「おねがいマイメロディの登場キャラクター」の版間の差分
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:::その後も一人で柊恵一を監視していたが、遂に音楽室で奪われたメロディー・ヴァイオリンを弾く柊とクロミらを見つけ、ダークパワーの精の恐ろしい話を聞いてしまう。魔法騒動で神技を伝えに学校に駆けつけていた王様に報告し、ノダの証言からも柊とクロミは関係している事実が固まり、やっと真実を伝えることができた。 |
:::その後も一人で柊恵一を監視していたが、遂に音楽室で奪われたメロディー・ヴァイオリンを弾く柊とクロミらを見つけ、ダークパワーの精の恐ろしい話を聞いてしまう。魔法騒動で神技を伝えに学校に駆けつけていた王様に報告し、ノダの証言からも柊とクロミは関係している事実が固まり、やっと真実を伝えることができた。 |
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::*『おねがいマイメロディ ~くるくるシャッフル!~』での活躍 |
::*『おねがいマイメロディ ~くるくるシャッフル!~』での活躍 |
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:::第3話で再登場 |
:::第3話で再登場。お助けキャラとしての性格・行動パターンは前作で気絶してメロディマークを貼られた時と同じ。 |
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:::事件解決後はマリーランドに帰らず、再び小暮の家で居候をすることに。 |
:::事件解決後はマリーランドに帰らず、再び小暮の家で居候をすることに。 |
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2006年4月16日 (日) 18:26時点における版
ここでは、テレビアニメ『おねがいマイメロディ』及び『おねがいマイメロディ ~くるくるシャッフル!~』に登場するキャラクターについて解説する。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
マリーランドの人々
マイメロディ
- 誕生日は1月18日。
- このアニメの主人公。赤い頭巾をかぶっている。近衛兵からも「通称”マイメロ”」と王様に紹介している通り、 みんなからは「マイメロ」と呼ばれている。口癖は「おねがい♪」。身長は、耳を伸ばした状態で、歌の膝の高さぐらいである。(マリーランドのほとんどの人の身長は、マイメロと同じぐらい。)
- 人間界に来た理由
- マリーランドで一家や友達と共に幸せに暮らしていた。ある日、アンダンテの森のお花畑にいたところ、空からクロミとバクが落ちてきた。二人の下敷きになった花を可哀想に思いしゃがんだ時、人間界とマリーランドを繋ぐ「ホルン」への踏み台にされ、二人を逃がしてしまう。故意ではないが逃亡幇助で捕らえられ、王様のお裁きで『クロミとバクを捕まえ、そして人間の夢を守る』という使命を与えられ、人間界へやってきた。
- 人間界での生活
- 夢野家で居候
- 人間界では、虹色の糸で結ばれたドリームパートナーの歌が住む「夢野家」に居候している。夢野家では家事全般を担当。バクと同じ時間に早起きして家事を行い、合間にクロミと魔法対決をしている。人間界での天敵は、ドラ猫ミィちゃん(3歳♀)で、街では襲われることが多い。
- 動く「ヌイグルミ」
- 最初は、歌たち以外の人間に自分を「ヌイグルミ」と思わせていたが、使命や家事などの行動に支障を来たしてきたことや、「みんなとお友達になりたい」という思いから、歌の父やクラスメイトたちに正体を明らかにしていった。そして、人間界の生活に慣れたせいか、知らない人前でも動くことが多いのだが、驚かれるぐらいで大きな騒動にならず、事なきを得ている。
- 警察に捕まる
- 能力
- 家事が得意
- ママ直伝の料理や掃除、裁縫が得意。薬草から薬を作ることもできる。料理では、マイメロが作るお菓子は食べた人を心から「ハフーン」と唸らせ、紅茶も近衛兵から絶賛されている。また裁縫では、歌の学校で家庭科の授業を担当したり、柊恵一の正体を知り落ち込んだ歌を励ますため、歌と自分の形をした携帯ストラップ人形を作っている。
- 悪夢魔法を感知
- マイメロは、クロミの悪夢魔法を感知することができ、街を捜索して騒動を治めている。クロミのように夢を叶える力は無いが、人間界に来た当初はよく勘違いされた。
- 耳
- また兎の一族で、耳で誰が何処にいるか分かるという特有の能力を持っている。マイメロの耳は、普段、両耳とも伸びていたり、左耳だけ垂れているときが多いが、右耳だけ垂れているときはあまりない。とても落ち込んだり、元気が無くなったりすると両耳とも垂れてしまう。
- 運動能力
- 運動は苦手だが、特訓でフラット君との合体技「必殺飛び出すフラット君パンチ」を編み出している。また、ドリームパワーで重くなったメロディ・タクトを振り続けられるように、王妃たちの1年間の地獄の特訓(滝打ちで精神力、兎跳びで足腰、巨人の星の大リーグボール養成ギプスのような金具で腕と肩を鍛える)を受けた。その成果は腕立て伏せ千回をこなし、軽々とタクトを振り、旋風を起こす力を得た。
- ダジャレ
- 夢野家の父・雅彦のダジャレを最初は理解できなかったが、『おねがいマイメロディ』第40話では突っ込めるまでになった。
- 弱点
- 気絶し易い
- 突然のことに驚いたり、精神的ショックやちょっとした物理的衝撃等によっても気絶し易く、その拍子で白い翼を生やした魂が抜けてしまう時がある。また気絶しないにしても、記憶が飛んだり、物忘れすることが多く、騒動を悪化させる原因になっている。
- 最大の弱点は、「耳を引っ張られると、耳が伸びきって、長時間気絶してしまう」ことだが、発覚の翌週には早速ギプスを装着し鍛え始め、何事もなかったかのように克服している。(弱点が発覚したのは第31話だが、その以前にも耳は伸びて気絶している。第11話のお風呂場の場面で、パパはヌイグルミのふりをしたマイメロを、琴が持っているヌイグルミのスポンジ版と思い、耳と足を持ち伸ばして体を洗っている。お風呂場のフックに掛けられ、「やな夢見ちゃった」と目を覚まし、色々な意味で嫌な体験を「でも、現実なのね」と受け入れている。)
- 考え事や長い会話は苦手
- また、普段はのんびりしているので、頭をフル回転させるような考え事や会話は苦手で、頑張った後はフラフラになり眠くなってしまう。
- 性格
- 強度のマイペース
- 性格は、裏表なく素直で友達思い。争いごとが嫌いで、悪いことに対しては「めっ!」と注意する。のんびり屋でかつ強度のマイペースであり、どんな時でもクッキーを焼き、紅茶を飲んでまったりしようとする。それ故か時々周りとテンポが合わない時がある。本人でも無意識のうちに相手の心を深くえぐってしまう言動が多々あり、特にクロミはマイメロから今でも「仲良し」と思われており、親切と思ってしたことがお節介だったなど、幼い時ときから度々その犠牲となっていた。
- 悪女という印象
- 悪夢魔法による騒動を解決する際には、「おねがい♪」の一言で周囲のモノを操り、自分では特に何もしない。この悪女っぽいキャラクターは、マイメロはまだ天然で行っているという違いがあれども親子三代に渡って受け継がれているようである。主人公かつサンリオキャラでありながら、この作品が「シュール」「ブラック」と言われる最大の要因である。
- 使命へのやる気
- 『おねがいマイメロディ』第40話にドリアン大臣から改めて人間の夢とマリーランドを守る重要な使命であることを認識させられ、頑張って音符集めをすると言っているが、もっと早く使命を成し遂げることもできた。第23話でバクからメロディ・キーを受け取り台座の文字を読んでいるが、この時が絶好のチャンスだった。そのままキーを奪ってしまえばクロミは悪夢魔法を使えず人間界で何もできなくなり、あとは捕まえてマリーランドに帰るだけだった。一緒にいたフラットくんも忘れていて、読んでいる最中にバクに取り返される。
マイメロディのアイテム
【シリーズを通して登場するアイテム】
- メロディ・タクト
- 虹色の糸
- タクトは、魔法アイテムを持つマイメロのパートナー歌と、虹色の糸で繋がっており、そのため歌が歌うことで魔力をチャージすることができる。虹色の糸は、歌がダークパワーに侵された人間にキスをされることで断ち切られてしまう。
- 『おねがいマイメロディ』での使用法や効果
- タクトを振るいメロディ・マークを生み出すことができる。シールのようなマークが付いたものには生命が宿り、悪夢魔法と対決する事ができる。「おねがい♪」と掛け声をすることでパワーアップし悪夢魔法を解くことができる。さらにタクトの魔法を強化するため、王家の秘伝書に書かれた神技は、『おねがいに「もーっと」をつける』ことだった。その後、クロミのメロディ・キーがメロディ・ヴァイオリンとの相乗効果で再びパワーアップを遂げた際は、王家に伝わる究極奥義の大奥義秘伝書に書かれた『さらに「もっと」をつけた「もっともーっと」』という、単純極まりない形でクロミを上回る力を手にいれた。
- メロディ・マークを貼る対象物
- マークをつけるものは、自分が可愛いと思うものに付けている。また、マイメロの魔法は、マリーランドの住人には効かないが、相手が寝ていたり気絶している時だけ魔法が効く。
- ドリームパワーで重くなる
- ピンク音符の五線譜と美紀の歌詞で、ドリームパワーが発動するとその影響によりタクトが重くなる。またドリームパワーの活性状態になると、所持者のマイメロ以外は持つことができない、と王様が教えた。
- 秘伝書
- メロディ・タクトの魔法を強化させる神技が書かれ、お城の宝物庫で保管されている。神技の中でも究極奥義は「大奥義秘伝書」に書かれ、マリーランドの存亡に関わる時にしか語られないため、「その言葉を発するとき、空が割れ大地は揺らぐ」という伝説が残っている。
- 『くるくるシャッフル』での使用法や効果
- 前作『おねがいマイメロディ』と同じタクトだが、『くるくるシャッフル』ではタクトを振ると、メロディ・マークが貼られた「お助けキャラ」を召喚し、クロミの悪夢魔法を解くことができる。前作同様、マイメロディは特に何もしない。
- 「メロディ・マーク」の掛け声でタクトを振ると、メロディ・コンパクトが出現し、カードが8枚飛び出てくる。そして「くるくるシャッフル。助けてね。カードさん」の掛け声で、その中から1枚選ばれ、カードに描かれた「お助けキャラ」を召喚できる。
- メロディ・マークを貼る対象物を探す必要が無くなった
- 召喚されたキャラにはメロディ・マークが貼られているので、前作のようにマークを貼るモノを探す必要が無くなった。召喚された「お助けキャラ」に「おねがい♪」して、悪夢魔法を解いてもらう。魔法騒動が治まり用事が済むと、メロディ・マークが消え、「お助けキャラ」は帰還される。
- メロディ・キャンディ
- 前作『おねがいマイメロディ』では、メロディ・マークを付けたものにキャンディをあげることで、タクトの魔法を解除することができる。バク父たちは「美味しい」と言って食べていた。
- 『くるくるシャッフル』でも前作と同じような効果を持ち、「お助けキャラ」として召喚されたキャラにキャンディをあげると、メロディ・マークが消え「お助けキャラ」は帰還される。キャンディやそれが入った容器は前作と同じ形をしている。
- メロディ・ボックス
- 悪夢魔法を掛けられていたものから出てくるピンク音符を収納する箱。『くるくるシャッフル』でも同じ役目である。
- 『くるくるシャッフル』では機能追加
- 形は猫脚付きの丸みのある宝石箱のようになっており、前作のような四角い箱ではない。また、柄が大きな花型の鍵が付いている。鍵をマイメロが箱に向かって振ることにより、箱の蓋が開き、音符が収納される。
- 8つピンク音符が集まると箱が輝き、「8つの音符が全て集まりました。あなたの夢は何でも叶えます」と喋ってくれる(声:?)。人間の言葉にも返事をする。願いを告げると「オーダー入ります」と返事をし、蓋を開き、願いを叶える。叶えた後は「貴方の願いは叶いました。また8つの音符を集めて下さい」と喋り、蓋が閉じる。
- ピンク音符
- 悪夢魔法をかけられた人間が、本当の自分の夢を見つけた時や夢への意欲が強くなった時に、マイメロに感謝したり、そう思わせたのがマイメロの魔法である時に、ピンク音符を出す。感覚の優れた人間には音符が見える。黒音符と同時に出現した場合には、お互い存在で相殺されてしまう。
- 『おねがいマイメロディ』での音符の役割
- ドリームパワーの曲
- ピンク音符が100個集まると、1つの曲ができる。それに詩を付けて、マイメロがタクトで指揮をとり、みんなで合唱することで、巨大なパワーを持つ「ドリームパワー」を生み出すことができる。そのドリームパワーだけが、ダークパワーと対抗することができる。
- 100個のピンク音符が空中の五線譜に並び、美紀が作った歌詞で曲が完成すると、歌たちはドリームパワーのピンク色の光で、夢防衛少女隊のコスチュームに変身した。
- (『おねがいマイメロディ』第40話にやっと大臣からドリームパワーについて教えられたが、マイメロはその以前から知っていたと思わせる節がある。それは第6話に「音符を集めるより、クロミ捕まえたほうが楽」というフラットくんの助言を「音符が4つ集まった」と無視したことから知っていた可能性を推測できる。)
- 『くるくるシャッフル』での音符の役割
- 何でも願いが叶う
- 前作『おねがいマイメロディ』との違いは、ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドの8個のピンク音符を集めると、何でも願いが叶うこと。人間だけでなくマイメロを含めマリーランドの人の夢も叶う。またお願いは1回限りではなく、ピンク音符を8つ集めることで再び願いを叶えることができる。
- 『くるくるシャッフル』では願いを叶えるために音符を集めるが、その音符の出る数は決まっていない。願いを叶えた感動の大きさで出てくる音符の数が変化する。『くるくるシャッフル』第1話では、夢野歌がマイメロと再び一緒に生活できる喜びから、いきなり8個の音符を出して、「マイメロとこれからも一緒にいたい」という願いを叶えた。
- ピンクの頭巾
- 白い四弁花が付いたピンクの頭巾。携帯電話などが入るだけではなく、人間が頭にかぶると、ダークパワーの曲の悪夢魔法から守られ、かつダークパワーの曲を聴くことができる力を備えている。
- 頭巾の種類
- 普段、身に着けている頭巾でも、ピンク色の濃淡にもこだわりがあり、その日の気分などで色を選び、気分がいい時は「濃い目の7番ピンク」のように使い分けている。ピンク色の頭巾以外にも、ピンク地に白のチェックやマイメロの祖母から貰ったイチゴ模様を持っており、視聴テロップで身に着けて登場している。
- また『おねがいマイメロディ』第42話では、第28話で発表された「マイメロ頭巾コンテスト」の最優秀賞に選ばれた「歌の特徴的な髪とたくさんの花飾りを付けたクルクル乙女頭巾」や「パイロット風ゴーグル付き頭巾」を着たマイメロが登場した。
- 頭巾の花飾り
- 頭巾のワンポイントの飾り。普段は白い四弁花を付けているが、『おねがいマイメロディ』第1話から13話では薄いピンク色であった。第14話から徐々に白に近づき、第20話には白色に変わっている(テレビ大阪のホームページにある「キャラクター紹介」では、薄いピンク色で紹介されている)。一片がはらりと落ちると不吉なことが起こる。
- 飾りの種類
- 引き出しの中に収められている頭巾には、最初から飾りが付いているので、飾りの交換が可能かは不明なのだが、歌が風邪で寝込んだときは十字がピンク色のナースキャップ風、海水浴では水色のハイビスカス、新年の着物姿でのご挨拶では梅の花を付けている。またミニサンタに変身した時は、緑のリボンがついたベルを付けている。
- 空飛ぶ傘
- 空をゆっくり飛んで移動でき、人間界とマリーランドを行き来することもできる。強風に弱く骨が曲がり墜落することもある。重量制限があり、人間一人までしか一緒に飛ぶことができない。フラット君も持っている。傘のスペアが無いため、クロミに奪われからは、徒歩やフラットくんの傘で移動している。
- マイメロディハウスとコトコトキッチン
- マイメロ専用の家とキッチン。歌のハイベッドの下にカーテンを張り、そこをマイメロの部屋にして家を置いている。ベットの真下にあるので、今のところ、歌の寝相で壊されていない。家を飛び出したバクが一泊している。
- 携帯電話
他には、耳つき手鏡、飴を持っている。
【『おねがいマイメロディ』で登場したアイテム】
- キーボード
- 歌たちとの歌の伴奏をしたいと思っていて、サンタクロースからプレゼントされる。まだ上手く演奏することはできない。
- ノート(マイメロノート?)
