走ることについて語るときに僕の語ること
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『走ることについて語るときに僕の語ること』(はしることについてかたるときにぼくのかたること)は村上春樹のエッセイ集(村上は「メモワール」(回顧録)と呼んでいる)。
[編集] 概要
2007年10月に文藝春秋より刊行。「走ること」と自身の小説執筆の相関性を語る。一部を除き、書き下ろしの作品である。
タイトルはレイモンド・カーヴァー『愛について語るときに我々の語ること』からきている。
[編集] 内容
1983年のアテネ-マラトン間での初マラソンの回想、2005年度ニューヨークシティマラソンの準備期間などの想いをつづる。そして自身の小説家としてのキャリアが、いかに「走ること」と連関していたかを述べる。
小説を書くきっかけとなった神宮球場でのデーゲーム、群像新人賞受賞、ジャズ喫茶の経営と小説の執筆を振り返りつつ、小説家の資質に必要なのはまず才能としながらも、集中力を持続させるための体力が不可欠だと考える。そのために、自身の孤独を好む性格にフィットし、特に場所を選ばない長距離走を選んだ。そして村上は「走ること」にさまざまな思いを抱えながらも、それを四半世紀ほど一貫して続けてきたのである。
作家=ランナーとしての村上春樹の側面が垣間見られる作品である。
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