ガンスターヒーローズ

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ガンスターヒーローズ
ジャンル アクション
対応機種 メガドライブゲームギア
開発元 トレジャー
発売元 セガ
音楽 半沢紀夫
美術 菅波秀幸
人数 1人、2人(同時協力プレイ)
メディア 8Mbitカートリッジ
発売日 1993年9月10日
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ガンスターヒーローズは、1993年9月10日トレジャーが開発しセガメガドライブ用ソフトとして発売したゲームソフト。かつてコナミでアクションゲームなどを開発していたスタッフが独立して、新会社のトレジャーを立ち上げて製作した一作目のソフトでもある。

概要[編集]

横スクロール型のアクションシューティングゲームで、プレイヤーはメインのショット攻撃とコマンド入力による特殊攻撃を使用して群がる敵を倒しながら進んで行く(攻撃方法の詳細は後述)。ステージ途中には中ボス、ステージ最後にはボスが待ち受けており、これらを倒すとステージクリアとなり次のステージへと進んで行く。画面スクロールは基本的には任意進行だが、強制スクロールのシューティングやコマンド入力だけで戦うような特殊な状況になる場合もある。

プレイヤーはプレイ開始時にレッドとブルーのどちらかを選び(2人プレイ時でも同キャラが選択可能)、基本装備する武器を4つの中から1つ選び、序盤の4ステージの中から任意のステージを選択してスタート。武器は途中で敵を倒すことにより出現するアイテムを回収することでチェンジできる。プレイヤーはライフ制であり、画面上部に表示されるライフ数値は敵の攻撃を受けるごとに減っていく。このライフ数値が0になるとゲームオーバー。なお、減ったライフはアイテム回収やステージクリアで回復可能。また2人同時プレイ時には、一方のプレイヤーからのライフを半分もらい途中参加で戦列に加わることもできる。

コミカルなキャラクターながらも丁寧に作り込まれたゲーム内容や、高度なプログラムテクニックによる多関節のオブジェクトキャラクター、多彩で派手な演出は多くのプレイヤーから支持を集めた。

2012年3月16日に開催された、膨大な収蔵品数と展示数を誇るアメリカの国立スミソニアン博物館が世界中の優れたゲームを特別展示した「アート・オブ・ビデオゲーム展」では、Atari VCSファミコンからPlayStation 3まで世代別の歴代ゲーム機と4本ずつのソフトが展示された中で、メガドライブ枠では『ファンタシースターIV』などと並んで本作が選出された[1]

ストーリー[編集]

かつて世界を破滅の寸前にまで追い込んだ伝説の破壊神「ゴールデンシルバー」は、激戦の末にガンスターズによって月に封印された。時は流れ、帝国と名乗る独裁国家の指揮官のグレイは、この強大な力を持つ伝説の破壊神を蘇らせるため、復活に必要な4つの秘石と箱舟を侵略による発掘で奪いはじめていた。そんな中、ゴールデンシルバーを封印した後に永い眠りについていたガンスターズの少年達は、偶然にも発掘作業にあたっていたDr.ブラウンによって発見され目覚める。蘇ったガンスターズのレッドとブルーとイエローから、過去に起こった悲劇的な戦いの話を聞かされたDr.ブラウンは、帝国から離反し彼らに協力することを約束する。世界を守るため、そしてゴールデンシルバーの復活を阻止するために、ガンスターズは再び立ち上がり帝国軍との新たな戦いが始まった。

登場キャラクター[編集]

ガンスターズ(プレイヤー)[編集]

レッド
正義に燃える熱血漢。移動しながらの攻撃が可能だが、下要素への攻撃は空中でないとできず、固定の斜め撃ちができないためやや精密性を欠く。誘導弾系や短射程高威力系の武器を使用し、敵をパワーで押切り突き進むのに向いている初心者向けキャラ。ジャンプ攻撃はボディアタック。
ブルー
己の信じた道だけを歩むというクールタイプ。レッドとは正反対に攻撃しながら歩くことができないが、地上での下撃ちや足を止めた状態での固定の斜め撃ちなどが可能。そのため精密な攻撃に向いた上級者向けのキャラといえる。ジャンプ攻撃はキックは上下に撃ち分けが可能。