- 学校で勉強するときに使っている。歌に作ってもらった。
- 日記帳
- 楽しい日記を書いていくことを決めていたのに、最初の1日目から書いていない。今は日記をつけているか分からず、忘れてしまっている。
【『くるくるシャッフル』で新登場したアイテム】
- メロディ・コンパクト
- 折りたたみ式の鏡。片面は鏡があり、その鏡が蓋のようになっており、開くと「お助けキャラ」を召喚するカードが収納されている。もう片面には鏡ではなくテレビ画面のようになっていて、その下には左からハート、花、音符の3つのボタンが付いている。
- 取扱説明書
- ピンク色の説明書。『くるくるシャッフル』第1話にて、王様から授けられたアイテムの取り扱い方が書かれている。
クロミ
声:竹内順子
- 誕生日は10月31日 (ハロウィーン)。
- 黒い頭巾をかぶり、マイメロよりちょっと目つきが鋭く、シッポは悪魔のように鋭く尖っている。自分の事を「あたい」と呼び、自称「プリティ悪魔っ子」。人間からはよく「黒頭巾」「座敷童子」と呼ばれ憤慨している。好きな食べ物はらっきょうとたこ焼き。マイメロはマリーランド時代から腐れ縁でつながった宿敵。
- マリーランド時代
- 幼い時はとっても女の子らしい性格で、部屋も壁紙をトランプ模様でかわいく飾っていた。マイメロたちと同じ学校に通っており、彼女には仲良しと思われているため、仇となるような親切を多く受けてしまうなど相当引っ掻き回され、妙な逆恨みをするようになってしまう。また、学校で憧れのライオン先輩(声:?)に恋するが、それもマイメロの親切(お節介)により、恋路も邪魔されてしまった(クロミノートNo.1126)。そのため、しだいに言動が乱暴になり、趣味だった日記も復讐帳「クロミノート」に変わってしまう。日ごろの鬱憤を晴らすため、海岸で夕日に向かって叫んだり(浜辺で出会ったバクを子分にしている)、レディース「クロミーズ5」に属し三輪車で爆走する日々を送っていた。
- お城の「反省室」に入れられた理由
- ある日、クロミの行いついて、城内の法廷で裁判が開かれた。被告人クロミに対して裁判官は「勝手な思い込みでマイメロを逆恨みし、その腹いせにパパとママを泣かせたこと。王立公園の花園を荒らしまわったこと。三輪車で暴走し善良なる市民を脅かしたこと。調理場から王様のパンを無断で持っていったこと」と罪状を告げた。そして判決を下す直前に乱入したバクに「パンを盗ったのはお腹を空かせたバクの弟たちのため」と弁護されるが、クロミは「全部自分で食べた」と強く否定し、バクのために罪をかぶる。判決後、クロミはお城の反省室(地下牢)に入れられた。
- 人間界へ脱走
- お城の反省室に入れられるが、隙を見計らい、バクと共に脱走。ついでにお城の宝物庫から「メロディ・キー」と「メロディ・ボウ」を持ち出した。警報が鳴り、お城の近衛兵に追われ、アンダンテの森のお花畑で捕まりそうになるが、近くにいたマイメロを踏み台にして「ホルン」に飛び込み、バクと共に人間界に逃亡した。
- 柊恵一との関係
- 出会い
- 人間界で歌に最初の悪夢魔法を掛けた後、次のターゲットとしてタイミングよく柊恵一が通りかかった。自分たちの姿を見ても驚かないことに怒っていたが、柊が「メロディ・ボゥ」を使うことができ、バイオリンを演奏することで「メロディ・キー」に魔法力がチャージされた為、いけ好かない奴だが、ダークパワーを手に入れるのに利用できると判断し、手を組むようになった。
- 憧れ
- その後は柊家に居候し、黒音符を集めるため、マイメロと魔法対決を繰り返すようになる。最初は柊恵一のことを「柊さん」と呼んでいたが、キザでカッコいいところに惚れ、柊の虜となってしまう。それからは「柊さま」と丁寧に話し、彼とのラブラブな生活 (自分を「ロミー」と呼ばせるなど)をいつも妄想している。憧れの柊と踊るために、一回だけ自分に悪夢魔法をかけ人間の姿になった事もある。そのときの名前は「クルミ・ヌイ」。練習していたダンスの技も手伝い、柊を魅了することができ、クロミは元の姿に戻るまで至福の時を楽しむことが出来た。
- お仕置き
- 柊恵一自身に魔法を掛けてしまった時は、激怒されてしまい、「二度としません」と100回謝っている。その後、早とちりで再び魔法を掛けてしまい、罰として柊邸内にある全88箇所のトイレ掃除をさせられている。
- ダークパワーの呪縛を解く
- 100個の黒音符を集め柊に褒められるが、ダークパワーの力の本性を知ったため、柊恵一が弾く悲しい曲が聞こえると、何処で道を踏み外したか自分に本心を話し元に戻ってほしいと、バクに乗り電波塔に向かう。ダークパワーの電撃を受けた(バクは地面に落ち倒れた)後、一人で塔を登るが、強風で飛ばされたところを歌に助けられる。マイメロも一緒にいたため、いつもの悪態をついてしまい、その姿から歌に柊を変えたのはメロディ・ボゥを持ち込んだクロミのせいだと恨まれてしまう。頂上に辿り着くがダークパワーに邪魔され説得できない。その時、歌に魔法で自分の夢の扉を開いて欲しいと頼まれる。
- マイメロに柊恵一が好きなことを指摘され認めるが、自分より歌が気に入られていたことを思い出し、ヌイグルミが人を好きになることがおかしいのか、と切なく複雑な心境を歌に明かし涙を流す。残り少ない魔力をクロミと歌が柊を想う強い気持ちで補い、夢の扉を開くと、以前バクの儀式で見た柊の夢の世界で、捨てられた夢のゴミ袋も見つける。その中から歌の声が聞こえる袋を開けると、溢れ出てきたのは歌との記憶ばかりだった。やはり自分との記憶はないと落ち込むが、袋の奥からクルミ・ヌイが現れ、自分との記憶が柊の心にもあり思いが通じていたと感動する。クロミと歌の記憶が柊の心に温かさを与え、彼をダークパワーの呪縛から解くことができた。
- 人間界での生活
- 柊家では、柊に頼み自室を好きな黒色で統一した「ゴスロリ調」に整えてもらっている。家事はバク任せにして、ダンスやゴルフのパターの練習をしたり、恋愛小説や占いなど本を読んでゆっくりくつろいで過ごしている。
- マイメロとの魔法対決
- 魔法対決は負けることが多いが、白山の願いを叶えた為、音符の数ではマイメロに勝っていた。夢を持った人間を見つけると、話術を駆使し夢のカウンセリングを行うが、その過程ではバクとコスプレして芝居を行い人間を誘惑する。
- 悪夢魔法は時には、クロミが考えていた事を上回る騒動に発展し、手に負えなくなることもある。そのときにはマイメロに頭を下げてお願いしている。
- バクとの日常
- 回を増すごとに、バクとの漫才じみた遣り取りが多くなり、真菜からは「漫才コンビ」と呼ばれるようになった。性格がSであるため、バクを犬のように扱い、怒りの捌け口にしているときもあるが、バクがMのおかげで「ひどいゾナ」の一言で済んでいる。バクのことは嫌いではなく、どんな事をしてもついて来てくれる部下であるため、優しく慰めることもあり、最近はバクの助言に従うこともある。
- 一度、無断で「バクノート」を見て喧嘩別れをしているが、バクがいないと移動や悪夢魔法など行動が不便になってしまった。戻ってきてもらうために、バクに求められた優しさを示そうとマイメロの真似をしたり、白山を媒介にして自身に悪夢魔法を掛けマイメロ化したりして、その懸命な姿を見て許してもらっている。
- 能力
- 話術は得意で、カウンセリングのような感じで夢の内容を聞き出し悪夢魔法を掛けている。突っ込みの才能もあり、バクとの漫才(コンビ名「バクロミ」)も上手い。いつもバクを練習台としているため、ハリセンやパンチが鋭く決まる。少しでも柊恵一に近づこうとする努力家な所もあり、ダンスも練習を重ね、受賞パーティでは柊と上手に踊っている。
- 家事は苦手。料理は下手で、砂糖と味噌を間違えたケーキでマイメロとバクを気絶させた。
- 弱点
- 弱点は、シッポを踏まれること。踏まれると気絶してしまい、半日たたないと気がつかない。気絶すると、黒い翼を生やした魂が、体から抜け出ていく。また、本当に暴走するバイクやお化けとか怖いものが苦手。夜は眠いため、バクが夢の匂いを感じても行動はしない。
- 性格
- ツンデレ、姉御肌、人情に厚い
- 一言で言うと「ツンデレ」。レディースのリーダーらしく姉御肌で、ウジウジした態度を嫌う。涙もろく、グッと感情くると堪え切らない。乙女チックな美紀のポエムは苦手である。好きな人には一途で尽くすタイプであり、柊恵一に対する態度からも見て取ることができる。
- 強気でサドっ気が強い
- 日ごろ乱暴ものに見える行動や、マゾっぽい言動をするバクに対する態度から、強気でサドっ気が強いと見られてしまう。
- 女の子らしさ
- 両親との関係
- マイメロとは反対で両親のことが嫌い。レディースに入ってからは母親とはほとんど口も利かず、お城の反省室に入れられても会いに来なかったため、絶縁状態であった。
- が、大嫌いなクリスマスに、プレゼントの手編みのマフラーと、反省室に行けなかった真実と心配していることが書かれた手紙を受け取り、それを読んだことで、自分の思い込みから、両親との間に大きな壁をつくってしまった事を反省する。そして両親がそんな自分に、いつも深い愛情を注ぎ続けてくれていたことに気づき、涙した。
クロミのアイテム
【シリーズを通して登場するアイテム】
- メロディ・キー
- 『おねがいマイメロディ』での使用法や効果
- 願いを持った人間に対して「開け、夢の扉!」の掛け声と共にキーを振ると、悪夢魔法の力で夢の世界が開き、夢を叶えることができる。キーの魔法力は、埋め込まれた宝石の色 (MAX:深緑、0:灰色)で残量が判り、柊恵一がメロディ・ボウでヴァイオリンを演奏することでチャージされる。また黒音符の楽譜を演奏することで、キーの魔法力はパワーアップし(対象者の意思や同意が強くなくても魔法をかけられる)、メロディ・ヴァイオリンが揃う事でさらに強力になる。
- 魔力残量が少ない場合には効力は弱く、叶えた夢もさえない結果になる。だが、夢の持ち主と魔法を使うクロミの気持ちが強いほど魔力は増幅され、少ない魔力でも夢を叶えることができる。ちなみに、メロディ・キーとメロディー・タクトとの違いは、メロディ・キーにはマリーランドの人にも無条件で悪夢魔法をかける力があること(第12話でバクも白山と一緒に魔法にかけられた)。
- 「裸ヴァイオリン」と呼ばれた理由
- 悪夢魔法の発動開始時には、夢の世界に誘うため、メロディ・ボゥを所有しダークパワーを操る者(姿は衣服を着けず上半身裸体)が、混沌とした闇の上から包まれ、ヴァイオリンを演奏する「幻想」を見せられる。また、黒音符が集まりダークパワーが強くなることで、その力を操る者としての存在が強くなるため奏者を包む闇が薄くなり、幻想で現れる姿がよりはっきり見えるようになる。このため、物語序盤では顔が見える程度だったが、徐々に肩、胸と広がり、物語終盤には腰上まで見えるようになってしまった。柊恵一が所有していたときは、そのたびに闇に包まれた柊の姿が現れるが、柊に渡す前(第2話)はバクが現れた。また、特別な力が作用する場合は、その力を発している者が現れ、第39話では特別な力を持つサンタクロースが帽子をかぶって現れている。
- 幻想で柊恵一が弾く曲
- ブランコビッチ作曲の「夢の幕間」という曲。ブランコビッチという作曲家は、現実には存在せず、音楽担当の渡部チェルの作曲である。(CD『柊恵一 ヴァイオリンソロアルバム』に収録)また、『おねがいマイメロディ』第1話で、夢野歌が演奏会で弾いた曲も、ブランコビッチ作曲で「イタリアの道化師」という曲である。
- 自分にも魔法をかけることができた
- 台座のかどには、自分に魔法を掛ける方法が書かれており、その方法は「8本のろうそくに火をともし、魔法陣の中心で呪文を反対(ラビトノメユ、ケラヒ)に唱える」。魔法を解く方法は「ろうそくの火を自分で消すこと。もし自分で消さなければ、ろうそくの炎がすべて消えたとき、自分がいちばんなりたくないものに変身する。そして永遠にもどれなくなる」。この魔法は、巨大な魔力を発生させるため、魔法が完成すると壁を吹き飛ばすほどの爆発を起こしてしまう。
- 『くるくるシャッフル』での使用法や効果
- 『くるくるシャッフル』第1話で、お城の宝物庫から盗み出した新しい「メロディ・キー」は、付属の取扱説明書をクロミが読んだところによると、世界を滅ぼすダークパワーとは関係ないようだ。
- 使用法や効果は前作『おねがいマイメロディ』と同じで、願いを持った人間に対して「開け、夢の扉!」の掛け声と共にキーを振ると、悪夢魔法の力で夢の世界が開き、夢を叶えることができる。キーの魔法力は、宝物庫で盗んだ「ピック」を使って柊潤がエレキギターを演奏することでチャージされる。
- 上半身は裸
- 悪夢魔法の発動開始時には、夢の世界に誘うため、ピックを所有し「メロディ・キー」にエネルギーを送る者(柊潤)が、闇の中でエレキギターを演奏する「幻想」を見せられる。
- 黒音符
- 悪夢魔法をかけられた人間が、本当の自分の夢を見つけた時や夢への意欲が強くなった時に、クロミの悪夢魔法に感謝したり、そう思わせたのがクロミの悪夢魔法である時に、黒音符を出す。ピンク音符と同様に、同時に出現した場合には、お互いの存在で相殺される。
- 『おねがいマイメロディ』での音符の役割
- ダークパワーの曲
- 黒音符が100個集まると、恐ろしい曲が完成する。それこそがダークパワーの曲であり、その曲で蘇る巨大な力により、全ての人間の夢を消し、マイメロやクロミ諸共マリーランドを消滅させる。クロミは、「マイメロへの仕返し」だけを目的にしていたため、真のダークパワーが何たるかを全く理解していなかった。第49話で、遂に100個目の黒音符を手に入れた後、真実を知ったバクから聞かされ、事の重大さに驚愕する。しかし、間髪を入れず、柊恵一に気づかれてしまい、集めた黒音符を奪われてしまった。
- 『くるくるシャッフル』での音符の役割
- 何でも願いが叶う
- 前作『おねがいマイメロディ』との違いは、ピンク音符と同じく、ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドの8個の黒音符を集めると、何でも願いが叶うこと。人間だけでなくクロミやバクを含めマリーランドの人の夢も叶う。またお願いは1回限りではなく、黒音符を8つ集めることで再び願いを叶えることができる。
- 『くるくるシャッフル』では願いを叶えるために音符を集めるが、その音符の出る数は決まっていない。願いを叶えた感動の大きさで出てくる音符の数が変化する。
- 携帯電話
- より効率的に黒音符を回収するために、柊財閥が作り上げた。クロミの形をし、電話番号は963で始まる。着信音は柊恵一の声で「クロミ、かわいいね…」であるが、隙あるごとにバクが自分の声で「俺人生の勝ち組、モテモテ~!! 」に入れ替えている。プレゼントされたときは感激し、マイメロに見せ付けているが、さりげなく床に落とされてしまう。マイメロに電話番号を聞かれるが教えない(クロミはマイメロの番号を知っている)。最近は携帯ゲームにはまっているようで、パケット代が多くかかっている。
- クロミノート
- マイメロへの恨み辛みを書き込んでいる黒色のノート。ライフワークになってしまっており、人間界に来てからも書き込みが増え続き、第49話時点でナンバーは6666(くるくるシャッフル1話では6998まで増加)を数え、いつかノートを元に復讐をする事を夢見ている。柊恵一に魔法をかけた罰として燃やされそうになったこともある。クロミの逆恨みに過ぎないものも多いが、彼女の今までの境遇を考えると同情を禁じえない部分もある。
- 忌まわしき「ナンバー1」
- 元々は子供の頃に買って貰った赤色の日記帳だった。みんなの前で自慢し1㌻目に「マイメロと仲良くなりたいな」と満足げに書いた直後、間違えたとはいえ?マイメロに破かれ、ひつじさんの鼻紙に使用された。そのために最初の1㌻目が破れている(本来この1㌻から、この頃一番の仲良しのマイメロと遊んで楽しい一日が記されていく筈だった)。この出来事が忌まわしきナンバー1となり、クロミは時々その出来事を夢に見てうなされている。
- 燃やされかけた
- 第43話でバクと外出中に柊恵一に奪われ、バクに対してダークパワーの情報との取引材料にされた。バクノートと同様に燃やされそうになるが、バクが泣いて許しを請うたため、絶対の情報提供を条件に返された。
- 黒頭巾
- 額のピンク色のドクロマークは、クロミの感情とシンクロしている。新年の着物姿でのご挨拶では、ドクロマークにピンク色の水引を付けている。また、サンタクロースの力でミニサンタに変身した時には、ドクロマークの代わりに赤い実をつけたヒイラギの葉を付けている。
