東北沢駅

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東北沢駅
東口(2018年1月6日)
東口(2018年1月6日)
ひがしきたざわ
Higashi-Kitazawa
OH 05 代々木上原 (0.7km)
(0.7km) 下北沢 OH 07
所在地 東京都世田谷区北沢三丁目1番4号
駅番号 OH 06
所属事業者 小田急電鉄
所属路線 小田原線
キロ程 4.2km(新宿起点)
駅構造 地下駅
ホーム 1面4線
乗降人員
-統計年度-
6,729人/日
-2017年-
開業年月日 1927年昭和2年)4月1日
備考 *通過線2線含む
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東北沢駅(ひがしきたざわえき)は、東京都世田谷区北沢三丁目にある、小田急電鉄小田原線である。駅番号OH 06

連続立体交差化(地下化)・複々線化工事が行われ、2013年(平成25年)に線路が地下化された。地上時代にすでに当駅と東隣の代々木上原駅の間は複々線となっていたが、後述する梅ヶ丘駅までの地下複々線化工事に伴い暫定的に複線となっていた。連続立体交差化(地下化)完成後も、梅ヶ丘駅までの複々線化工事中は、将来の緩行線の上に仮のホームを設置し、2018年(平成30年)の工事終了まですべての列車が急行線のみを使用していた。

歴史[編集]

  • 1927年昭和2年)4月1日 - 開業。旅客・貨物の取り扱いを開始。
  • 1966年(昭和41年) - 貨物の取り扱いを廃止。
  • 2005年平成17年)10月1日 - 地下複々線化工事のため、急行線の使用が停止される。
  • 2006年(平成18年)11月25日 - 仮設橋上駅舎使用開始。
  • 2013年(平成25年)3月23日 - 東北沢駅 - 世田谷代田駅間が地下化され、地下ホーム使用開始。
  • 2015年(平成27年)5月16日 - 地上駅舎の使用を開始[1]
  • 2018年(平成30年)
    • 3月3日 - 複々線化完成。急行線(通過線)と緩行線(ホーム)運用開始。
    • 3月17日 - 複々線化に伴うダイヤ改正により、東京メトロ千代田線直通列車(全区間各駅停車)の停車開始。同時に当該列車綾瀬方面行最後尾が、平日朝ラッシュ時、女性専用車両となる。

駅名の由来[編集]

開業時に、駅の所在地が「荏原郡世田ヶ谷町下北沢」のの外れに位置していたことから、下北沢の東側という意味で「東北沢」と名付けられる。

なお、旧版地図によると開業当時の字は「下山谷」といった。ただ、山谷駅があった付近(現・渋谷区内)との関連は特に見られず、紛らわしかった、ということも窺える。

駅構造[編集]


東北沢駅
配線図

代々木上原駅

2 1


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下北沢駅

島式ホーム1面4線を有する地下駅である。複々線は地下2層式だが、当駅付近では緩行線・急行線とも同一レベルである。外側が急行線、内側が緩行線となり、緩行線の上下線間に島式ホームが設けられている。運用上、一部の当駅通過列車(千代田線直通列車等)は、急行線(通過線)ではなく緩行線(ホーム)を通過する。

のりば[編集]

ホーム 路線 方向 行先 備考
1 OH 小田原線 下り 小田原箱根湯本唐木田片瀬江ノ島方面
2 上り 新宿C 千代田線方面 代々木上原駅から C 東京メトロ千代田線、
綾瀬駅から JL 常磐線(各駅停車)へ直通

変遷[編集]

地上駅時代[編集]

開業から2006年(平成18年)11月24日までは、相対式ホーム2面4線(うち2線はホームに面せず)を有する地上駅であった。上りホームに駅舎と北口改札があり、2面のホームは跨線橋で結ばれ、跨線橋上に南口改札があった。駅舎の佇まいと比較的長い時間通過待ちで停車する各駅停車の光景が見られた。また、かつては貨物駅が新宿方(渋谷区内)にあり、代々木上原から当駅までの高架複々線化まではその痕跡があった。高架複々線化後は当駅の小田原寄りで急行線と緩行線が合流し複線になっていた。当駅構内は2線が本線格で急行線、外側2線が側線格で緩行線となり、急行線にホームがない構造だった。通過線は、ホームの設置がない通過専用線として1927年(昭和2年)に開業した時から存在していた。