ノンプレイヤーキャラクター[編集]

イエロー
ガンスターズの紅一点の女の子。戦闘能力を持たずゲーム中盤では帝国に拉致され人質にされる。グリーンの妹であり、帝国側に着いている兄を心配している。
Dr.ブラウン
元帝国の考古学者。ガンスターズを発掘したことをきっかけに帝国に離反し、ガンスターズへ協力することを約束した。地下採掘所の坑道ステージでは彼の改造した自走車を使って進んでいく。
原住民
古代遺跡ステージに住む原住民でイエローと仲が良い。体は小さいが団体行動で力を発揮し、中盤のステージ5では人質にされたイエローを見事救出する。

帝国軍(敵キャラクター)[編集]

ザコ
ゲーム中の至る所に出現する名前通りのザコ的の存在。色により強さが異なり、投げ技を使う者ややや強い幹部クラスのザコも存在する。
ピンク
帝国幹部の紅一点。ボディコン風の衣装を着ており、戦闘メカを操るコタロー(太っちょ)と銃器で直接攻撃してくるカイン(ノッポ)、2人の子分を連れている。
グリーン
元はガンスターズの一員であったが現在は何故か帝国に組している。多彩な形体に変形するメカの「セブンフォース」を操り肉弾戦闘もこなす。イエローの兄。
G.I.オレンジ
空中戦艦を指揮する帝国幹部の一人。筋骨隆々の大男だが見た目以上にスピードがある。
ブラック
帝国幹部の一人でスゴロク要塞なる奇妙な基地を持つ。卑怯者の小悪投。
スマッシュ大作
赤い軍服を着用している帝国幹部。伸びる脚部や背中のバーニアなどのギミックを体に仕込んでいる。彼はデモ画面のガンスターズの過去の戦いのシーンでも敵として登場している。
グレイ
秘石を集めて破壊神を蘇らせようとする帝国の最高指導者。ゲーム中では直接戦闘する機会はない。
ゴールデンシルバー
太古の技術で造られたという強大な力を持つ伝説の破壊神。本作の最終ボス。

攻撃方法[編集]

プレイヤーはショットの武器アイテムを同時に2つまで所持でき、基本の4種類の武器を組み合わせることにより合計で14種類もの多彩なショット攻撃が可能。2つ所持した状態なら、それぞれ1つずつの武器使用も可能(例:シャチョーレーザー(青+緑)保持ならば、ライトニング(青)とチェイサー(緑)も使用可)

またコマンド入力によりジャンプアタック、スライディング、タックル、投げ技などの特殊攻撃も使用できる。

ショット攻撃[編集]

基本武器

フォース(黄)
マシンガン。単発の威力は高くないが、弾速が速く連射が効く。
ライトニング(青)
レーザー。威力が高く貫通力もある。ただし判定が狭く連射力も低め。
チェイサー(緑)
ホーミング弾。非常に高いホーミング性でほぼ確実にヒットする。単発の威力は高いが弾速が遅い。
ファイヤー(赤)
火炎放射。リーチはかなり短いが、出っぱなしで攻撃力が高く、振ることも可能。

