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; 日本での価格(Apple Storeに基づく<ref>[http://store.apple.com/jp/browse/home/shop_ipad/family/ipad iPad - Apple Store (Japan)]</ref>)<ref>『iPad START BOOK』 ソフトバンククリエイティブ株式会社 2010年6月25日</ref> |
; 日本での価格(Apple Storeに基づく<ref>[http://store.apple.com/jp/browse/home/shop_ipad/family/ipad iPad - Apple Store (Japan)]</ref>)<ref>『iPad START BOOK』 ソフトバンククリエイティブ株式会社 2010年6月25日 ISBN 978-4-797-35799-8</ref> |
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2010年12月23日 (木) 14:56時点における版
ファイル:IPad-02.jpg | |
製造元 | Apple Inc. |
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種別 | タブレット型メディアプレーヤー/コンピュータ |
発売日 |
Wi-Fi モデル: 2010年4月3日 3G モデル: 2010年4月30日[1] 2010年5月28日[2] |
OS | iOS 3.2(初期搭載) |
CPU | 1 GHz Apple A4 system-on-a-chip[3][4] |
ストレージ |
フラッシュメモリ 16, 32, & 64 GB[3] |
ディスプレイ | 768 x 1024 px, 9.7 in (25 cm), 132 ppi, 3:4 アスペクト比, XGA, LEDバックライト IPS LCD display[3] |
入力機器 | マルチタッチタッチスクリーンディスプレイ, ヘッドセットコントロール, 近接センサーとローキー照明センサー, 3軸加速度計, デジタルコンパス |
外部接続 |
Wi-Fi (802.11a/b/g/n), Bluetooth 2.1+EDR, USB 2.0/ドックコネクタ 3G モデルは以下も含む: A-GPS, micro-SIMスロット, 4バンドGSM 850 900 1800 1900 MHz GPRS/EDGE, 3バンドUMTS 850 1900 2100 MHz HSDPA |
オンラインサービス | iTunes Store, App Store, MobileMe, iBookstore |
サイズ |
242.8mm (h) 189.7mm (w) 13.4mm (d) |
重量 |
Wi-Fiモデル: 680g Wi-Fi + 3Gモデル: 730g[5] |
関連商品 | iPod touch, iPhone |
iPad(アイパッド)は、アップルによって開発及び販売されているタブレット型コンピュータである[6]。アメリカ時間の2010年1月27日、サンフランシスコで開かれた製品発表会で発表された[7]。
製品としては同社が発売するポータブルメディアプレーヤーであるiPod touchや携帯電話であるiPhoneを踏襲しており、マルチタッチによる操作方法やユーザインタフェースのデザインなど多くの機能が共通化されている。さらにiPadでは電子書籍の購読ができるなど新たな機能が搭載された。
販売されるモデルはWi-Fi(無線LAN)のみと、Wi-Fiと携帯電話事業者が提供する通信網である第3世代移動通信システム(3G)の機能を搭載した二種類のモデルがある。
また商品の表記について、スペースやハイフンがない「iPad」が公式商品名である。
沿革
- 2010年(平成22年)1月28日 - サンフランシスコで開かれた製品発表会で発表。
- 2010年3月12日 - 米国のApple Store、各Apple Store (直営店)で予約受付が開始される。
- 2010年4月3日 - 米国でWi-Fi版の販売が開始される。米国のみの発売初日で30万台の販売。[8]。ダウンロードされたiPadアプリは100万本、iBookstoreからダウンロードされた電子書籍は25万冊を記録。
- 2010年4月8日 - 米国で累計45万台のセールスを記録(1日3万台)[9]。ダウンロードされたiPadアプリは350万本、iBookstoreからダウンロードされた電子書籍は60万冊を記録。
- 2010年4月30日 - 米国でWi-Fi+3G版の販売が開始される。
