朝日新聞デジタル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アサヒ・コムから転送)
移動: 案内, 検索
朝日新聞デジタル
URL 朝日新聞デジタル
タイプ ニュースサイト
運営者 朝日新聞社
設立日 1995年8月
現状

ユニークユーザー1300万人/月
ページビュー1億7000万/月
(2012年3月現在)[1]

公称ユニークブラウザ約1000万
約5億PV(2009年7月)[2]

朝日新聞デジタル(あさひしんぶんでじたる)は朝日新聞社の運営するニュースサイトである。無料[3]のニュースサイト(旧asahi.com)と有料の電子新聞から構成されている。

目次

[編集] 概要

[編集] 無料ニュースサイト

1995年にasahi.comアサヒ・コム)の名称で開設。日本のインターネット黎明期から存在する老舗ニュースサイトである。『asahi.com』が速報を担当し、第二報や分析・評論、識者のコメント等は『朝日新聞』に掲載[4]することで両者の棲み分けを行ってきた。ウェブサイトの運営はデジタルメディア本部が行っているが、ニュース配信は一部を除いて朝日新聞の編集局が行うようになっている[5]

1999年からポータルサイトgooにニュースを配信している[6]が、Yahoo!ニュースには配信していない。そのため日本の新聞社サイトの利用者数ランキング(2009年1月)では6位である[7]。一方、利用者1人あたりのページビューでは2位であり、熱心な読者を獲得している旨の意見もある[7]。ページビューは3億を越える月もあり[5]第21回参議院議員通常選挙の翌日(2007年7月30日)には2000万/日に達した[8]。また2011年東日本大震災に伴い、一時的にYahoo!ニュースへニュース配信を行ったところ、前月比269%の推定接触者数となり[9]、日本国内の新聞社サイトの中でトップのページビューを獲得した。

朝日新聞社が運営するウェブサイトはこの他に、朝日新聞の定期購読者向けのサービスである「アスパラクラブ」、ビートルズ世代の高齢者を対象にした「どらく」、有料コンテンツ販売サイトの「Astand」などがあり、朝日新聞デジタルからリンクされている。

2012年1月23日、15年以上に渡って使用されてきたasahi.comの名称を廃止し、朝日新聞デジタルにブランド名を改め、後述の有料電子新聞と一体化された[10]

[編集] 有料電子新聞

上述のとおり、これまでも朝日新聞を初めとする日本の新聞は、無料のウェブサイト(朝日新聞はasahi.com)を使ったニュース速報・新聞記事(一部)の配信を行ってきた。しかし近年、新聞購読契約者の減少と反比例してウェブサイトでのページビューが増加してきたことを受けて、より充実したニュースを提供する有料ニュースサービスとして2011年5月18日に創刊(申込月によって最長8月末まで無料)。2011年8月からは順次有料サービスとして提供開始となる。

新聞紙面と無料ニュースサイトをベースに構成した独自のレイアウトで、対応機種であるiPadスマートフォンAndroidiPhone)やパソコンでのブラウザであれば、直感的な操作(タッチやクリック等)で頁を開いたり、文字サイズの変更、記事写真から拡大図や関連動画の再生が可能である。朝日新聞からの記事は東京本社発行最終版がベースとなっている。日本経済新聞電子版等とは異なり、当初は新聞紙面イメージ(新聞漫画・新聞広告を含む)そのものの表示は出来なかったが、2012年1月23日のasahi.comとの統合に伴い、日本全国の地域面(北海道東北関東東海甲信越近畿北陸中国四国九州の6ブロック)を紙面イメージで閲覧できるサービスが開始された(パソコンのみ対応)[11]