合成武器

ジョンのマシンガンSS(黄+黄)
弾体が大きくなり、若干ブレしながら飛ぶフォース。フォースの純粋な強化版で、威力や弾幕が増しておりクセが少ない。
レーザー100(黄+青)[2]
振ることで八方向の中間にも撃てるようになったライトニング。ライトニングの弱点である攻撃範囲の狭さがやや解消されている。
バカホーミング(黄+緑)
敵をサーチして若干弾道が曲がるフォース。弾が大きくなったが威力が低く、数で押してくる敵には不利。
バクレツファイヤー(黄+赤)
敵に当たるかショットボタンを放すと爆発して炎を撒き散らすフォース。連射性が失われた代わりに単発の威力が向上している。
暴れん坊レーザー(青+青)
連射性が上がり、切れ目のなくなったライトニング。攻撃範囲の狭さは変わらず。
シャチョーレーザー(青+緑)
狙った敵にまとわりつくように発射されるライトニング。オートで敵を追尾し弾速も速く便利な初心者向けの武器だが、威力は低めで一度まとわりつくと撃破か撃ちなおすまで他の敵が狙えない[3]
ハラキリレーザー(青+赤)
非常に射程の短いレーザーソード。威力は非常に高く、一部の敵の攻撃をかき消す効果がある。
マキビシ弾(緑+緑)
弾が星型になったチェイサー。オートで敵を追尾し、敵が居ない時はプレイヤーをガードするように飛ぶ。チェイサーの欠点だった弾速が向上しており、初心者でも扱いやすい代わりに威力は今ひとつ。
ロンリーソウルファイヤー(緑+赤)
発射した後パッド操作で操ることが出来るファイヤー。非常にクセが大きい代わりに威力が高く、一部の敵の攻撃をかき消せる。
死ね死ねファイヤー(赤+赤)
射程が伸び、飛ばすことも出来るようになったファイヤー。振り回しでザコを蹴散らしやすく使い勝手が大幅に向上するが、その代わり若干威力が下がっている。

特殊攻撃[編集]

ジャンプアタック
ジャンプ中にCボタン。レッドはボディアタック(横のみ)、ブルーはジャンプキック(斜め上・斜め下に打ち分け可)となる。
タックル
方向キーを左下→右→Bボタン。また後方から前方に半回転でも発動。体全体に攻撃判定が発生する。攻撃判定は大きいがやや隙がある。
スライディング
しゃがんだ状態か斜め下を押しながらCボタン。食らい判定が小さく、攻撃しながら移動できて隙も少ない。
三角跳び
壁の方向(行き止まり)に方向キーを押しながらジャンプして接触の瞬間にCボタン。
投げ
敵に近づいた状態でBボタン。ジャンプ中に空中投げしたり、敵の投げてくる爆弾を投げ返すことも可能。
ぶら下がり→蹴り上げ
足場のある場所へ下からジャンプし、方向キー上を押した状態で接触するとぶら下がり状態になる。この状態から左右に移動やショット攻撃ができ、方向キー上とCボタンで蹴り上げ攻撃。
防御
BボタンとCボタンの同時押し。敵の攻撃からのダメージを半減する。
振りほどき
敵に掴まれた状態で方向キーとボタン連打。Bボタン連打では振りほどき後に敵を投げる。

ステージ[編集]

序盤のステージ1~4まではプレイヤーが任意でステージを選択できる。4ステージクリア後は順にファイナルステージまで進んで行く。なおステージ6はシューティングとなる。ステージの最後で待ち構えているボスを倒せばステージクリア。ステージ途中に出現する中ボスやボスなどはライフが設定されており、画面上に表示される数値で残りライフがわかるようになっている。

