TVピープル

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TVピープル
TV People
著者 村上春樹
イラスト 佐々木マキ
発行日 1990年1月25日
発行元 文藝春秋
ジャンル 小説
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 上製本
ページ数 187
コード ISBN 4-16-311510-2
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TVピープル』(ティービーピープル)は、村上春樹の短編小説集。

概要[編集]

1990年1月、文藝春秋より刊行された。表紙の絵と挿絵は佐々木マキ。カバー題字は日本リテラル。1993年5月、文春文庫として文庫化された。

本書に収められた小説はすべて、著者のヨーロッパ長期滞在中に執筆されたものである。

また、収録された6編の作品のうち、「TVピープル」、「飛行機―あるいは彼はいかにして詩を読むようにひとりごとを言ったか」、「我らの時代のフォークロア―高度資本主義前史」、「眠り」の4編がこれまでに英訳されている。現在それらは『The Elephant Vanishes』(クノップフ社、1993年)と『Blind Willow, Sleeping Woman』(クノップフ社、2006年)の2冊の短編集で読むことができる。

収録作品[編集]

タイトル 初出 英訳 備考
TVピープル 『par AVION』1989年6月号(終刊号) TV People
(The New Yorker. September 10, 1990)
雑誌掲載時のタイトルは「TVピープルの逆襲」だった。
飛行機―あるいは彼はいかにして詩を読むようにひとりごとを言ったか 『NADIR』1987年秋号
ユリイカ臨時増刊 総特集村上春樹の世界』1989年6月号
Aeroplane: Or, How He Talked to Himself as If Reciting Poetry
(The New Yorker. July 1, 2002)
同誌掲載時の挿絵は宇野亜喜良
我らの時代のフォークロア―高度資本主義前史 SWITCH』1989年10月号 A Folklore for My Generation: A Pre-History of Late-Stage Capitalism
(『Blind Willow, Sleeping Woman』, 2006)[1]
同誌掲載時の挿絵は山本容子
加納クレタ 書き下ろし 雑誌の編集者から掲載を断られたため書き下ろしとなった[2]
ゾンビ 書き下ろし 雑誌の編集者から掲載を断られたため書き下ろしとなった[2]
眠り 文學界』1989年11月号 Sleep
(The New Yorker. March 30, 1992)
のちに改稿され、新潮社より『ねむり』のタイトルで単独で出版された。

脚注[編集]

  1. ^ 短編小説集『Blind Willow, Sleeping Woman』に収められた "A Folklore for My Generation: A Pre-History of Late-Stage Capitalism" はフィリップ・ガブリエルが翻訳したものだが、アルフレッド・バーンバウムが翻訳したものも存在する。バーンバウム版のタイトルは "The Folklore of Our Times" と言い、『The New Yorker』2003年6月9日号に掲載された。
  2. ^ a b 『村上春樹全作品 1990~2000』第1巻、講談社、2002年11月、解題。

関連項目[編集]