ファンタジーゾーンII オパオパの涙

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ファンタジーゾーンII オパオパの涙
ジャンル シューティングゲーム
対応機種 セガ・マークIII[MkIII]
セガ・マスターシステム[SMS]
アーケード[AC]
ファミリーコンピュータ[FC]
MSX2
PlayStation 2[PS2]
Wiiバーチャルコンソール[VC]
開発元 [MkIII]/[SMS]セガ
[AC]セガ
[FC]サン電子
[MSX2]ポニーキャニオン
[VC]セガ
[PS2]セガ
発売元 [MkIII]/[SMS]セガ
[FC]サン電子
[MSX2]ポニーキャニオン
[VC]セガ
[PS2]セガ
人数 1人
メディア [MkIII]カセット
[SMS]カセット
[AC]ROM
[FC]カセット
[MSX2]カセット
発売日 [MkIII]
 日本の旗1987年10月17日
[SMS]
 アメリカ合衆国の旗カナダの旗1987年12月31日
 欧州連合の旗1988年
[AC]日本の旗1988年2月
[FC]日本の旗1988年12月20日
[MSX2]日本の旗1989年
[PS2]日本の旗2008年9月11日
[VC]
 日本の旗2009年1月13日
 欧州連合の旗2009年5月8日
 アメリカ合衆国の旗カナダの旗2009年6月29日
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ファンタジーゾーンII オパオパの涙』(ファンタジーゾーンツー オパオパのなみだ、FANTASY ZONE II The tears of OPA OPA)は、セガ・エンタープライゼス(現:セガ)が1987年10月17日に発売したセガ・マークIII用横スクロールシューティングゲーム。『ファンタジーゾーン』の続編である。

システムの変更点[編集]

前作と比べ、以下の変更点が存在する。

  • 1つのラウンドが複数の「ゾーン」に分かれており(ラウンド1~2は3つ、3~7は5つ)、特定の前線基地を破壊すると出現する青色(四角形)のワープゾーンにより、それぞれのゾーン間を移動するシステムになった。全てのゾーンの前線基地を破壊した後、1つだけ存在する赤色(八角形)のワープゾーンをくぐることで、ボスの戦いとなる。ボスとの戦いでミスをした場合は通常のゾーンからの再開となり、即ボスとの再戦とはならない。
  • ライフ制(本作では「パワーメーター(POWER)」で現される)が採用され、攻撃を受けても即残機を失うとは限らなくなっている。パワーメーターは最初は被弾で半分、体当たりで全て失う(即ミスとなる)程度の長さで、そこからアイテムを購入することでメーターを伸ばしたり、失ったパワーを回復したりできる。
  • ショップは飛来する風船ではなく、特定のゾーンの決まった場所に型のものが配置されており、何度でも入って買い物(および装備の変更)を行うことが可能。今作はショップによって品揃えが異なり、最初は見えておらず、弾を撃ち込むことで出現する隠しショップ(品揃えや価格が特殊)も存在する。なお、ショップ以外でも、特定の場所に撃ち込むことで出現する隠しアイテムが、随所に配置されている。
  • ボス以外の敵から得られるお金の種類が、倒すまでの時間に関係なく固定(金額はラウンド数も影響)となり、前線基地からの敵は小さなコイン、編隊を組んで登場する敵は全滅させることで大きなコイン、そして前線基地は新登場のお札となっている。

これらの変更点は本作のみに留まり、以降に作成された続編・姉妹作には適用されていない。また、後に作成されたSYSTEM 16 リメイク版も、初作に近いシステムに変更されている。

美術・音楽[編集]

グラフィックは、同じマークIII版の初作に近いイメージで、映像の質を上げたものになっている。BGMの作曲は上保徳彦が担当[1]PSG音源の他、FM音源にも対応している。

装備[編集]

オパオパ(自機)は、以下のパーツ(パワーアップアイテム)を装備することができる。同系統のパーツは複数所有していても一度に1種類しか装備できず、ミスをすると非装備を含めすべてのパーツを失うのは前作と同様。