- ツッコミに不可欠。バクに手入れをさせ、いつもイイ音が鳴る様にしている。
- 傷の応急処置用。マリーランドの人は、体がヌイグルミ(中綿だけではなく、骨格もある)であるため、生地が破れ怪我をした時は、破れた箇所を縫い合わせ処置し、詰物の綿がはみ出てくるのを防ぐのだが、クロミは裁縫ができないため、縫う代わりに「カチッ」と繋ぎ止めている。
【『おねがいマイメロディ』で登場したアイテム】
- メロディ・ボゥ
- 卓の先(ヘッド)に悪魔の顔が装飾された黒い弓。メロディー・ヴァイオリンと対をなし、メロディ・キーの魔力を強くすることができ、黒音符の楽譜を演奏すると、ダークパワーを発生させることができる。持ち主を選び、柊恵一が所有したいた。クロミが反省室から脱走する際に、お城の宝物庫から奪った宝物。
- メロディ・ヴァイオリン
- ハープリング(外縁)やペグ(糸巻き)は鋭く尖り、ブリッジ(駒)が悪魔の顔、スクロール(渦巻き)に翼、など各部に悪魔を思わせる装飾を施されている。メロディ・ボウと対をなし、メロディ・キーの魔力を強くすることができ、黒音符の楽譜を演奏すると、ダークパワーを発生させることができる。ダークパワーの精は、名器ストラディヴァリウスを超えるヴァイオリンであると柊に話す。お城の宝物庫で保管され、マイメロの連絡により厳重に警備を行ったつもりだが、レディースからもヌルイと言われた近衛兵達の危機意識や防衛能力は乏しく、ニャンミたちの捨て身の妨害もあってクロミに奪われてしまう。持ち主を選び、柊恵一が所有したいた。
- キーボード
- 柊恵一のバイオリンと素敵な伴奏がしたいと思い、サンタクロースからプレゼントされる。マイメロとプレゼントが同じになりショックを受ける。
【『くるくるシャッフル』で新登場したアイテム】
- ピック
- 『くるくるシャッフル』第1話でお城の宝物庫の鎧の中に隠されていたもの。メロディ・キーと共に盗んだ。ダークパワーを思わせるような紫色で、角が鋭い。最初は小さかったが、柊潤が手に取ると、人間が扱うサイズに大きくなった。
- 黒い箱
- 『くるくるシャッフル』第1話でお城の宝物庫の鎧の中に隠されていたもの。メロディ・キーと共に盗んだ。マイメロが『くるくるシャッフル』第1話で王様から授かったメロディ・ボックと同じようなものだが、色が黒色。役目は不明。
- 取扱説明書
- 白色の説明書。『くるくるシャッフル』第1話でお城の宝物庫の鎧の中に隠されていたもの。メロディ・キーと共に盗んだ。隠されていたアイテムの取り扱い方が書かれている。
バク
- 誕生日は2月29日 (うるう年)。
- クロミのお供の紫色のバク。体の形と色から「なすび」と言われやすいが、体に火がつくと「焼きナスになる」と自分でも自覚している。語尾が「~ゾナ」で、苦労人なせいか「人生勝ち組」が口癖になっている。好きな色は、結構自分のボディーカラーを気に入っている。好きな食べ物は、たこ焼きと焼き鳥 (串に刺さった食べ物がお気に入り)。
- マリーランド時代
- クロミとの出会い
- 大家族の長男として、共働きの両親の代わりに弟たちの世話をしていた。ある日、バク父と喧嘩し浜辺で一人泣いていると、マイメロへの鬱憤を晴らすために夕日に向かって叫びに来たクロミと出会う。ハンカチを差し出され「男は泣くもんじゃない」と元気付けられ、その時初めて優しくしてくれたクロミに一生ついて行くことを決心した。
- クロミについて行く
- その後、悪さが過ぎたクロミが裁判で裁かれることになり、法廷に乱入し「クロミがパンを盗ったのは、バク父の酒代がかさみ家族の食費が足りなくなり、弟たちがお腹を空かせていたのを、クロミが見かねてバクの家に持ってきたから」と弁護する。それを聞いた裁判官がバクも裁こうとした時、バクを庇うためにクロミに強く否定されてしまう。判決でクロミはお城の反省室に入ることになるが、一緒にいたい気持ちですぐに調理場のパンを盗り、クロミと共に反省室に入れられた。その後、隙を見計らいクロミと共にお城から脱走し、人間界に逃亡した。
- 人間界でのクロミとの日常
- 背中にクロミを乗せ空を飛び、夢のにおいを探している。クロミとの会話は漫才じみており、真菜から「漫才コンビ」「ぼけなすび」と呼ばれている。
- 兎に角、クロミにいじめられ(バクもそのことを「バクノート」にチェックしている)、突っ込みをいれたりして口答えすると、「ゆるい腹」をつねられたり、ハリセンで叩かれたり、キックを食らったり、アッパーカットで地球を一周したりしている。
- マイメロとの関係
- クロミの悪夢魔法を解けるのがマイメロだけなので、魔法が暴走してピンチになると、敵という関係を無視し助けを求める。またクロミにバクノートが見つかり喧嘩別れした時、行く当ての無いバクを、マイメロが夢野家に誘ってくれたこともあり、マイメロの事も結構好きである。
- 人間界での生活
- 居候先の柊家ではクロミと同じ部屋だが、部屋の隅に建てた「バク小屋」で寝ている。バクだけ、柊恵一からガス水道光熱費などを請求されているため、アルバイトをして支払っているが、払わなくてもよいクロミの分も意地で払っている。クロミの生活費がバクの家計に影響し、第47話では、財布にお金が入っていないことに気づかず、お店でたこ焼きを食べてしまったため店主に捕まり、気絶していたが共犯にされたクロミと共に、無銭飲食で警察に突き出されてしまった。
- バクの一日
- 第35話では、絵に描いた好青年のような一日が紹介されている。
- 「朝4時起床、新聞配達のアルバイトから一日が始まる。早朝の爽やかを感じつつ、ジョギングしながら配達を行う。夢野家にも配達し、新聞を受け取るマイメロと挨拶する。朝食後、クロミを静かに(気絶)させ家事をこなす。午後までの短い自由時間は、日課とした幼稚園児の相手 (チャラポワの次に好きな保母さんに癒されたい目的も含む)、老人の将棋友達等のボランティアに精を出し、倹約のために路上ティッシュを回収する。午後からはクロミに昼食を食べさせた後、黒音符集めをし、夜はおでん屋台にて親父相手に愚痴をこぼし、好物の魚肉ソーセージをつまみ、ウーロン茶で酔う」といったものであった。
- 能力
- 耳
- 耳を羽ばたかせて自在に空を飛ぶことができる(そのため『くるくるシャッフル』第1話では、近衛兵に捕まった後、マリーランドへ護送する際に、飛んで逃亡できないよう耳を結ばれた)。他にも新聞紙を持ったり、耳を大きく広げクロミのマントや掛け布団代わりにもなる。
- 夢を司る
- バクの一族は夢を司る能力を持ち、夢のにおいを感じ取ることができる。そして55年に一度満月の夜に夢のはざまの世界に侵入することができる。その儀式の呪文は、「ゾナがゾナでゾナ5段活用、ゾナ、ゾシ、ゾラ、ゾリー!眠りの夢の主召喚ゾナ!」と唱え、眠りの夢の主を魔方陣の上に召喚(召喚されたものは何をされても起きない)し、召喚後「ゾナ、ゾシ、ゾラ、ゾリ、月見て一途なコイコイ夢!」と唱え、夢の主から夢を吸い込む。吸い込んで膨れたバクの体の口から入り、体の中で召喚された人の夢の世界を体験することができる。
- 黒音符を蓄える
- また黒音符を体内にためることができ、たくさん音符が発生すると、串に刺していただいている。音符には出した人独特の味があるらしく、白山の黒音符は脂っこく、食べた後「ウーロン茶が欲しい」と言っている。
- 鋭い感覚を持つ
- 器用で家事も得意
- 大家族で生活をおくったため、料理や掃除など家事が得意。弟たちの世話をしていたため、子育てについては「下手な育児所よりよっぽどノウハウがある」と自負している。手先が器用で、造花の内職や裁縫もできる。
- 多才
- 性格
- マゾっ気とも思われる「我慢強さ」
- サンリオ公式プロフィールの通り、非常に我慢強く忍耐強い。そのため、クロミにどんなことをされてもめげないのだが、いつもと違うときには「こんなのクロミ様らしくない」とMっぽい発言をしている。
- 忠節を尽くす
- クロミと似たところがあり、好きなものには一途に尽くす。クロミが本当は優しい人と分かっていて、自分のことを「クロミ様の忠実なるナイト」(自称:バク・ホーヘンベルク・フォン・シュトロハイム)と言うように、クロミの幸せが自分の幸せであり、クロミのためなら身を挺し自分の手を燃やしている。クロミを救う為なら自分がどんなに傷付いてボロボロに為ろうとも最後の気力尽きるまで諦めず助けようとする。たとえ満身創痍の状態であっても身を挺してまでクロミを守ろうとする。
- 人情に厚い
- 大家族で貧しく色々と苦労を重ねているため、困った人がいると放っておけない性格。努力が報われない想いも経験しているので、同じような人がいると同情し涙を流してしまう。親兄弟を大切にして喜んで弟たちの世話をし、元気な弟たちが空腹にならないように、造花の内職で食費を稼ぐ。
- 父に似て女好き
- 女の子が好きなのだか、真菜だけは自分を見ても動じず何をやっても勝てないため苦手である。第41話の悪夢騒動では、リングネーム「バク・ザ・ナスビーニョ」と名乗り、真菜に今までの仕返しをしようとするが、軽く一蹴された。また、自分よりモテるものが嫌いで、捻くれた性格なのにモテる柊恵一を快く思っていない。
- 夢
- 「勝ち組」になること
- 今までの苦労している分、勝ち組になりたい。そして女の子にモテるのが夢らしく、テレビの懸賞で当てた携帯電話に、いつでも女の子の電話番号を登録できるようにしている。デートプランも5h前薔薇風呂(リラックス&よい香り漂わせる)、4h前毛並みをそろえる、3h前到着、2h前コースをチェック(高尚さをアピールするため美術館のパンフも確認)と用意周到である。
- クロミが喜ぶこと
- クロミがマイメロヘの復讐を達成して喜ぶ姿を見たいために、バクは悪夢魔法や音符回収の協力しているが、歌からダークパワーの本当の力を教えられ、自分たちが大変なことをしていることに驚愕する。100個目を目前に、マリーランドを守るためにクロミにどう説明するべきか、大きな悩みを抱えてしまう。黒音符を100個集めた後で、ようやく、クロミに本当の事を教えることができたが、時すでに遅く、柊恵一に気づかれ、溜め込んだ黒音符を奪われてしまった。
バクのアイテム
- ハンカチ
- 酷いことや悔しいことに耐え抜く時に、噛みしめて泣けるようにしている。
- バクノート
- 内容はクロミノートと似ていて、クロミや柊から受けたつらい仕打ちを書き込んでいる。クロミが怒り、バク小屋を放り投げボロボロされた時に、発見されてしまう。第43話でクロミと外出中に柊に奪われ、ダークパワーの情報との取引材料にされたあげく、燃やされてしまった。『くるくるシャッフル』第1話に、お城の反省室で新しいノートを作り上げた。
- バク小屋
- 内装は壁に手書きでテレビや本棚、花瓶を描き、持ち物を唐草模様の風呂敷に収納。朝が早いため気合目覚まし時計を置いている。最近は壁に「チャラポアちゃん」ポスターを貼り癒されていたがクロミに破られ、代わりにレディース姿のクロミのポスターを貼っている。
- チャラポワちゃんグッズ
- バクの大好きな女性テニスプレーヤー。とにかく癒されるらしい。ポスターは失ったが、サンタクロースから念願の電動フィギュアをプレゼントされる。
マイメロディのお友達
- フラットくん (声:三浦香)
- 水色のネズミ。身長はマイメロの半分ぐらいで、体は小さいが大きな耳を持っている。好物はポップコーン、自分専用のポップコーンメーカーを持つ。特技は前歯で噛り付きと、メロディ・マークを張られた時に使えるマリーランド拳法「究極奥義 レインボー拳」。あまり文字(特に漢字)が読めない。パパにデート術をしこまれていて、フランス語を少し話せる。
- マイメロと仲良し
- マイメロが好きで一番の仲良し。マイメロの役に立ちたいので、メロディーマークを付けられる役を買って出る。マイメロに使命を果たすように急かすが、マイメロの紅茶や菓子ではぐらかされてしまう。真菜からはマイメロの友達で苦労している姿を同情される。比較的常識人なので、超マイペースのマイメロには振り回される立場に立つことが多い。
- 小暮駆との出会い
- マイメロを探しているところを小暮に捕まり、小暮の住むマンションに連れ込まれ、そのまま居候している。魔法を使えないが、「ポップコーンを100個食べると使える」と小暮に嘘をついていた。マイメロのように自前のハウスやベッドも無く、小暮の部屋は衣服が散らかり汚れているため、床に敷き布団代わりに座布団を置き、その上で靴下を寝袋にして寝ている。マイメロと比べて待遇はよくなさそうだが、その代わり部屋にあるテレビゲームで遊び、ゲームの腕前は(下手な)マイメロを簡単にあしらうほど上達している。
- マイメロのサポート
- 『おねがいマイメロディ』での活躍
- クロミたちの逃亡幇助について、マイメロの潔白をひつじさんと主張したが、「証拠」の意味が解らなかったため、マイメロの人間界行きが決定する。自分の傘を使いマイメロママのお使いでキッチンを届け、王様や大臣の命でマイメロを監視するため人間界にやってきた。
- 人間の夢を守りかつ早くマリーランドに帰る案として、「クロミ捕まえたほうが楽だ」とマイメロに助言したが無視される。その後はマイメロの魔法対決に協力し続けていたが、小暮と下校中にクロミとバクが柊邸に入る姿を見つけ、クロミと柊恵一の関係に疑問を抱く。小暮と柊邸を監視し、クロミとバクが柊邸から飛び出していく姿を確認すると、用意していた忍装束に着替え潜入する。警備隊に追跡され、偶然飛び込んだ部屋にいた歌に事実を伝えるが、歌の告白直後でタイミングも悪く、信じてもらえなかった。
- その後も一人で柊恵一を監視していたが、遂に音楽室で奪われたメロディー・ヴァイオリンを弾く柊とクロミらを見つけ、ダークパワーの精の恐ろしい話を聞いてしまう。魔法騒動で神技を伝えに学校に駆けつけていた王様に報告し、ノダの証言からも柊とクロミは関係している事実が固まり、やっと真実を伝えることができた。
- 『おねがいマイメロディ ~くるくるシャッフル!~』での活躍
- 第3話で再登場。お助けキャラとしての性格・行動パターンは前作で気絶してメロディマークを貼られた時と同じ。
- 事件解決後はマリーランドに帰らず、再び小暮の家で居候をすることに。
- ひつじさん (声:竹内順子)
- ピンク色の羊。本名「ピアノちゃん」。マリーランドのマイメロの友達で幼馴染。マイメロより体が少し小さい。マリーランドで王様達のお供をし、ゴルフをする王様達のキャディとして付き添う。『おねがいマイメロディ』の放送開始時点では、まだ名前が決まってなかったようで、ひつじさんとしか呼ばれてなかった。名前が決まってからはハリーによって半ば強引に名前が告知され、マイメロも「ひつじさん」と呼んでいたのが、それ以降は「ピアノちゃん」と呼ぶようになった。
- 性格
- 性格は、やさしくて、あまえんぼ。天真爛漫。『おねがいマイメロディ』第49話で美紀が作詞でスランプになった時に、ゴマに含まれた成分(セサミン、トリプトファン、ビタミンB6)で頭をハッキリさせ、よい作詞ができるように、ゴマ煎餅をさし入れてをしたり、もっと頭がハッキリするように、DHAが豊富なクロマグロを獲っている。
- 言葉
- 「めぇ~、あぱあぱ」としか喋れないが、第41話でマイメロやクロミは、美紀と対決したひつじさんがポエムを喋っていると分かっている事から、マリーランドの人には通じている。人間には言葉が通じていないようだが、美紀や審査委員長など一部の特別な感覚がある人には分かるようだ。
- 能力
- ポエム
- 特技はポエムで、「夢ヶ丘新聞主催交通安全強化月間ポエム」の新人賞を飛び入りで受賞し、美紀を脅かすライバルになっている。またマイメロとは違い、キーボードを上手に弾けるので、ドリームパワーの曲が完成すると、平等院の髪型で演奏した。
- 眠らせる
- 他にも、自分が羊である特性を活かし、フラットくんを魔法にかけるため、目の前で何度も柵を飛び越え、眠らせることができ、自分自身も瞬時に眠ることができる(野比のび太の「昼寝」を思わせる)。
- 泳ぐ
- 作中では唯一、ヌイグルミだがクロールで泳ぐ姿を見せている(『おねがいマイメロディ』のエンディングでは、フラットくんやリズムくん、リスくんやクマくんは水遊びしているが、作中では泳いでいない)。その力を活かし『おねがいマイメロディ』第49話では、海で体の数倍以上もするクロマグロを、素手で掴まえている。
- マイメロのサポート
