ギャラクシーフォース
| ジャンル | シューティングゲーム |
|---|---|
| 対応機種 | アーケードゲーム[AC] マスターシステム メガドライブ[MD] FM-TOWNS[TOWNS] セガサターン[SS] プレイステーション2[PS2] |
| 開発元 | セガ [MD][TOWNS]:CSK総合研究所 [PS2]:M2 |
| 発売元 | セガ [MD][TOWNS]:CSK総合研究所 |
| 人数 | 1人 |
| メディア | [AC]:Yボード [MD]:ロムカセット [SS][PS2]:CD-ROM |
| 発売日 | [AC]:1988年 [MD]:1991年9月13日 [SS]:1998年7月2日 [PS2]:2007年7月26日 |
| 価格 | [MD]:8,400円(税別) [SS]:3,800円(税別) [PS2]:2,625円(税込) |
| 対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
| その他 | マスターシステム版は日本未発売 |
『ギャラクシーフォース』(Galaxy Force)は1988年にセガが発売したアーケードゲームである。 体感ゲーム第6弾で、当時のAM1研が製作した。使用基板はYボード(第1作)。 水平方向に360度回転する専用の大型筐体を伴ってリリースされた。
最新鋭戦闘機TRY-Zでジュノス恒星系を敵から守るために宇宙を駆け巡る。
目次 |
ゲーム内容 [編集]
自機の後方から画面を見た、スペースハリアーやアフターバーナーと同様の画面構成の、疑似3Dシューティングゲームである。 画面のほとんどは大量のフレームバッファ式によるスプライトで表現されている。
本作は宇宙を舞台にしており、開始シーン(ステージ、面)を選択できる5つの惑星シーンと、最終シーン、合計6シーンが有る(ギャラクシーフォースIIの場合。Iについては全4シーン、開始シーン選択不可。その他セクションも参照参照)。 シーンは巨大宇宙戦艦の登場するシーンA、人工惑星「メガリオン」、プロミネンスをくぐり抜けつつ戦うシーンB、火山惑星「アシュタル」、大きな滝と緑の特徴的なシーンC、植物惑星「ユルクランド」、竜巻の登場するシーンD、砂の惑星「サラ」、雲上で超巨大戦艦と蛇状の大型敵機との空中戦を行なうシーンE、雲の惑星「オルセア」、最終シーンであるシーンF、異次元空間「ハイパースペース」[1]。「バリエーションに富んだオープニングもみどころである[2][1]。
シーンは屋外と要塞内で構成されている。要塞内では通路が曲がりくねっており、壁に接触するとダメージを受ける。
自機のエネルギーが0になるとゲームオーバーとなる[1]。これは敵の攻撃を受けた場合や障害物に接触した時のみならず、道中、自然に減少していく[1]。しかし、チェックポイント及びシーンクリア時に、それまでに撃破した敵機の数に見合ったエネルギーが補充される[1]。
効率よく敵機を撃破するためには速度を落とさねばならず、かと言ってあまり時間をかけすぎていてはエネルギーの自然減少が馬鹿にならない。速度によるエネルギー管理は、このゲームの重要なファクタと言える。 なお、ゲーム開始時には自機にシールドが装備されており、敵の攻撃によるエネルギー減少をある程度緩和するが、被弾する度に耐久力が減少して行き、最後には消滅してしまう。これを回復する手段は無い。 シールドの無い状態で被弾すると自機の一部が破損してスパークの散る演出が見られるが、ゲーム進行上の変化は無い。
ストーリー [編集]
舞台は銀河系のジュノス星系。美しいこの星系が「第四帝国」の侵略に晒されている。宇宙連邦はこの事態を収拾すべく、オペレーション「GALAXY FORCE」を発動した[1]。
操作方法 [編集]
右手のアナログ式ジョイスティックで自機の上下・左右移動を行い、左手のスロットル・レバーで速度の調整を行う。 ジョイスティックがプレイヤーの前方ではなく、右腕部分に設置されているのが特徴(サイドスティック形式)。 武装はショット、ミサイルの2種。右手のジョイスティックのボタンで発射する。両者ともに、弾数は無制限。 ショットは自機の前方に発射される、いわゆる普通のショットである。 ミサイルはロックオンした敵機を自動的に追尾し、破壊する。同時に4機までの敵機をロックオンし、一斉攻撃が可能。 支援機から放出されるミサイルポッドとドッキングすることで、一時的に制限が6機にまで拡大される(パワーアップ)ことがある。
筐体のバリエーション [編集]
- スーパーデラックス
- 俗に「360度回転する」といわれるのはこの筐体である。実際は、前後15度傾斜、左右はそれぞれ335度、計670度回転する。ただし、この回りすぎるため回転部周辺を通る配線が大変痛み易く、よく故障が発生していた。また、筐体のヘッドホン端子にヘッドホンを接続しているとやがてヘッドホンが壊れてしまう。
- クロームメッキされたパイプをロールケージ状に配した筐体は今見ても斬新。現在では、乗員の頭部保護の安全上、再現することは不可能なデザインと考えられる。
- 筐体価格は、当時の時価で500万円前後とされる。
- 参考プレイ料金は1ゲーム300円で、500円の連続投入で2ゲーム。当時の文献によれば「超破格値」であると言う[1][3]。
- デラックス
- 筐体の大部分がプラスチック成形になっており、モニタも小型化され、スーパーデラックス筐体より小ぶりになっている。左右方向への回転角が限られるなど、多少、筐体の機能が制限されている。
- 筐体価格は、当時の時価で約330万円程度とされる。プレイ料金は、200円設定が大半だった。
- アップライト