小田急電鉄では、1989年(平成元年)より代々木上原駅 - 梅ヶ丘駅の間で連続立体交差化(地下化)・複々線化工事に着手した。その過程で用地捻出のために複々線の内側2線を撤去するとともに、内側線跡に上り仮設ホームと仮設橋上駅舎を建設し、2006年11月25日に上り線が移設された。仮説駅舎にはエレベーターが出入口とコンコース間に2基、コンコースとホーム間に2基、計4基設置された。これにより従来の北口改札は橋上に移された。同時に南口改札も臨時改札口として使用を開始した。工事の進捗に伴い暫定複線化された2008年(平成20年)3月には単式ホーム2面2線、2009年(平成21年)4月から地下化までは島式ホーム1面2線と、形態が変化した。

この間に旧上りホームと旧駅舎の撤去を行い、跡地に上りトンネルと駅を建設した。上りトンネルと駅の完成により、上り線路を地下へ切り替え、地上に下りホームと線路を移設、下りホームを撤去し、跡地に下りトンネルと地下ホームを建設した。

2013年(平成25年)3月23日の地下化に伴い、東京都道420号鮫洲大山線に跨る地上踏切が除却された。

地下駅(複線)時代[編集]

緩行線の線路上に仮設されたホーム(2013年4月20日)

2013年(平成25年)3月23日に地下化された[2]。地下化当初は将来の急行線を本線として使用し、緩行線の線路上を塞ぐ形でホームが仮設された。ホームには新たにLCD式の発車標が設置された(2013年4月中旬より稼働)。その後、2015年(平成27年)5月16日からは仮設橋上駅舎に代わり新しい地上駅舎の使用を開始し、改札口は西口・東口の2か所となった[1]

全区間の完成は2017年(平成29年)度とされ、工事中の状況はシモチカ ナビで閲覧可能だった。

2018年(平成30年)3月3日、複々線化工事が完成し緩行線に設置された本設ホームの使用を開始した[3]。同年3月17日より、メトロロマンスカーを除く上り(綾瀬方面行き)の千代田線直通列車が通過列車を含め緩行線ホームを経由するようになった。

利用状況[編集]

