「アイアンハイド」の版間の差分

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== その他特記事項 ==
== その他特記事項 ==
『ビーストウォーズII』の'''サントン'''、『スーパーリンク』の'''ロードバスター'''は海外名が「アイアンハイド」である。
『ビーストウォーズII』の'''サントン'''、『スーパーリンク』の'''ロードバスター'''は海外名が「アイアンハイド」である。

== 出典 ==
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2011年3月15日 (火) 14:43時点における版

アイアンハイド(Ironhide)ハスブロタカラ(現タカラトミー)のトランスフォーマーシリーズのキャラクター。

戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー

戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー』の第1話から登場。声優は日本語版が速水奨平田広明(未放送分)で、英語版はピーター・カレン

性格・特徴

サイバトロン総司令官コンボイのボディーガード的な存在であり、チェリーバネットに変形する勇猛果敢な警備員である。

日本語版では若さを強調しているが、海外版の設定ではコンボイの次に年長である。第22話「二人のコンボイ」にてデストロンの放ったクローンコンボイが出現し、代わりに指揮を取ったこともある。

サイバトロンの戦闘員として申し分の無い実力を有しており、拳を引き込んで腕から出す冷凍ガスや、瞬間接着光線を発射することが可能。

デストロンを倒すという戦士としての気構えが非常に強く、第6話「SOS!サイバトロン」での「引きずり降ろして細切れにしてやる!!」という台詞は、彼の激しい気性を物語っており、第3話「地球脱出!」において、ルビークリスタル鉱山から脱出したデストロン軍団をコンボイの制止を振り切って追跡した。

しかし、そういった激しさ故にデストロン軍団の攻撃の罠に陥りやすい部分もあり、第3話では飛行能力(序盤の数話においてサイバトロンも飛行するシーンがある)に勝るデストロンの前に敵わず、敢えなく返り討ちに遭って負傷したり、第10話「セイバートロン星の掟」でも、デストロン側の罠を見抜けないという失態を冒している。

ただ、そういう過激な言動が目立つ一方で、実直で真面目な性格であり、第15話「イモビライザー」では、自身の勘違いやミスでホイルジャック/Whilejackに迷惑をかけたり、地球人の少女であるカーリーに気を取られて、デストロン軍団の接近を許してしまい、その事で自信を無くして「戦士としての職務を解任して欲しい」とコンボイに頼む程思い詰める事もあった。そしてデストロンによって溺死しかかったカーリーを身体を張って助けに行くのも、そんな実直さが出ているといえるだろう。

第21話「インセクトロン・シンドローム」でも地球人の少年であるスパイクを落石から身を挺して庇ったり、第59話「ブルーティカスの復活」では、ハイスクールの少年少女達に、「危険だから近づかないように」という形に、カーリーをはじめ、地球人の若者相手には穏和な態度で接する事も多い。

第41話「アルファートリンをさがせ!」では、セイバートロン星にウーマンサイバトロンの恋人クロミアが居ることが明らかになった。

名前の由来は『鬼警部アイアンサイド[1]

活躍

アニメではサイバトロン側の準レギュラーとして地球が舞台の話ではほぼ毎回登場する。

トランスフォーマー ザ・ムービー』では相変わらずデストロンを叩き潰す意欲を見せていたが、コンボイの命令で仲間達と共に地球に向かうところで、メガトロン率いるデストロン軍団に乗っている宇宙船を乗っ取られる。

その攻撃で仲間達は倒れ、自身も致命傷を負いながらも最後までメガトロンに食らいついたが、融合カノン砲の直撃を受けて戦死。

戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010』の第8話では、小惑星帯にアイアンハイドをはじめ、ユニクロン戦争の戦死者達を弔った墓地があったが、クインテッサ星人の策略によって墓地は破壊されてしまった。

玩具

元の玩具は 『ダイアクロン』・カーロボットのチェリーバネットである。しかしダイアクロン隊員をフロントガラス越しに載せるパワードスーツのような位置づけであったため、顔が無く車体後部が移動砲台になるなど、アニメと大きく異なり、TF版は顔は運転席にシールを貼って再現していた。

当時、日本では発売されず、2001年に『コレクターズエディション』にてイベント限定で復刻。2007年の『トランスフォーマー アンコール』では「05」として初の一般発売が行われた。

なお、アニメに準拠したデザインのアイアンハイドが初めて立体化されたのは日本で発売された塩ビ人形セット「サイバトロン戦士22セット」である。

G2

1993年から始まった『トランスフォーマー G-2)』では、ゴーボッツの一員として軍事戦略家アイアンハイドが登場。色違いの同形キャラで、モーターマウス/Mortormouthがいる。

日本未発売キャラだったが、『カーロボット』では同じく色違いで、スパイチェンジャーのオックスとして発売された。

ユニクロン三部作

マイクロン伝説』では、G1とは全く関連がないデストロン兵士の名前となって登場する(そのため海外名は「デモリッシャー」となっている)。対空戦車パートナーに変形し、ボディカラーは砂色。パートナーのマイクロンはサーチ。メガトロンへの忠誠心が厚い兵士として描かれ、後半でマイクロンの力によってスーパーモードに進化し、ボディカラーも赤と銀色を基調にしたものになった。

続編の『トランスフォーマー スーパーリンク』にも登場しているが、ボディカラーはライトグリーンになった。最後は「人間には……スパークはありません。…死んだら、それで終わりです…。」と言い残して戦死するが、後にアイアンドレッドに復活した。

アイアンドレッドとなっても、ガルバトロンへの忠誠心は変わらなかったが、ゴリラのように胸を叩く仕草をしきりに行い、以前のような知的な面は薄らいだ。

声は日本語版を遊佐浩二、英語版をアルヴィン・サンダーズが担当した。

実写映画版

オートボットの武器担当技術兵。

ボディカラーは黒であるが、性格はG1と同じように頭に血が昇りやすい性格で、戦闘に関しては優れた能力を発揮する戦いのプロフェッショナルである。変形はGMC・トップキック C4500

声は英語版はジェス・ハーネルで、日本語版は北川勝博

続編である『トランスフォーマー/リベンジ』と『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』にも登場。

アニメイテッド

本作では英語版と日本語版でアイアンハイドと呼称されるキャラクターが異なるため、ややこしいことになっている。

アイアンハイド(バルクヘッド)

日本語版の「アイアンハイド」は本来の海外名が「バルクヘッド」だったが、実写映画に連動して日本語版ではアイアンハイドに改名した。

オートボット随一の巨体の持ち主で、外観や性格でのG1のアイアンハイドとの共通点はあまり無いが穏和な性格で、若年者に優しい部分は共通している。巨体故にその気がなくても、周囲の物を破壊してしまう事があった。外観に似合わず手先が器用で、スペースブリッジの技術者を志しており、後半のスペースブリッジ絡みの話では、それを活かした知識で活躍することもあった。

声は三宅健太で、原語版はビル・ファッガーバッケ

アーマーハイド (アイアンハイド)

英語版の「アイアンハイド」がG1のアイアンハイドをモチーフにしたキャラクターであり、日本語版では「アーマーハイド」に変更されている。

アイアンハイドやバンブルビー/Bumblebeeらと同期だったが、エリート意識から他人を蹴落としたり、陰湿な虐めをするようなオートボットとしてはかなり問題のある性格で、ロングアーム/Longarm Prime(ショックウェーブの策略によって、ワスプ/Waspがスパイとして逮捕されるきっかけを作ってしまう。

後にチームロディマスの一員として登場。

玩具のみの展開

変形!ヘンケイ!トランスフォーマー

変形!ヘンケイ!トランスフォーマー』ではC-11警備員アイアンハイドとして登場。G1のアイアンハイドのリメイクだが、G1と異なりSUVタイプの車体に変形。ヘンケイ版は武器とライトがメッキ仕様で、G1に近い色に塗り直されている。

後に仕様変更品としてラチェットが発売された。

その他特記事項

『ビーストウォーズII』のサントン、『スーパーリンク』のロードバスターは海外名が「アイアンハイド」である。

出典