- 傘を使ってマイメロにアイテムを届けたり、マイメロの魔法対決に協力するために時々人間界に来ている。バクが55年に1度の儀式で柊恵一の夢を溢れされた時に、マリーランドが総力を挙げて事態を収拾するための一員として来たときは、溢れた夢の中で地球大に巨大化し、太陽を遮る様に地球に接近したため、人々を驚かせてしまった。
- はりねずみくん (声:沢城みゆき)
- 自称「ハリー」。のんびりや。マリーランドのマイメロの友達。この作品における進行・解説役である。
- 「コロリ」
- マイメロやクロミたちの魔法対決で、関係ない周りの人まで巻き込んだ場合、対決が終わった後に騒動を収束させるため、「コロリ」と前回りすることで騒動をコロリと忘れさせること (同時に壊れてしまった物や宇宙の復元も)ができる。
- その能力で、ダークパワーに侵食されてゆく世界を元に戻すために転がるが、転がりきる前にダークパワーの精が放った雷で気絶させられ、阻止できなかった。
- クマくん (声:知桐京子)
- マリーランドのマイメロの友達。力持ちで食いしん坊。語尾に「~くま」をつける。女の子ぽい。クロミの料理のまずさで泣き出す。マイメロたちと同じ傘を持っている。
- リスくん (声:山田茉莉)
- マリーランドのマイメロの友達。ちょっぴり、はにかみやさん。大人気ない小暮の独楽回しに負けて泣かされる。マイメロたちと同じ傘を持っている。
レディース「クロミーズ5」
- 5人で構成され、クロミがリーダーを務める。グループのエンブレムはピンク色のドクロで、マントに付けている。黒いさらしを巻き、紺色のスケ番スカートとマスク、黒色のマントで身を固め竹刀を持ったクロミを先頭に、改造三輪車でフォーメーションを組んで暴走し、正月には「ブンブンドライブ」を行う決まりになっている。
- 構成員
- クロミの下には、サングラスをかけたサブリーダ「黒猫のニャンミ」(声:小林晃子)、ヒラに、左目に黒色の眼帯をつけた「黒犬のワンミ」(声:菊池こころ)、紫の色眼鏡をかけた「黒狐のコンミ」(声:吉田麻子)、サングラスとマスクをつけた「黒鼠のチュウミ」(声:山田茉莉)がいる。グループの構成員は、エンブレムの付いた黒色のマントを身に纏っている。
- サブリーダーの働き
- ニャンミは、サブリーダーとしてクロミがいない間も、しっかりチームをまとめていた。人間界から帰省したクロミに昔のような威勢がない態度に対し「少し甘くなった」とはっぱをかけている。また、お城にのり込む際には、状況から冷静に裏から侵入するよう進言し、石を投げ込み物音で近衛兵を門から移動させようとする、など参謀役も果たしている。
- 強い結束
- チームの絆は強く、リーダーを慕う気持ちも篤い。クロミからメロディーヴァイオリン奪取の相談をされると、クロミの気持ちを試す芝居を打った後、協力しお城に侵入する。宝物庫で捕まった時は身代わりになり、クロミと救出に来たバクを逃がす。
- 改造三輪車
- クロミは赤色、ニャンミたちは紫色の改造三輪車に乗り、アッパーカウル部にライトやクラクションを取り付けている。またカウル内部には、足止め用のパチンコ玉や煙幕(催涙)ロケットを装備し、ハンドル右グリップ部のボタンで発射できる。
マイメロディの家族
- マイメロディの祖父 (声:西村知道)
- パパと似ているが、メガネをかけ茶色のチョッキとズボンを着て、緑色の帽子をかぶっている。
- 冒険家
- 年齢を気にせず、冒険家で「ロマンに立ち向かうこと」をモットーとする。マリーランドではカニと戦えば右に出るものはいない。パパの一言を聞き家族で人間界に行く提案をした。リズムくんを連れて街を見物したが、知ったかぶりで間違ったことを教え、ミコたん・マコりん夫婦のことをマリーランドには居ないタイプの動物「霊長類人間科バカップル」と説明して二人でしっかり観察した。
- 子供の面倒見がよい
- 孫のリズムくんと遊ぶのが好き。幼い頃のマイメロたちの面倒を見ていたようで、ご近所つきあいかクロミの面倒も見ておむつも取り替えたりしている。
- マイメロディの祖母 (声:杉山佳寿子)
- とっても物知り。ママと似ているが、メガネをかけ明るい緑色のワンピースを着て、薄緑の頭巾をかぶっている。
- マイメロ一家の女性の血
- 歌の父・雅彦が仕事に頑張る姿を見てコーヒーを差し入れようしたが、ドアの前の躓きそうな所に置く。喜ぶ姿を期待し隠れて覗いていたが、本当に躓きつま先を火傷した姿を見て「仕方ない。忘れましょ」と退散する。マイメロの腹黒さは、マイメロ一家の女性の血が引き継がれたものだと思わせてしまう。
- マイメロに甘い
- マイメロが重いタクトを振るための地獄の特訓を手伝うが、マイメロが苦労する姿を見るたびに甘やかしてしまうので、王妃たちに怒られた。
- マイメロディの父 (声:置鮎龍太郎)
- やさしくて力持ち。鼻の下に髭を生やし、黄色の服にオーバーオールのジーンズを着て、麦藁帽子をかぶっている。
- 性格
- ちょっと気が弱く、ママの尻に敷かれていて、家族の中では弱い立場にある。家族想いで歌の父・雅彦とお互いの苦労を慰めあう。
- 職業
- マリーランドで農業を営み、野菜の研究をしていて、「採れたてのトマトをマイメロにも食べさせたい」という一言が、家族で人間界に行くきっかけになった。
- マイメロディの母 (声:中川里江)
- ピンクの洋服に水色のスカートにエプロンを着け、水色の頭巾をかぶっている。
- 現実味が強い名言
- 性格は「とても優しい」のだが、マイメロ一家の女性の血を引き継ぐ。マイメロが人生で失敗しないように、お子様には分からない表現で、凄まじく現実味を帯びた話(恋愛論や身近な男性の評価など)を話す。しかし、マイメロはいまいち理解していない。また、フラットくんを「ボーイフレンドにはいいけど、本気になっちゃダメ」と見ているため、交際を認めていない。
- リズムくん (声:本城雄太郎)
- やんちゃ。まだ幼く耳にピンク色の部分が残り、青色のチョッキを着ている。マイメロが弟思いであるため姉弟関係は良好。
- 「UFOキャッチャー」がお気に入り
クロミ・バクの家族
- クロミの家族
- クロミママ (声:瀬尾智美)
- 頭巾の左耳にオレンジ色のドクロマークを付けている。クロミからは「お袋」と呼ばれる。
- 親心
- クロミがお城の反省室に入れられたとき、毎日パパとお城に行き面会や差し入れを求めたが、「反省にならない」という理由で断られた。
- クリスマスに、手紙で面会できなかった経緯や、マリーランドからパパと一緒にクロミが人間界で元気に暮らしてほしいと願っていることを伝え、心をこめた手編みのマフラーを贈った。
- クロミパパ
- 頭巾の真ん中に緑色のドクロマークを付けている。クロミが人間界に行ってしまってからは元気なく、大好きなお酒や煙草を止めている。
- バクの家族
- 大家族
- 家族総勢16人(『おねがいマイメロディ』第48話時点)と大家族。体の大きさや紫色の濃さは年齢で異なるが、姿形はそっくり。そのため、一人実家を離れているバクは、弟たちの名前を言い間違えることが多く、クロミからも「紛らわしい一家」と言われる。
- 家を失う
- バク母がバク父をぶっ飛ばし家が倒壊したため、人間界にいるバクを頼り、柊恵一に一家を居候させてほしいと頼むが断られ、夢野家に居候する。その後、黒音符集めに支障が出た柊の「新しい家を買った」という言葉に騙され柊邸に戻るが、庭に置かれ「BAKU FAMILY」の表札が垂れ下がる粗末な小屋に入れられてしまう。
- 大家族の大黒柱で「とうちゃん」と呼ばれる。江戸っ子のような口調で喋る。職業は植木屋で、バカボンのパパみたいにねじり鉢巻と腹巻をしている。
- メロディ・マークを張られた時は、鉢巻をリボン代わりにしたバク父忍法「わたしを甲子園に連れて行って」とそっくりな息子たちを利用した分身術を併用し、「フィニッシュの舞」で悪夢魔法で変身した雅彦を倒した。
- 性格
- 性格はバクと似ていると、バク母が評していた。酒豪であり(マリーランドでは芋焼酎をらっぱ飲み)、ゴルフも好きで、面食いな王様と気が合っている。気が強い女性が好み。
- バク母 (声:岩崎征実)
- 「かあちゃん」と呼ばれている。語尾は「~だっぺ」。三角頭巾と割烹着をつけ、赤ん坊バクの子守りをしている。ダークパワーの影響で木が枯れ、仕事をしない飲んだくれのバク父を家の壁ごとぶっ飛ばし、飛んでいった先の木をへし折るほどの「怪力」(ハードパンチャー)の持ち主。
- 語尾は「~だっぺ」。『おねがいマイメロディ』第30話のバクの回想では弟たちは11人だったが、第36話に一家全員登場したときは12人、第48話では待望の妹「バコ(バ子)」が産まれ13人になっている。バコの左耳にはピンクのリボンが付けられ、父から可愛がられている。家が倒壊し夢野家に居候したときは、大きい弟たちは兄の新聞配達の手伝いをして、兄弟の仲の良さを見ることができる。
- 名前
- キャラクターソングシングル『美・最終楽章/夢喰らい』にて、それぞれ名前があることが分かったていた。『おねがいマイメロディ』第48話にバク次郎、バク七郎、バク八郎、バク九郎と呼ばれているため、弟たちには「~郎」と名付けられている事が分かった。
お城の人々
- 王様 (声:木内秀信)
- ゾウの王様。マイメロたちより少し背が高い。マリーランドのお城に住み、王冠をいただき、小さな十字の刺繍を多く施した赤いコートを羽織っている。王冠型の気球に乗り人間界に来ている。
- 王様の住むお城のそばには、ゴルフコースがある。宝物庫の暗証番号は「87871 (鼻は長い) (「鼻は無い」とも読めると王妃からツッコミを受けた)」。
- 王の威厳
- 常に敬語を使わない者を相手にせず尊厳を保っているが、実際はかなりいい加減で忘れっぽく、大臣と王妃がいなければ何もできない印象を与えてしまっている。
- 王の能力
- 軽く指を鳴らし人間にも音符を見せたり、人間がかぶったマイメロの頭巾を体に一体化させてダークパワーを遮断し、王として他にも秘めた力を持つ可能性を感じさせていた。そして、『くるくるシャッフル』第1話にて、通常より強い「レベル3の魔法」を使うという特別な能力を見せている。
- レベル3の魔法「バクの刑」
- 「バクの刑」の内容は、重罪人の柊恵一に対して「バクに変え、夢を持つまで人間に戻れない」という魔法をかける刑罰である。体に負荷が大きいようで、王様はレベル3の魔法を嫌っている。
- 茶色のローブを着て、バクの顔が描かれた魔方陣の上に乗り、空中に浮遊する(観衆はそれを「フォース」と呼び、王様の持つ能力の可能性はある。映画『スター・ウォーズ』の超能力「フォース」との関連は不明)。
- 空中から対象者(この時は柊恵一)に対し、呪文を唱えると魔方陣が輝き魔法がかかるようだ。呪文は「なんじゃらばく~ ほんじゃらばくばく~♪」を繰り返し、最後に「ばくが西向きゃ 尾が東 バクになってもらうわよ」。この時はクロミらが逃亡した為、魔法を中断したが、再開直後に王妃の提案で「うさみみの刑」に変更された。
- 「うさみみの刑」
- 「うさみみの刑」の内容は、重罪人の柊恵一に対して「”うさみみ仮面”という「お助けキャラ」に変身し、夢を持つまで刑を受け続ける。”うさみみ仮面”としての使命を拒むと、「バクの刑」が発動し、バクに変わってしまう」という魔法の刑罰である。
- 王様の鼻先から赤い光線が柊恵一に向かって放たれ、「バクとのキスを思い浮べて、その嫌悪感で魔法を撥ね退ける」という抵抗法も通用せず、魔法にかかる。光が消えると、柊の目の前に唐草模様の風呂敷に包まれた「うさみみ仮面」変身セットが現れた。柊はそれを受け取り、唐草模様の空飛ぶ傘で人間界へ戻された。
- 「うさみみ仮面」は『くるくるシャッフル』第2話で初登場したが、イケメンビームをすることを拒んだ瞬間、体に異変が起き、指先が紫色に変化していた。
- 浮気性
- 妻で王妃の「ルミちゃん」にぞっこんだが、面食いで浮気性なため、奏へのセクハラまがいの行為や、「ハルカちゃんや奏ちゃんとも結婚してみたい!」と堂々と放蕩な発言もあり、恋愛に関してはかなりの自由人。そのため、ルミちゃんには度々叱られ、全く頭が上がらない。
- 庶民的
- 公式な場では王として振舞っているが、商店街の福引で当てた「熱海温泉旅行」へ(人間が多い、冬の繁忙期に)行く庶民的なところがある。また、温泉やゴルフが好きでちょっとスケベなオヤジっぽいところが似ているバク父とは気が合い、無礼講で酒を飲み気さくに語らう姿を見せている。
- テレビ好き
- テレビを毎日欠かさず見ていて、人間界のお天気お姉さん「ハルカちゃん」に夢中。王様のテレビ好きは、国民の噂の種にもなっているようで、マリーランドの庶民であるマイメロからも「テレビに毒されている」と言われている。天気予報以外にも「ガッツマン」や「美少女戦士○ーラームーン」なども知っている。ゴルフ好きなためか、「あした○気になあれ」も知っているようで、「ミ・ソ・ラー・メン」の掛け声でショットし”NICE ON”させている。
- ライダー
- ハーレーダビッドソン型のバイクを所有し、ウィリー走行を行うなど、風貌から昔はライダーであったと思わせる。
- 王妃 (声:杉本ゆう)
- 王様の妻、名前は「ルミちゃん」。身長は王様と同じぐらい。王冠をいただき、ピンクのドレスの上に襟飾り(ラフ)が付いた赤いマントを羽織り、花の付いた赤いリボンを鼻に付けている。象であるが手は器用でキーボードの演奏もできる。
- 統治を支える
- 王様の統治を大臣と共に支え、ダークパワーにより世界が滅亡することを防ぐため、大臣と相談し、ついに大奥義秘伝書を使うことを決断した。だが、ついにダークパワーの曲が完成し演奏されてしまったため、人間の夢が枯れてマリーランドが砂となり消えてゆく前に、住人全員を人間界へ避難させることを決める。
- 王様にぞっこん
- 王様と同様、夫にぞっこん。普段は王様とゴルフと嗜んでいる。しかし、人間界でお天気お姉さんにしがみつく王様の浮気現場を目撃して以来、事あるごとに「離婚」を突きつけ、地獄耳でどこからでも王様を監視している。怒ると真菜化したり、雷雲を呼び寄せ王様に落雷させている。
- 時間を操る
- 王様と違い、雷雲や時間を操る能力を見せている。ドリームパワーで重くなったメロディ・タクトを振るため、夢野家を閉め切りマイメロに1年間の地獄の特訓をさせ、特訓するマイメロの時間だけ進めるつもりで塩田時計に魔法をかける。しかし外の時間も1年進み、外はダークパワーで滅び暗黒の状態でエンディングをむかえた。そのまま物語に幕を引けないので、あわてて特訓開始直後まで時間だけを戻す。
- 伝説のレディース
- 実は昔、マリーランドレディースの伝説の初代リーダー「黒グラサンのルミ」だった。(腹に白いさらし巻き、紅色のスケ番スカート、バラ刺繍の白の特攻服、鼻の飾りもバラ。ピンクの改造ローラースルーGoGoに乗っている。)
- ドリアン大臣 (声:平野貴裕)
- サングラスをかけたモグラ。マリーランドの大臣で、首を隠す襟飾り(ラフ)を付け大きな十字が入った緑色のルネサンス風な服装をしている。王様の影響でハルカちゃんに癒されるようになった。『くるくるシャッフル』第1話にて、再び逃亡したクロミらをキックボードに乗り追いかけいている。
- 大臣の苦労
- 真面目で使命感と責任感が強く王様の統治を王妃と共に支えているが、ドリームパワーやダークパワーなど大事な事を忘れてしまう、いい加減な王様に苦労している。ドリームパワーで重くなったメロディ・タクトを振れないマイメロを見て、王様に人選を誤った責任を転嫁されたため、ついに王様と喧嘩になり、常日頃の不満を爆発させている。
- また、王妃が王様を監視しているのを知っているので、王様が不用意な行動や発言をすると、以前一度落雷のまきぞえを食っているので、すぐに王様から離れるようにしている。
- 近衛兵
- ねずみの兵士。水色の帽子(隊長は黒色)と制服を身にまといイギリスの近衛兵のような格好で、穂先がトランプのスペード型の槍を装備している。語尾は「~だべ」と訛りがある。王様に忠実な兵士であり、王様の人間界への護送やお城の守備が主な任務になっている。
- マリーランドの兵士の質
- 兵士なのだが、のんびりしているところがあり、危機管理意識や能力の無さを問われてもおかしくはなく、クロミーズ5も自分たちの国の「ヌルさ」に呆然としてしまった。
ダークパワーの精
(声:木内秀信)
- 人間の負の夢や感情が集まって生まれたエネルギー“ダークパワー”の中核的存在。闇の中で強く輝き、姿形はない。
- 世界を滅ぼす
- 「全ての人間の夢を吸い取り、マリーランドを滅ぼし消滅させる」ことが念願であり、黒音符を100個集めダークパワーの曲が完成し、「メロディー・ヴァイオリン」と「メロディ・ボゥ」により曲が弾かれる時、強大な力は開放されるが、ずば抜けた天性の才能と冷えきった魂を持つヴァイオリン奏者でなければ曲を弾けない為、何千年もの間、適合者を待ち続けていた。
- 目的のための服従
- 条件に相応しい柊恵一を高貴な口調で服従させようとするが、「浅はかな者」バクの姿であることが逆効果で、かつ柊にしか曲を弾けない弱みを握られ、逆に捻じ伏せられてしまう。そして柊に頭が上がらないため、クロミにも見下され「ダーちゃん」と命名された(柊は「ダー」と呼ぶ)。しかし、本来の目的のためにあえて柊に服従し、お城にある「メロディー・ヴァイオリン」であれば曲が弾けることを教え、バクの体から抜け出す。柊がヴァイオリンを自分の物にした後は「メロディ・ボゥ」に宿り、会話を行う時は再びバクに憑依する。
- バクに憑依すると体に艶が出る理由
- バクに憑依すると、何故かバクの体に艶が出る。その理由を、「茄子料理みたいに茄子と油と相性がいい為」と、ダークパワーの精はクロミに答えていた。(白山の黒音符みたいな「油」っぽさを持つダークパワーの力と、「茄子」の化身みたいなバクを喩えている)
- ダークパワーの発動-「第一楽章」
- ついに、100個集まった黒音符が電波塔の空中で五線譜に並び、ダークパワーの曲が完成する。柊恵一が弾き始めると、譜面が柊を囲いダークパワーに包まれ、その悲しい音色・音感で全てを消し去る巨大な力を得たことを実感する。ダークパワーの曲は、マリーランドの人には聞こえ人間には聞こえないが、全ての人間に悪夢魔法をかける力があり、一度かかった人間はもう一度同じ悪夢が開かれる。電波塔の頂上から曲が静かに街中に浸透し、人間の悪夢が解放された。世界を元に戻す力を持つ「はりねずみくん」も気絶させると、いよいよ世界中で悪夢騒動が起き始める。原因が分からない人間には対抗する手段もなく混乱し、次々に夢が枯れ、マリーランドは徐々に消滅していく。
- 駆けつけた歌やマイメロ、クロミが柊恵一を説得するのを妨害するが、クロミの魔法で一度閉じた温かな夢を開かれ、柊は正気を取り戻してしまう。そのため冷え切った魂の奏者を失ったが、歌を助けるために心が動き魔法に対する抵抗力が弱まった瞬間を逃さず、巨大な力で柊の体を支配してしまう。
- 「第二楽章」
- 完全に支配し終えると、体を深緑の翼を持った悪魔の様な姿に変身・巨大化させ、第二楽章と称して自らメロディ・ヴァイオリンを弾きはじめた。世界中に撒き散らしたダークパワーを一点に集束させ、その力で発生した「滅びの雲」という魔法の雲で地球全体を覆い、夢を吸い取りながら夢ヶ丘市に迫ってきた。「滅びの雲」に包まれた人間は夢を吸い取られ、生気を抜かれた生ける屍と化し、王様の魔法でマイメロの頭巾と一体化してもそれを防ぐことはできないという。
- 「最終楽章」
- とうとう「滅びの雲」が完全に地球を覆いつくし、残るは歌やマイメロたち夢防衛少女隊のみとなり、遂にその野望に王手がかかった。しかし、歌たちが最後まで絶望せずにドリームパワーの曲を歌い続け、尚且つマイメロが「テレビの前の視聴者への『おねがい』」という奥の手(?)により、ドリームパワーの力をメロディ・タクトに集める。さらにダークパワーの体内で意識を取り戻した柊恵一に曲の酷さで失望され、「バクとのキスを思い浮べてその嫌悪感でダークパワーを撥ね退ける」という以前使われた抵抗法を行ったため、支配したはずの柊の体から追い出されてしまう。そしてマイメロの特大「メロディ・マーク」が「滅びの雲」に貼り付き、無数の舞い落ちる花びらに変えられ世界が蘇った。ダークパワーの精は野望成就を目前にしながら撤退を余儀なくされ、マイメロに「借りは返す」と復讐を誓いつつ、宇宙の彼方へ飛び去っていった。
「うさミミ仮面」と「しつじ仮面」
「うさミミ仮面」の声:置鮎龍太郎、「しつじ仮面」の声:西村仁
- お助けキャラの一人
- 「謎の仮面」お助けキャラ。『くるくるシャッフル』第2話で初登場。最初はマイメロも知らなかったが、登場後はお気に入りのキャラになった。「タロット占い」で使う大アルカナのカードで「No.17:星」のような絵柄のカードが選ばれると、何処からかともなくテーマ音楽が流れ、「うさみみ仮面」とサポート役の「ひつじ仮面」が登場する。
- 「うさみみ仮面」
- 奇妙奇天烈なコスチューム
- 往年のレトロヒーローの様に、色や形がマイメロと同じ頭巾だが耳が長く、口元から鼻まで白色のマスクで覆われ、目には黄色のアイマスクを付けており、素顔を見ることができない。ピンク色の花のアップリケが付いた白いタイツの上から、バックルがウサギの形のベルトを巻き、ウサギの尻尾が付いた黒色とピンク色の縞模様のブルマーズ(ちょうちんブルマ)、ピンク色の手袋やブーツを履き、ピンク色(裏地は黒色)のマントをまとっている。
- 決めセリフ
- 登場時の前口上は、「聞える聞える愛に悩む人々の叫びが、悪に苦しむ人々の嘆きが、だって兎の耳は長いんだもん。愛と正義の使者、うさみみ仮面参上。」魔法騒動が解決すると、メロディ・キャンディを貰い、「困った時はいつでも呼んでくれ。さらばだ。」と言い去っていく。
- 決めポーズ
- 決めポーズは、「両腕を挙げ、肘を上に曲げながら前に90度振り下ろし、両手は拳をにして力強く構え、同時に右足の腰の高さに振り上げながら右足の膝を90度に下に曲げ、左足の踵を浮かせる」。
- 必殺技「イケメンビーム」
- 悪夢魔法で変身したモノと対決するが、正体である柊そのままに、戦闘能力は無敵に近い上、最後に、黄色のアイマスクを外して眼(もしくは顔面全体)から、「イケメンビーム」と叫び、ピンク色の謎の光線を相手に照射することで、悪夢魔法を解くことができ騒動を解決する。
- 史上稀に見るテンションの低いヒーローの”正体”
- 「うさミミ仮面」の正体は、「うさミミの刑」を受けた柊恵一。今のところ、人間界ではセバスチャン以外この事実を知る者はいない。家でマリーランドから持ち帰った風呂敷を見て「うさみみの刑」がどんなものか不安に思っていたところ、マイメロのくるくるシャッフルで「うさみみ仮面」のカードが選ばれた時、目の前にあった風呂敷がピンク色に光り、「うさミミ仮面」に変身した。
- 変身後のスタイルやセリフ、必殺技が自分に合わないためか、テンションは非常に低く、セリフは棒読み。他人が見てもヤル気が感じられない。騒動が解決し帰宅後に、セバスチャンの「面白かった」という一言で激怒したように、柊恵一にとっては耐え難い役であるようだが、“おねがい”を拒否すると即「バクの刑」が発動してしまうため、仕方なく変身している。
- 「しつじ仮面」
- コスチューム
- 水色の羊のぬいぐるみを着たような格好。胸元はピンク色の蝶ネクタイと金色のベルを付けている。口元が白いマスクで覆われているが、黒いサンクラスと鼻髭が目立ち、渋さを醸し出している。
- うさみみ仮面の「サポート役」
- ウサギ形の自動車を運転したり、次のセリフや行動を立て札で伝えたり、などをしてヤル気のない「うさミミ仮面」サポートする。
- ヤル気あり
- 「ひつじ仮面」の正体は、柊恵一の執事のセバスチャンで、柊には分かっている。柊の目の前にあった風呂敷がピンク色に光った時、部屋に入ってきたセバスチャンもピンク色の光に包まれた。その瞬間に全ての使命を理解し「しつじ仮面」に変身した。
- 使命を理解しているためか、変身後も調子にのり、「うさミミ仮面」を応援しつつ自分もアピールしていた。騒動が解決し帰宅後には、「面白かった」と感想を柊に話し、柊とは反対である。
- 「うさミミカー(?)」
- ウサギの耳がついたピンク色のスーパーカー。二人乗り。「しつじ仮面」が運転し、その後ろに足や腕を組んだ「うさミミ仮面」が座っている。ジェットエンジンを装備しているかのような青白い炎を後部から噴出し、高いフェンスも飛び越え走行する。
人間界の人々
夢野家
- 夢野歌 (ゆめの うた) (声:片岡あづさ)
- もう一人の主人公。夢野家の次女で夢ヶ丘学園中学2年生、部活動は音楽部。桜塚美紀とは幼馴染の親友で、恋愛話で盛り上がり甘い妄想をしていることが多い。
- 性格
- 明るく元気一杯な健康児だが、姉の奏からは「寝相が悪く (必殺寝返りパンチでマイメロを気絶させる)、不器用でガキ、食い意地が張っている。ミーハー。」と厳しく言われている
- オシャレ等
- 特徴的な髪の巻き毛のセットには、毎朝30分かけている。(柊恵一とのデートの時は、巻き毛の根元に編み込みを加える)また豊胸のために朝の牛乳は欠かせない。
- 才能等
- 絵を描くのは苦手で、美術の授業で人物画を上手く描けなかった。音楽部ではヴァイオリンを演奏することが好きだが、あまり上手ではなく、柊恵一からはアバンギャルドな表現と評され、両隣の姉妹の部屋からは苦情が多い。しかし、歌唱力はあり、母との思い出がこもった「シアワセの羽」の歌が大好きで、メロディ・タクトに魔法力をチャージする時に歌っている。
- 変わったところで、父の雅彦から日ごろのダジャレが影響し、時々ダジャレを言ってしまう。
- マイメロとの関係
- マイメロの最初の友達であり、虹色の糸で繋がったドリームパートナーでもある。マイメロとは一緒にいる時が多く、扱いに慣れている。マイメロが失敗すれば自分たちの夢がなくなってしまうため、歌たちは「夢防衛少女」(自称)としてマイメロを援護している。
- 柊恵一との関係
- 歌は憧れの先輩として柊を追っていたが、柊からアプローチやデートを受けることを通じて二人の関係は徐々に親密化していく。コンクールで優勝を逃した柊が荒れた時には慰めようと美紀と共に自ら会いに行き、柊が内心の一部を吐露すると、自分も勇気を出して遂に告白し、共に歩もうと誘う。しかしダークパワーの精により変化した柊から自分は騙されていた事を肯定され、ショックで茫然自失となる。その後は奏の言葉で立ち直り、柊を哀れみ救いたい気持ちから対峙する。
- ダークパワーの呪縛を解く
- ついにダークパワーの曲が完成し柊恵一が弾き始めると、マイメロの頭巾をかぶり曲から身を守る。すると悲しい音色が聞こえ、柊の悲しい思いを感じ、何故それに気づかず想いがすれ違ったのかを確かめるため、マイメロと柊のいる電波塔へ向かう。電波塔でクロミを助けるが、いつもの悪態を見て、メロディ・ボゥを持ち込んだクロミが柊を変えたと恨んでしまう。頂上に辿り着くがダークパワーに邪魔され説得できない。そこで下で頑張っている皆の姿を見て、クロミの魔法で自分の夢の扉を開き柊を元に戻すことを思いつく。
- クロミも柊恵一が好きなことを知り、残り少ない魔力を歌とクロミが協力して柊を想う強い気持ちで補う。夢の扉を開くと柊の夢の中で、そこに歌が確かめたかった原因である、捨てた夢のゴミ袋があった。その中から歌の声が聞こえる袋を見つけ開くと、溢れ出てきた歌やクロミとの思い出が、柊の心に温かさを与える。クルミ・ヌイに連れられ元の世界に戻ると、演奏を妨害され怒るダークパワーの精に飛ばされるが、正気を取り戻した柊に助けられる。その姿を見て、自分の知っている憧れの姿のまま、何処にも行かないでほしい気持ちがこもった100個目のピンク音符を出した。柊に助け上げられそうになるが、柊がダークパワーの精に憑依され、歌は地上に落下していく。そこにダークパワーで鶴にされた雅彦が飛び込んでクッションとなり、地上で真菜にキャッチされて事なきを得た。
- 小暮駆との関係
- クラスメイトの小暮はよくちょっかいを出されからかわれるので嫌っていたが、時折見せる行動力に好感をもつこともある。小暮から柊とクロミは協力関係だと言われるが、証拠も無いので単なるやっかみからの悪口だと判断していた。そして勇気を出して柊に告白した直後、突然乱入して同じことを言い立てる小暮に大好きな柊に失礼だと怒って絶交するが、その後柊が事実だと認めたことで認識し、小暮に謝って絶交を取り消している。第1期の終了時点での小暮に対する印象は、物語初期の鬱陶しい奴から友達に変わっている。
- 夢野奏 (ゆめの かなで) (声:加藤夏希)
- 夢野家の長女で歌の姉。夢ヶ丘学園の高校生で、柊恵一と同級生。
- 性格
- 物事に対しては、クールな態度をとる。長女として妹たちを気遣い、亡き母親 (鈴)の代わりとして、妹たちに躾をしている。
- オシャレ大好き
- オシャレが大好きで高級品を持っているため、よく妹たちに使われてしまい、姉妹ケンカの種になっている。ほしいブランドは、「ヴェトン」や「ヘルメス」などの高級ブランドである。
- 柊恵一に失恋
- 柊恵一とは小学校から同じ学校の同級生で「中坊はみんな一度は柊にはまる」と歌に助言しているが、それは経験談からだった。中学で同じクラスだった時に、ラブレターを出すが執事に同じ返事で代筆され、3日かけて作ったバレンタインデーのチョコは職員室のお茶菓子にされ、一緒に学級委員をした事も忘れられる、など周りの女子と同じような事をするが無視されてしまい、失恋していた。
- 恋愛観の変化
- 恋愛遍歴については、中学生の時は柊のことが好きだったように、歌と同じくミーハーでカッコイイ男が好きだった。その後は、過去の経験も踏まえ「愛するより愛される」方が良く、理想の男性像は「失敗しても立ち直り、自分の夢に向かって頑張れる人間」と語っていた(第34話)。そのため、夢に向かって努力する菊池の姿が好きだったが、黒魔法に簡単に掛かり、失敗に立ち直れない姿に愛想が尽きて別れてしまう。(父・雅彦は、もともとこの恋愛を認めていない。)夢ばかり追いかける男に懲りてしまった様で、第49話では、「男らしくて、汗臭くない、甘えさせてくれる”大人の人”」が理想の男性像と語っている。
- 夢野琴 (ゆめの こと) (声:八武崎碧)
- 夢野家の三女で歌の妹。小学4年生。普段はTVゲームで遊んだり、クラスで好意を寄せている中沢くんたちと遊んでいることが多い。
- 性格
- ちょっとやんちゃ。正義感があり年上の相手でも立ち向かっていく。母は早く他界し、父も仕事柄不在が多いので、親に甘えたい年頃だが我慢する強さを持っている。
- 父が大好き
- 父・雅彦のことが大好きで、父と一緒のときは甘えたり、琴チャージ(背中に抱きついたりして、スキンシップをすること)で父の疲れを癒してあげている。
- 姉より現実的
- 父が仕事で不在が多く寂しい事を知っているので、結婚するなら、解雇されず土日休みで遊んでくれる公務員と考え、小学生ながらしっかりしている。姉たちから子供扱いされるのを嫌っていたが、悪夢魔法で幼児化した姉たちの相手をしている内に、姉たちの気苦労を知った。
- 母親の温かみ
- また、物心ついたときには、母・鈴は他界しており、母親の温かみを知らない。うらやましく、さびしい思いをしていたが、サンタクロースの協力を得たマイメロとクロミの魔法で、一夜限り母を召還することができた。写真と同じ母の姿や優しい歌声を聞き、願いを叶え感激した琴からは、無数のピンク音符が生まれた。
- 夢野雅彦 (ゆめの まさひこ) (声:清水宏)
- 夢野家の父。市内の一戸建てに一家で住む。
- 妻との死別
- 妻・鈴とは琴が赤ちゃんの時に死別しているが、学生時代に告白して以来今も想い続けている。
- 娘を守る
- 男手ひとつで娘たちを大切に育てているためか、娘の恋愛相手には非常に気を使っており、奏の元恋人・菊池を認めず「お父さん」と呼ばれたが固く拒み、歌に近づく小暮にも警戒をし始めた。
- また娘を大切に想う気持ちは強く、ダークパワーの曲の力で以前変身した鶴になり本能のまま空に飛んでいったが、電波等から落下していく歌を地上寸前で受け止めて助けた。
- 職業
- 職業は紀行ライター。世界各地に出張し、たくさんお土産を持って帰ってくる。仕事するエネルギーが少なくなると、チャージのため娘たちとのスキンシップをしようとするが、成長した奏・歌からは断られている。(マイメロも雅彦を気遣い、マイメロチャージを試みるが、雅彦の屁をまともに受けて失敗する。)仕事は遅筆で編集者を困らせ、愛用の青いマグカップでコーヒーを飲み徹夜することが多い。
- 文才
- 黒音符100個目を狙うクロミの悪夢魔法で小説家になり、純愛小説「世界のはしでアイーンを叫ぶ」で「芥茶(あくちゃ)川賞」を受賞する。魔法騒動後、自分の紀行文にファンがいて感謝されていることを知り、ピンク音符を出し、紀行ライターに戻っている。
- 特技
