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秋葉原UDX

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
秋葉原UDX
Akihabara Urban Development X
秋葉原UDX全景(2013年11月) 地図
秋葉原UDXの位置(東京都区部内)
秋葉原UDX
秋葉原UDX
施設情報
所在地 東京都千代田区外神田四丁目14-1
座標 北緯35度42分1.8秒 東経139度46分21秒 / 北緯35.700500度 東経139.77250度 / 35.700500; 139.77250座標: 北緯35度42分1.8秒 東経139度46分21秒 / 北緯35.700500度 東経139.77250度 / 35.700500; 139.77250
状態 完成
着工 2003年8月20日
建設期間 2003年8月 - 2006年1月
竣工 2006年1月
開業 2006年3月9日
用途 オフィス、商業施設
地上高
最頂部 107 m
屋上 99.72 m
最上階 22階
各種諸元
階数 地上22階、塔屋1階、地下3階
敷地面積 11,547
建築面積 8,559
延床面積 161,482.72
構造形式 鉄骨造(一部CFT造
エレベーター数 オフィス低層用12台
オフィス高層用12台
秋葉原UDXパーキング連絡用4台
オフィスエントランス直通2台
搬出入用3台、非常用4台、他
駐車台数 800台(4輪車)、124台(2輪車)
42台(自転車
関連企業
設計 NTT都市開発鹿島建設NTTファシリティーズ日総建
構造エンジニア 鹿島建設(株)一級建築士事務所
施工 鹿島建設
所有者 ユーディーエックス特定目的会社[注釈 1]
管理運営 秋葉原UDX総合管理事務所
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UDXビジョン(2013年12月)

秋葉原UDX(あきはばらユーディーエックス、Akihabara Urban Development X)は、東京都千代田区外神田秋葉原)の秋葉原クロスフィールド内にある高層ビル2007年グッドデザイン賞受賞[1]

概要

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秋葉原クロスフィールドの中核施設として、2006年3月に開業した高層ビルである。東日本旅客鉄道(JR東日本)秋葉原駅とは西側交通広場と神田明神通り(特別区道千第698号)を挟んで北西側に隣接しており、歩行者デッキ(アキバ・ブリッジ)によってJR秋葉原駅電気街口および秋葉原ダイビルと連絡している。また、交通広場に面したビル南側正面には540インチ(高さ6.91 m・幅11.90 m)のフルハイビジョン対応大型ビジョン「秋葉原UDXビジョン」が設置されている。

建築物としては東西44.9 m、南北137.1 m、基準階貸室面積は最大4,808.46 (1,454.56)、延床面積は161,482 m²と、東京都内でも有数のオフィスフロアを構成する。

また、建物を除いた敷地は公開空地として一般に開放されており、週末などにはフリーマーケットが開催されていた[2]

建物概要

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コンクリート充填鋼管柱(CFT構造)、鉄骨造を採用し、靭性耐力を有した構造となっている[3]

また、地震の揺れを低減するハニカムダンパー(合計600台)を設置したパッシブ型制震システムを採用するほか[3][4]、リアルタイム防災システムを導入しており、地震発生時には建物内に6台設置した地震計のデータを解析して建物や設備の危険度を判定し、防災センターのモニターに表示する[5]。このシステムは東日本大震災で発揮され、地震発生後30分あまりで建物の安全宣言が放送されている[6]

空調システムでは、自然換気チャンバーによる外気導入システムや、昼間に蓄熱された熱を外気の低い夜間に排熱するナイトパージ機能を採用している。また、窓ガラスに断熱性と遮熱性が高いLow-Eガラスを採用し、東西窓面外側に垂直ルーバーアルミカーテンウォール)を設けて直射日光を遮蔽するなど、空調負荷の低減を図っているほか、天然ガスを使用したコジェネレーションシステムや、蓄熱システムによる冷房利用、BEMS(ビルエネルギー管理システム)等の導入により省エネルギーに努めた結果[7]CASBEE新築評価でSクラスに認定されている[8]

フロア構成

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  • B1 - B3階:駐車場(秋葉原UDXパーキング
  • 1 - 3階:防災センター、店舗(AKIBA ICHI)、警視庁 万世橋警察署秋葉原交番
  • 2階:アキバ・スクエア(イベントスペース)、アキバ・インフォ
  • 4階:UDXギャラリー、UDXギャラリーネクスト、UDXシアター、LIFORK AKIHABARA
  • 5階:スカイロビー(オフィスエントランスフロア)
  • 6階:UDXカンファレンス、UDXクリニックモール、秋葉原UDX総合管理事務所
  • 7 - 22階:オフィス

2階フロアと5階オフィスエントランスフロアは直通エスカレーター(上下合計3基)で接続されている。また2階西側デッキには4階直通エスカレーターも設置されている。

入居企業

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JR東日本秋葉原駅から徒歩2分、東京メトロ銀座線末広町駅東京メトロ日比谷線つくばエクスプレス秋葉原駅から徒歩3分と交通利便性が非常に高く、NTTグループ日本製鉄グループの企業を中心に多数入居している。

AKIBA ICHI

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1階から3階の飲食店を主体とした店舗群は「AKIBA ICHI」(アキバ・イチ)と称される。1階にはスーパーマーケット「福島屋」、ドコモショップ秋葉原UDX店、秋葉原UDX内郵便局三菱UFJ銀行ATMコーナーなどがある。

店舗の詳細は公式ウェブサイト秋葉原UDXレストラン&ショップ アキバ・イチ」を参照。

駐車場

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UDXビルの地下には自動車800台、バイク124台が駐車可能な駐車場秋葉原UDXパーキング」がある。基本は有料だがUDX内のテナント「アキバ・イチ」や秋葉原電気街振興会加盟店の駐車サービス券取扱店舗で買い物をすると一定時間無料となるサービスも行われている[9]。週末には多くの痛車で賑わっている[10]

また、収納台数42台、24時間営業の屋内自転車駐輪場「秋葉原UDX自転車駐輪場」がUDXビル北側に設けられている[11]

脚注

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注釈

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  1. ^ プレミア投資法人が特定目的会社優先出資証券(持分19%)を保有。

出典

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参考資料

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外部リンク

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