[編集] 沿革

  • 1995年8月 - asahi.com(アサヒ・コム)開設。
  • 1999年11月 - gooにニュース配信を開始。
  • 2001年4月2日 - ロゴ変更、地図・辞書検索を導入[12]
  • 2002年5月30日 - asahi.comツールバー 1.0Aを公開[13]
  • 2004年3月1日 - RSS配信を開始[14]
  • 2004年10月 - アスパラクラブを開設。
  • 2005年3月14日 - ユニバーサルデザインと音声読み上げ WebUDを導入[15]
  • 2005年7月 - 書籍ランキングから嫌韓流が外されたことがネットで話題になる[16]
  • 2005年10月 - 「キャンパス・アサヒコム」が不正アクセスで乗っ取られる[17]
  • 2006年6月 - どらくを開設[18]
  • 2007年1月9日 - はてなブックマークとの連動機能を実装[19]
  • 2007年4月1日 - 時間帯や曜日でトップページの内容を変更。asahi.com動画の配信を開始[20]
  • 2008年1月31日 - 読み比べニュースサイト『新s』を開設。
  • 2008年6月9日 - レイアウトやジャンルを一新(3列構造、フィーチャーボックス、天気のエリア選択やジャンルの入れ替えなどカスタマイズ)。写真・動画、英文ニュースを充実[21][22][5]
  • 2009年7月1日 - 朝日新聞社がCNETを買収[23]
  • 2009年9月30日 - ブログ転載機能を実装[24]
  • 2010年4月21日 - WEB新書の販売を開始[25]
  • 2011年5月18日 - 有料の電子新聞として「朝日新聞デジタル」のサービス開始(8月までは無料)。
  • 2012年1月23日 - asahi.comのブランド名を「朝日新聞デジタル」に統合[10]

[編集] 有料電子新聞のサービス内容

  • 24時刊
無料ニュースサイト(時事通信社など通信社を含む)から随時配信される最新ニュースと紙面掲載記事を併せて提供する。また、記事に関連した動画ニュース・カラー写真の掲載もある。重大な事件などがあればニュース速報として画面上にキャプションを掲載する。過去1年間の記事を検索できる機能(図解・動画・当日紙面除く)や、自分の好みのジャンルに特化した紙面を閲覧できる「MY朝日新聞」の機能もある。iPadであれば、過去23時間前まで遡って1頁目を読むことが出来る「1面タイムマシン」という機能もある。
紙面版朝刊の各紙面を網羅し、解説記事、政治・経済・政策・国際・スポーツ・生活・教養などジャンル別に分類してニュースをまとめているほか、「天声人語」や社説投書コーナー「声」、地方版などを収録している。4コマ漫画ののちゃん』は収録されていない。
  • You刊
紙面版夕刊・「be」(土曜版)・「朝日新聞GLOBE」(日曜版)・「どらく」等に掲載されるオピニオンインタビューコラムエッセーなどの記事や、文化・趣味・生活にまつわる情報などを収録している。紙面版夕刊に掲載されるニュース記事は「24時刊」に掲載される。4コマ漫画『地球防衛家のヒトビト』は収録されていない。

[編集] 有料電子新聞の利用料金

デジタル版のみの「デジタルコース」と、日本国内・海外の定期購読者対象の「ダブルコース」の2種類がある。

  • デジタルコース 3800円/月
  • ダブルコース - 月ぎめ購読料+1000円/月
朝・夕刊セット版 - 4925円(新聞購読3925円+デジタル購読1000円)/月
朝刊統合版 - 4007円(新聞購読3007円+デジタル購読1000円)/月
国際衛星版もダブルコース(デジタル版の購読は+1000円)の設定あり。
沖縄タイムス購読者が対象の「沖縄タイムス ダブルコース」の設定あり。(沖縄タイムス購読料+1000円/月で契約可能)
※原則申し込んだ翌月末(最大2カ月)まで無料。