SPEED UP (スピードアップ)[編集]

順番に自機の移動速度が増す。これらの装備は再購入時の値上がりは無い。前作のビッグウイングとジェットエンジンとの中間に、新たに「ノーマルエンジン」が追加された。

  • SMALL WINGS (スモールウイング) - 初期装備
  • BIG WINGS (ビッグウイング)
  • NORMAL ENGINE (ノーマルエンジン) - 本作で新登場
  • JET ENGINE (ジェットエンジン)
  • TURBO ENGINE (ターボエンジン)
  • ROCKET ENGINE (ロケットエンジン)

WEAPON 1 (ショット系武器)[編集]

ツインショットとビッグショット以外は時間制限があり、制限時間を過ぎるとツインショットに戻る。

TWIN SHOT (ツインショット)
初期装備。自機の前方水平方向へ上下2発1組の弾を発射。
WIDE BEAM (ワイドビーム)
自機の前方水平方向へ縦幅のあるアーチ状の弾を発射。
LASER BEAM (レーザービーム)
自機の前方水平方向へ一定の縦幅のあるレーザーを発射。ボタン押しっぱなしで連続的に発射可能。耐久力のある敵に対する貫通力はなく、システム上ではショットが高速で連射されているのと同等。
3 WAY SHOT (スリーウェイショット)
本作で新登場。自機の前方へ3発1組の弾を扇状に発射。広範囲への攻撃だけでなく、敵に接近して3発全弾当てれば、高いダメージを与えられる。
BIG SHOT (ビッグショット)
本作で新登場。ツインショットの2倍の威力を持つ、大型のショットを発射。時間制限がなく、ミスあるいは任意で変更しない限り初期装備に戻ることはない。
7 WAY SHOT (セブンウェイショット)
自機の前方へ7発1組の弾を扇状に発射。広範囲への攻撃だけでなく、敵に接近して7発全弾当てれば、高いダメージを与えられる。
FIRE BALL (ファイヤーボール)
本作で新登場。前方へ火の玉状の貫通弾を、単発で発射。自機が火の玉と同速度のスピードアップをしていれば、発射した弾の後をついて行くだけでその方向の同軸線上の敵を一掃できる。他のWEAPON 1より効果時間が短く、10秒間しかない(他のものは20秒間)。
ボム系武器の「ファイヤーボム」と効果はほぼ同様(弾体のグラフィックはまったく同じ)で、違いは弾数制限か時間制限かによる。

WEAPON 2 (ボム系武器)[編集]

弾数制限があるもの(10発まで保有可能。購入価格は1発の価格)は、全て撃ちつくすとシングルボムに戻る。

SINGLE BOMB (シングルボム)
初期装備。小型のボムを1個ずつ投下。着弾するまで次のボムは発射できない。
TWIN BOMBS (ツインボムズ)
シングルボムを連続で2個まで投下できる。弾数制限がなく、ミスあるいは任意で変更しない限り初期装備に戻ることはない。
BIG BOMB (ビッグボム)
本作で新登場。大型のボムを1個ずつ投下。威力はシングルボムの2倍。着弾するまで次のボムは発射できない。ツインボムズと同様に弾数制限がなく、ミスあるいは任意で変更しない限り初期装備に戻ることはない。
TWIN BIG BOMBS (ツインビッグボムズ)
本作で新登場。ビッグボムを連続で2個まで投下できる。ツインボムズと同様に弾数制限がなく、ミスあるいは任意で変更しない限り初期装備に戻ることはない。
SMART BOMB (スマートボム)
瞬時に画面上の敵機・敵弾を消し去る(発射時にボムの弾体は出現せず、画面がフラッシュする)。基地・ボスに対してはショット一発分のダメージとなる。
ファミリーコンピュータ版のみ、最終ボスを一撃で倒すことができるようになっている。
FIRE BOMB (ファイヤーボム)
自機の前後水平方向へ火の玉状の貫通弾を発射。自機がボムと同速度のスピードアップをしていれば、発射したボムの後をついて行くだけでその方向の同軸線上の敵を一掃できる。
ファミリーコンピュータ版では登場しない。
HEAVY BOMB (ヘビーボム)
分銅形の貫通弾が自機の真上(画面外)から垂直方向に落下。一部ボスにも有効。効果は前作同様だが、弾体には「100t」と記されている。