- 2010年5月7日 - 日本および、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、スイス、英国で5月28日販売開始[10]と発表。当初は4月下旬の発売を予定していたが、米国での想定外の売れ行きで生産が追いつかなくなったことを理由に延期となった[11]。
- 2010年5月8日 - ソフトバンクモバイルが日本でのiPadの販売をすることを発表[12]。合わせてWi-Fi版およびWi-Fi+3G版の両方とも提供することや料金プラン、端末代を発表。
- 2010年5月28日 - 日本、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、スイス、英国でWi-Fi版およびWi-Fi+3G版の販売を開始。
主な仕様
モデル | Wi-Fi | Wi-Fi + 3G |
---|---|---|
プロセッサ | Apple A4プロセッサー System-on-a-chip(1GHz、ARMアーキテクチャのCPU、PowerVR系のGPUを内蔵) | |
保存容量 | 16GB、32GB、64GB(フラッシュメモリ) | |
通信方式(Wi-Fi) | Wi-Fi (802.11 a/b/g/n)、Bluetooth 2.1 + EDR | |
通信方式(3G) | (未対応) | UMTS (W-CDMA)/HSDPA (850, 1900, 2100 MHz) GSM/EDGE (850, 900,1800, 1900 MHz) |
バッテリー | 電圧3.75ボルト、24.8ワット時のリチウムポリマー電池 最長10時間のバッテリー駆動 | |
オペレーティングシステム | iOS 3.2(初期搭載版)/4.2.1(現行版) | |
サイズ | 高さ:9.56 インチ (242.8 mm)、幅:7.47 インチ (189.7 mm)、厚さ:0.5 インチ (13.4 mm) | |
1.5 ポンド (680g) | 1.6 ポンド (730g) |
iPhoneとの相違点としては以下の点が挙げられる。
- Wi-Fi + 3Gモデルでも3G回線による音声通話、SMS、MMSが利用できない。
- ただし音声通話に関してはSkypeなどのアプリを使うことで利用可能。
- カメラが未搭載。
- 側面のスイッチがiPhoneでは消音スイッチなのに対し、iPadではスクリーンの回転ロックスイッチになっている
- 2010年11月にリリースされたiOS4.2.1では、iPhone、iPod touchと統一するため、消音スイッチに仕様変更された[13]。
- オプションのiPad Camera Connection Kitを使用することで、USB及びSDカードを介することでデジタルカメラまたはiPhoneから直接画像を取り込むことが可能となり、ポータブルストレージビューアーとして利用できる。
ソフトウェア
先行して発売されていたアップルのスマートフォンであるiPhoneと共通のOS、iOS(旧iPhone OS)を採用。画面を使ったマルチタッチスクリーン方式のインターフェイスを備え、iPhoneアプリは基本的にそのまま動くようになっている。画面の真ん中に拡大せず表示するモードと、2倍に拡大して表示するという2つのモードがある。日本語入力はQWERTYソフトウェアキーボードによる入力のみに対応しており、iPhoneで採用されているフリック入力は利用できない。また、画面サイズが大きいことを活かし、ホーム画面での1ページあたりのアプリケーション登録数が20個に、またドックバーに登録可能なアプリケーションも6個に増えている。
iOSはこれまで同様にWebブラウザのプラグインをサポートせず、Adobe Flashに対応しない。
アプリケーション
- iBooks
- iBooksは、電子書籍を読むアプリケーション。iBooks はEPUB形式を採用している。iBooksアプリケーション内のiBookstoreで購入し、ダウンロードして利用するほか、DRM無しの書籍などはiTunesより転送する。書籍は本棚に並べているように表示し、読むときは、全画面表示し電子書籍端末のように表示できる。フォントを選択したりフォントサイズを変更することも可能。バージョン1.1からはPDF形式のファイルも閲覧可能となっている。
- iWork
- iWorkのiPad版が動作可能。2010年4月3日より、Keynote、Pages、Numbersが発売され、一つあたり9.99ドル(日本版1,200円)でApp Storeからダウンロード出来る。Mac版とのiWorkとも互換性があるが、フォントやKeynoteの視覚効果に制限がある。
- 標準アプリ
- iPhone4やiPod touch(第4世代)と異なり、仕様として利用不可となっているFaceTimeやSMS、利用頻度の低いと思われる時計、天気、ボイスメモ、株価などの標準アプリが省かれている(サードパーティーのアプリを利用することとなる)。またビデオ再生機能が独立したアプリとして用意されている。
価格