[編集] CM出演者

  • 阿部寛(イメージキャラクター、夫)
テレビCM(「創刊編」・「MY朝日新聞」編)のみの出演者

[編集] 脚注

  1. ^ DoubleClick Ad Planner、Unique visitors (users)、日本
  2. ^ 「アサヒ・コム」媒体資料”. 朝日新聞社. 2010年12月16日閲覧。
  3. ^ 全ての記事を読むためには、購読契約を結ぶ必要あり。
  4. ^ 松岡美樹 (2007年11月20日). “紙とウェブを使い分ける朝日新聞社の論理(前編)”. ASCII.jp. 2010年1月1日閲覧。
  5. ^ a b c 大河原克行 (2008年8月5日). “「ニュースサイト」から「総合情報サイト」へ〜脱皮を図るアサヒ・コムの狙いとは”. INTERNET Watch. 2010年1月1日閲覧。
  6. ^ ポータルサイト「goo」で朝日新聞社ニュース速報、メルマガ・懸賞サーチを開始”. 株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー情報流通 (1999年9月1日). 2010年12月5日閲覧。
  7. ^ a b 国内の新聞社サイト、利用者数最多は「毎日jp」”. INTERNET Watch (2009年2月24日). 2010年12月2日閲覧。
  8. ^ japan.internet.com 編集部 (2007年8月3日). “アサヒ・コム、1日あたりの PV 過去最高の2,000万 PV を突破”. 2010年1月2日閲覧。
  9. ^ TogetterやUstream、まちBBSのユーザー数急増
  10. ^ a b アサヒ・コムのブランドを朝日新聞デジタルに統一(朝日新聞社、2012年1月23日閲覧)
  11. ^ アサヒ・コムが「朝日新聞デジタル」に統一--地方面も配信
  12. ^ 「asahi.com」4月よりリニューアル”. INTERNET Watch (2001年3月26日). 2010年1月1日閲覧。
  13. ^ asahi.com (2002年5月30日). “asahi.comツールバーで いつでもどこでも最新ニュース”. 2010年1月1日閲覧。
  14. ^ RSS/RDFについて”. asahi.com. 2010年1月1日閲覧。
  15. ^ 鷹木 創 (2005年3月14日). “アサヒ・コムがユニバーサルデザインを導入、音声読み上げブラウザも配布”. INTERNET Watch. 2010年1月1日閲覧。
  16. ^ 探偵ファイルTaka (2005年8月25日). “朝日がランキング改変も!? 『マンガ嫌韓流』”. 探偵ファイル. 2010年12月9日閲覧。
  17. ^ 増田 覚 (2005年10月20日). “asahi.comの広告サイトが不正アクセスで閉鎖~閲覧者はウイルス感染も”. INTERNET Watch. 2010年12月9日閲覧。
  18. ^ “ビートルズ世代”がターゲット~朝日新聞「どらく」について聞く”. INTERNET Watch (2007年12月13日). 2010年12月5日閲覧。
  19. ^ はてな株式会社 (2007年1月9日). “プレスリリース”. 2010年1月1日閲覧。
  20. ^ asahi.comがリニューアル、読者投稿の動画を公開するコンテンツも”. INTERNET Watch (2007年4月2日). 2010年1月1日閲覧。
  21. ^ 6月9日 アサヒ・コムをリニューアルします”. asahi.com (2008年6月9日). 2010年1月1日閲覧。
  22. ^ asahi.comがトップページ刷新、ジャンルごとのRSS配信にも対応”. INTERNET Watch (2008年6月9日). 2010年1月1日閲覧。
  23. ^ 「CNET買収で朝日新聞とは異なるカルチャーを作る」”. 日経ビジネスONLINE (2009年7月24日). 2010年1月1日閲覧。
  24. ^ 「asahi.com」、記事をブログに転載できる機能追加”. INTERNET Watch (2009年10月1日). 2010年1月1日閲覧。
  25. ^ 朝日新聞社が有料課金事業を拡大、「WEB新書」創刊”. INTERNET Watch (2010年4月21日). 2010年12月2日閲覧。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

個人用ツール
名前空間

変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス