足柄駅 (神奈川県)

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足柄駅
OER Ashigara Sta 2009Jan 1.jpg
駅舎(2009年1月)
あしがら
Ashigara
OH 45 螢田 (1.6 km)
(1.7 km) 小田原 OH 47
所在地 神奈川県小田原市扇町三丁目32-27
北緯35度16分18秒 東経139度9分16秒 / 北緯35.27167度 東経139.15444度 / 35.27167; 139.15444 (足柄駅)座標: 北緯35度16分18秒 東経139度9分16秒 / 北緯35.27167度 東経139.15444度 / 35.27167; 139.15444 (足柄駅)
駅番号 OH46
所属事業者 小田急電鉄
所属路線 小田原線
キロ程 80.8 km(新宿起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗降人員
-統計年度-
3,408人/日
-2020年-
開業年月日 1927年昭和2年)4月1日
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2006年10月時点の駅舎
駅構内(2009年1月)

足柄駅(あしがらえき)は、神奈川県小田原市扇町三丁目にある、小田急電鉄小田原線である。駅番号はOH 46

歴史[編集]

  • 1927年昭和2年)4月1日 - 開業。「直通」の停車駅となる。なお、各駅停車は新宿 - 稲田登戸(現・向ヶ丘遊園駅)間のみの運行であり、当駅までの運行はなかった。
  • 1945年(昭和20年)6月 - 従来、新宿 - 稲田登戸間のみの運行の各駅停車が全線で運行されることとなり、各駅停車の停車駅となる。同時に「直通」は廃止される。
  • 1946年(昭和21年)10月1日 - 準急が設定され、停車駅となる。
  • 1960年(昭和35年)3月25日 - 通勤準急が設定され、停車駅となる。
  • 1964年(昭和39年)11月5日 - 通勤準急が廃止される。
  • 1983年(昭和58年)3月22日 - 一部の急行の停車駅となる。
  • 1984年(昭和59年)1月31日 - 貨物扱い廃止。日本専売公社専用線も同時に廃止。
  • 2008年平成20年)
    • 駅舎が建て替えられる。
    • 3月15日 - 新松田以西に準急が乗り入れなくなったため準急の停車駅から外れる。
  • 2018年(平成30年)3月17日 - 小田原から本厚木まで各駅に停車する急行について、新松田で各駅停車から急行に種別変更する形態となるため、急行の停車駅から外れる[1]。また、当駅からの箱根登山線直通列車が廃止される。

駅名の由来[編集]

駅所在地の開業当時の地名が「足柄下郡足柄村」であったことと、「足柄」が「箱根」の枕詞であったことから名付けられた。当初は付近の地名から「多古(たこ)」とする予定だったが、語呂が悪いとのことで採用されなかった。

駅構造[編集]

島式と単式の複合型ホーム2面3線を有する地上駅。のりばは下り線側から1番ホーム、2番ホーム、3番ホームとなっている。1番ホームの螢田方に平屋建ての駅舎があり、トイレ・自動券売機自動改札機がある。ホーム間に跨線橋があり、エレベーターが設置されている。小田急では、構内横断踏切が最後まで残っていた駅でもある。

当駅を含む栢山 - 小田原間の途中4駅はホームの有効長が120m強(20m車6両分)であるため、10両編成の列車は当駅には停車しない。

2015年度には、隣の螢田駅と併せて開成駅栢山駅富水駅も含め行先案内表示器の設置が計画され[2]、同年末までに改札口付近上部への設置が完了した。

のりば[編集]

ホーム 路線 方向 行先
1 OH 小田原線 下り 小田原箱根湯本方面
2・3 上り 相模大野新宿C 千代田線方面

上り[編集]

  • 新松田行き各駅停車は、全便新松田駅で急行・快速急行に乗換ができるようになっている。
  • 当駅から新宿および千代田線へ直通する電車はないため、新宿方面に行く場合は、必ず途中駅での乗り換えが必要となる。
  • 上り線のみ待避設備を持ち、2番ホームが主本線、3番ホームが待避線となっているが、通常のダイヤにおいて当駅で急行や特急の通過待ちをする各駅停車は2本のみである(土休日の当駅8時33分発と、平日の当駅15時31分発の電車)。ただし、箱根登山線内でダイヤが乱れた際には、小田原駅を特急の直後に発車する列車を先発させ、当駅で特急の通過待ちをさせることがある。
  • 日中や土休日を中心に運行されている相模大野および町田行き各駅停車は一部を除き、新松田駅急行に種別の変更をする形態で運転している。その場合、全便相模大野駅および町田駅江ノ島線からの快速急行または急行に乗換ができるようになっている。

下り[編集]

  • 現在、当駅から箱根登山線へ直通する電車は設定されていないため、箱根登山線の箱根湯本方面へは必ず小田原での乗り換えが必要である。

留置線について[編集]

  • 駅構内には留置線があるが、これは小田原線開業時に当駅に車庫が置かれていた名残である。かつては留置線から日本専売公社小田原工場専用線が延びていたが、1984年昭和59年)に廃止されてからは線路跡が残るのみである。この留置線には、当駅から小田原駅間で定期の回送列車が運転されており、10両3本・6両3本(そのうち1本は3番ホーム)・4両2本の夜間外泊も設定されている。

利用状況[編集]

2020年(令和2年)度の1日平均乗降人員3,408人である[3]。小田急電鉄の全70駅中69位であり、南新宿駅に次いで2番目に少ない。これは、ターミナル駅の隣であり、近くに別路線である大雄山線井細田駅があるということが原因である。しかし、一番少ない南新宿駅(乗降人員3,153人)も同様の理由であるため、その差は僅かであり、年度による順位の逆転もみられる。