ステージ1 古代遺跡
緑生い茂る古代遺跡の中を進んで行く。中盤のピラミッドの頂上では中ボスのブラボーマンと対決する。ボスはピンク、カイン、コタローの乗るピンキーローダー。
ステージ2 地下採掘所
Dr.ブラウンの改造した自走車に乗り、ノンストップの縦横に高速スクロールする坑道内を進んで行くステージ。ボスはセブンフォースを操るグリーン。ソルジャーフォース、テイルスフォース、タイガーフォース、アーチンフォース、ブラスターフォース、クラブフォース、イーグルフォースの7形体に変形して多彩な攻撃をしてくる。
ステージ3 空中戦艦
序盤はビルの足場を登っていき、中盤は空中戦艦上での戦いとなる。ボスはG.I.オレンジ。小型プロペラ機のドラゴンフライ上での一対一で戦う。
ステージ4 スゴロク要塞
序盤はアクションステージで進み、要塞内部ではサイコロを投げて出た目の数だけ進むスゴロク形式となる。盤上で止まったパネルに応じた部屋へワープし、中の敵を倒すと盤上に戻る。アイテム部屋やメカを破壊するだけなどの部屋もある。なお、一度クリアしたパネルには再度同じ目に止まってもそのまま通過できる。ボスはブラック。ブラックビートステッパーに乗りサイコロを投げ、出た目の数だけ移動して足場のパネルの色に応じた多彩な攻撃を仕掛けてくる。
ステージ5 ハイウェイバトル
さらわれたイエローを救出するため、夕日の中をひたすらザコだけを相手に進んで行くステージ。全階級のザコが出現するため攻撃は多彩である。ボスはスマッシュ大作。画面中を飛び回る飛行モードと、地上で戦うモードのそれぞれ計2回倒す必要がある。
ステージ6 シューティングステージ~セントラルシステム
月へと向かったグレイの搭乗する宇宙船「箱船」を追いかけるため、Dr.ブラウンの発掘した小型の高速宇宙艇に搭乗して戦うシューティングステージ。宇宙艇に乗って戦うために操作方法は通常とは異なるがショットは通常と同じ。ステージ終盤は月面基地付近へ不時着してセントラルシステムに突入する。ボスはコアガードシステム。ロボットボムの他にユニット・オブ・ザ・ハンマー、ユニット・オブ・ザ・ドラゴン、ユニット・オブ・ザ・ランナーなどで攻撃してくる。
ファイナルステージ ボスラッシュ
月面基地上でこれまで登場した全ボスと順に対戦していくボスラッシュステージ。なお、このステージの画面レイアウトは、グレイや各ボスが月面基地の内部からガンスターズとの戦いをモニター越しに監視しているという構成となる。ボスは復活した伝説の破壊神ゴールデンシルバー。攻撃力が非常に高く、ライフの数値によって攻撃方法を変えてくる。本体を攻撃してもダメージを与えられない。弱点は空中に浮遊している4つの秘石。

移植[編集]

1人プレイ専用となり、一部のボスとステージのカットなどハードに合せた変更点がある、またハード制約上、スプライトのチラツキや処理落ちも多いが、全体的にオリジナルのメガドライブ版をよく再現してあった。本作の開発はM2が担当した。なおサウンドの製作には崎元仁(現有限会社ベイシスケイプ代表取締役社長)が関わっていた。
『SEGA AGES 2500 シリーズ Vol.25 ガンスターヒーローズ ~トレジャーボックス~』に収録。移植はM2が担当。海外版、リプレイ機能、ギャラリーモード、開発者のコメント、スーパープレイなど数多くのモードや資料が収録されている。その他のタイトルに『ダイナマイトヘッディー』と『エイリアンソルジャー』を、シークレットタイトルにはプロトタイプ版やゲームギア版なども収録するなど盛りだくさんな内容となっている。また「復刻版セガサターンコントロールパッド for“PlayStation 2”」への対応や、スプライトのチラつきの有り無しの選択など、細かい部分まで配慮が行き届いた移植である。
バーチャルコンソールにてメガドライブ版を配信(要600Wiiポイント)。バーチャルコンソールのサービスが開始される立ち上げ時から配信が開始され、10万ダウンロードを超えるヒットを記録した。
Xbox Live Arcadeにてメガドライブ版を配信(要400マイクロソフトポイント)。CO-OP(ネットワーク協力プレイ)に対応。
iPhone/iPod touch向けの携帯アプリにメガドライブ版を移植して配信(350円)。販売はSega America。操作はタッチスクリーン上に表示のバーチャルパッドで行うが、設定により傾きセンサーでも操作できる。Bluetooth機能を使用して2人同時プレイも可能。Bluetooth機能を使用するため、起動にはiPhone、iPod touchの第2世代以降OS3.x以上が必要。

ガンスタースーパーヒーローズ[編集]

2005年10月6日に携帯ゲーム機のゲームボーイアドバンス用ソフトとして発売された続編。システムやキャラクターデザインは一新されているものの、内容的には『ガンスターヒーローズ』のリメイク版とも言える構成となっている。携帯ゲーム機上でも多関節キャラや派手な演出は健在である。

脚注[編集]

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  1. ^ 米スミソニアン博物館で世界中の優れたゲームを展示する「アート・オブ・ビデオゲーム展」が開幕”. 2014年3月25日閲覧。
  2. ^ ネーミングは当時CMもしていたレーサー100(ガソリン)のパロディ
  3. ^ トレジャーの前川正人社長がこの武器を愛用していたことから命名された。

外部リンク[編集]