- アメリカ合衆国での価格(円換算価格は販売開始の2010年4月のレート「US$1=¥93」で計算している)
モデル | 16 GB | 32 GB | 64 GB |
---|---|---|---|
iPad Wi-Fi | US$499 ¥46,407 | US$599 ¥55,707 | US$699 ¥65,007 |
iPad Wi-Fi + 3G | US$629 ¥58,497 | US$729 ¥67,797 | US$829 ¥77,097 |
モデル名 | iPad Wi-Fi | iPad Wi-Fi + 3G(プリペイドプラン) | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
フラッシュメモリの容量 | 16 GB | 32 GB | 64 GB | 16 GB | 32 GB | 64 GB |
一括販売時の価格 | ¥48,800 | ¥58,800 | ¥68,800 | \61,800 | \71,800 | \81,800 |
月額分割支払金(24回) | ¥2,220 | ¥2,640 | ¥3,050 | \2,760 | \3,180 | \3,590 |
分割支払い時の総額 | ¥53,280 | ¥63,360 | ¥73,200 | \66,240 | \76,320 | \86,160 |
3Gモデルでのデータ通信料金
日本仕様のiPadは、ソフトバンクモバイルが使用可能な通信会社となっており、iPad専用のデータ通信プランを用意している。
プランとしては、月額4,410円で利用制限のない「(iPad専用)データ定額プラン」と、1回あたり4,410円/上限1GBまたは1,510円/上限100MBをチャージし、いずれもチャージごとに規定のデータ上限に達する、またはチャージ日から30日経つまで利用可能な「(iPad専用)プリペイドプラン」がある。ただしデータ定額プランについては月月割の対象となるため、新規加入から24ヶ月間は利用料金から1,500円が引かれる。
また、利用の際には「ウェブ基本使用料」が別途発生する(データ定額プランでは月ごと、プリペイドプランではチャージごとに発生)。
いずれのプランも「ソフトバンクWi-Fiスポット(i)」を利用でき、プラン加入から24ヶ月間は無料で利用できるほか、「Eメール(i)」も使えるようになる。また、世界対応ケータイ(国際ローミング)使用時の「海外パケットし放題」の適用対象にもなる。
一方、日本通信は2010年12月1日より、SIMフリー版のiPad向けに専用のマイクロSIMによる通信サービス「b-microSIMプラチナサービス」を提供、6ヶ月間または1年間の先払いでNTTドコモのネットワーク網を利用することが出来るようになる[16]。
SIMロック
2010年1月での製品発表では、3G対応モデルにおいてはSIMロックがかかっていない、SIMロックフリー端末として発売するとしており、日本国外では実際にSIMロックフリーで発売されている。
日本ではiPhoneの独占販売権を持つソフトバンクモバイルの動向を含め、SIMロックフリーの扱いが注目されることとなり、iPadの発表を受けてNTTドコモが、2010年1月29日に行った2010年3月期第3四半期決算説明会で、micro-SIMへの対応がほぼ可能であることなどを説明した[17]ほか、同年4月28日の2010年3月期決算説明会では、iPad向けSIMカードを販売する方針を示した[18]。
だが、1月の発表時のアップルによる説明と異なり、日本で発売される3G対応モデルにはSIMロックが掛けられることにより、ソフトバンクモバイル以外の回線は使用できない[19]。SIMロックがかけられた理由として、孫正義社長は「ソフトバンクには他キャリアに割り当てられている800MHz帯を持っておらず、電波でハンデキャップがある分新しい文明の利器や違う切り口で戦う」と語っている[20]。これを受けてNTTドコモはマイクロSIMの発売を断念すると発表[21]、山田隆持社長も「iPadをドコモ3G回線で使いたい人はいる」として、こうしたユーザーにはモバイルルータの利用を勧めるとした[22]。
一方、発表時の情報では海外でのSIMの取り扱いが明確でなかったが、スティーブ・ジョブズCEOが日本のユーザーからのSIMロック解除希望メールに対し、「日本仕様では海外のSIMについてはロックがかかっていない」と返答[23]、その後アップルの広報担当者がこの件に関する取材に正式に回答し海外のSIMが使えると明言[24]、孫社長もiPad発売日での取材で同様の回答をした[25]。このため、日本仕様の3G対応モデルは「国内ではSIMロックがかかっておりソフトバンクモバイルのみ使用可能、海外ではSIMロックフリー」という変則仕様で発売されている[26]。
その他
- 「iPAD」は、富士通が開発した商品の名称であるが、富士通は、その商標を利用する事をアップルに許可したとされている[27]。