- 特技はおやじギャグのダジャレ。但し、分かってくれるのはマイメロとバク、お互いを「濃い」と評した永代橋先生ぐらいである。マイメロには、ダジャレについて一から説明しないといけないので、とても苦労している。バクとはギャグ以外でも意気投合している。日ごろからダジャレ教育を欠かさず行っており、歌の成長ぶりを神に感謝している。他には、手先が器用でバルーンアートもできる。学生時代鈴に告白した。
- 女装癖
- 娘たちに慕われてはいるのだが、母親代わりをするため女装をする変わった所があり、女装をして琴の願いをかなえようとしたり、歌の授業参観に参加しようとした。
- マイメロとの関係
- 最初、マイメロを琴のヌイグルミと思っていたが、悪夢魔法に掛けられたときに正体を知り、戸惑いながらも事実を受け止めた。その後はすぐにマイメロパパとは、お互いの苦労を理解し合える仲になった。
- 家事は三姉妹に任せていたが、マイメロが来るまでは部屋の散らかり具合を見て嘆いていた。マイメロの正体を知ってからは、マイメロに家事を任せっきりになっている。また家でマイメロと一緒にいる時間には、つい口癖のダジャレで苦労している。
- 夢野鈴 (ゆめの すず) (声:笠原弘子)
- 今は亡き夢野家の母。子供たちの前では「シアワセの羽」をよく歌い、あたたかな雰囲気を持っている。琴の願いがこもった魔法で一夜限り降臨し、家族と対面して夫・雅彦をママチャージで癒してあげた。いつも遠いお空の上から歌たちを見守っている。マイメロは、歌たちから「遠いお空のお星様になっている」と教えられ、その言葉を信じており、宇宙遊泳しているときに探していた。
柊恵一
ひいらぎ けいいち (声:置鮎龍太郎)、少年時代 (声:中川里江)
- 美形で髪色は銀白青色。奏と同級生で同じ高校に通い、中高の女生徒の憧れの存在で親衛隊までいる。(真菜は興味を持たず「ヴァイオリン男」と呼んでいる。)
- 性格、才能等
- 非常にクールな性格だが刺々しく、他人に束縛されることを嫌う。テストは満点、合気道を会得し文武両道。完全無欠に見えるが、高すぎる感性を持つ故か、自分の美意識を超える美紀のポエムに非常に弱く、一度気絶したことがある。
- 柊コンツェルンの孫
- 若手屈指のヴァイオリニスト
- 世界でも若手屈指のヴァイオリニスト。サラサーテの『ツィゴイネルワイゼン』を優雅に弾きこなし、世界各地のコンクールで優勝を重ねている。幼い時に永代橋先生に才能を見出され指導には素直で熱心、絶対音感であることも作用して瞬く間に成長し「天才」と言わしめている。中学の音楽部OBとして時々顔を出し部員を指導している。
- 夢を失っていた
- 何でも自分の力で出来、何不自由ない生活環境のため、次第に現実に飽きて夢を失っていた。異性にも興味を示さず、唯一音楽だけを生きがいに毎日を過ごしていたが、そこにも求めるものが無くなり、ヴァイオリン(時価3億円のストラディヴァリウス)を捨てに川へ向う。その途中でクロミたちと出会い、ダークパワーの曲の話を聞かされ、メロディ・ボウを手に取ると「本気になれる曲があった」と非常に興味を示す。それからは悪夢騒動の黒幕としてクロミを操り、曲の完成を目論む。
- 夢野歌の存在
- マイメロに邪魔され音符が集まらないため、タクトを奪おうとマイメロに親密な歌に近づく。歌が自分に好意を持っていた為、美術館などへデートに誘い出しチャンスを作るがクロミは失敗を続ける。そうして何度か会っている内に自分には無い何かを持っていると感じ、好意までは進んでいないが無意識のうちに歌の存在が気になり、自分の行動に影響を及ぼすようになってきていた。しかしダークパワーの精に自分の意識していなかった変化を指摘され、歌との記憶を一端は捨てた。
- クロミやバクとの関係
- クロミがうまく働いてくれないことには業を煮やしているが、ごくたまにかわいいと思うときもある。バクが曲の完成に不可欠だと分かっているため、目障りだが我慢している。当初はクロミとの関連を誰にも気付かれずにいたが、小暮とフラットくんにクロミとバクが柊邸に入る姿を見られてしまう。これがきっかけで二人の追及が始まり、柊恵一の同級生ノダくんの証言により、遂にその本性が歌やマイメロたちに明かされ、自らも認めた。
- 魔法に強い
- 魔法に対しても鋭い感覚を持ち、一度悪夢魔法にかけられた屈辱を忘れず、対抗策を編み出した。そのため、ダークパワーの精は、柊恵一に憑依できない。柊は、自分しか曲を弾けない弱みを握り、ダークパワーの精を服従させた。感覚が優れているため黒音符を見ることができる。
- ダークパワーの曲に魅了される
- 黒音符が見えるため、一度不完全なダークパワーの曲を弾き、その素晴らしさを体験したため曲の虜になっている。そして、クロミに奪わせたメロディ・ヴァイオリンを弾いたときには、ダークパワーの力が増した事で髪の色が黒みがかり、目つきも鋭く、外見的にもより深く闇に囚われた雰囲気を放ち、子供にも容赦せず行動もより冷酷になった。
- ダークパワーの呪縛から抜け出す
- バクから奪った黒音符で電波塔の上空にダークパワーの曲が完成すると、メロディ・ボゥとメロディ・ヴァイオリンを手に単身電波塔に向かい、ついに曲を弾き始めた。街や世界中で悪夢騒動が起こり、駆けつけた歌やマイメロ、クロミに説得されるが、ダークパワーの曲に取り込まれ届かない。しかしクロミの魔法で、一度閉じた歌やクロミとの温かい記憶が詰まった夢のゴミ袋を開かれる。その記憶と曲への執着心とで激しい葛藤をする中、「見つけましょう、次の夢を」という歌が自分の心に新しい希望を与えた言葉を思い出し、正気を取り戻してダークパワーに飛ばされた歌を掴み助け上げようとするが、そのため心に隙が生まれ魔法に対する抵抗力が弱まってしまう。それを見逃さなかったダークパワーの精によって遂に体を支配されてしまい、掴んでいた手を離してしまう。
- ヒーロー「うさミミ仮面」(『くるくるシャッフル!』より)
- 歌とマイメロ、そしてクロミの尽力でダークパワーの呪縛からは開放されたものの、世界を崩壊寸前にまで追い込んだ罪を問われ、マリーランドで「バクの刑」に処せられることになった柊。
- だが、執行寸前、王妃の一言でマイメロの“おねがい”に応えて現われるお助けキャラ「うさミミ仮面」となって罪を償う刑罰「うさミミの刑」に変えられた。
- 「うさミミ仮面」に変身した柊は、マイメロのような頭巾など奇妙奇天烈なコスチュームに身を包み、「しつじ仮面」が運転するピンクのスーパーカーに乗って現われ、やる気無く前口上を述べ、目的を果たしてさっさと帰っていく、史上稀に見るテンションの低いヒーローとして歌たちの憧れを一身に受けることとなった(ただし、その正体がバレると柊の精神が崩壊する危険があるため、人間界ではセバスチャン以外この事実を知る者はいない)。柊は当然うさミミ仮面になるのが嫌で嫌でたまらないが、“おねがい”を拒否すると即「バクの刑」が発動してしまうため、仕方なく変身している。
- ※うさミミ仮面について、詳しくは「うさミミ仮面」と「しつじ仮面」を参照。
- 兄弟仲はよくない(『くるくるシャッフル!』より)
- 昔から自分に絡んでくる弟・潤を鬱陶しく思っていた。弟が5年ぶりにイギリスから帰国したが、同じ家に居ることや、声も聞きたくないという態度で嫌っている。地元などで学校生活に適応できない様子から、弟は「ドロップアウト」しているという印象を持っているようだ。
柊潤
ひいらぎ じゅん (声:五十畑迅人)
- 柊恵一の弟。中学生。留学先の英国ロンドンの学校で色々な事情があり、5年ぶりに帰国。祖父の意向で兄・恵一と一緒に暮らすことになった。帰国子女であるためか、会話に英語が混じるが、英語は得意ではない。ミュージシャンのような派手な服装で、エレキギターを弾くのが好きで、左利き用ギター(レフトハンドギター)を使っている。
- 兄弟仲はよくない
- 兄に相手にされず、一方的に罵られることもあり、兄のことを「冷血」と言い、兄弟の仲はよくない。帰国後、夢野歌のクラスに転入した際にも、自己紹介で兄嫌いを公言している。
- クロミやバクとの関係
- セバスチャンからクロミやバク、また一連の出来事について話を聞いているので、空から落ちてきたクロミらを見て、すぐに誰であるか分かっていた。第一印象は他の人間同様「座敷童子」と「茄子」。バクとは兄が嫌いという点で気が合うようだが、クロミに対しては兄と仲良くすると魔法力をチャージしないと脅し、従わせている。
桜塚美紀
さくらづか みき (声:小清水亜美)
- 夢野歌のクラスメートで幼馴染の親友。歌と同じく音楽部に所属。
- 性格等
- 乙女チックと真菜から揶揄されるが、気にせず、歌とは交換日記で甘い恋愛妄想をしている。髪はよく手入れされており、常にキューティクルな状態である。悪夢魔法に巻き込まれると、デブになったりカバになったり着ぐるみを着たり、とにかく不細工になる役が多い。市内のマンションに住んでいる。
- 趣味や特技
- 趣味 (特技)は、文学でポエムを詠む事。自作ポエムに関しては、かなりラブリーメルヘンな内容のポエムであり、一般人には到底理解できない次元に達しているため、真菜やクロミ、バクは引いてしまい(このため、クロミに「とんちんかん娘」と呼ばれる)、内容によってはマイメロも真っ白になってしまう。柊恵一も一度彼女のポエムでノックアウトされている。お見舞いや魔よけ、魔法が暴走したときなどあらゆる状況でもポエムを欠かさない。
- 夢ヶ丘新聞主催交通安全強化月間ポエムの新人賞選考会では、前年度チャンピオンとして選考委員に選ばれている。その才能を見込まれて、ドリームパワーを完成させるためにピンク音符の歌に詩を付ける大役を、フラット君に推薦され王様からも認められる。ポエムのライバルは、ひつじのピアノちゃん。
- 他にも、ダンスの才能や、想像だけで柊恵一の顔を描く特技を持っている。
- 柊恵一に憧れる
- 歌と同じく柊恵一のことが好きだが、自分だけが柊の家に招待されたとき、歌に深く嫉妬されて嫌われてしまう。歌とは仲良くいつも一緒だったことを思い出し、クロミの悪夢魔法で柊を二人にする案に乗ってしまった。騒動後、歌がマイメロから、美紀は歌と二人で柊の家に行くと話したと、教えられたこともあり、歌の誤解を解き仲直りすることができた。その後は柊に憧れつつも、歌と柊の関係を見ていて、自分が身を引き諦めることを歌に告げた。今は歌に柊へのアタックチャンスを作り、自分はピッタリの人を探している。
- スランプ
- 第40話に、ドリームパワーの歌の作詞という大役に任命されたが、その詩を作ることが、今はダークパワーの曲に魅了され変わってしまったとはいえ、昔から憧れていた柊恵一を倒し、歌も悲しませることになると考えて、戸惑いから初めて詩が書けなくなってしまった。スランプに陥った美紀を救うために来た平等院部長が、クロミの悪夢魔法でラブリーポエマーに変身して、ポエムの幻想で音楽室で出会った頃の柊に誘惑されてしまう。その中で、憧れていた柊を倒すことはできないが、ダークパワーから救い出し、昔の柊に戻すことはできる、そのために詩を書くと決心し、その強い意思で幻想を打ち破った。美紀は、詩を書く原動力である「トキメキロマン(恋心)」を取り戻し、ピアノちゃんとのWポエムで、平等院のラブリーポエムに打ち勝ち、平等院を元の姿に戻した。
- ドリームパワーの歌詞完成
- ダークパワーが世界を侵略する中、夢野家を紙屑で埋め尽くすほどひつじさんと作詞を続け、ついにドリームパワーの歌詞を完成させた。歌詞については奏や琴たちも感想を述べた通り、到底世界を救えると思えない内容だったが、空中に並んだピンク音符の五線譜と反応し、ドリームパワーの発動を引き起こす。
藤崎真菜
ふじさき まな (声:杉本ゆう)
- 性格等
- 竹を割ったような、さっぱりとした性格。苦手なマイメロも、歌の家の居候として看病するなど義理を通す。
- 自然美を愛し、ペットとして蛙の「コジロウ」(種類:ソバージュネコメガエル 声:木内秀信)を飼っており、公園にいた毛虫を連れ帰ったりもした。
- 恋愛
- 歌と小暮との関係を茶化すが、友達へのからかい程度の感覚。また現在、特に好きな異性はいないようだ。
- 関西人
- 理不尽な事や腹の立つ事、変な事にツッコミを入れ、勢いに乗ると思わずノリツッコミをしてしまう(本人曰く「関西人のクセ」らしい)。お好み焼きが得意で、お店の店員のようにハッピと帽子をかぶり、気合を入れて焼いてくれる。また阪神タイガースのファンで、ハンカチなどを虎柄にしたり、友達との話題に出したりもする。
- 体を動かすのが好き
- 学校では男子に混じってサッカーをしたり陸上部の助っ人をしたり、体を動かすのが好きなようだ。格闘技ジム(市内の塩田会長のジム)に通っており、黒帯を持ち小学生の指導に当たるなどもしている。
- 他にも格闘技番組を録画で見たり、スポーツ新聞を読んだり、サッカー部の応援を手伝うなどしているので、プレイだけでなく鑑賞も好きであると伺える。
- 体を鍛える理由
- 小さい時からの夢は、女ターザンのように強くなること。今は格闘技経験から、相手の構え・技から流派も見分けられる。状況判断力は比較的高いが、悪夢魔法に巻き込まれた時には動きが鈍る事もある。魔法騒動を起こすクロミやバクを蹴り飛ばしたり、格闘戦で不良や強盗、幽霊などには負けないが、合気道を習得している柊恵一には手合せで勝つことができなかった。
- 筋肉フェチ
- 可愛いものが苦手
- 可愛いらしさを感じさせるものが苦手で、歌や美紀の乙女チックな言動にうんざりしている。
- 元々可愛いものが好きではなかったが、昔、いとこのハルミにぬいぐるみの山に押しつぶされた事がトラウマになってしまった。そのため、マイメロのような可愛いものに触れたり見たりすると怯えて反射的に避けてしまったり、運ぶ時は棒で吊るすなどするほどの嫌悪感を示す。
- 悪夢騒動中に不可抗力や魔法で、どうしても避けられずマイメロと密着してしまった時には、血の気が失せ真っ白になり魂が抜けてしまうほど、強い拒絶反応を示した。(しかし第49話では、マイメロの空気を読まない言葉に対して激怒し、何故か普段は触ることもできないのに、小暮とマイメロの耳や首を激しく掴み、厳しいツッコミを入れていた。)
- かわいらしい服装も苦手で、悪夢魔法に掛かった叔母やクラスメイトによりゴスロリ風の格好をさせられた時は物凄い勢いで嫌がったりした。
小暮駆
こぐれ かける (声:沢城みゆき)
- 夢野歌のクラスメート。陸上部の短距離選手。市内のマンションに住んでいる。母親と小暮は同じ髪型。
- 性格等
- やんちゃな性格で、負けん気が強い。人前で柊恵一のようにキザな仕草をすることは苦手。
- ドーベルマンやワニに気に入られる変わった要素を持っている。自称遊び全般得意。
- フラットくんとの出会い
- フラットくんとの出会いは下校中だった。以前の悪夢魔法の騒動から、目の前でしゃべるフラットくんも魔法を使うぬいぐるみで、手荷物は魔法のランプだと思い込み、速く走れる魔法を掛けてもらうために自宅に連れて込んでいる。
- その後はフラットくんに協力し、魔法騒動やマリーランドの事情に関わっていく。
- 夢野歌との関係
- 歌をからかったり髪の毛をひっぱったりするなどちょっかいを出しているが、それは歌が好きなためらしい。その態度を真菜やクラスメイトによくからかわれている。歌が柊に入れ込んでいることに嫉妬し、「キザなバイオリン野郎」と呼んでいる。
- 歌への行動をクラスメイトは好きだからだと思っているが、本人に自覚は無かった。クラスの女子が男性化する悪夢魔法の騒動後、つい「女の夢野の方が好き」とを口にした所を、真菜とフラットくんに聞かれ、フラットくんに強調されることで「夢野が好き」だと意識しはじめる。しかし決心が固まらず、未だに告白には至っていない。
- 夢野歌を守る
- 悪夢魔法の騒動中においては、余計な事をして混乱に拍車をかけたり助けに向かっても捕まるなど、あまり役に立たない場面もある。しかし、歌がピンチの時には懸命な姿勢を見せる。
夢ヶ丘小学校の人々
- 中沢昌弘 (なかざわ まさひろ) (声:山崎みちる)
- 琴のクラスメイト。算数が得意で運動が苦手。琴がクラスで好意を寄せている。縄跳び全国大会を目指すが上達しないため、練習中に太田に激怒される。縄跳びが上手になりたい気持ちをクロミに利用された後、太田と仲直りし友情が芽生えた。
- 太田良 (おおた りょう) (声:三瓶由布子)
- 琴のクラスメイト。運動が得意で算数が苦手。「SIODA GYM」の門下生。琴が好きなので中沢に嫉妬していたが、魔法騒動の後、中沢と仲直りし友情が芽生えた。武道大会では、ヤマトに勝ちたい気持ちをクロミに利用されている。
- ヤマト (声:國立幸)
- 太田のライバルで小学生チャンピオン。小さな子からゲーム機を取り上げ、止めに入った琴を寸止めパンチで泣かせる。年下の太田が自分に勝つために努力する姿を見ていて、魔法騒動の後、己の小ささを恥じて謝る。
- 新井綾 (あらい あや) (声:知桐京子)
- 琴と飼育小屋を掃除していると、話の流れで自分の誕生パーティの時には何が食べたいかという話題になり、鶏の丸焼きが食べたいと言った。殺気を感じ、鶏達が琴の背後に逃げ隠れる。クロミの悪夢魔法で鳥の天敵、猫に変えられた。
- 石垣先生 (いしがき- ) (声:岩崎征実)
- 琴のクラスの担任。「ノープロ」が口癖の脳天気な体育会系。
夢ヶ丘学園中学の人々
- 白山十三 (しろやま じゅうぞう) (声:下崎紘史)
- 歌のクラスメート。市内の一戸建てに住む。かわいいヌイグルミを集めている。「~だな」が口癖。
- マイメロを溺愛
- 第3話にカメラ小僧の山本の願いによる魔法騒動に巻き込まれたクラスメートの一人であったが、その時からマイメロを溺愛し、自分の物にすることを考え始めた。マイメロへのつきない妄想をクロミに利用され、数え切れないほどの黒音符をクロミに与える。
(「くるくるシャッフル」第3話にて「88個」であることが判明)
- また、悪夢魔法でかわいくなったクロミに対しても、渡すわけには行かないと魔法の影響(?)もありクロミを私物化してしまう。クロミとマイメロは協力し、白山を正気(?)に戻すが、マイメロに嫌われる。
- 黒音符が100個に近いことで意気込むクロミに再び利用されるが、泣き続ける姿を見て「マイメロは歌といる方が幸せ」と悟り、マイメロを自分の物にすることを諦めた。マイメロの笑顔を見て、ピンク音符を出す。
- 特殊能力
- マイメロに会いたい一心で自身に備わった「マイメロちゃんセンサー」を活用し、ちびマイメロの海の中から本物を探し出す役目を真菜から与えられたりするなど、その能力が魔法騒動の解決に一役買っている。
- 何か騒動が起こるたびに変わった能力を発揮するため、美紀からは「人間離れしていく」と言われ、クラスメイトも同じく思っている。クロミ・バクからも危険人物と認識されている。
- 普通のクラスメイトとしての側面
- マイメロ以外に興味をしめさないと思われていたが、飯島の胸の話に食いついてきたり、占部の占いがあてにならないことを話すなど、普通のクラスメイトと変わりない姿も見せている。
- 谷口雅也 (たにぐち まさや) (声:石橋美佳)
- 歌のクラスメイト。勉強が苦手で、生まれてこのかたテストで40点以上とったことがない。クロミの悪夢魔法で頭をコンピュータに変えられた。最近は55点をキープしている。第32話では悪夢魔法でふんどしに変化させられ、永代橋先生の股間に密着したトラウマを持つ。クラスメートの駒鳥つくねのドジなところが好きで片思いしている。
- 山本博明 (やまもと ひろあき) (声:野口聖古)
- 歌のクラスメイト。眼鏡をかけたカメラ小僧。人付き合いが苦手だが、クラスメイトの前で宮前に「はっきりと物が言える所が好き」と告白する意外な度胸も見せる。
- 加納優香 (かのう ゆうか) (声:伊瀬茉莉也)
- 歌のクラスメイト。美しい母親と比較され、自分でも体型にコンプレックスを持っていることをクロミに利用される。魔法で体のパーツを交換しパーフェクトなボディになるが、入れ替え過ぎたせいで誰も自分と分からない中 、森内が気づいてくれた。魔法騒動の後、森内に告白され、歌と美紀に愛のポエムで祝福される。悪夢魔法で占部に蝶にされる。
- 加納めぐみ (声:長浜満里子)
- 森内歩 (もりうち あゆむ) (声:海宝直人)
- 歌のクラスメイト。良く小暮達といっしょにいる。加納が魔法で姿が変わっても一人気づく。魔法騒動の後「そのままの君が好きだ!」と告白した。悪夢魔法で占部に蜘蛛にされる。
- 飯島直美 (いいじま なおみ) (声:国分優香里)
- 歌のクラスメイト。実家は牛乳屋。クラス1のボインだが、「巨乳って肩は凝るし大変なんだ」とさらりと小暮たちの前で言い放つ。小暮が歌のことを好きなのを見抜いている。
- 駒鳥つくね (こまどり つくね) (声:山本麻里安)
- 歌のクラスメイト。バクに同情されるほどの超ドジっ娘。しっかりした人になるために学級委員長を務めている。責任感から仕事を全部一人でこなそうとしていたが、ドジのせいで中々上手くいかなかった。「手伝ってほしい」という願いを聞いたクロミの悪夢魔法により大量のちびメロ達を呼び出したため、学校は大変なことになった。騒動後に、教室に残っていたチェーン付きの5体のチビメロディキーホルダーを見つけ、クラスのお守りにする。今は仕事をクラスメイトが手伝ってくれている。
- 有働太 (うどう ふとし) (声:天田真人)
- 歌のクラスメイト。クラスで影が薄く、背は高いが愚鈍で「独活の大木」という言葉を気にしている。柊恵一みたいになりたい願いをクロミの悪夢魔法で叶えられ、柊化した姿や能力を見せ付け、歌や美紀たちをメロメロさせる。
- 下校中、朝絡まれた不良に再会するが、パワーアップ直後の悪夢魔法であったことも影響し、サンリオアニメとは思えないケンシロウのような筋肉や武道で不良を圧倒する。メロディーマークを付けた落書きガッツマンが止めに入るが、有働の正当防衛性とパワーアップした悪夢魔法に打ち負かされた。クロミと勝利の高笑いをし、黒音符を出す。ゲーセンでゲットしたクロミとバクのキーホルダーが宝物である。クラスメートの飯島直美(の胸?)に片思いしている。
- 宮前貴子 (みやまえ たかこ) (声:宍戸留美)
- 歌のクラスメイト。美貌を自負し、クラスのマドンナは自分が相応しいと思っている。女王様気質で、山本を専属カメラマン扱いにしていた。クロミの悪夢魔法で、クラスの女子を全員男性化させ、みんなを自分の虜にするが、ムッシュフラットくんの活躍により、みんなの魔法が解けてしまう。自信喪失し、悪夢魔法が暴走すると思われたが、山本の告白を受け、外見以外を褒められたことに感動して自身の魔法も解ける。
- 占部恵子 (うらべ けいこ) (声:桑島法子)
- 歌のクラスメイト。タロット占いなどが好きだが、占いの勉強は全然してなかったのであんまり当たらない。無理矢理クロミに悪夢魔法をかけられ、クラスメイトを色々なラッキーアイテム(歌は安来節衣装で踊る、美紀はぽっちゃり体型、真菜はゴスロリメイド風衣装、小暮は携帯電話、等)に変えた。
- 江草洋介 (えぐさ ようすけ) (声:石上裕一)
- 歌のクラスメイト。野球部で背番号7番。兄・良介と兄弟とは思えないほど、顔や体形が似ていない。女子に人気がある兄に嫉妬していた。兄に勝ちたいことをクロミに利用され、悪夢魔法で変身し、野球勝負で兄の投げる球を全て場外に打ち返した。うさみみ仮面に魔法を解かれた後、兄と仲直りする。おしるこが好きなようだ。
- 江草良介 (えぐさ りょうすけ) (声:細谷佳正)
- 洋介の兄。夢ヶ岡学園高校の野球部のエースで4番、ピッチャー、背番号1番。高校では柊恵一の次に格好がいいらしく、女子に人気がある。悪夢魔法で変身した弟の攻撃を受け、顔が腫れ上がると、女子ファンに逃げられた。弟に優しいようで、フェンスの上から登場した弟を気遣い、また魔法騒動の後、弟の気持ちを知り、怒らず慰めた。
- 山田 (やまだ) (声:知桐京子)
- 歌のクラスメイト。森内、小暮らと仲が良く、よく3人で登場する。クラスメートの岡田(声:?)の優しいところが好きで片思いしている。
- 加藤 (かとう) (声:堀田勝)
- 歌のクラスメイト。葉山と付き合っている。チョコレートが苦手だが、悪夢魔法で体をチョコレート化される。
- 葉山 (はやま) (声:中川里江)
- 歌のクラスメイト。加藤と付き合っている。加藤と一緒に悪夢魔法で体をチョコレート化され、ネズミに変えられた白山に齧られそうになる。
- 斑鳩先生 (いかるが-) (声:平野貴裕)
- 歌のクラス担任で数学教師。独身。クラスを「マイメロ組」に改名すると言って、真菜に強く反対される。
- 桃山先生 (ももやま-) (声:中村恵子)
- 隣のクラスの担任で英語教師。テニス部の顧問。男子生徒の憧れの的。悪夢魔法で自慢の胸を取り替えられ大きく落ち込む。
- 永代橋先生 (えいだいばし-) (声:清水宏)
- 見た目が岡本知高に似た、夢ヶ丘学園中学の音楽教師。「ラララ~」など音階を語尾につける独特な口癖を持つ。自分のお尻の大きさはメゾフォルテ。ダジャレを理解し、歌の父・雅彦を「濃い」と評している。
- 幼い時の柊恵一に出会い、バイオリンの才能を見出し開花させている。自分に従っていた柊のことを心配していたが、「自由にしたい」という言葉を受け、頂上コンクールでグランプリが取れたら認めると突き放した。
- 内田真一 (うちだ しんいち) (声:鯨井康介)
- サッカー部ゴールキーパー。怪我が影響し、試合に負けてしまう。鍛えられた筋肉に、真菜は惹きつかれている。
- 高橋遥 (たかはし はるか) (声:水野理紗)
- サッカー部マネージャー。真菜と応援用のチアガール人形を作る。内田に想いを寄せており、クロミに利用される。別の話では内田と一緒に画面の隅などにさりげなく出ている。
- 山本先生 (やまもと-) (声:野口聖古)
- 陸上部の先生
- 大門 (だいもん) (声:岩井伸平)
- 陸上部キャプテン
- 立花 (たちばな) (声:中村太亮)
- 陸上部での小暮のライバル
夢ヶ丘学園高校の人々
- 菊池大輔 (きくち だいすけ) (声:植木誠)
- 奏のクラスメート。一流のアクション俳優になることが夢で、アクションや芝居の稽古に励んでいる。マイメロのおじいちゃんとは、男は常にロマンに立ち向かうという点で意気投合し、ガッツマンキーホルダーをあげている。
- 夢野奏との関係
- マスカラを塗る奏にときめいていて付き合おうとするが、その気持ちをドラマの台詞でしか言えず気味悪がられてしまう。しかし、勇気を出して家まで向かい、バイト先のヒーローショーのチケットを渡し観に来てもらえたことでチャンスが生まれた。悪夢魔法でヒーローショーが騒動に変わり、その最中で身を挺して奏を守り抜く。そして、ドラマの台詞ではなく自分の言葉で気持ちを伝え、彼氏になることができた。
- 奏の父・雅彦から無視される中、交際は続いていたが、海水浴や映画館でクロミの悪夢魔法によりヒーロー「ガッツマン」に変身し暴走してしまう。奏の理想に合うような人間になる様に努力はしていたが、黒魔法に簡単に掛かり、「BEGIN SMART」を読んで勘違いな振る舞いをしたり、オーディションに落選したりしてすぐ”いじけ虫”になる姿にあきられて振られてしまう。
- 今はお友達からやり直しているが、マイメロには「さよならした」と思われており、その言葉が胸に突き刺さっている。
- アツシ (声:風間勇刀)
- 奏のクラスメイト。奏が菊池と喧嘩した当てつけに、一緒に映画を観に行っている。
- 教育実習生 (声:柚木涼香)
- 奏のクラスに来た教育実習生。気が弱すぎて生徒になめられ、まったく授業にならず落ち込むが、クロミの悪夢魔法で憧れの「極道先生のヤンユミ」に変身し、厳しい指導を行う。奏に古文の源氏物語「桐壺」を朗読させるが、予習不足でまともに読めず激怒し、結局、クラス全員をグラウンドに出しランニングさせる。マイメロに助けられた生徒が改心したのを受け、自分ももっと努力することを誓い、ピンク音符を出す。
- 柿崎翔 (かきざき しょう) (声:大山鎬則)
- 柊恵一の幼馴染。柊と同じようなファンクラブがついている。何をやっても柊にかなわないことを気にしており、よき友達と思っていたがその事にも疑問を抱いてしまう。本当のことを聞きだせるようにクロミに悪夢魔法をかけられるが、今までの思いが分厚い「カキザキノート」として実体化し暴走してしまう。No1の座を奪うため柊にヴァイオリン演奏で勝負するが、完璧な演奏を前に焦り完敗する。自分が柊に嫉妬していたことに気付き、黒音符を出し、他校ならNo1になれると考えて転校を決意する。
- 燕子花麗 (かきつばた れい) (声:藤田記子)
- 柊様親衛隊隊長。柊恵一ファンの中高生を引き連れ応援しているが、柊からは無視されている。仮面のような厚化粧が溶けると、バクが驚くほど顔が変わっていた。
- 燕子花葵 (かきつばた あおい) (声:並木のり子)
- 柊様親衛隊副隊長。姉妹そろって巨乳である。化粧の濃さは姉には及ばない。
- 永代橋先生と出席した柊邸のパーティーで美紀と踊っている。その時から美紀の事が好きになり、ダンスを通じて付き合いませんかと書いたラブレターを渡す。しかし、返事は難解な表現のポエムで理解できず、振られたと解釈し、柊恵一にその悩みを打ち明ける。そこで柊に薦められ、クロミに願いを叶えてもらう。美紀と踊れて喜ぶが、お返事ポエムは「ダンスのお誘いありがとう、でもお付き合いはできません」という悲しい内容だと本人から告げられた。嬉し悲しという二重の状況下でピンクと黒の音符を出すが、相殺し合い消滅してしまった。
- 苦労して奪ったメロディ・ヴァイオリンで悪夢魔法はパワーアップしたが、「もっともーっとおねがい」という簡単な神技であっさり帳消しにされて、クロミは大泣きしながら帰っていった。(実は、黒音符が99個集まった状態で、これが100個目だった。クロミ達は「黒音符をたくさん集める」と意気込んでいたが、リーチであることにまだ気付いていなかった。)
その他の人々
- マイメロに関係ある人々
- ミーちゃん (声:知桐京子)
- ガッツマン (声:小川輝晃)
- サンタクロース (声:宝亀克寿)
- 人間界のサンタクロース。世界のどこかに住んでいる(歌の父・雅彦は、連絡先を知っている)。世界中の子供たちの手紙に目を通し、欲しい物がその子に相応しいものか判断し、トナカイと会話をしながら準備する。歌と奏の書いた手紙の内容で、欲しい物の前振りに狼狽させられた。
- 特別な力をマイメロとクロミに授け、ミニサンタに変身させる。悪夢魔法の闇の中、いつもの柊恵一と同じように上半身裸姿でヴァイオリンを演奏し、琴の夢を叶えた。
- 行きつけの八百屋
- 権蔵(ごんぞう) (声:石井康嗣)
- 八百屋の親父。野菜に名前を付け大切に扱う。妻と屋台を引き行商でお金を貯め店を建てたが、妻に先立たれる。子に野菜を食べさせたい気持ちを利用された。魔法騒動の後、息子に店を継いで欲しいと思ったが、息子の夢を尊重する。今はマイメロの行きつけのお店になっている。
- 桃太郎(ももたろう) (声:林伊織)
- 権蔵の息子。母が亡くなったのは、親父が無理して八百屋を出しからだと言い、そのため野菜嫌いになる。魔法騒動の後、調理師になり父の売る野菜を使ったレストランを開くと言った。
- プロレス観戦
-
- プロレス選手。移動用バスが故障したため、興行先のヨモヤマ市行きの長距離バスに乗る。座席でヌイグルミのふりをしたマイメロを見つけ撫でまわすと、我慢できないマイメロが喋りだし驚く。タルトを貰ったお礼に試合観戦に招待し、試合中にマイメロと同じポーズで「お願い」と言って相手を怯ませる「メロディーマーク」という新技を編み出し、カルロッソに勝利した。
- カルロッソ (声:岩崎征実)
- 夢ヶ丘市のバス会社
- 冴羽一(さえば はじめ) (声:松山鷹志)
- バスの運転手。12年間、無事故・無違反の運転手として上司(声:西村仁)も一目置く。病気で運転が無理そうな同僚(声:下崎紘史)を見過ごせず、「ヨモヤマ市」行き長距離バスの運転代行を申し出る。しかしその日は息子・啓太の誕生日で、急いで家に帰るためにスピード違反をしてしまう。バクの無銭飲食で一緒に署内にいたクロミの悪夢魔法でロボットのおもちゃに変身するが、連絡を受け迎えに来た妻・詩織(声:中村恵子)と啓太を見て元に戻る。営業所へ戻るバスの中、家族揃ってお祝いができてピンク音符を出す。
- 冴羽啓太(さえば けいた) (声:菊池こころ)
- 冴羽の一人息子。自分の誕生日にもパパは仕事で帰りが遅く、いつも仕事を優先し自分を蔑ろにすると悲しむが、パパの仕事姿や事情を知り、自分の我儘だったことに気づく。
- 長距離バスの乗客
- バクに関係ある人々
- おでん屋台の店主 (声:岩崎征実)
- 新聞屋の店主 (声:永野広一)
- バクが朝刊配達アルバイトの面接に来たときは驚いたが、働きぶりを評価している。夕刊配達も依頼したが、バクが任務を優先したため断られた。
- 千佳先生(ちか- ) (声:鮭延未可)
- 高御茄子神(たかみなすびのかみ) (声:?)