2020年度の小田急線各駅は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)蔓延の影響でいずれも大幅に乗車人員が減少したものの、当駅は減少率が-12.5%と一番少なかった駅でもある。

近年の乗降人員・乗車人員の推移は下表の通り。

年度別1日平均乗降・乗車人員[4]
年度 1日平均
乗降人員[5]
1日平均
乗車人員[6]
出典
1995年(平成07年) 1,464 [* 1]
1998年(平成10年) 1,311 [* 2]
1999年(平成11年) 1,309 [* 3]
2000年(平成12年) 1,322 [* 3]
2001年(平成13年) 1,363 [* 4]
2002年(平成14年) 1,325 [* 5]
2003年(平成15年) 2,789 1,321 [* 6]
2004年(平成16年) 2,875 1,363 [* 7]
2005年(平成17年) 2,950 1,401 [* 8]
2006年(平成18年) 3,012 1,433 [* 9]
2007年(平成19年) 3,022 1,456 [* 10]
2008年(平成20年) 3,038 1,468 [* 11]
2009年(平成21年) 3,067 1,484 [* 12]
2010年(平成22年) 2,966 1,442 [* 13]
2011年(平成23年) 2,976 1,452 [* 14]
2012年(平成24年) 3,070 1,509 [* 15]
2013年(平成25年) 3,303 1,631 [* 16]
2014年(平成26年) 3,447 1,704 [* 17]
2015年(平成27年) 3,624 1,797 [* 18]
2016年(平成28年) 3,877 1,929 [* 19]
2017年(平成29年) 3,917 1,957 [* 20]
2018年(平成30年) 3,984 1,993 [* 21]
2019年(令和元年) 3,893 1,945 [* 22]
2020年(令和2年) 3,408

駅周辺[編集]

駅の北で小田急小田原線は伊豆箱根鉄道大雄山線と交わり、同線は駅から400メートルほどの距離に五百羅漢駅井細田駅とを置いている。白山神社や、五百羅漢で知られる玉宝寺が近い。

山王川河川改修事業[編集]

当駅の南側を流れる山王川については、近年浸水被害や大雨による氾濫危険水位を超えていることがある。このため神奈川県や小田原市では、この被害軽減を図る目的で、富士見橋と小田急線橋梁区間の約270mにおいて、改修工事を実施する[7]。この事業は、小田急小田原線の山王川橋梁改築も含まれる。完成は令和6年度の予定[8]

小田急電鉄では、2021年3月13日実施のダイヤ改正に合わせる形で、足柄駅隣接の留置線機能を一部撤去・停止し、本改修工事に備える。

隣の駅[編集]

小田急電鉄
OH 小田原線
快速急行・急行
通過
各駅停車
螢田駅 (OH 45) - 足柄駅 (OH 46) - 小田原駅 (OH 47)

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ “2018年3月、新ダイヤでの運行開始” (PDF) (プレスリリース), 小田急電鉄, (2017年11月1日), http://www.odakyu.jp/program/info/data.info/8701_5820170_.pdf 2017年11月5日閲覧。 
  2. ^ [1]
  3. ^ 1日平均乗降人員 - 小田急電鉄
  4. ^ 統計 - 小田原市
  5. ^ 各種報告書 - 関東交通広告協議会
  6. ^ 神奈川県県勢要覧
  7. ^ [2]
  8. ^ [3]

出典[編集]

神奈川県県勢要覧
  1. ^ 線区別駅別乗車人員(1日平均)の推移 (PDF) - 21ページ
  2. ^ 神奈川県県勢要覧(平成12年度)- 223ページ
  3. ^ a b 神奈川県県勢要覧(平成13年度) (PDF) - 225ページ
  4. ^ 神奈川県県勢要覧(平成14年度) (PDF) - 223ページ
  5. ^ 神奈川県県勢要覧(平成15年度) (PDF) - 223ページ
  6. ^ 神奈川県県勢要覧(平成16年度) (PDF) - 223ページ
  7. ^ 神奈川県県勢要覧(平成17年度) (PDF) - 225ページ
  8. ^ 神奈川県県勢要覧(平成18年度) (PDF) - 225ページ
  9. ^ 神奈川県県勢要覧(平成19年度) (PDF) - 227ページ
  10. ^ 神奈川県県勢要覧(平成20年度) (PDF) - 231ページ
  11. ^ 神奈川県県勢要覧(平成21年度) (PDF) - 241ページ
  12. ^ 神奈川県県勢要覧(平成22年度) (PDF) - 239ページ
  13. ^ 神奈川県県勢要覧(平成23年度) (PDF) - 239ページ
  14. ^ 神奈川県県勢要覧(平成24年度) (PDF) - 235ページ
  15. ^ 神奈川県県勢要覧(平成25年度) (PDF) - 237ページ
  16. ^ 神奈川県県勢要覧(平成26年度) (PDF) - 239ページ
  17. ^ 神奈川県県勢要覧(平成27年度) (PDF) - 239ページ
  18. ^ 神奈川県県勢要覧(平成28年度) (PDF) - 247ページ
  19. ^ 神奈川県県勢要覧(平成29年度) (PDF) - 239ページ
  20. ^ 神奈川県県勢要覧(平成30年度) (PDF) - 223ページ
  21. ^ 神奈川県県勢要覧(令和元年度) (PDF) - 223ページ
  22. ^ 神奈川県県勢要覧(令和2年度) (PDF) - 223ページ

関連項目[編集]

外部リンク[編集]