈めた極端なクラウチングスタイルの打撃フォームが特徴の選手だった。常に全力疾走するなど気迫あふれるプレーを見せた。守備面ではスローイングに難があり、当初のポジションは遊撃手だったがシーズン途中で二塁手コンバートされている。

1978年の阪急ブレーブスとの日本シリーズの第4戦、4-5とリードされた9回表2アウト一塁の場面で、今井雄太郎から逆転2ランを放った。これは、シリーズの流れを変えた本塁打と絶賛され、同年の日本シリーズのハイライトの一つに挙げられる。

1979年は成績が低迷してオフに自由契約となるが、阪神タイガース監督のドン・ブレイザーが獲得を希望し入団する。しかし、阪神には1979年のドラフト会議で大阪出身の早稲田大学・岡田彰布が指名を受けて入団しており、ファンは岡田の起用を強く望んでいた。1980年のシーズン開幕後から、ブレイザーはヒルトンを起用するが、ブレイザーは岡田の起用を望むファンやマスコミから総攻撃を受け、ヒルトンもそのあおりを受けて打席に立つたびに岡田コールやヤジを浴びせられることとなる。結局、ヒルトンは打撃不振でシーズン途中で解雇され、ブレイザーも解任された。

帰国後は1980年シーズン途中から1982年までピッツバーグ・パイレーツ傘下(当時)のAAA級ポートランドでプレーした。

引退後は台湾球界で指導者となる。1999年はシーズン終盤のみではあるが高屏雷公でコーチを務め、2000年2002年嘉南勇士の監督を務めた。

作家の村上春樹が自著『走ることについて語るときに僕の語ること』にて、1978年4月1日に神宮球場でヤクルト対広島を観戦した際、ヒルトンが先頭打者として二塁打を放った際に小説を書くためのひらめきがあったと述べている。

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
1972 SD 13 51 47 2 10 2 1 0 14 5 1 0 1 0 3 0 0 6 0 .213 .260 .298 .558
1973 70 258 234 21 46 9 0 5 70 16 2 1 4 0 19 6 1 35 4 .197 .260 .299 .559
1974 74 234 217 17 52 8 2 1 67 12 3 5 3 1 13 1 0 28 5 .240 .281 .309 .590
1975 4 8 8 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 .000 .000 .000 .000
1978 ヤクルト 128 568 501 76 159 37 1 19 255 76 6 6 6 6 48 2 7 75 9 .317 .381 .509 .890
1979 105 432 399 59 103 14 3 19 180 48 1 1 5 2 25 0 1 65 7 .258 .302 .451 .753
1980 阪神 18 75 71 8 14 1 1 0 17 4 0 0 0 0 3 0 1 12 1 .197 .240 .239 .479
MLB:4年 161 551 506 40 108 19 3 6 151 33 6 6 8 1 35 7 1 69 10 .213 .265 .298 .564
NPB:3年 251 1075 971 143 276 52 5 38 452 128 7 7 11 8 76 2 9 152 17 .284 .347 .465 .812
  • 各年度の太字はリーグ最高

表彰[編集]

NPB

記録[編集]

NPB

背番号[編集]

  • 18 (1972年 - 1973年)
  • 8 (1974年)
  • 10 (1975年)
  • 3 (1978年 - 1979年)
  • 42 (1980年)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]