- 海外で販売されているiPadを購入し、無線機能を日本国内で使用した場合、技術基準適合証明を受けている[28]が、2010年5月現在、技適マークを表示していない状態であるため電波法違反となる可能性がある。しかし、CEマークがついてるものに関しては総務省も日本での使用を認めている[29]。2010年11月に配布開始となったiOS4.2.1にアップデートすることで、画面上に技適マークが表示されるようになったため、これらの問題はクリアされる[30]。
- 中国の深圳にある電気街ではiPadそっくりな「iPed」「aPad」なる商品が日本円で1万円程度で販売されている[31][32]。
脚注
- ^ "Apple Launches iPad" (Press release). Apple. 27 January 2010. 2010年1月27日閲覧。
- ^ iPad、5月28日に米国外の9カ国でも発売開始
- ^ a b c “iPad - Technical specifications and accessories for iPad”. Apple (2010年1月27日). 2010年1月27日閲覧。
- ^ Brooke Crothers (2010年1月27日). “Inside the iPad: Apple's new 'A4' chip”. CNET 2010年1月27日閲覧。
- ^ アップル - iPad 仕様
- ^ 米Apple、噂のタブレット「iPad」発表 ~9.7型液晶、iPhone互換、499ドルから(PC Watch 2010年1月28日)
- ^ “Apple、タブレット型コンピュータ「iPad」発表、499ドルから”. 日経BP社 (2010年1月28日). 5月29日閲覧。accessdateの記入に不備があります。
- ^ iPad、発売初日に30万台販売——Appleが発表itmedia、2010年04月06日
- ^ 米アップルiPadの販売45万台に、電子書籍ダウンロードは60万冊 ロイター、2010年 04月09日
- ^ iPad、5月28日に米国外の9カ国でも発売開始
- ^ Apple Media Advisory
- ^ 本体価格は月々2220円から:ソフトバンクモバイル、「iPad」を5月28日に発売――専用プランも発表ITmedia +D モバイル、2010年05月08日
- ^ iPad、iOS 4.2でスクリーン回転ロックが消音スイッチに,CNET Japan,2010年9月16日
- ^ iPad - Apple Store (Japan)
- ^ 『iPad START BOOK』 ソフトバンククリエイティブ株式会社 2010年6月25日 ISBN 978-4-797-35799-8
- ^ 日本通信、SIMフリー版iPadをドコモ網で使えるマイクロSIM新発売
- ^ 主な質疑応答(2010年3月期 第3四半期決算説明会) NTTドコモ 2010年1月29日
- ^ ドコモ、iPad用SIMカード発売へ Itmedia 2010年4月28日
iPad用SIMカード、NTTドコモが発売へ 朝日新聞2010年4月29日 - ^ iPad、ソフトバンクが28日から国内販売へ ロイター通信 2010年5月8日
- ^ iPadのSIMロック理由は「戦いの武器渡せない」 孫社長がネット番組で,フジサンケイビジネスアイ,2010年5月14日
- ^ ドコモ、iPad用SIMカード販売断念,読売新聞,2010年5月11日
- ^ 「iPadをドコモ3G回線で使いたい人はいる」──山田社長,ITmedia,2010年5月18日
- ^ Apple ジョブズ氏、日本ユーザーの「iPad 3G」SIMロック解除希望メールに返信,マイコミジャーナル,2010年5月13日
- ^ アイパッド3G版は、ソフトバンクの通信回線のみに対応=米アップルの広報担当者,The Wall Street Journal,2010年5月17日
- ^ 「日本向けiPad、海外のSIMささる」と孫社長,ITmedia,2010年5月28日
- ^ [iPad]他通信会社のMicro USIMカードは使えますか?(ソフトバンクモバイルFAQページ)
- ^ Trademark Assignment Abstract of Title USPTO。合意内容は公表されていない。
アップルにiPad使用認める 富士通が商標譲渡 47NEWS 2010年3月27日 - ^ 藤末健三議員のツイート
- ^ 毎日新聞 2010年5月6日 原口総務相:米国版iPad購入 国内接続で電波法抵触?
- ^ iOS 4.2で“輸入したiPad”も晴れて合法に,ITmedia,2010年11月24日
- ^ APad – China iPad
- ^ “中国でipadのパクリが登場!その名も「iped(アイペッド)」”. サーチナ (サーチナ). (2010年5月28日) 2010年6月7日閲覧。