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大江博

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2022年5月

大江 博(おおえ ひろし、1955年昭和30年〉7月16日 - )は、日本外交官。2017年から経済協力開発機構代表部大使。2019年から駐伊大使。2022年10月、依願免職。

経歴・人物

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大阪府出身。大阪教育大学附属高校池田校舎卒業。一年間の浪人期間を経て、東京大学文科2類に合格。東京大学経済学部在学中に外務公務員採用上級試験に合格する。

ピアニスト

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外交官、研究者、教育者のかたわら、ピアノ演奏家としての一面も持つ[10]。高校2年生の時、ピアニストである井口愛子を訪問して、プロ演奏家の道が険しいことを知り断念した。

外交官時代にも場を和ませるため夕食会などで演奏していた[10]

2005年、東大教授に就任したことをきっかけにピアノを再開。矢田暁子梅根恵小森谷泉鷺谷宰横山幸雄らに師事し、2010年1月に開催された第11回ショパン国際ピアノコンクール・イン・アジアではアマチュア部門ソロ部門で奨励賞、コンチェルト部門で銅賞をそれぞれ受賞し[11] 、翌年開催の第12回大会では、アマチュアコンチェルト部門で金賞を受賞した[12]。東大での国際関係の講演後にコンサートをたびたび開いた他、東日本大震災でもチャリティーコンサートを開催した。

同期

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( )は現在の役職

著書

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単著

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  • 『NHKブックス1089 外交と国益』(日本放送協会出版会, 2007年)

脚注

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  1. ^ (日本語) GraSPP 授業科目 国際法実務演習 2010年度”. 東京大学公共政策大学院. 2011年5月2日閲覧。
  2. ^ (日本語) 〔パキスタン大使〕大江 博氏”. 時事ドットコム. 2011年3月22日閲覧。[リンク切れ]
  3. ^ [1]朝日新聞2016年5月11日
  4. ^ TPP首席交渉官が退任=萩生田官房副長官「後任は調整中」
  5. ^ 国連次席大使に川村氏 OECD大使は大江氏
  6. ^ “大江経済協力開発機構日本政府代表部大使の国際エネルギー機関理事会議長への就任について (外務報道官談話)”. 外務省. (2018年11月29日). https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/danwa/page4_004551.html 2024年8月14日閲覧。 
  7. ^ 駐イタリア大使に大江前OECD大使を起用 政府 2019年12月6日 11時00分NHK
  8. ^ 令和四年十月二十八日付人事異動【令和四年十月二十八日閣議】”. 外務省. 2022年10月29日閲覧。
  9. ^ 特別職国家公務員の再就職状況の公表について(令和4年4月1日~令和5年3月31日)
  10. ^ a b 潤, 黒沢 (2024年8月13日). “銀座・高級すし店「すきやばし次郎」でオバマ氏失言 日本の情報共有奏功し、〝豚の決着〟 国際舞台駆けた外交官 大江博氏(20)”. 産経新聞:産経ニュース. 2024年8月13日閲覧。
  11. ^ (日本語) 11th International Chopin Piano Competition in ASIA 審査結果”. International Chopin Piano Competition in ASIA. 2011年5月4日閲覧。
  12. ^ (日本語) 12th International Chopin Piano Competition in ASIA 審査結果”. International Chopin Piano Competition in ASIA. 2011年8月14日閲覧。

外部リンク

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先代
辻優
防衛省防衛政策局次長
2009年 - 2011年
次代
須永和男