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尾花沢市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
おばなざわし ウィキデータを編集
尾花沢市
尾花沢市旗
2009年4月1日制定
尾花沢市章
1958年6月20日制定
日本の旗 日本
地方 東北地方
都道府県 山形県
市町村コード 06212-0
法人番号 8000020062120 ウィキデータを編集
面積 372.53km2
総人口 13,179[編集]
推計人口、2024年10月1日)
人口密度 35.4人/km2
隣接自治体 東根市村山市最上郡最上町舟形町北村山郡大石田町
宮城県仙台市加美郡加美町色麻町
市の木 ケヤキ(ツキを含む)
市の花 ツツジ
尾花沢市役所
市長 結城裕
所在地 999-4292
山形県尾花沢市若葉町一丁目2番3号
北緯38度36分02秒 東経140度24分20秒 / 北緯38.60064度 東経140.40567度 / 38.60064; 140.40567座標: 北緯38度36分02秒 東経140度24分20秒 / 北緯38.60064度 東経140.40567度 / 38.60064; 140.40567
尾花沢市役所
地図
市庁舎位置
外部リンク 公式ウェブサイト

尾花沢市位置図

― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト
真冬の銀山温泉
尾花沢市中心部の空中写真。画像中央やや右に尾花沢の市街地。画像左端に奥羽本線大石田駅大石田町)があり、尾花沢市中心部に鉄道駅はない。2019年11月13日撮影の10枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

尾花沢市(おばなざわし)は、山形県の北東部、村山地方に位置する尾花沢牛尾花沢スイカの産地で知られる。1959年(昭和34年)市制施行。

地理

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尾花沢盆地に位置し、西に最上川、東に奥羽山脈がある。

隣接している自治体・行政区

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山形県
宮城県

気候

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寒暖の差が大きく気温の年較差、日較差が大きい顕著な大陸性気候である。降雪量が多く、周辺の自治体と同様に特別豪雪地帯に指定されている。

尾花沢(1991年 - 2020年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 11.9
(53.4)
17.5
(63.5)
20.0
(68)
29.0
(84.2)
33.4
(92.1)
32.6
(90.7)
36.2
(97.2)
35.9
(96.6)
34.6
(94.3)
28.2
(82.8)
23.7
(74.7)
18.7
(65.7)
36.2
(97.2)
平均最高気温 °C°F 1.7
(35.1)
2.7
(36.9)
6.4
(43.5)
14.0
(57.2)
20.4
(68.7)
23.8
(74.8)
26.9
(80.4)
28.4
(83.1)
24.5
(76.1)
18.2
(64.8)
11.0
(51.8)
4.2
(39.6)
15.2
(59.4)
日平均気温 °C°F −1.0
(30.2)
−0.7
(30.7)
2.1
(35.8)
8.2
(46.8)
14.6
(58.3)
19.0
(66.2)
22.5
(72.5)
23.7
(74.7)
19.6
(67.3)
13.1
(55.6)
6.6
(43.9)
1.3
(34.3)
10.8
(51.4)
平均最低気温 °C°F −4.1
(24.6)
−4.3
(24.3)
−2.1
(28.2)
2.8
(37)
9.3
(48.7)
14.9
(58.8)
19.1
(66.4)
19.9
(67.8)
15.5
(59.9)
8.5
(47.3)
2.6
(36.7)
−1.5
(29.3)
6.7
(44.1)
最低気温記録 °C°F −16.3
(2.7)
−15.5
(4.1)
−12.3
(9.9)
−7.6
(18.3)
−0.9
(30.4)
5.3
(41.5)
5.8
(42.4)
10.2
(50.4)
3.4
(38.1)
−1.0
(30.2)
−7.4
(18.7)
−17.4
(0.7)
−17.4
(0.7)
降水量 mm (inch) 165.3
(6.508)
98.4
(3.874)
80.7
(3.177)
68.4
(2.693)
78.4
(3.087)
105.6
(4.157)
174.0
(6.85)
148.9
(5.862)
128.9
(5.075)
120.5
(4.744)
155.2
(6.11)
197.1
(7.76)
1,538.5
(60.571)
降雪量 cm (inch) 322
(126.8)
231
(90.9)
145
(57.1)
17
(6.7)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
18
(7.1)
216
(85)
948
(373.2)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 23.2 19.3 16.6 11.8 10.4 10.0 12.7 11.8 12.5 13.7 17.6 22.2 182.5
平均月間日照時間 38.0 62.0 108.3 169.4 200.0 179.0 154.6 188.5 141.7 119.5 83.6 40.8 1,485.3
出典1:Japan Meteorological Agency
出典2:気象庁[注 1]