- 茄子の神様。頭が茄子で白眉と長い白髭、白い衣をはおった仙人のような姿で、左手に杖を持ち、周りを12個の小さなナスが回っている。茄子の守護者として、夢ヶ丘1丁目から5丁目までを担当。ダークパワーの精からクロミや世界を守りたい一心で、自分の体の色が消えてでも力を授けてほしいと願うと、雲の間から茄子色の光がたれこみ、バクの前に降臨した。バクの心意気に感心し、バクの頭を杖で叩き「茄子パワー」を授ける。(元ネタは『古事記』の「高御産巣日神」。)
- 夢野家に関係ある人々
- 担当の斉藤(さいとう) (声:浜田賢二)
- 夢野家の元隣人
-
- ラブラブ新婚さん(バカップル)
- マコりん (声:木内秀信)
- 夢野家の元お隣さん。隣に引っ越してきた新婚ホヤホヤの旦那様。ミコたんがそばにいるだけで他には何もいらない。魔法で変わり果てた家を見て、市内の別の所に引っ越す。お揃いのイエス・ノー枕のTシャツ版を着て、夢野家へ引っ越しのご挨拶に向かい、Tシャツの”Yes”の意思表示やミコたんの「愛の確認」という言葉が、その場にいた琴の教育上相応しくない表現で、雅彦や奏を困らせた。
- ミコたん (声:鮭延未可)
- 夢野家の元お隣さん。マコりんの奥様。二人でいる時はべったりいちゃつき、ラブラブぶりを見せ付けている。動作や喋り方は、小倉優子に似ている。料理や買物が下手。クロミの悪夢魔法で家電やキャッシュレジスターと合体して凶暴化する。
- 柊恵一に関係ある人々
- 柊恵一のママ (声:?)
- どこにいるのか不明。息子を「ケイく~ん」と呼ぶ。フリッツにダークパワーの曲を弾かれ、コンクールにも優勝できずに落ち込んでいる息子を電話で慰めるが、ついでに「前髪は伸ばしすぎちゃダメよ」と小言を言ってしまい、水槽に受話器を放り込まれ電話を切られる。
- セバスチャン (声:西村仁)
- 柊恵一の執事。スーツやサングラスを黒色で揃えている。柊恵一を「坊ちゃま」と呼んで世話をしている。優しいがマナーにうるさい。ゆず風呂が好き。
- 邸内監視も行い、警備隊いろは組を指揮する。お庭に自分が躾けた番犬ドーベルマン (名前はエル、トン、ジョン)、地下水路にはワニ(みっちゃん)を飼っている。
- 柊家に仕える以前は、パトリシアお嬢様 (享年15歳)のお世話をしていた。恋心があった話を聞いたクロミが、悪夢魔法で黄泉の国から召喚して、50年ぶりに再会することができた。
- パトリシア (声:那須めぐみ)
- 50年前にセバスチャンが仕えていたツンデレお嬢様。病気の為、15歳で他界した。クロミの悪夢魔法で現世に召喚され再会する。マイメロの魔法で黄泉に戻される前にセバスチャンのお願いで、見たカップルは永遠に一緒にいられるという伝説の流星雨を二人で眺め、「あの世で一緒になりましょう」と言い残し戻っていった。
- 三条美菜(さんじょう みな) (声:園崎未恵)
- 柊恵一のヴァイオリンの個人レッスンを受け、そのうちに片思いになる。留学前に一目会いたい想いをクロミに利用される。柊を無理やり自分のモノにしようとしたが諦め、留学先で素敵な人を見つけ幸せになる決心をした。 最後に柊に合えたことに感謝し、黒音符を出す。乗っていた赤のオープンカーのナンバープレートは「MINA3」。
- フリッツ・ハインデル(声:下崎紘史)
- ウィーンのヴァイオリン頂上コンクールで、ダークパワーの精に憑依されダークパワーの曲を演奏し、柊恵一を押しのけ優勝する。これが原因で柊は一時、気力を失う。が、これはダークパワーの精が、柊のダークパワーの曲に対する欲望をかきたてるために仕組んだ事で、フリッツはたまたまそれに利用されたに過ぎず、本来の彼はヴァイオリニストである事を除けばただの気弱な青年のようである。
- 柊潤に関係ある人々
- セバスタン (声:西村仁)
- 柊潤の執事。スーツやサングラスを紫色で揃えている。柊潤を「潤様」と呼んで世話をし、ロンドン留学にも付き添っていた。セバスチャンの双子の弟で、外見はそっくりだが禿頭に髪の毛が一本有り、兄より優れていると自負する。
- 美紀に関係ある人々
- ポエム審査委員会
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- 夢ヶ丘新聞のポエム委員会。委員長(部長)の平等院は、サングラスにアフロヘアーという70年代風のオールドファッション(その姿からマイメロは、ママの言葉を使ってまで美紀に「友達を選べ」と言わせるぐらい変な人だと思っている。)、他の3人もマスクなどをした怪しい集団。交通安全強化月間のポエム新人賞審査会に飛び入りしたひつじさんのポエムを理解できたのは、ポエムへの情熱が凄まじい委員長と美紀だけだった。
- 美紀を気遣う
- 平等院は、港でピアノちゃんから、美紀がポエムでスランプに陥ったことを知る。美紀の心がときめけばポエム魂が蘇ると、奏たちに恋話をさせるが、ロマンの欠片もなく効果がない。何とか美紀のポエムを蘇らせたい、という夢の匂いを嗅ぎつけたクロミに、悪夢魔法でラブリーポエマーに変身させられる。マイメロの力を得たピアノちゃんと美紀のWポエム攻撃で元の姿に戻り、美紀がスランプを脱出したことを知ると、クロミに感謝し、皮肉にもそれによって100個目の黒音符を出してしまった。
- 夢ヶ丘新聞のポエム委員会。委員長(部長)の平等院は、サングラスにアフロヘアーという70年代風のオールドファッション(その姿からマイメロは、ママの言葉を使ってまで美紀に「友達を選べ」と言わせるぐらい変な人だと思っている。)、他の3人もマスクなどをした怪しい集団。交通安全強化月間のポエム新人賞審査会に飛び入りしたひつじさんのポエムを理解できたのは、ポエムへの情熱が凄まじい委員長と美紀だけだった。
- 真菜に関係ある人々
- 塩田会長(しおた- ) (声:岩崎征実)
- 真菜や琴のクラスメート太田が通う「SIODA GYM」会長。外見はアニマル浜口に似て、口癖の「気合や! 気合や!」で門下生に気合を注入する。昔、アマゾンで巨大ワニと格闘した経験を持つ。ノベルティグッズで会長モデル目覚まし時計(第51話で製品名が「塩田時計」と判明)も製作し、歌や美紀、マイメロやバクなどが持っている。父親は100歳。
- 真菜の親戚
- 教子(きょうこ) (声:安達まり)
- 真奈のおばさん。可愛いもの大好き。男の子のような格好をしている真菜に、女の子らしく可愛い服を着る子になって欲しいと考えていた。ハルミが選んだゴスロリ服をプレゼントする。
- ハルミ (声:長谷川静香)
- 教子の娘で、同じく可愛いもの大好き。昔、真菜をヌイグルミトラウマにさせた張本人。マイメロを奪うが、サンドバッグをどつき「返せ」と迫る真菜の姿に圧倒され返した。
- 映画「密林の美女と野獣」
- セイラ (声:鈴木真仁)
- 映画「密林の美女と野獣」の主役。密林の平和を守る女ターザンであり、真菜の子供の頃の憧れ。映画のラストシーンでジョニーとキスする。
- ジョニー (声:かかずゆみ)
- 映画「密林の美女と野獣」の登場人物。悪夢魔法で蛙のコジローは、人間のジョニーの姿に変身した。大切に扱ってくれる真菜に、自分も好きだと告げキスして元の姿に戻る。
- ひったくり犯
- 元アイドルデュオ「YANAGI&MATTUN」
- 柳谷シゲキ(やなぎや しげき) (声:堀内賢雄)
- 元アイドルデュオ「YANAGI&MATTUN」の松本のパートナー。今は中古レコード屋店長。松本から音楽活動の休止を提案されるが、派手な衣装を着るのが嫌だからだと思い込み、松本への復讐心をクロミに利用される。魔法騒動後、松本に説得され再結成し、歌が壊したレコードプレーヤーを修理した。
- 松本ヨーイチ(まつもと よーいち) (声:小杉十郎太)
- 昔、柳谷のパートナーで今は俳優。 柳谷の喉を心配し、真意を隠したまま音楽活動の休止を提案した。最近になってリメイク案が出たので、柳谷に謝罪を含めて話を持ちかけた。魔法騒動の後、柳谷と和解し再結成する。代表曲は『愛・終列車』。
- 映画「ハルノスケの動くアホ御殿」
- 黒川監督(くろかわ) (声:木内秀信)
- 映画「ハルノスケの動くアホ御殿」、「ハルノスケの動くアホ御殿 -寿司の逆襲(RETURN of SUSI)-」の総監督。日本映画界の巨匠。オーディションに参加した菊池に「君には華が無い」と言い帰している。
- 新作の製作活動
- 突如、夢野家の隣に、アホ御殿を建て引っ越してきた。新作の構想で悩んでいた所にクロミが現れ、イタリアの「金豚賞」を受賞したい願いから、悪夢魔法により監督自身が撮影機材の化け物に変わってしまう。「座敷童子」役でいやがるクロミが主役で、歌や美紀たちも無理やり出演させた映画「お化け屋敷 ドッキリちびっていやーん」を創り上げるが、雅彦・菊池のビキニ姿の1シーンにより、試写に来た柊恵一の不興をかい、この映画への柊財閥からの出資を断られる。魔法騒動の後すぐに、足を生やしたアホ御殿を梅平や秘書鈴木加寿子(声:鮭延未可)と共に足漕ぎで動かし、別の場所へ引っ越していった。
- 現在は、柊財閥から出資を受け、第三弾「ハルノスケの動くアホ御殿 -日本橋を封鎖せよ-」を製作中。
- ハルノスケ(梅平拳・うめだいら けん) (声:宮澤正)
- 映画ハルノスケシリーズの主役。ベテラン俳優「梅平拳」が演じる動くアホ御殿の主で、顔を真っ白にしたバカ殿の格好をしている。桃太郎侍の様に「ひとーつ、人の心変わりは世の常。ふたーつ、覆水盆に返らず。みっつ、醜い男の嫉妬。退治してくれようハルノスケー!」と唱えながら登場する。
- シリアスドラマへの出演依頼がきっかけで、黒川監督とのコンビ解消を宣言するが、ドラマを降板させられたため仲直りし、再びコンビを組んでアホ御殿の新作に取り組んでいる。
- ハルノスケのことを「ハル様」と好いており、いつも側にいる。新作映画のPRのためバニーガール姿にもなっている。
- 「NASA」の人々
- この物語の人間界では、宇宙科学の先端を行くアメリカ合衆国「NASA」の危険度レベルが、ビミョー、ヤバー、マジヤバー、ゲキヤバーと設定され、さらにもう一段上のレベル「無理」も設定されている。また、マイメロ達が宇宙で暴れて、隕石が落ちてくる危機的状態に瀕すると、状況を把握していたケネディ宇宙センターにいた人々は、テレビ中継中にもかかわらず、あらゆる手を尽くすがお手上げで狸寝入りしてしまう、などかなりいい加減である。
- その他の夢ヶ丘市の人々
- 土方ジョージ(ひじかた じょーじ) (声:広瀬正志)
- 昔、鍛冶屋町という所に住んでいた、世界をバイクで渡り歩くお爺さん。お屋敷町に住んでいたヒトミに、45年前に渡せなかったラブレターを渡そうとしたが、既に結婚し相手と幸せそうな姿を見て、再び外国に旅立っていった。彼のバイク仲間は、新選組の隊員の名が多い。
- ヒトミ (声:水谷ケイコ)
- お屋敷町に住んでいた、土方ジョージが憧れたおばあさん。今はマンションで老紳士(声:松本忍)と幸せに暮らしている。
- 小林(こばやし) (声:小川輝晃)
- 俳優志望。菊地がバイトで出ていたガッツマンショーで主役ガッツマンを演じる。魔法騒動後、スカウトされるがそこは「田中サーカス・猛獣バトル部門」だった。
- 高嶺りゅうぞう(たかみね- ) (声:長島雄一)
- 彫刻家。芸術に没頭するあまりに妻のヨシエ(声:中村恵子)と子供に逃げられた。クロミに利用され魔法騒動後、自分の芸術に足りないものに気づく。後に「美術館での彫刻家・高嶺の出直し展覧会」を開催した。娘の緑(声:中川里江)が、父に結婚式に出て欲しくて会い来ている。
- 雨宮晴香(あまみや はるか) (声:木村亜希子)
- 夢ヶ丘ローカルお天気リポートのお天気お姉さん役。スケベな王様をテレビ漬けにさせている。勉強不足のため毎回予報と逆の天気になり、そのたびに謝っていた。天気を当てたい願いをクロミに叶えられ、うる星やつらのラムのような格好で局内に雷の嵐を起こす。神技でパワーアップしたマイメロの「おねがい」により、元の姿に戻される。
- 高野里佳(たかの りか) (声:かないみか)