2017年(平成29年)度の1日平均乗降人員6,729人であり[4]、小田急線全70駅中67位。複々線区間では最も少ない。

近年の1日平均乗降人員・乗車人員の推移は下表の通り。

年度別1日平均乗降・乗車人員[5]
年度 1日平均
乗降人員[6]
1日平均
乗車人員[7]
出典
1956年(昭和31年) 4,136 [* 1]
1957年(昭和32年) 4,373 [* 2]
1958年(昭和33年) 4,797 [* 3]
1959年(昭和34年) 5,307 [* 4]
1960年(昭和35年) 11,440 5,441 [* 5]
1961年(昭和36年) 12,097 5,725 [* 6]
1962年(昭和37年) 12,602 6,050 [* 7]
1963年(昭和38年) 12,884 6,273 [* 8]
1964年(昭和39年) 13,954 6,847 [* 9]
1965年(昭和40年) 14,583 7,178 [* 10]
1966年(昭和41年) 14,868 7,055 [* 11]
1967年(昭和42年) [8]14,872 7,011 [* 12]
1968年(昭和43年) 14,455 6,652 [* 13]
1969年(昭和44年) 13,986 6,674 [* 14]
1970年(昭和45年) 13,802 6,560 [* 15]
1971年(昭和46年) 12,684 6,358 [* 16]
1972年(昭和47年) 13,914 6,794 [* 17]
1973年(昭和48年) 13,680 6,708 [* 18]
1974年(昭和49年) 13,710 6,778 [* 19]
1975年(昭和50年) 13,875 6,606 [* 20]
1976年(昭和51年) 13,613 6,459 [* 21]
1977年(昭和52年) 14,030 6,427 [* 22]
1978年(昭和53年) 13,178 5,949 [* 23]
1979年(昭和54年) 11,784 5,541 [* 24]
1980年(昭和55年) 11,219 5,567 [* 25]
1981年(昭和56年) 11,913 5,516 [* 26]
1982年(昭和57年) 11,985 5,490 [* 27]
1983年(昭和58年) 12,645 5,528 [* 28]
1984年(昭和59年) 12,874 5,748 [* 29]
1985年(昭和60年) 13,198 5,795 [* 30]
1986年(昭和61年) 14,185 6,237 [* 31]
1987年(昭和62年) 14,007 6,135 [* 32]
1988年(昭和63年) 13,667 5,928 [* 33]
1989年(平成元年) 13,814 6,008 [* 34]
1990年(平成02年) 13,140 5,959 [* 35]
1991年(平成03年) 13,195 5,937 [* 36]
1992年(平成04年) 13,106 5,868 [* 37]
1993年(平成05年) 12,930 5,703 [* 38]
1994年(平成06年) 12,642 5,500 [* 39]
1995年(平成07年) 12,266 5,283 [* 40]
1996年(平成08年) 12,043 5,082 [* 41]
1997年(平成09年) 9,538 4,762 [* 42]
1998年(平成10年) 9,185 4,562 [* 43]
1999年(平成11年) 8,923 4,334 [* 44]
2000年(平成12年) 8,896 4,284 [* 45]
2001年(平成13年) 9,018 4,275 [* 46]
2002年(平成14年) 9,114 4,344 [* 47]
2003年(平成15年) 8,862 4,199 [* 48]
2004年(平成16年) 8,407 4,077 [* 49]
2005年(平成17年) 7,702 3,740 [* 50]
2006年(平成18年) 7,632 3,696 [* 51]
2007年(平成19年) 7,580 3,713 [* 52]
2008年(平成20年) 6,876 3,370 [* 53]
2009年(平成21年) 6,683 3,266 [* 54]
2010年(平成22年) 6,386 3,132 [* 55]
2011年(平成23年) 6,222 3,055 [* 56]
2012年(平成24年) 6,391 3,142 [* 57]
2013年(平成25年) 6,586 3,251 [* 58]
2014年(平成26年) 6,422 3,179 [* 59]
2015年(平成27年) 6,506 3,225 [* 60]
2016年(平成28年) 6,523 3,230 [* 61]
2017年(平成29年) 6,729

駅周辺[編集]

宇田川渋谷川の流域)と北沢川目黒川の流域)の分水嶺に当たる台地の尾根上に位置し、地形的には両隣の駅(代々木上原・下北沢)へ向けて下り勾配となる。かつてこの尾根上には三田用水が通されており、駅の下を流れていた。

駅東側で東京都道420号鮫洲大山線と交差し、ほぼ渋谷区世田谷区の境界に当たる。

北口から鮫洲大山線の沿道にかけて商店街になっている。世田谷区北沢と渋谷区大山町などの境界に跨るこの商店街周辺では、北澤八幡神社代々木八幡宮の「睦会」があり、特に秋祭りの時季は「境目」の様相を見せる。

駅周辺は戸建住宅の多い住宅地である。

笹塚駅方面

バス路線[編集]

駅近くの「東北沢」停留所に東急バスの路線が乗り入れる。

貨物輸送[編集]

開業時から、相模川など小田急沿線の河川から採取される砂利を輸送する貨物列車が運転されていた。その際に当駅の新宿寄りには専用施設が設置され、採取した砂利を東京に向けて輸送していた。この貨物輸送は1966年で廃止となった。

隣の駅[編集]

小田急電鉄
OH 小田原線
快速急行・通勤急行・急行・通勤準急・準急
通過
各駅停車
代々木上原駅 (OH 05) - 東北沢駅 (OH 06) - 下北沢駅 (OH 07)

脚注[編集]

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  1. ^ a b シモチカナビⅡ Vol.9”. 2015年9月6日閲覧。
  2. ^ 2013年3月23日初電から 東北沢、下北沢、世田谷代田3駅を地下化します (PDF) - 小田急電鉄(2013年1月31日)、2013年1月31日閲覧。
  3. ^ 2018年3月3日初電から、代々木上原駅~梅ヶ丘駅間において複々線での運転を開始します (PDF) - 小田急電鉄(2017年12月15日)、2018年3月3日閲覧。
  4. ^ 1日平均乗降人員 - 小田急電鉄
  5. ^ 世田谷区の統計書 - 世田谷区
  6. ^ 各種報告書 - 関東交通広告協議会
  7. ^ 東京都統計年鑑
  8. ^ 当駅の乗降人員最高値年度

出典[編集]

東京都統計年鑑

関連項目[編集]

外部リンク[編集]