歴史

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市役所旧庁舎
  • 1658年万治元年) - 尾花沢代官陣屋が置かれる。
  • 1889年明治22年)4月1日 - 町村制が施行され、北村山郡尾花沢村福原村宮沢村玉野村常盤村が各成立。
    • 尾花沢村 ← 尾花沢村、牛房野村、二藤袋村、朧気村
    • 福原村 ← 野黒沢村、芦沢村、毒沢村、名木沢村、南沢村、寺内村、荻袋村
    • 宮沢村 ← 押切村、正厳村、丹生村、高橋村、行沢村、中島村、岩谷沢村、市野々村、富山村
    • 玉野村 ← 原田村、上柳渡戸村、下柳渡戸村、銀山新畑村、上ノ畑村、母袋村、鶴巻田村、北郷村
    • 常盤村 ← 延沢村、細野村、畑沢村、鶴子村、六沢村
  • 1897年(明治30年)7月26日 - 尾花沢村が町制を施行して尾花沢町となる。
  • 1954年昭和29年)10月1日 - 尾花沢町、福原村、宮沢村、玉野村、常盤村が合併し、尾花沢町となる。
  • 1955年(昭和30年)4月1日 - 村山市大字五十沢字中五十沢および横内を尾花沢町に編入。
  • 1959年(昭和34年)4月10日 - 尾花沢町が市制施行して尾花沢市となる。
  • 2019年令和元年)5月1日 - 市役所新庁舎が開庁する。
  • 2020年(令和2年)7月29日 - 令和2年7月豪雨により最上川が氾濫し、大石田町にある浄水場が水没したため市内の大部分で断水[注 2]。同日付で他市町村とともに災害救助法が適用[注 3]

行政

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  • 市長:結城裕(2022年8月12日 - 、1期目)

歴代市長

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氏名 就任 退任 備考
1 奥山英悦 1959年(昭和34年)4月10日 1974年(昭和49年)10月14日
2 田中宇七 1974年(昭和49年)10月15日 1975年(昭和50年)7月20日
3 菅原連蔵 1975年(昭和50年)9月8日 1978年(昭和53年)6月30日
4 星川保松 1978年(昭和53年)8月13日 1986年(昭和61年)7月
5 星川剛 1986年(昭和61年)8月12日 1998年(平成10年)8月11日
6 小野紀男 1998年(平成10年)8月12日 2010年(平成22年)8月11日
7 加藤国洋 2010年(平成22年)8月12日 2018年(平成30年)8月11日
8 菅根光雄 2018年(平成30年)8月12日 2022年(令和4年)8月11日
9 結城裕 2022年(令和4年)8月12日 現職

人口

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東北地方の市の中では最小の人口の自治体である。山形県内の高畠町庄内町河北町よりも人口が少ない。

尾花沢市と全国の年齢別人口分布(2005年) 尾花沢市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 尾花沢市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
尾花沢市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 27,173人
1975年(昭和50年) 25,377人
1980年(昭和55年) 25,231人
1985年(昭和60年) 24,801人
1990年(平成2年) 23,909人
1995年(平成7年) 23,127人
2000年(平成12年) 22,010人
2005年(平成17年) 20,695人
2010年(平成22年) 18,955人
2015年(平成27年) 16,953人
2020年(令和2年) 14,971人
総務省統計局 国勢調査より


経済

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郵便局

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  • 尾花沢郵便局(集配局)
  • 玉野郵便局(集配局)
  • 福原郵便局(集配局)
  • 延沢郵便局
  • 宮沢郵便局
  • 寺内簡易郵便局
  • 名木沢簡易郵便局
  • 中島簡易郵便局

金融機関

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姉妹都市

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教育

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山形県立北村山高等学校
高等学校
中学校
小学校
  • 尾花沢市立福原小学校(2014年4月-尾花沢市立福原中部小学校、尾花沢市立荻袋小学校、尾花沢市立寺内小学校、尾花沢市立名木沢小学校を統合)
  • 尾花沢市立宮沢小学校
  • 尾花沢市立尾花沢小学校
  • 尾花沢市立玉野小学校(2016年4月-尾花沢市立上柳小学校を統合)
  • 尾花沢市立常盤小学校(2020年4月-尾花沢市立鶴子小学校を統合)

交通

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山交バス尾花沢待合所

鉄道路線

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この他に北大石田駅が大石田町との境界付近に位置しているが、どちらも市の中心部から離れている。JTB時刻表によると、尾花沢バス停(山交バス尾花沢待合所)が中心駅の扱いとなっている。なお、1970年昭和45年)までは大石田駅から山形交通尾花沢線尾花沢駅までを結んでいた。

都市間バス路線

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都市間バスは山交バス運行による2路線がある。昼行便の特急48ライナーは仙台とを結ぶ利用のほか、鉄道のある新庄・村山への連絡としても利用できる。TOKYOサンライズ号は夜行便である。

一般路線バス

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  • 山交バス
  • 尾花沢市営バス
    • 銀山線は2008年(平成20年)よりクラシックバス「銀山はながさ号」が民間代行業者(はながさバス)により運行されている。
    • 両業者とも大石田駅に乗り入れる。同駅から尾花沢市中心部までは10分程度。

道路

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高速道路
  • E13 東北中央自動車道
一般国道
主要地方道
一般県道
  • 山形県道120号東根尾花沢線
  • 山形県道121号尾花沢大石田線
  • 山形県道123号荻袋大浦線
  • 山形県道124号荻袋正厳線
  • 山形県道187号芦沢停車場実栗屋線
  • 山形県道188号銀山温泉線
  • 山形県道301号鶴子尾花沢線
  • 山形県道302号上五十沢構内線
  • 山形県道305号大石田名木沢線
  • 山形県道318号新庄長沢尾花沢線

観光ほか

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出身有名人

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脚注

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  1. ^ 尾花沢 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2024年4月8日閲覧。
  2. ^ 5429世帯断水、復旧めどたたず 尾花沢と大石田”. 山形新聞 (2020年7月30日). 2020年7月20日閲覧。
  3. ^ 令和2年7月3日からの大雨による災害にかかる災害救助法の適用について【第11報】”. 内閣府 (2020年7月29日). 2020年7月20日閲覧。
  4. ^ 山形新幹線の経由路線だが、停車駅はない。

関連項目

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外部リンク

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