その他[編集]

エキストラシップ以外は、隠しショップでのみ購入可能。

EXTRA SHIP (エキストラシップ)
購入すると残機が1増える。本作で残機を増やす唯一の手段。
AUTO BEAM (オートビーム)
本作で新登場。ショット系武器のオート連射が可能になる。
SHIELD (シールド)
本作で新登場。一定量敵の攻撃を耐えられるバリアが張られる。
RED BOTTLE (レッドボトル)
本作で新登場。パワーメーターを伸ばす事が出来る。
BLUE BOTTLE (ブルーボトル)
本作で新登場。パワーが最大まで回復する。
CONTINUE GAME (コンティニューゲーム)
本作で新登場。ゲームオーバーになってもそのラウンドから再開することが可能となる。

ラウンド[編集]

前線基地とボスの名前は、ファミリーコンピュータ版の移植の際につけられたもので、それまではボスや前線基地に名前は存在しなかった。

ラウンド 惑星名 前線基地 ボス
1 パスタリア (PASTARIA) マカロリン ウッドポール
2 サルカンド (SARCAND) プラクニカ ハンマルダ
3 ヒヤリカ (HIYARIKA) カチコロン アイスバーン
4 ボーボー (BOW BOW) クエンマ ボムドラン[2]
5 チャプラン (CHAPRUN) ハイホーン ブーブマン
6 フワリーク (FUWAREAK) パピカリーナ アコードロン
7 スバーディアン (SBARDIAN) アホーユー ハローリング
8 ウォルフィン (WOLFIN)  ???

移植[編集]

マークIII版が発売された翌年の1988年にマークIII互換基板 "SYSTEM E" でアーケードゲームとして逆移植されたほか、同年12月20日にはサンソフトよりファミリーコンピュータ版、1989年にはポニーキャニオンからMSX2版が発売されている。

アーケード版は、パワーが残り時間に差し替えられ(前作同様、攻撃を受けたら即ミス)、ラウンドクリア時に残量がスコアと所持金に加算される。また、前作のレーダーが採用されている。BGMはPSG音源のものとなっている。このアーケード版が後述するPlayStation 2セガエイジス2500シリーズ Vol.33 ファンタジーゾーン コンプリートコレクション』に移植する際、SYSTEM E基板がセキュリティ対策として電池が搭載されていたため発売から20年近くたった現在では完動する基板も殆ど残っておらず、セガ本社内にも開発時のデータ及び、基板が現存しなかったので移植が絶望視されかけていたが、基板コレクターが所有する基板の提供により移植が実現した。

MSX2版は、横方向のハードウェアスクロール機能がないにも関わらず、MSXの「SET ADJUST」機能を使用して画面全体をオフセットで横ずらしさせることで1ドットスクロールを実現している。その代償として画面両端のBGの書き換えが露見するという欠点がある。またMSX2では表示制約の多いSCREEN 4を使用しているため、背景のデザインは今一つな仕上がりになっている。なおMSX-MUSICによるFM音源には対応していない。

ファミリーコンピュータ版は、一部を除きBGMが短縮されている以外は、システム面などの変更はない。また、それまで名称が存在しなかった前線基地とボスに名称がつけられた。

SYSTEM16アレンジ版[編集]

PlayStation 2セガエイジス2500シリーズ Vol.33 ファンタジーゾーン コンプリートコレクション』の収録ソフトとして制作された、家庭用向けに製作された『ファンタジーゾーンII』を同時期に使用されていたアーケード基板であるセガ・システム16の環境下でリメイクした作品。実際にセガ・システム16上でも動作するように作られており、イベント用としてセガ・システム16に移植したものも存在する。なお、本作で使用した基板はシステム16B基板にメモリを増設したカスタム仕様となっている。