- 欧米でよくあるアップライト筐体のスタイルになっている。主に海外向けで、国内では見かけなかった。東京ディズニーランドには、TDL指定デザインの筐体にコンバートした上で、アップライト版が稼動していた。一部、通常のビデオゲーム筐体に内蔵している事例があるとされるが、これは、アップライト筐体をベースに製作したと推測される。
- 筐体価格は、当時の価格体系からすると100万円~200万円程度と推測される。
なお、筐体の違いによるゲーム内容の違いなどは無い。
BGM [編集]
サウンドチップはYM2151(FM音源のOPM)とPCM。 サンダーブレードと同じく、限られたPCM音源がリズムの他にベースパートにも割り当てられ、その独特のチョッパー奏法を駆使したベースラインが好評を博した。作曲者はファンキーK.H(林克洋)とPRITTY.K.N(並木晃一)。ちなみに、YM2151出力の音声出力の、右チャンネルと左チャンネルが逆になっていた[4]。
ギャラクシーフォースII [編集]
発売後2カ月あまりして[1]にバランスと永久パターンを修正した「ギャラクシーフォースII」がリリースされた。
全4面で構成されていたシーン(ステージ)は合計6面と改められ[1]、シーン内の構成もシーンAを除き、二部構成となった[1]。各シーンの内容も大きく改められ、さらに最終シーンを除く全5シーンの内、任意のシーンからゲームを開始できるようになった[1]。また従来画面内に一発であったミサイルも4発同時発射が可能となった[1]。
日本国内の殆どのIが発売直後にIIにコンバージョンされたため、オリジナルのIを知るユーザーは少ないと思われる[5][要出典]。
その他 [編集]
- 旧来のセガファンであるマイケル・ジャクソンが来日しセガ本社を訪問した際に、本作の大型筐体版をプレゼントされたという逸話がある。
なお、マイケルは2009年に膨大な家財品をリアルオークションに出品した[6]が、このオークション品中にギャラクシーフォースの筐体も含まれていた。ただし、この筐体が当該の品そのものかどうかは不明。最終的にこのオークションは諸般の事情で取り下げられ、数ヵ月後マイケルは逝去した。 - フジテレビで放送されているクイズ番組『ネプリーグ』では、「ファイブツアーズ」というこのゲームのシステムを基にしたシーンがある。
- 現在、セガ社が管理する筐体で現存するものは、国内では同社の業務用ゲーム機製造部門に保管されている実機が唯一と言われている。ちなみに国内営業用筐体としては、九州のスペースワールドに長年設置されていたもの(SDX筐体)とする説が有力。[7]北海道北の京芦別のゲームコーナーに非稼動(2009年現在)のSDX筐体が静態保存されている。
- 数多くの移植版を手がけたCSK/CRIが開発資料として確保した筐体はアップライト版である。
- 量産品としては、コントロールスティックがサイドスティック配置の体感ゲーム機はこれのみである。
- スーパー大戦略では、セガの名ソフト、アフターバーナー、サンダーブレードと、ザ・スーパー忍を「忍部隊」の隠しユニットとして、一緒に登場している。
移植 [編集]
移植作品はマスターシステム版を除き、全てIIをベースとした移植。
- マスターシステム版
- 日本未発売。開発は日本で行われた。4面クリア後にラスボスとの戦闘があり、ラスボスをクリアすると母船に着艦してエンディングとなるが、コンティニューをしていると着艦に失敗し炎上してエンディングが見られないというオチがある。国内機のFM音源に対応している。
- メガドライブ版(CSK総合研究所から発売)
- FM-TOWNS版(CSK総合研究所から発売)
- BGMがCD-DAとなり、プロローグストーリーのヴィジュアルデモの挿入などの大幅にアレンジされた。効果音は砂原良徳が担当している。シャープ製のアナログジョイスティック、サイバースティックに対応。難易度選択等が可能となっている。アーケード版と同じく画面はスプライトで構成されているがステージ1と最終ステージの一部以外は全てのステージで背景の傾きや回転等の演出は削除されている。またキャラクターの拡縮パターンが異様に少なく奥行き感がなくなっている。この点は後半ステージにつれて如実に感じられてくる。アフターバーナーと比較する多少移植度は上がっているがやはりゲーム性や映像のダイナミックさはオリジナルと比べると格段に低くなっている。
- セガサターン版
- プレイステーション2版(セガエイジス2500シリーズVol.30 ギャラクシーフォースII スペシャル エクステンデッド エディション)
- 携帯電話
- Yahoo!ケータイ(ギャラクシーフォースII)
脚注 [編集]
- ^ a b c d e f g h i j k l “ギャラクシーフォースII”. マイコンBASICマガジン (電波新聞社): 270-272. (9 1988). - この文献は「ギャラクシーフォース II」のもの。7月号には「I」の記事が掲載された模様。
- ^ シーンFのみ、オープニングが存在していない。
- ^ この時代の日本では、通常のテーブルゲームで1ゲーム50円 - 100円、大型筐体ゲームであれば100円 - 200円程度が一般的であった。
- ^ 「SEGA AGES 2500シリーズ Vol.30 ギャラクシーフォースII」?奥成プロデューサーに恒例(?)インタビュー!?
- ^ 事実、今に至るまで現存する基板が発見されておらず、後述するPS2版には収録を見送られている
- ^ まだまだあったマイケルのゲームコレクション。懐かしハードがざっくざく(ジーパラドットコム)2009年2月26日
- ^ ただし「スペースワールドに設置されていた筐体はDX筐体だった」という証言もネット上に散見している。