MarkIII版からの変更点[編集]

グラフィック、BGMのリファイン
ステージのグラフィックデザインやBGM、ボスキャラクターには一部でオリジナルと異なる変更が加えられている。新曲BGM作編曲、ドライバ制作は並木学が担当。
ワープゲートの役割
オリジナル版では、ワープゲートを使用しながら複数のゾーンの前線基地を攻撃していくシステムとなっていたが、SYSTEM16版では、一つのラウンドに「ブライトサイド(A-ZONE)」と「ダークサイド(B-ZONE)」の二つのゾーンを用意するというものに変更された。ゲームスタート時はブライトサイドからスタートし、前線基地を破壊することでワープゲートが出現、任意でそれに入ることでダークサイドに移ることができる(ブライトサイドに移る際はダークサイドで同様にワープゲートを出現させ、入る)。
ブライトサイドとダークサイド
上で記述した通り、ワープゲートを使用して行き来する。ダークサイドはザコ敵の攻撃が激化し、ボスの攻撃パターンが変化する、通常ショップは出現せずシークレットショップのみ出現という制約・ハンデがある反面、敵を破壊した際に多くのお金を落としていく。ブライトサイドではこの逆となっている。またブライトサイドとダークサイドで惑星名も下表のように変化する。このシステムは本作ストーリーにある「力の善悪の二面性」にも密接に関係しており、プレイ内容によってオパオパの外見(色)が変わり、エンディングが異なるマルチエンディング制も採用している。
ラウンド 惑星名
ブライトサイド ダークサイド
1 パスタリア (PASTARIA) -
2 サルカンド (SARCAND) サルカルド (SARCARD)
3 ヒヤリカ (HIYARIKA) ヒヤリカン (HYARICAN)
4 ボーボー (BOW BOW) ヴォーヴォー (VOW VOW)
5 チャプラン (CHAPRUN) カプリフタ (CAPRIFTA)
6 フワリーク (FUWAREAK) フワリード (FUWAREAD)
7 スバーディアン (SBARDIAN) スバーディアス (SBARDIUS)
8 ウォルフィン (WOLFIN) ヴォルフィン (VOLFIN)
マルチエンディング制
SYSTEM16版ではプレイ内容により、ダークエンド、ノーマルエンド、ブライトエンドの3つのエンディングに分岐する。エンディングによって残機や残ったお金のスコア換算率が変化するほか、ダークエンドではそのままゲームオーバーとなり2周目に突入することができない。
一部パーツの使用法の変更
「ファイアーボム」などの特殊ボムがボムボタン溜め撃ち(ボタンを押し続けゲージが一杯になったら放す)で使用するようになり、通常ボムとの使い分けができるようになった。また弾数制限がなく、ミスあるいは任意で変更しない限り何度でも使用できる。
ボスの変更
ウッドポール、アイスバーン、ブーブマンはMarkIII版のベースデザインを残しつつに攻撃バリエーションを増やしたものに、ハンマルダ、ボムドラン、アコードロン、ハローリングはデザイン自体や攻撃方法がMarkIII版から全く異なるものに刷新された。
その他
  • ショップが風船などの飛行物が飛来する、ボスが前線基地を全て破壊したあと自動的に出現するという、前作と同様の形式に戻った。
  • お金として出現する「お札」は削除された。
  • ボス戦でミスすると、再戦時にスピードアップ系パーツのみを買えるショップに入れるようになった。
  • ウェポン1の効果時間中は、敵の攻撃を受けてもパーツが外れて無くなるだけでミスにならない。

SYSTEM16版の追加装備[編集]

DROP TEARS (ドロップティアーズ)
システム16版(後述)の追加武器。涙滴状の弾を垂直方向に投下。最終ステージ冒頭のショップでのみ販売。威力は皆無だがクリア後のエンディング変化に関わる。

脚注[編集]

  1. ^ FANTASY ZONEコンプリートアルバム ライナーノーツより
  2. ^ 外見は『スペースハリアー』1面のボス「スケイラ」と同一である。